「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(バプリック・エネミー) No.1と呼ばれた男 Part1 ノワール編」と、邦題は非常に長いが、原題は“L'instinct de Mort(闘争本能)”、英語圏でのタイトルは、“Mesrine: Killer Instinct(メスリーヌ:闘争本能)”で、「スパイ・バウンド」にモニカ・ベルッチと共に主演し、「オーシャンズ12」と「オーシャンズ13」では、間抜けな泥棒役を演じている、モニカ・ベルッチの夫のヴァンサン・カッセルが、“社会の敵 No.1”と呼ばれたフランスの犯罪王、ジャック・メスリーヌを演じているが、ルパン三世のようなイメージのニヤけた胡散臭い顔のヴァンサン・カッセルが、反社会的な凶悪犯にもかかわらず、どこか憎めない主人公を圧倒的な存在感で好演している。
「ジャック・メスリーヌ Part1 ノワール編」では、「世界でいちばん不運で幸せな私」や「パリ」にも出演しているジル・ルルーシュが、メスリーヌを裏社会に誘い込む親友を演じているが、主人公とは本当に仲の良さそうな様子で、そもそも善悪の区別や見境がなく、悪事を働いている姿も嫌悪感を感じさせないのが面白い。
また、「ヴァン・ヘルシング」や「アラトリステ」に出演しているエレナ・アナヤが、ジャック・メスリーヌの最初の妻となるスペイン人女性を演じている。
そして、「あるいは裏切りという名の犬」や、モニカ・ベルッチ主演の「ダニエラという女」、「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」、「ディスコ」、「バビロンA.D.」、「いずれ絶望という名の闇」などに出演している重鎮俳優ジェラール・ドパルデューが、メスリーヌが加わるギャングの親玉を演じているが、残忍さやユーモアや力強さや狡猾さを兼ね備えて貫禄たっぷりのジェラール・ドパルデューには、ギャングのボスが非常によく似合う。
劇中で、ギャングのボスをはじめ、皆が、メスリーヌをメリーヌと間違えて呼ぶのが面白かった。
また、「スパニッシュ・アパートメント」と続編の「ロシアン・ドールズ」に出演しているセシル・ドゥ・フランスが、ジャックの情婦となって、二人で凶悪事件を起こしてボニー&クライドのように逃亡を続ける“公私共に”パートナーとなる女性を演じているが、セシル・ドゥ・フランスは、とても個性的で印象的だった。
カナダに渡ったメスリーヌが建築現場で知り合い、刑務所でも再会して共に脱獄するケベック解放戦線のゲリラを演じるロイ・デュプイもとても印象的だった。
「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵 No.1と呼ばれた男 Part1 ノワール編」は、世紀の犯罪者、ジャック・メスリーヌの半生が、スピーディーにテンポよく描かれていて小気味いい。
そして、なんといっても、ヴァンサン・カッセルの迫真の演技による存在感が抜群で、ほとんどヴァンサン・カッセルの一人舞台とも言える演技は見応えがある。
また、主人公のメスリーヌを取り巻く登場人物が、皆、個性的でとても印象的なのも、この作品の大きな魅力となっている。
終盤の刑務所からの脱獄シーンは、非常に緊張感が高くハラハラさせられた。さらに、クライマックスで、脱獄したメスリーヌと相棒のゲリラ戦士が、囚人たちを解放しようと刑務所を襲撃するシーンも迫力があった。
それにしても、顔も隠さず強盗を繰り返して、──そもそも逃げ切るつもりなどないように──破滅へ突き進むメスリーヌの姿が、ある意味では潔く、見ていて面白い。
続いて、「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(バプリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part2 ルージュ編」。
★★★★☆

ゴジラ君、タスキがけして選挙に出るのかと思ったら、“秋の火災予防運動”だった。
というか、ゴジラが火を吹くから火事になるのでは??

帰り道で見かけたキジトラ柄の猫。
キジトラは可愛いなぁ(>^^<)

今年初物の牡蛎の炊き込み御飯と、白菜と椎茸の和風スープ&レンコンの和風炒め。
料理にも使った白ワイン“ロス・ヴァスコス ソーヴィニヨン・ブラン”は、甘くなく酸味も強すぎず、なかなか美味しかった(*^^)u