2004年01月31日

アル・パチーノ×コリン・ファレル競演「リクルート」

アカデミー賞俳優アル・パチーノと、「SWAT(スワット)」や「フォーン・ブース」などの主演で、人気上昇中の若手俳優コリン・ファレルの競演が話題の映画「リクルート」を観た。
映画「リクルート」は、1960年代のキューバ危機を描いたケビン・コスナー主演の「13デイズ」などを監督したロジャー・ドナルドソン監督の作品で、アメリカ中央情報局=Central Intelligence Agency(C.I.A.)の諜報部員養成の舞台裏を描いたサスペンス映画だ。
「リクルート」では、これまで公開されることのなかったCIA内部の様子を、CIAの協力を得て忠実に再現しているそうだ。
自分さえも恋人さえも信じてはいけないという非情さと、何重にも仕掛けられたトリックも見応えがあるが、なんといっても圧倒的な存在感を見せるアル・パチーノの演技が抜群で、アル・パチーノの一人舞台とも言えるクライマックスが圧巻だった。
  

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2004年01月28日

「イン・アメリカ / 三つの小さな願いごと」

アイルランド出身のジム・シェリダン監督が、自身のアメリカへの移民や幼い息子を亡くした過去の体験を綴った映画「イン・アメリカ / 三つの小さな願いごと」を見る。
幼い息子を亡くして心に傷を負ったままニューヨークに移り住んだ夫婦と、明るく無邪気な二人の娘の、貧しいながらもけなげに生きていく姿と、息子・弟の死という悲しみを乗り越えていく様を、幼い娘の視点で描いている。
脚本は、監督と監督の二人の娘が共同で手がけている。
劇中の二人の娘は、本物の子役の姉妹が演じている。
姉妹の姉の方が、劇中でイーグルスの「デスペラード」を歌うシーンが印象的だった。
  
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2004年01月25日

上海を舞台にした日本映画「最後の恋、初めての恋」

全編上海ロケで撮影された当摩寿史監督の映画「最後の恋、初めての恋」を観た。
中国語タイトルは「最后的愛、最初的愛」。
急速な発展を遂げる上海を舞台に、恋人に死なれ生きる希望を失った日本人青年と、不治の病に侵された中国人女性との切なく儚い恋を描いた作品。
主演の渡部篤郎と徐静蕾(シュー・ジンレイ)とのやりとりは全て英語で行われる。
死にたいのに死ねない青年と、生きたいのに生きられない女性との心のふれ合いを通じて、「永遠の意味」を問いかけ、一瞬の積み重ねを永遠の想いへと昇華されていく過程を静かなタッチで描いている。
優しくゆっくりとした時間の流れるような、いい映画だった。
ゆったりと静かな雰囲気の音楽もよかった。
  
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2004年01月20日

マイケル・クライトン原作「タイムライン」

ベストセラー作家マイケル・クライトン原作の映画「タイムライン」を見た。
600年前の遺跡から、発掘に携わっていた父親の助けを求めるメッセージを見つけた主人公らが、発掘を支援していた企業によって作り出されたタイムマシンを使って、14世紀に父親を救出に向かう物語。
主人公の父親で考古学者の役は、トム・クルーズ主演映画「ラスト・サムライ」に、トム・クルーズの相棒役で出演していたビリー・コノリーが演じている。
主人公らが向かった先は、14世紀のイギリスとフランスが激しく争う100年戦争のまっただ中で、彼らは否応なく戦渦に巻き込まれていく。
中世の歴史ロマンと近未来SF的な展開の中に、歴史を変えてはいけないというタイム・パラドックスと、歴史を変えてでも愛を貫きたいという想いなど、様々な人間模様がドラマティックに描かれていて、とても見応えがあった。
もう一人の主役とも言える歴史上の女性と恋に落ちる勇敢な考古学者マクレ役のジェラルド・バトラーは、7年間の弁護士生活という異色の経歴を持つ俳優で、2005年公開予定のミュージカル映画「オペラ座の怪人」の主演も決っている。
タイムマシンを研究開発した企業の利己的で冷酷な社長が、なんとなく、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長に似ていた。
そういえば、2000年公開のアーノルド・シュワルツェネッガー主演映画「シックスデイ」で、秘かに人間のクローンを製造していた悪徳企業の総帥も、なぜか、ビル・ゲイツ会長によく似ていた。
  
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2004年01月18日

リュック・ベッソン「ミシェル・ヴァイヨン」

フランス映画「ミシェル・ヴァイヨン」は、ヨーロッパで1957年に誕生し、現在までに全66巻が刊行され、全世界で2000万部を超えるセールスを記録する大人気コミックを原作に、リュック・ベッソンが送るル・マン24時間レースを舞台にしたサスペンス映画だ。
本物のル・マン24時間耐久レースに、主人公らのマシンを実際に参加させるという前代未聞の撮影がなされ、リュック・ベッソンからのお願いとして、「劇場内の3列目まではヘルメットを被るように、その後ろはシートベルトを着用するように」との言葉どおり迫真の映像となっている。
ストーリーは、レースの名門「ヴァイヨン家」と、父の代からヴァイヨンを敵視し、数々の妨害工作や陰謀を企てるチームの女性オーナーとのレース場内外での熾烈な争いを描いている。
ル・マン24だけでなく、氷上でのラリー・シーンなども迫力満点で、スピード感溢れる展開と、替え玉に次ぐ替え玉など、レース映画としてもサスペンス映画としても見応えがあった。
ヴァイヨン家が莫大な資産家であることや、チーム=家同士の対立といった背景からも、やはり、モーター・スポーツはヨーロッパの貴族社会から生れたものなのだと改めて思った。
  
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2004年01月16日

ジム・キャリー主演「ブルース・オールマイティ」

ジム・キャリー主演の映画「ブルース・オールマイティ」を観る。
「ブルース・オールマイティ」は、「ライアー・ライアー」などと同じく、ジム・キャリー主演、トム・シャドヤック監督というコンビで、全米では、ジム・キャリー主演映画歴代一位の興行成績を記録しているらしい。
何をやっても上手くいかないとぼやき、全ては神のせいだと悪態をつく地方テレビ局レポーター、ブルースの前に、本物の神が現われ、「全能の力」を授けるというストーリー。
ブルースを演じるジム・キャリーの、百面相やパントマイム的な芸は彼の独壇場で、いつ見ても可笑しく、しかも悲哀が漂う演技も絶妙だ。
神様役のベテラン俳優モーガン・フリーマンも、暖かみがありつつ、適度にユーモアがあってとてもよい。
ブルースを支える恋人のグレース役は、ブラッド・ピット夫人で、人気TVシリーズ「フレンズ」にレギュラー出演しているジェニファー・アニストンが演じている。
神のメッセージらしきプラカードをかかげ、要所要所で意味ありげに出てくるホームレスの男も、なかなかいい味を出していた。
全能の力を身につけ喜んでいたブルースも、最後は自らの運命は自らの努力で切り開くのだと悟り、それなりの成功と平穏な生活を掴む。
神に感謝するというエンディングは、やはり、信仰心が強く、神を信じる国民性をベースに書かれたストーリーだと思うが、文句なしに楽しめる良質なコメディーだ。
  
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2004年01月14日

最もハリウッド的な映画「バッドボーイズ2バッド」

大ヒット・アクション映画「バッド・ボーイズ」の続編「バッドボーイズ2バッド」を観に行く。
この映画は、昨年11月に公開直前に先行ロードショーでも見たのだが、「ミスティック・リバー」、「半落ち」と渋い映画が続いたので、気分を換えるため、もう一度痛快アクション映画を見てみた。
ラップ・スターを起用したキャスティング、秘密捜査官が麻薬組織を追うという単純なストーリー、度肝を抜く派手なアクションなど、「バッド・ボーイズ」は、ある意味では最もハリウッド的な映画と言えるだろう。
数々のヒット作を生み出してきたプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと監督のマイケル・ベイという最強コンビが作るのだから面白くないはずがない。
高速道路を暴走する自動車運搬トレーラーから次々と自動車が放出されるシーンは何度見ても圧巻だ。
ウィル・スミスの相棒役のマーティン・ローレンスによるコミカルなシーンもとても可笑しく、二度目でも充分楽しむことができた。
2時間35分と比較的長い作品だが、見せ場が多く、全く飽きさせない。
莫大な予算を投じた激しいアクションシーンの連続といい、抜群の笑いのセンスといい、「バッドボーイズ2」は、一級のエンターテイメント作品と言ってよいだろう。
  
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2004年01月13日

横山秀夫原作「半落ち」

横山秀夫原作、寺尾聡主演の話題作「半落ち」を観た。
「半落ち」とは、警察用語で「容疑者が一部自供するが完全には自供していない状態」のことだそうだ。
新聞記者出身で、警察の内幕モノなどを得意とする新進推理作家、横山秀夫氏のベストセラー小説を映画化した作品。
病身の妻を殺したと出頭した現職の警察官を取り調べる過程で、警察のスキャンダルを恐れる警察上層部と検察の対立を描きながら、妻殺しという事件を通して「命の尊さ」を問いかける物語。
取り調べを担当する捜査官役の柴田恭兵をはじめ、嶋田久作、斎藤洋介、豊原功補、伊原剛志、西田敏行、石橋蓮司、といった個性派俳優が脇を固めているが、全体としてはやや物足りなさを感じた。
  
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2004年01月12日

クリント・イーストウッド監督「ミスティック・リバー」

クリント・イーストウッド監督作品「ミスティック・リバー」を観た。
下町の川沿いの町で暮らしていた幼馴染みの少年三人が、25年後、殺人事件の被害者の父親、捜査担当刑事、容疑者として再会し、皮肉な運命を辿る物語で、その三人を、ショーン・ペン、ケビン・ベーコン、ティム・ロビンスらハリウッド屈指の演技派俳優たちが演じている。
クリント・イーストウッド自身も映画監督であると同時に俳優だが、主演の三人とも監督としての経験も持つ。
中でもティム・ロビンスは、ショーン・ペン主演の映画「デッドマン・ウォーキング」を監督して、アカデミー賞監督賞にノミネートされた他、数々の賞を受賞している。

娘を殺された父親ジミーを演じるショーン・ペンと、その少年時代を演じる子役がそっくりで、冒頭の回想シーンで遊んでいる子供たちを見て、どの子供が少年時代のショーン・ペン(ジミー)かすぐにわかった。
ケビン・ベーコン演じる刑事の同僚として、マトリックス・シリーズのモーフィアス役で強烈な個性を放ったローレンス・フィッシュバーンも出演している。

心に傷を負ったまま大人になった三人の、運命の悪戯とも言える展開を淡々と描いていて、アクションや派手なシーンの一切無い映画だが、名優たちの素晴らしい演技と、静かさの中に緊張感が漂う演出で、2時間半という時間がとても短く感じられる作品だった。

「ミスティック・リバー」では、クリント・イーストウッドは監督だけでなく、音楽も担当していて、静かなピアノ演奏のテーマ曲「Mystic River」も作曲している。
クリント・イーストウッドの息子、カイル・イーストウッドは、初めは父親と同じ俳優の道を目指すが、その後、ジャズ・ミュージシャン=ベース奏者として音楽の道に進んでいるが、クリント・イーストウッド自身も相当なジャズ好きだそうだ。
クリント・イーストウッドが音楽まで手がけているとは、あらためて多才な人だと感心した。
  
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2004年01月01日

シネマ日記を開設

私は、舞台関係の音楽制作に携わっている身だが、実は大の映画好きだ。
去年は、8月の舞台の仕事が一段落したあと、秋頃、集中的に映画を見たが、年末は忙しかったり、見たい映画が無かったりで、ほとんど映画を見なかった。
今年は、1月から見たい映画が目白押しなので、頻繁に映画館に通うことになりそうだ。
去年の個人的ベスト5は、一位が「マッチスティック・メン」で、以下、「インファナル・アフェア」、「ラスト・サムライ」、「座頭市」、「ティアーズ・オブ・ザ・サン」。
今は、まもなく公開の、横山秀夫さん原作、寺尾聡さん主演の「半落ち」に期待している。
  
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