今週、ビットアイル(3811)、サイバーA(4751)の株価が急騰した。
この背景は、17日の日経夕刊で、SNS(ソーシャルネットワーク)が好調で、
関連企業の業績が伸びているという記事が出たことです。
意外に中心のたグリー(3632)などは買われたわけではないのですが、
以前、メルマガやさくらインターネットのレポートでも取り上げた
ビットアイル、サイバーAが人気を集めました。
記事の内容は、交流サイト(SNS)の市場拡大によって、
グリーやミクシィ(2121)などのサイト運営のIT企業が恩恵を受けており、
その恩恵が関連企業にも及んでいるという内容でした。
例として出ていたのが、サイバーエージェント(4751)やビットアイル(3811)。
サイバーエージェントのあまり知られていない強さの秘密に関しては、
アフィリエイターの立場からの意見をメルマガでお伝えしたことがあります。
また、データセンター事業者にも特需をもたらしており、
ビットアイル(3811)では昨年後半から、
関連の売上が全体の4割になる月もあって、
2011年7月期の連結営業利益は34%増える見込みとありました。
この記事をきっかけにまずビットアイルが急騰し、
その後サイバーエージェントも株価が上昇しています。
ビットアイルやサイバーエージェントもメルマガで取り上げた銘柄ですが、
ビットアイルと同じくデータセンター事業者であるさくらインターネットはどうかと気になり、会社に聞いてみました。
同じデータセンター事業者ではありますが、ビットアイルはコロケーションが主体であり、
さくらインターネットはコロケーションの中でも小規模なハウジングを行っているものの、事業の主体はホスティングです。
つまり、規模が大きいサイト運営会社の好調がストレートに出るのはビットアイルであり、
グリーはビットアイルの顧客であると言われていることからもその影響は大きくなります。
しかし、さくらインターネットの顧客にもSNSのサイト運営会社にコンテンツを提供する企業は多いようであり、
それらの企業はやはり好調であるようでした。
また、ネットビジネス全体としてもモバイル系を中心に依然好調である模様です。
ということで、さくらインターネットの業績も好調そうです。
同社は今週金曜日(21日)から来週の水曜日(26日)に決算発表を予定しています。
なんで、この期に及んでそんなに幅があるのかという感じもしますが、
できる限り早く発表したいということで、集計などを急いでいるためだそうです。
上期が営業利益2.4倍に対して、逆算すると下期は減益予想です。
第3四半期も好調であれば、俄然増額修正の公算は高くなります。
去年は第3四半期発表時に増額修正し、
その後2週間ほどで株価は45,000円から58,000円程度に上昇しています。
もちろん、こればかりは出てみないとわかりませんが、業績が良ければ、
ビットアイルの株価も上昇しているので、評価されやすい環境にはあるでしょう。
メルマガの多くの読者の手元にはさくらインターネットのレポートがあると思います。
その中に、さくらインターネットとビットアイルの違いや、
両者の現状については深く分析しています。
まだ、お手元になく、興味のある方はこちらからどうぞ。
企業分析レポート「さくらインターネットの実力」
また、サイバーエージェントの強さに関しては、
下のメルマガのバックナンバーから2010年12月20日号をご覧ください。
http://archive.mag2.com/0001086601/index.html
「投資は頭だ!」by 大竹慎一
中国バルブ崩壊、元安、2012年世界大不況、日本の土地価格暴落の背景・・・・
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