「認知再構成法~物事を2つの側面から捉える」
その人がある出来事をストレスと感じるかどうかは、その人がその出来事をどう認識したか、によります。
例えば、よく集まるグループで出かける時に、今回は自分が声をかけられなかったとします。
それを、みんなから嫌われたから声をかけられなかったんだ、と考えるとその出来事をストレスに感じますし、
今回はそのテーマに興味ある人だけ集まったのかな、また自分から行きたい時にみんなに声をかけよう、と考えれば、それほどストレスを感じないでしょう。
日常生活の中で、ストレスと感じる出来事は、それぞれ経験していることだと思います。
その中のある出来事を選び、それをストレスを感じる出来事と捉える理由と、それほどストレスと感じなくてもいい理由、など、毎回両方の側面に目を向けてもらいました。
質問というのは、その人の意識の方向性を定めます。
2つの物の共通点、違う点にそれぞれ目を向け、物事は色々な見方が出来る事に気付いてもらいました。
心理学では、物事を一歩ひいて物事を捉える事を「メタ認知」と言います。
「そして、以前似たような状況を、どのように解決したか?」
「解決の糸口があるとしたら、どこら辺にありそうか?」
「一年後の自分は、その当時は問題だったことをどう思うか?」
「とても楽観的な人ならどうとらえるか?」
そのような質問をすることにより、ストレスと感じていた出来事を柔軟に捉え、
色々なところに解決の糸口が存在することに気付いてもらいました。
さあ、今までストレスだと思っていた出来事のどのあたりに、解決していく糸口があるのでしょうか?
あなた自身のことを振り返り、少し考えてみてくださいね。
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