「被災地の子どもたちにクリスマスカードを届けよう!」キャンペーン

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七ヶ浜町 災害ボランティアセンター  
星 真由美 様(少年少女達へ)

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Mrs. MAYUMI HOSHI (TO BOYS & GIRLS)




「100円の親切」 by フリムン徳さん 

遠い国の旅先で出会った親切は、その国で一番の別嬪さんにキッスをしてもらったようにいつまでも忘れることができない。もうあれから10年以上も経つのに、日本でのあの大雨の日の小さな傘のことが忘れられない。たった100円の傘と言っていた。雨が降ると私の胸の中に傘が開く。雨が降ったら、傘の中に人間が入るのに、あれ以来雨が降ったら、フリムン徳さんの胸の中に傘が入る。 

アメリカから日本に着いて2日目の11月12日のこと。フリムン徳さんには23年ぶりの帰国だった。小雨の降る少し肌寒い日だった。尼崎の大物という駅で降りて、妹のみち子の三味線の先生のところへ行く時、駅の階段を下りて公園を通り、大きな国道を渡ったところで雨が激しくなった。何年か前、弟の道雄とオレゴンへ行った時の激しい雨を思いだした。車のフロントグラスが割れるのではないかと思うほどに激しく、音を立てて降りだした。怖くて運転できないので車を道の横に停めたほどだった。大物の雨はそれこそ滝のように降りだした。雨宿りする軒先を探すゆとりなどなかった。二人とも雨具の用意はしてません、びしょ濡れになるしかありません。少しでも小降りになることを期待しながら、三味線の先生のところへそれこそ全速力で走った。家の密集した住宅街の細い路地。
 
そんな大雨の中で、親切な真心が私達二人の頭の上にパッと開いたのです。それは大雨の中で目の前に真っ赤な大きなバラの花が急にぱっと咲いた感じでした。フリムン徳さんの胸に真っ赤に焼きついた。「この100円の傘をあげます、差して行きなさい」。「この傘を貸しますじゃなくて、この傘をあげます」です。土砂降りの中の人気のない住宅街の細い路地。どの家から私達の濡れ姿を見ていたのだろうか。私のウヤフジ(ご先祖様)がこの方のゆかりの誰かにええ親切をしたから、きっと、その恩返しや、と思いたくなった。とっさの出来事で、まともにその人の顔も見るゆとりがなかった。でも、間違いなくその人は男前のように思えた。人を喜ばせる、人を助ける人間は私には皆さん、男前、別嬪に思える。大雨の中では、その人の姿より声が記憶に大きく残った。土砂降りの中を走って傘を持ってきてくる親切、そして、その親切な人を育てた両親もきっと親切な人だったのだろう。
 
 雨から逃れたい一心で、後ろを振り向く間もなかった。そんな余裕もなかった。その男の人の家も確かめる間もなかった。後で悔やみました。ただ、はっきりしているのは中年の男だけということです。世知辛いと思っていた日本にはまだこんな親切な優しい人間がおったんや、大発見でした。 たった100円の傘に込められた大きな真心は私と一緒に日本から、アメリカへ渡りました。一生忘れることの出来ない思い出になりました。ホンマニ、心からのアメリカへのお土産でした。

でも怖い思いでもあった。大阪で生まれて始めて女性専用車両のある電車に乗った。女風呂、女性専用便所はわかるが、女性専用車両は理解に苦しむ。大阪には、助ベーの男が多いのやろうか、痴漢が多いのやろうか、女性が強いのやろうか、きっとその鉄道会社の社長さんが女子はんに弱いに違いない。のんびり、柔らかーく大阪弁をしゃべる、大阪はややこしい町や。

弟の道雄が、もう時間帯が過ぎているから、女性専用の車両に乗っても良いと言うので二人、揃って乗って、周りを眺めたら、女性客ばかりである。「道雄、やはり、まだ女性専用の時間やでー」と言うと、「いやもう過ぎているから男も乗れる」と言う。周りが女性ばかりだから、気落ちして、座らずに、窓際に立って女性客を眺めていた。すると3分もしないうちに、綺麗な女性が優しそうな顔をして二人のところへ寄ってきた。

フリムン徳さんは、「これはきっといいことに違いない」と内心喜んでその女性の顔を見た。「これは女性専用に車両ですから降りてください」、放射能を降らすような原子爆弾発言だった。詐欺師に引っかかった気持ちや。あんな優しそうな顔から、あんな怖い言葉が出ることが信じられなかった。その日から、「女は顔じゃない、心だよ」という歌詞の演歌が頭の中にチラつき始めた。
 
23年ぶりの日本では沢山の楽しい思い出、うれしい思い出、珍しい思い出、怖い思い出、悲しい思い出に出会ったが、たった100円の傘の親切が一生忘れられない思い出になった。傘の親切で尼崎の大物が好きになり、尼崎が好きになり、隣の大阪まで好きになり、とうとう日本人まで好きになった。 一人がこんな親切をやるとその地域の人全体が、さらにはその国全体が親切に思える。ええことは人にせよという前に自分から始めることだと身に染みてわかりました。100円の傘は使い捨てにできても、使い捨ての傘に込められた大きな真心は使い捨てにできまへん。一生大事に使えます。

by  フリムン徳さん
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プリムン徳さんはエッセイ本「フリムン徳さんの波瀾万丈記」を出版されています。

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「超簡単 大根と薩摩揚げサラダ」

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作り方は書くまでもありません。
ご覧の通り 大根をおろして薩摩揚げの薄切りと混ぜただけです。
お醤油をお好みで垂らして とても美味しいサラダです。
薩摩揚げはじいさんの大好物。
生大根もじいさんの大好物。
なのにこれは食べないの 不思議な人です。


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