平成29年2月22日 千葉県議会・健康福祉常任委員会
(ボイスレコーダーによる録音の文字起こし)


【森岳県議】

平成271126日に実施された〇〇〇市にあるグループホームの〇〇〇(法人名)に立入検査をされたことに関して、質問を致したいと思います。
 今回の場合は、障害者施設において虐待等不適切な支援の疑いがあるということで障害者総合支援法第481項を根拠に、施設利用者を施設外に連れ出して取調べを行ったと思われますが、取調べを行うための利用者の人選はどのように行われたのか、また人選方法は適切であったのか、というのをお伺いしたい。

というのも同じ総合支援法第111条に罰則規定が設けられておりまして、この規定によりますと「当該職員の質問に対して答弁せず、若しくは虚偽の答弁をし、若しくはこれらの検査を阻み、若しくは忌避した者は金30万円以下の罰金に処する。」とあります。

今回対象とされた3名の利用者、一人は知的障害程度区分421歳の女性、もう一人は知的障害程度区分519歳の女性、もう一人は知的障害程度区分520歳の男性ですが、ダウン症を患っており言葉を話すことができないような方だという事です。

そもそも、なぜ罰則規定に該当しかねないような人をですね、人選をして立入検査をして取調べを行ったのか、教えていただければと思います。

 

【古屋課長】

平成271126日に社会福祉法人〇〇〇が〇〇〇市内で運営致します指定生活介護事業所〇〇及び指定共同生活援助事業所グループホーム〇〇〇に障害者総合支援法に基づき立入検査を実施したところでございます。

お尋ねの内容については、個別の事案に関することでございますので、回答を差し控えさせていただきますが、一般的に利用者に対する不適切な支援が疑われるような場合につきましては、当該利用者から聞き取りを行う事ができると考えております。

 

【森岳県議】

お答えいただけないということで、権利に関する確認をさせていただきたいと思います。
 実際に立入検査は課長の決済において認められていると思いますが、今回のケースにおいては、そもそも話すことができない障害者であったり、未成年の障害者をですね、保護者の許可なく施設外に連れ出すということがですね、課長の決済の権限内で許されることなのでしょうか。

 

【古屋課長】

これも一般論ではございますが、利用されている方の聴き取りに当たっては、利用されている方が安心して話すことができるように個室を確保したうえで個別に聴き取りを行って、話の内容が他に聞こえないように配慮するというのが厚労省のマニュアルにおいても定められているところでございます。

今回の事案についても、適切に行われたものと認識しておりますし、また手続きについても適切な手続きに基づいて行われたものと認識しております。

 

【森岳県議】

事実認識に食い違いがあるので難しい問題かもしれませんが、そもそも施設外に連れ出された利用者、通常の生活リズムを乱されることが一番つらいことなんだと思いますけども、取調べにおいてお昼ご飯の時間になっても帰ってこないので、施設内にいるスタッフの方がですね、県の職員に休憩をとらせたいので帰らせてほしいという要請があって初めて取調べを中止して施設に戻ってもらったと聞いております。

また、取調べを受けた利用者が、施設のスタッフにですね号泣しながらもう続けたくないというような話が合ったとも聞いております。
 その話を受けた施設スタッフから県職員に対して取調べをやめるようにと申し入れがあって、取調べの継続を断念されたという経緯を伺っているところですが、さきほど障害者には配慮して行うべきという話がありましたけれども、障害を抱えた方々に対して密室で更に録音されたうえでですね取調べが行われたということに対して、どのように心理的負担に対する配慮がなされたのか、自信をもって適正であったと言える状況であったのかをですね、教えていただければと思います。

 

【古屋課長】

これも一般論によりますけれども、聴き取りにつきましては利用者の性別とか障害の支援区分に配慮して行うべきとの認識をしておりまして、本調査におきましてもそのように行われているものと認識しております。

給食の時間につきましては、これも詳細についてはお答えできないところではありますが、一般的に利用者の給食に係るような場合につきましては、給食の時間を確認するなどして事業者に配慮をお願いしているところでございます。

また、厚生労働省の調査マニュアルにおきましても、記録用にICレコーダーなどの録音機器を携行すべきと記載がなされているところでございまして、私共としては適切に実施されているものと認識しております。

 

【森岳県議】

過去に立入検査をした際にですね、勧告内容そのものではなく、立入検査そのものによってトラブルが生じた事案があったら教えていただきたい。

 

【古屋課長】

過去に立入検査の方法論につきまして、トラブルがあったという事例につきまして、県が認識している事例はございません。

 

【森岳県議】

分かりました。仮にこれ、どちらが事実かわからないですけども、事実であったらね、逆に拉致・監禁で虐待ともとられかねない事案じゃないかなと考えております。

というのも、現に取調べを受けた利用者のうち、1名は「反応性抑うつ反応」という診断を受けまして、その日の夜には自らの首を絞めるという自傷行為を行いまして、1年を経過した現在においてもスーツ姿の男性を見ると不安定な精神状態に陥るという状況であります。
 また、もう一人はその日以後、ほかの利用者さんとのトラブルが絶えなくなり、退所してもらわざるを得なくなった。

もちろん、違法性があるかどうか、事実であるかどうかはこの場では判断することはできませんが、今回のこの部分に関しては警察も介入しているという話も聞いておりますので、これ以上何も申し上げることはありません。

・・・〇〇〇(法人名)も、人的配置や食事等の部分についてはしっかりと是正してもらうことが大前提であると考えておりますが、県におかれましても、福祉施策を進めていくためにも事務的・義務的にこなしていくのではなくて、相手が障害者という弱者でもありますので、最大限のやさしさをもって取り組んでもらいたいと思っております。

まして、これから障害者福祉施策をしっかりと取り組んでもらいたいという中でですね、各福祉施設と連携を図っていくということは非常に大切なことだと思いますので、今回のこのようなトラブルが二度と起きないように、強く要望させていただきたいと思います。

 
(森岳県議の質疑終了後、突然、伊藤和男県議が発言する。)
 

【伊藤和男県議】

〇〇〇(地名)にはいろんな施設がありますけどね、私共の〇〇〇〇にもいろいろ問題があるわけですよ。どこのグループもね、みんな知恵遅れとか色んな障害を持った人、それを扱う中でジレンマが起きる。乱暴に扱う、これを徹底的に暴かなければならないと思いますね。

ですから色んな調べに対しては、注意をしながらもここで怖気づいてはいけない、やるべきことはやる。

なおさら〇〇〇(法人名)は県外でもやっていて事業が大きい。色んな政治家や立派な人が後ろ盾についている。私も聞いていますよ。

 そういうところこそ見本を示してもらうためにも、ここでひるむことなく、子供らには傷害を与えないように、組織に対しては強くやってもらわないと、どこで知恵遅れとかハンデをしょった人がね、最後泣き寝入りをするような事態になっては絶対にいけない。

ですから、今出ましたけどねテープも結構、やるべきことはやってね、その弱い弱者、知恵遅れの人を守るということでひるまずに対応していただきたい。

 

以上

引用先:障害者の子を持つ親の会
URL:https://twitter.com/chiba_oyanokai
 
【追記】
ツイッターのメッセージで刑事告発の罪名のご質問がありました。 
施設の方によると、県庁の職員を「公務員職権濫用罪」の罪名で告発しています。