「車の中で待っていてもよかったのに」
祥子お姉さまはそう済まなさそうに言いながら、迎えの車の後部座席に滑り込んだ。
「いえ。祥子お姉さまを差し置いて、そんな」
瞳子も傘を閉じて祥子お姉さまの隣に座り、ドアを閉める。
「いいわ。出して」
祥子お姉さまの声に応えて、運転手の松井さんが車を発進させる。
あっという間に校門が小さくなっていく。
やがて十字路でスピードを落とし、左折する際にチラッと後ろを振り返ってみたら、
――祐巳さま?――
傘も差さずに飛び出してきたらしい。豆粒ほどの大きさの何かが車線の真ん中で立ち尽くしている姿が、一瞬だけ見えた。
間違いなくそれは、祐巳さまだろう。
けれど。
―ー何を、今さら――
瞳子には、妹のくせに祥子お姉さまに背を向けた祐巳さまを、赦すことができなかった。
いったい、何だと言うのだ。
今は祥子お姉さまもお苦しいときだというのに、独りで勝手にうじうじしちゃって……
瞳子は再び前を向き、祥子お姉さまに隠れて、こぶしをきつく固めた。
――やっぱり、祐巳さまは祥子お姉さまの妹にふさわしくない!
もしも瞳子が妹だったら、祥子お姉さまを決して苦しめたりはしないのに……――
わずかに首を右に向け、目を伏せた祥子お姉さまの表情をうかがい知ることはできない。
「祥子お姉さま?」
瞳子が声をかけた瞬間、祥子お姉さまの方がビクンッと電気が走ったように強張った。
「……、何かしら?」
もちろん、一瞬で立ち直った祥子お姉さまは、何事もなかったように瞳子に微笑みかけてきたけれど、瞳子はそんな祥子お姉さまの眉間に、わずかな皺を見つけてしまう。
平静を装ってはいるけれど、今、祥子お姉さまの頭の中は、祐巳さまのことでいっぱいになっているに違いないのだ。
「……いえ、何でも……」
瞳子は祥子お姉さまにから目をそらせ、窓と向き合ってくちびるを噛んだ。
――どうして祥子お姉さま……祐巳さまなんか……――
それは、瞳子が今までどうしても解けずにいた謎だった。
瞳子は教室のベランダに立ち、黒いスーツを着た女性に肩を抱かれた祐巳さまが、校門を抜けていくのを黙ってみていた。
そこには赤い車で迎えに来たすぐるお兄さまがいて、三人はちょっとの間だけ何事か話したあと、それぞれの座席に乗り込んだ。その瞬間に野次馬たちの間からちょっとした歓声があがり、その声は遠く離れた瞳子の耳にまで届く。
野次馬が喜ぶのも、まあ無理はないだろう。おそらく、黒いスーツの女性は前の紅薔薇さま――つまり、祥子お姉さまの『お姉さま』だった水野蓉子さまだ。また、優お兄さまは昨年の花寺の柏木優で、学園祭の『シンデレラ』で王子の役を演じた人。
そして、現紅薔薇のつぼみの祐巳さま……
「一応、ね」
瞳子はまだ、祐巳さまが祥子お姉さまの妹であること認めたつもりはない。
その資格はないと、信じている。
なぜなら祐巳さまは――
祐巳さまは一度、祥子お姉さまから逃げたのだ。
なのに、何日かして何故か突然復活したかと思ったら、それから瞳子に何かとちょっかいを出してきて……もう、鬱陶しいったらありゃしない。
どうせ、今まであけた穴を埋めるために取り繕っているだけ……なんて、そんな醜い八つ当たりを言うつもりはない。
けれど、祐巳さまにいったい何ができるというのだ?
どうして周りが、よってたかって祐巳さまを持ち上げたがるのか、瞳子は未だにさっぱりわからなかった。
自分が祥子お姉さまのことで祐巳さまに劣るとは、とても思えないのだ。
なのに――!
《蓉子さんが祐巳ちゃんをつれてきてくれるから、大丈夫》
それは20〜30分ほど前のこと、瞳子が事務所前の公衆電話から、祥子お姉さまのいる彩子お祖母さまのお宅に電話をかけたときに聞かされた言葉だった。
実は今朝、そこで彩子お祖母さまの密葬があったのだ。身内だけで送ってほしいとの遺言があったので、彩子お祖母さまと血縁のない瞳子は式に出席せず、こうして普通に学校にも出てきたのだが。
瞳子には、祥子お姉さまのことが心配でならなかった。
ここまで、深く落ち込んでいた清子小母さまを励ましながら、気丈に振舞っていた祥子お姉さまだが、しかし、とうとうその日を迎えて……
祥子お姉さまの気力を保っていたものが、その瞬間にぷっつりと切れてしまったのだ。
きっかけは確か、彩子お祖母さまの古い友人という方がお見舞いにいらしたという、あの日だ。
あの日、彩子お祖母さまがその方とどのようなお話をされたかは、もちろん瞳子は知る由もない。
けれどその後の数日間、それまで見るのも辛いほど苦しんでいたはずの彩子お祖母さまが、それが実は嘘だったみたいに穏やかな表情を取り戻したのだ。持ち直した病状に、院長である瞳子のお祖父さまも驚きの色を隠さなかった
結局はそれが、彩子お祖母さまの最後の炎だったわけだけれど、亡くなられた顔のあまりにも安らかな表情を見ると、最期の瞬間に苦しみがなかったのだと信じることができて、瞳子は言いようのない安堵感を覚えたものだ。
それまで落ち込んでいた清子小母さまも、母親の死で逆に吹っ切れたようだし。
けれど逆に、祥子お姉さまは……
あの方がいらした日、祥子お姉さまは何を感じたのか。
それ以来、祥子お姉さまはそれまで必死に保っていたはずの平静に、亀裂が入ってしまったようなのだ。
その亀裂は、瞬く間にいくつも筋を増やし、静かに、けれど確実に広がっていった。病院からの帰りに、車の中で頭を抱えてふさぎこむことが多くなった祥子お姉さまに、瞳子は声をかけることができなかった。
瞳子の目には、何か深く思い悩んでいるように見えた。
けれど……その原因が何かは、やはりわからなくて。
……その原因が何かは、やはりわからなくて。
そして、彩子お祖母さまが亡くなった日、ついに恐れていた『決壊』が訪れた――
訃報を電話で聞いて、瞳子は彩子お祖母さまの家で祥子お姉さまの帰りを待った。
電話から2時間くらいして、祥子お姉さまと清子小母さまの乗った黒い車が玄関に到着したのだが……
「ああ、瞳子ちゃん」
まず、やつれてはいたけれど、しっかりとした表情の清子小母さまが降りてきて、出迎えの瞳子に小さく微笑みかけてくれた。
「清子小母さま、このたびは本当に……」
瞳子が頭を下げようとすると、清子小母さまは小さく手を振って制した。
「ああ、いいのよ瞳子ちゃん。母はとても安らかに逝ったから、私ももう悔いはないわ」
けれど……とつぶやいて、清子小母さまは心配そうに車内に目を遣る。
瞳子もつられて中をのぞき込み……
思わず、言葉を失った。
一瞬、そこに『おいてある』のは等身大の人形か何かだと思った。
ドアが開いたことにも気づかないのか、後部座席に深く腰を落としたまま、うつむいて、ピクリとも動かない。
だらんと力なく垂れた前髪の間にのぞく瞳はすっかり生気を喪い、もともと白く美しかった肌が、今日に限っては棺の中に眠る死人のように冷たく見えた。
わずかに開いたくちびるから、空気が正常に出入りしているかも怪しいくらいで。
「祥子…お姉さま……?」
瞳子は真っ白になりそうな心を必死に励まし、声をかける。
しかし、反応はない。
「祥子お姉さま、瞳子です」
瞳子は手を伸ばし、祥子お姉さまの肩を軽く揺する。
するとやがて、祥子お姉さまの顔がゆっくりと前を向いた。
それから、まったく焦点の合っていない目で瞳子を見た。
「瞳子ちゃん……?」
――祥子お姉さまじゃ、ない……?――
「祥子お姉さまっ!?」
瞳子はたまらず、祥子お姉さまを抱きしめた。
けれどもう、祥子お姉さまから声は返ってこなかった。
<あとがき>
ごきげんよう、シオンケイです。
……というわけで、あらかじめ予告しましたとおり、こちらは2003年7月に頒布された初の同人誌『Raison』に若干の修正を加えたものです。
文字データは残っていませんでしたので、これのために打ち直しを行っております。それをやって思ったのは、「よく書けているなぁ」ということ。技術的にはわかりませんが、今よりも明らかに勢いが感じられるのです。今年はずっとスランプ状態な私とは、大違いだ。
当時の文章を打ち直すことによって、あの頃の勢いを少しでも感じられればいいなあと思っているのですけれど……どうだろ?
それでは、この続きはまた来週です! 3連休の日は、2回更新できるといいな。
★同人誌既刊の通販について★
今週は……辛かった。
mixiの方にはいろいろと愚痴りましたが、会社の方があまりに修羅場で、徹夜あり休日出勤ありで、もう、何度「死にたい」と漏らしたことか……って感じでした。
役所の連中は、なんでこうわがままなのでしょうか? 印刷に間に合わないっちゅーのに、最後の最後で「30.0%」を「30%」に変えたいって、百遍死んでこい! まったく意味変わらんわボケェ!!!!
もう、二度と役所の仕事は請けたないわ。社長にもそう進言した。
そんな感じなので、実は通販についていろいろと調べようと思っていたことが、現時点でほとんどできていません。本の重さとか。
とりあえず、メールで希望する既刊をお教えいただき、その料金+本の合計重量に応じた郵送料を無記名の定額小為替でお送りいただく形を考えております。発送は宅急便ではなく、普通に郵送となるかと。
修羅場の方もようやく終わりましたので、これから大急ぎで準備をします。
次回『Raison-recrit-』の更新よりは早くお知らせできるように努力しますので、申し訳ありませんが、もう少しだけお待ち下さい!
(今回は、ちゃんとやります)
「いえ。祥子お姉さまを差し置いて、そんな」
瞳子も傘を閉じて祥子お姉さまの隣に座り、ドアを閉める。
「いいわ。出して」
祥子お姉さまの声に応えて、運転手の松井さんが車を発進させる。
あっという間に校門が小さくなっていく。
やがて十字路でスピードを落とし、左折する際にチラッと後ろを振り返ってみたら、
――祐巳さま?――
傘も差さずに飛び出してきたらしい。豆粒ほどの大きさの何かが車線の真ん中で立ち尽くしている姿が、一瞬だけ見えた。
間違いなくそれは、祐巳さまだろう。
けれど。
―ー何を、今さら――
瞳子には、妹のくせに祥子お姉さまに背を向けた祐巳さまを、赦すことができなかった。
いったい、何だと言うのだ。
今は祥子お姉さまもお苦しいときだというのに、独りで勝手にうじうじしちゃって……
瞳子は再び前を向き、祥子お姉さまに隠れて、こぶしをきつく固めた。
――やっぱり、祐巳さまは祥子お姉さまの妹にふさわしくない!
もしも瞳子が妹だったら、祥子お姉さまを決して苦しめたりはしないのに……――
わずかに首を右に向け、目を伏せた祥子お姉さまの表情をうかがい知ることはできない。
「祥子お姉さま?」
瞳子が声をかけた瞬間、祥子お姉さまの方がビクンッと電気が走ったように強張った。
「……、何かしら?」
もちろん、一瞬で立ち直った祥子お姉さまは、何事もなかったように瞳子に微笑みかけてきたけれど、瞳子はそんな祥子お姉さまの眉間に、わずかな皺を見つけてしまう。
平静を装ってはいるけれど、今、祥子お姉さまの頭の中は、祐巳さまのことでいっぱいになっているに違いないのだ。
「……いえ、何でも……」
瞳子は祥子お姉さまにから目をそらせ、窓と向き合ってくちびるを噛んだ。
――どうして祥子お姉さま……祐巳さまなんか……――
それは、瞳子が今までどうしても解けずにいた謎だった。
瞳子は教室のベランダに立ち、黒いスーツを着た女性に肩を抱かれた祐巳さまが、校門を抜けていくのを黙ってみていた。
そこには赤い車で迎えに来たすぐるお兄さまがいて、三人はちょっとの間だけ何事か話したあと、それぞれの座席に乗り込んだ。その瞬間に野次馬たちの間からちょっとした歓声があがり、その声は遠く離れた瞳子の耳にまで届く。
野次馬が喜ぶのも、まあ無理はないだろう。おそらく、黒いスーツの女性は前の紅薔薇さま――つまり、祥子お姉さまの『お姉さま』だった水野蓉子さまだ。また、優お兄さまは昨年の花寺の柏木優で、学園祭の『シンデレラ』で王子の役を演じた人。
そして、現紅薔薇のつぼみの祐巳さま……
「一応、ね」
瞳子はまだ、祐巳さまが祥子お姉さまの妹であること認めたつもりはない。
その資格はないと、信じている。
なぜなら祐巳さまは――
祐巳さまは一度、祥子お姉さまから逃げたのだ。
なのに、何日かして何故か突然復活したかと思ったら、それから瞳子に何かとちょっかいを出してきて……もう、鬱陶しいったらありゃしない。
どうせ、今まであけた穴を埋めるために取り繕っているだけ……なんて、そんな醜い八つ当たりを言うつもりはない。
けれど、祐巳さまにいったい何ができるというのだ?
どうして周りが、よってたかって祐巳さまを持ち上げたがるのか、瞳子は未だにさっぱりわからなかった。
自分が祥子お姉さまのことで祐巳さまに劣るとは、とても思えないのだ。
なのに――!
《蓉子さんが祐巳ちゃんをつれてきてくれるから、大丈夫》
それは20〜30分ほど前のこと、瞳子が事務所前の公衆電話から、祥子お姉さまのいる彩子お祖母さまのお宅に電話をかけたときに聞かされた言葉だった。
実は今朝、そこで彩子お祖母さまの密葬があったのだ。身内だけで送ってほしいとの遺言があったので、彩子お祖母さまと血縁のない瞳子は式に出席せず、こうして普通に学校にも出てきたのだが。
瞳子には、祥子お姉さまのことが心配でならなかった。
ここまで、深く落ち込んでいた清子小母さまを励ましながら、気丈に振舞っていた祥子お姉さまだが、しかし、とうとうその日を迎えて……
祥子お姉さまの気力を保っていたものが、その瞬間にぷっつりと切れてしまったのだ。
きっかけは確か、彩子お祖母さまの古い友人という方がお見舞いにいらしたという、あの日だ。
あの日、彩子お祖母さまがその方とどのようなお話をされたかは、もちろん瞳子は知る由もない。
けれどその後の数日間、それまで見るのも辛いほど苦しんでいたはずの彩子お祖母さまが、それが実は嘘だったみたいに穏やかな表情を取り戻したのだ。持ち直した病状に、院長である瞳子のお祖父さまも驚きの色を隠さなかった
結局はそれが、彩子お祖母さまの最後の炎だったわけだけれど、亡くなられた顔のあまりにも安らかな表情を見ると、最期の瞬間に苦しみがなかったのだと信じることができて、瞳子は言いようのない安堵感を覚えたものだ。
それまで落ち込んでいた清子小母さまも、母親の死で逆に吹っ切れたようだし。
けれど逆に、祥子お姉さまは……
あの方がいらした日、祥子お姉さまは何を感じたのか。
それ以来、祥子お姉さまはそれまで必死に保っていたはずの平静に、亀裂が入ってしまったようなのだ。
その亀裂は、瞬く間にいくつも筋を増やし、静かに、けれど確実に広がっていった。病院からの帰りに、車の中で頭を抱えてふさぎこむことが多くなった祥子お姉さまに、瞳子は声をかけることができなかった。
瞳子の目には、何か深く思い悩んでいるように見えた。
けれど……その原因が何かは、やはりわからなくて。
……その原因が何かは、やはりわからなくて。
そして、彩子お祖母さまが亡くなった日、ついに恐れていた『決壊』が訪れた――
訃報を電話で聞いて、瞳子は彩子お祖母さまの家で祥子お姉さまの帰りを待った。
電話から2時間くらいして、祥子お姉さまと清子小母さまの乗った黒い車が玄関に到着したのだが……
「ああ、瞳子ちゃん」
まず、やつれてはいたけれど、しっかりとした表情の清子小母さまが降りてきて、出迎えの瞳子に小さく微笑みかけてくれた。
「清子小母さま、このたびは本当に……」
瞳子が頭を下げようとすると、清子小母さまは小さく手を振って制した。
「ああ、いいのよ瞳子ちゃん。母はとても安らかに逝ったから、私ももう悔いはないわ」
けれど……とつぶやいて、清子小母さまは心配そうに車内に目を遣る。
瞳子もつられて中をのぞき込み……
思わず、言葉を失った。
一瞬、そこに『おいてある』のは等身大の人形か何かだと思った。
ドアが開いたことにも気づかないのか、後部座席に深く腰を落としたまま、うつむいて、ピクリとも動かない。
だらんと力なく垂れた前髪の間にのぞく瞳はすっかり生気を喪い、もともと白く美しかった肌が、今日に限っては棺の中に眠る死人のように冷たく見えた。
わずかに開いたくちびるから、空気が正常に出入りしているかも怪しいくらいで。
「祥子…お姉さま……?」
瞳子は真っ白になりそうな心を必死に励まし、声をかける。
しかし、反応はない。
「祥子お姉さま、瞳子です」
瞳子は手を伸ばし、祥子お姉さまの肩を軽く揺する。
するとやがて、祥子お姉さまの顔がゆっくりと前を向いた。
それから、まったく焦点の合っていない目で瞳子を見た。
「瞳子ちゃん……?」
――祥子お姉さまじゃ、ない……?――
「祥子お姉さまっ!?」
瞳子はたまらず、祥子お姉さまを抱きしめた。
けれどもう、祥子お姉さまから声は返ってこなかった。
<あとがき>
ごきげんよう、シオンケイです。
……というわけで、あらかじめ予告しましたとおり、こちらは2003年7月に頒布された初の同人誌『Raison』に若干の修正を加えたものです。
文字データは残っていませんでしたので、これのために打ち直しを行っております。それをやって思ったのは、「よく書けているなぁ」ということ。技術的にはわかりませんが、今よりも明らかに勢いが感じられるのです。今年はずっとスランプ状態な私とは、大違いだ。
当時の文章を打ち直すことによって、あの頃の勢いを少しでも感じられればいいなあと思っているのですけれど……どうだろ?
それでは、この続きはまた来週です! 3連休の日は、2回更新できるといいな。
★同人誌既刊の通販について★
今週は……辛かった。
mixiの方にはいろいろと愚痴りましたが、会社の方があまりに修羅場で、徹夜あり休日出勤ありで、もう、何度「死にたい」と漏らしたことか……って感じでした。
役所の連中は、なんでこうわがままなのでしょうか? 印刷に間に合わないっちゅーのに、最後の最後で「30.0%」を「30%」に変えたいって、百遍死んでこい! まったく意味変わらんわボケェ!!!!
もう、二度と役所の仕事は請けたないわ。社長にもそう進言した。
そんな感じなので、実は通販についていろいろと調べようと思っていたことが、現時点でほとんどできていません。本の重さとか。
とりあえず、メールで希望する既刊をお教えいただき、その料金+本の合計重量に応じた郵送料を無記名の定額小為替でお送りいただく形を考えております。発送は宅急便ではなく、普通に郵送となるかと。
修羅場の方もようやく終わりましたので、これから大急ぎで準備をします。
次回『Raison-recrit-』の更新よりは早くお知らせできるように努力しますので、申し訳ありませんが、もう少しだけお待ち下さい!
(今回は、ちゃんとやります)