2週間前に出版された「Battle Hymn of the Tiger Mother」という本が
今ネット上で物議を醸しているそうです。
イェール大学法学部の教授、Amy Chua 著。
この方は中国系アメリカ人。(ご両親が中国から移民)
ことの始まりはWall Street Journalで
「何故中国人の母親(チャイニーズマザー)が優れているのか」というタイトルで
本の紹介があってからさぁ大変。
喧々囂々のコメントが5000を超えて
殺しの脅しまで彼女に届いたそうな。

何故そんなにアメリカ人の話題になっているのか。

下は「Battle Hymn of the Tiger Mother」からの抜粋。 ここから

中国人の子供達は何故こんなに優秀なのだろうかとアメリカ人は不思議に思っています。  多くの数学の天才児、神童と呼ばれるバイオリニスト、ピアニストの子供達を生み出す中国人は家庭で一体どんな教育をしているのか、どんな生活をしているのか、そして自分達もできるのかと多くのアメリカ人が思っています。  どんな英才教育をしたらこんな結果がでるのか私がお教えしましょう。 私の方法で成功したのですから。

というような書きぶり。(本から)
長女ソフィアさんはカーネギーホールでリサイタルをしたピアニスト。
次女ルルさんはバイオリニスト。

もし子供がA-(4.5)をとってきたら、白人のお母さんなら子供を褒めるところでしょうが、中国人のお母さんなら恐怖で息が止まりこの成績は何だと許さない。 では子供がB(4)をとってきたら? それでも白人のおかあさんなら褒めるでしょう。 或いは子供の自尊心が傷つかないように「今度はAを取りなさいね」と優しく言い、この子がAを取れないのは学校の教科課程がおかしいからだと思ったりする。 挙句の果ては先生との面談をリクエストしたりとか。 それでもAが取れないなら先生の教え方に問題があるとか言い出す。

もし中国人の子供がB(4)をもらってきたらどうなるか。 ってかそんな事は絶対にありえないのだけど、中国人の母親ならば髪の毛を逆立てて怒りが爆発。 その後はAが取れるまで何百回もテストの練習をさせるでしょう。中国人の母親は努力さえすれば絶対にAが取れると思っているし、取れないのは勉強が足りないからだと子供に言います。 時には子供を馬鹿よばわりしたり、人前で辱めないと子供は強くならないと信じているからです。 アメリカのカルチャーでは許されないような言葉も浴びせます。


凄い! 
1960年代に日本にも教育ママゴンがいましたけど、完全にその上を行ってますね。

最近の日本の「ゆとり教育」には疑問を感じていますが、Amy Chuaさんの教育方針にも疑問を感じます。 
先ず第一に究極の幸せは「お金」「地位」であるという価値観を持ちません。
アーティストなら「カーネギーホール」
学業ならアイビーリーグ。 年収はいくら?
Amyさんのスパルタ教育はこの価値観が基本になっています。

アマゾンのレビューでも同じ中国人が書いた反論も少なくありませし、中国本土でもこういう中国人は少なくなったというようなコメントが出ていましたから全ての中国人がこうではないでしょう。 でも私の周辺にも何人か会いました。 娘が高校の時ハーバード大学に入学できなかったクラスメート(女子)は学校の芝生の上で睡眠薬自殺をはかり亡くなりました。 中国人でした。 家でスパルタ教育があったのかどうかは知りません。  子供をどこまで追い詰めるか、どこまで子供の尻を叩けるか、子供の限界を知るのは尻を叩く人の責任でもあります。 Amyさんは相当気が強そうな方ですし、そのDNAを受けた子供達もきっと頭が良くて気が強いでしょう。 スパルタ教育が合う場合もあれば合わない場合もある。 

でも仕事を持ちながらこれだけ子供の教育に情熱を注いでいるAmyさんには素直にあっぱれと言いたい。
日本の「ゆとり教育」はどうにかしないと中国どころか世界の国々に負けてしまう。
数少なくなる日本の子供達。 日本の教育はこのままでいいのだろうか。 
と、このニュースを見て思いました。


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