2008年11月24日
エステル

注意:エステル基の右端には必ずCが連結します!
もしHだと、カルボキシ基と同じになってしまいます。
<特徴>
・中性
・揮発性
・芳香性(果実臭)
-----
・エステルの合成と加水分解
エステルは、カルボン酸とアルコールを脱水(縮合)して出来たものです。
そして、この反応は可逆反応(行ったり来たりできる反応)なので、
エステルに水を加えれば(加水)、カルボン酸とアルコールに分解できます。

→合成は、濃硫酸(H2SO4)を加えると反応が促進されます。
←分解は、酸orアルカリを加えると反応が促進されます。
(酸:希硫酸・希塩酸など、アルカリ:水酸化ナトリウムなど)
さらに、アルカリを加えた場合、カルボン酸は中和されます。
このことを鹸化(けん化)といいます。
詳しくは後ほど、★油脂と石鹸で説明します。