2017年07月

「問題解決法」

 

問題を解決するには、現状、目標(ゴール)をまずは明確にすることです。

そして、その次にできるだけ目標に至るまでの、ステップまでを細かくすることです。

 

階段を上るとき、1段1段が急なよりも、段数が増えても、1段1段がちょっと高さの段差の方が簡単に上れるのと同じことです。

 

家に着る服がないのが現状だとします。そして目標は、外に着ていく服があることだとしましょう。

もし、服はあるけれど、洗濯をしてなくて、着ていく服がないのであればどうすればいいでしょうか。

まずは、服を洗濯機に入れ、洗剤を入れ、その後に洗濯物を干します。

取り込んだ後にはたたんだり、アイロンを掛けて、タンスにしまったり、ハンガーに掛けたりします。

 

もしかしたら、1度に洗濯機で洗えないのであれば、1回目に洗う物と、2回目に洗うものを分ける作業が必要かもしれません。

 

このように、ステップをできるだけ細かくします。

全く現状を知らない人が見ても、そこにある計画を実行すれば、誰でも目標を達成できる、というぐらい、

丁寧に考えてみるといいでしょう。

わかりやすい説明書のようなものかもしれませんね。

 

このように手順を細かくすることにより、大きくてどう扱っていいかわからない問題から、1つ1つ丁寧にやれば解決できそうな問題、に変わったりもするものです。

 

さあ、問題を細かく細かくして、問題を解決してみましょう。


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集団認知行動療法


「他人の視点に立ち、必要なものを見つける」

 

まず、今の自分自身の状態を客観的に振り返ってもらいました。

自分の姿勢、表情、声のトーン、エネルギーなど具体的にどのような状態なのでしょうか。

それを描写していきました。

 

自分のことと考えると、どうしていいか冷静に考えられなくても、他人のこととなると、人は冷静に考えたり、どうすればいいのか考えたりできるものです。

 

そのことより、自分ではなく、『第三者』として、そこの自分が必要な要素を3つ見つけてもらいました。

頭で考えるのではなく、必要な要素が3つ浮かび上がってくるのを待ちました。

そして、その要素を持っている、それぞれ3人の人を選び出していきました。

 

それを『エンプティチェア』という椅子を使ったイメージワークを行いました。

「自分自身」「自分に必要な要素を持っていた人」の場所をそれぞれの椅子に設定して、

その椅子に座った時は、その人になりきり、メッセージを伝えていきました。

また『第三者』のポジションでは、2人のやり取りを客観的に観察して、2人の関係性や、見ていて気づいたことなどを述べてもらいました。

 

舞台の俳優などは、その役の年齢、性別、趣味、性格、関心のある事など、完全にその役になりきり

舞台で演じています。

そのように、それぞれのポジションに立ったときには、そこから自然にわき出てくる言葉を、表現していきました。

今回は単に想像するだけではなく、それぞれの役で言葉に出すことで、身をもって、内面からわき上がってくる言葉を体験しました。

 

そこから得られた要素を自分の中に取り入れると、自分自身がどのように変化するのかを改めて想像してもらいました。果たしてそこにはどのような未来が待っているのでしょうか…

 

今回は、具体的なイメージワークを行ったことにより、他者の視点を頭だけではなく、深いレベルでの理解、学びを身をもって体験したことで、ご自身の内面に何らかの変化がおとずれたことでしょう。



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「行動活性化の応用」

 

以前は「行動活性化」を行いました。

うつ病の人などは、以前の元気な時に比べて「活動」が減り、

家の中にいることが多かったり、人との交流も減っています。

それで、少しずつ活動を増やしていこう、という内容でした。

 

今回は、もう少し具体的に、自分の生活を振り返っていき、

なんとなく気分が上がらない生活習慣を見直して行きました。

 

気分がすぐれないから、家でゴロゴロして、そのまま一日が終わってしまった。

「家でゴロゴロして」というのが、毎回悪いわけではありませんが、

その結果として、気分が低い状態が続いているのなら、そこを「気分がよくなる行動」

に置き換えてもらいました。

 

例えば…

「窓を開ける」「床にある服を洗濯機に入れる」「好きな音楽をかける」

「友達にメールする」庭の植物に水を上げる」…

など、少しやってみれば気分の上がる行動を取り入れていきました。

 

また、その行動をやる前に、その行動をしてみたらどんな気分になるのかな、

と想像してもらい、ちょっと気分がよくなりそうであれば、やってみることにしました。

 

また、理想の1日の過ごし方を細部までリアルに想像してもらい、

自分が気分よく過ごしている1日とはどのようなものなのかを、ありありと想像してもらうことにより、

それを日常生活に取り入れていくヒントとなりました。



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