2008年11月22日

アルコール2

アルコール1から続く

アルコールの性質については、★アルコール1で扱いました。

今度は、具体的な物質から見ていきましょう。

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・メタノール CH3OH

<製法>
CO + 2H2 → CH3OH

一酸化炭素(CO)と水素(H2)の混合気体(水性ガス)を
高温高圧で反応させるとメタノールができます。

<酸化反応>
メタノールは第1級アルコールなので、次のように反応します。
蟻酸(ギ酸)とは昆虫の毒の成分のこと。★カルボン酸で詳しく説明します。
メタノール酸化







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・エタノール C2H5OH

<製法>
C2H4 + H2O

エチレンに水を付加させます→★アルケン
エチレン水付加






<酸化反応>
エタノールは第1級アルコールなので、次のように反応します。
エタノール酸化





この二つの酸化反応は有名なので、絶対暗記!

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てぃーぶれーく
お酒には「アルコール○%」とか書いてありますね。
このような場合の"アルコール"とは、
エタノールのことで、お酒の主成分です。
そのため、エタノールを"酒精"と呼ぶこともあります。

上述のように、体内で酢酸(=お酢)へ分解されます。
"お酒に弱い人"というのは、この処理能力が低いということ。
これは治りません。
大人になったらお酒を飲む機会があると思いますが、
苦手な人への無理強いは絶対ダメですよ。

一方のメタノール(メチルアルコール)は、
体に有害な蟻酸(=昆虫の毒)になってしまいます。
"目が散るアルコール"なんて言われることもあり、
飲むと失明してしまう危険があります。

そういえば漫画「北斗の拳」の前半に、
メチルアルコールを飲んで死んでしまう人が出てきました……

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chemical_star at 18:51│TrackBack(0) 化学I | 有機化学

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