May 22, 2005

「成長の限界3〜人類の選択」(2)少欲知足社会の実現

「成長の限界 人類の選択/デニス・メドウズら 2400円」を読み終えた。


読後の感想は、前回同様だ。
・(人類に対する資源供給+排出吸収)/(地球の扶養力)という指数(エコロジカルフットプリント)による評価には賛成できる
・「行き過ぎて崩壊する」という指摘には十分すぎる説得力がある
・「技術だけでは行きすぎを回避できない」という意見にも、残念ながら説得力がある
・このままの流れでは、世界経済・世界GDP・世界株価が、少なくとも今後50年成長を続けるというのは難しいようだ。
・人類そのものが「限界」を意識し、この問題を最優先事項として解決しようと言う意思が必要であろう。

そして、かねてより小職が懸念していた以下の事項が、氷が融けるように思えたのだ。
・無駄遣いこそが経済成長のドライビングフォースであり、無駄遣い帝国アメリカが世界景気を支えている。
・景気回復のためには、ムダな公共工事もケインズ的政策として必要とされる。
・空気、水、大地などの供給源および汚染吸収源に関するコストは、その真のコストとは関係なく、人間が経済原則から決めている。
・汚染に関する指標は、おもに経済的価値(コスト)のみで語られるのが釈然としない。
・技術は進歩しても、再生不可能資源を新たに生み出したり、有限のエネルギーで汚染をゼロにすることはできないので、永遠に経済成長を支えることはできない。

そして、人類が「エコロジカル・フットプリント」を意識して、より長続きする社会を選択することは、私にとって「少欲知足社会」を実現することに見えるのだ。簡単に言うと、「みんなが欲張ると、結局全部ダメになる。人類全体のバランスを考え、ほどほどで満足するということを共有する」ということだ。

「少欲知足」は堀内監督の座右の銘でもあり、ご存知の方もおられるかもしれない。(小職自身はタイガースファンだ。)

ただ、今の時点では、いわゆる「成長の限界に対する批判」について、否定してしまうこともできない。もっと検証とデータ収集が必要だ。

このワールド3のシュミレーションが検証できるCDを注文しようと思っている。日本には輸入されていないようなので、個人輸入するしかない。42ドルだ。これ以上のことは、実際にシュミレーションを見てから述べたいと思う。

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森鴎外の有名な小説に高瀬舟という作品があります。  江戸時代、「安楽死」の是非を問う小品なのですが、実の弟を殺したという罪に問われ、遠島の刑となった罪人の喜助と、護送の役である同心庄兵衛との情緒に満ちた会話が実に心泣かせるのです。  不遇な過去を生きて
少欲知足 「高瀬舟より」【ぶっぽうそう(仏法僧)】at May 27, 2005 13:18
この記事へのコメント
CDを注文しました。送料は12ドル。2週間くらいで届くのではないかと思います。
Posted by CAN at May 26, 2005 01:31
 CAN様TB有難うございました。経済の事は詳しくはありませんが、少欲知足の生活が社会全体を守っていくというグローバルな視点で実践していくことは大切だと思います。日本という国は資源も少ないですし、食材も輸入に頼っている現況です、ほどほどにという意識を日本人皆が共有しないと、危機的状況になってからでは遅いように思うのです。
Posted by サンガ 仏法僧 at May 27, 2005 13:17
サンガさま
コメントありがとうございます。
少欲知足が社会を守るというのは、ご指摘の通りと思います。日本の場合は、戦後贅沢になったとはいえ、元々は堅実な民族です。資源と食材が少なくなっても、なんとかやっていけるのではないかと希望的に思っております。
環境問題は日本だけではなく、世界全体の話ですので、逃げ場が無いというのもまた事実です。
Posted by CAN at May 28, 2005 01:39
匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。
Posted by ミュウミュウ 公式 at June 28, 2013 19:13