2017年06月

自分の内面に気づくことをテーマに


6月23日集団認知行動療法を実施しました。

 

あなたは自分自身のことをどれだけ知っているでしょうか。

家族に見せる側面、親しい友人に見せる側面、仕事で見せる側面、誰にも見せない側面…

色々な側面があったりするものです。

 

人にやさしくする側面はいいけれど、人に対して冷たくする側面はよくないな、などと

思うかもしれません。

あなたなりに目指す理想の人間像があるかもしれません。

ですが、それは一旦脇に置いておいて、今まで自分の目を向けていなかった、ネガティブと思われる

側面に意識を向けてもらいました。

 

どのような側面もそれが生まれる必要があったわけで、それなりの理由があることに気づいてもらいました。

そして、どのような面も自分自身であり、そのような自分が存在することを、ただ認めてもらいました。

 

自分にはどんな面も存在していいのだ…

そう思えた時に、初めて自分を縛っていたものから自由になれるものだと思います。

 

どんな思いがあってもいいのです。

まずは、自分を否定せず、そのような自分を認めていくことで、気持ちが楽になっていくのを

体験してもらいました。

 
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「行動活性化」

 

うつ病のように気分が落ちていると、以前の元気だった時に比べ、

家にこもりがちであったり、何となく外に出るのが億劫だったりします。

 

そのような状態から回復する段階になると、活動量が増え、

家の中でやることが増えたり、自然と外出する機会も多くなります。

また、人と会うことも増えたりします。

 

今回は、意図的にそのような状態を作りだしていくために、

何ができるだろうか、を考えてもらいました。

 

よくなるヒントは過去の自分にあります。

過去に自分が好きだったもの、やっていると興味を持てるもの…

色々なものをとにかく書き出してみて、自分はどのようなことをすると、

気分がよくなるのかに気付いてもらいました。

 

また、他の方の話を参考にして、「ああ、昔はそういうのも好きだったな」

など、様々なものを思い出していってもらいました。

 

そして調子のいい時は頑張りすぎず、調子が悪くてもできるところまでやってみる、

という姿勢がぶり返しが少なく、回復しやすいパターンであると、

気付いてもらいました。

 

このようなことが、日々の生活に広がっていくと、回復への道のりを

歩んでいくことでしょう。



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「問題は何かを考える」

 

みなさんが困っているのは、何らかの理由があるからです。

 

混乱している状態では、そもそも何で自分が困っているのか、


人間関係、仕事
でも大まかにわかっていても、どれが中心的な問題なのか、分からなくなったりもします。

 

今回はそもそも、なぜ自分は今困っているのだろうか。


なぜ、そのことを問題と捉えているのだろうか、ということについて考えてもらいました。

 

また、悩みというのは、自分が望む状態と、現在に置かれている状況とのズレがあるからであり、


自分が何を望み、すれに対して、今現在を認識してもらいました。

 

また、臨む状態はあっても、そこに進めないのであれば、何がそこに進むのを止めているのだろう、


自分が進むのにブレーキになる考え方などに目を向けました。

 

そこで出てきたものは、自分を今の状態から抜け出して行くために、扱うべきものとなります。

 

このように自分の問題を色々書き出してみて、自分がどういう風に考える傾向があるのか、


何を問題としているのか、どうなりたいのか、などに気づいてもらいました。

 

改めて紙に書き出すことで、今の状況を客観的に捉えて、扱うべきポイントなどを眺めてもらいました。



次回以降は、ここに出てきたものについて、少しずつ扱っていきます。


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