先日プジョー306のオーディオを交換し、純正のフェイスパネルを取り付けられるように加工しましたが、取り付けたフェイスパネルにカーボン柄のプリントがされており、なんだか雰囲気が気に入らなかったので、純正と同様に艶消しの黒にしたく、マットブラックのラッピングシートを貼りました。

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自分の車のフェイスパネルは枠だけの物でしたが、以降のモデルではオーディオが変更になりフェイスパネルも変わっていました。
このカーボン柄の物は、中古で購入したセンターパネル一式の中に入っていたもので、調べてみるとカーボン調のプリントがあしらわれたモデルがあったようで、そこから取り外されたもののよう。

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プジョーのプラスチックは経年で割れや引けが出てきてしまうので、予備に手に入れておいたのですが、今回役に立ったので買った置いてよかったものの、このカーボン柄は正直安っぽい。

マットブラックに塗装を考えましたが、もっと手軽にラッピングシートを貼り込んでカラーチェンジしてみることにしました。
純正のセンターパネル、全体的にはチャコールグレーっぽい色味で、購入したマットブラックのシートでは色が濃いのですが、そのように色の細かなニュアンスまでは揃えられないので、雰囲気が合えばいいかなと思っています。どうしても違和感があれば、購入してある中古のセンターパネルにラッピングシートを貼り込んで使えばいい事ですので、ひとまずオーディオのフェイスパネルだけ作業しました。

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難しかったのは枠の内側の角の仕上げ。特に上側の2か所は深くなっているので、ヒートガンで温め徐々に形を作りながら貼り込みました。

熱をかけすぎて縮みすぎたり、薄くなってしまったり、溶けてしまったりと、数回失敗しました。

また、ラッピングシートは熱をかけると伸びるものの、元に戻ろうとする性質もあり、それをなくすために95℃くらいに熱し、元に戻らなくする必要があり加減が難しい。
熱しすぎるとラッピングシートがダメになってしまうどころか、貼り込んでいるもの自体がABS樹脂ですので、それまで溶かしてしまう可能性があったことからだいぶ試行錯誤しました。

プロなら簡単な作業なのでしょうけど、試行錯誤しながら楽しめました。

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多少気泡が入ってしまいましたが、雰囲気は悪くありません。
多少色味がここだけ黒いですが個人的には許容範囲内です。

こういうのが一つできると他にもやりたくなってしまいますが貼るところが無いのでこれでおしまいです。

メガーヌクーペのボディー、塗装が剥げているのでラッピングフィルムで全貼りしてみたい。
してみたいけど、車一台分のフィルムって、一体いくらかかるんでしょ?
ちょっと試すにはもったいないくらいの金額だろうな…。