来年は経済が大きく落ち込む予想
20年度の景気は停景気回復後ずれ、長引く製造業の不振
五輪後の特需剥落
マイナス成長へ転落する
日本経済研究センター
設備投資も伸びが鈍化する見込みであり、内需の伸びは限定的になるだろう
日本経済は減速している。19年7-9月期の実質GDP成長率は前期比+0.1%にとどまった。海外経済の成長率(前年比)は10年ぶりの弱さを記録しており、輸出は停滞色を強めている。IT関連など一部のセクターで底打ちの兆しがみられるも、主力の資本財や自動車の海外需要はなお弱い。製造業の不振は想定以上に長引いている。
10―12月期
調査機関のエコノミスト35人「フォーキャスト調査」
年率マイナス2.6%程度の落ち込みが予想
SMBC日興証券

「消費増税に伴う駆け込みの反動に加えて、貿易摩擦の深刻化が寄与する世界経済の失速を映じてマイナス成長へ転落する」
来年は経済が大きく落ち込む予想
フォーキャスト調査
五輪後の特需剥落
20年度全体ではわずか0.4%の低成長が予測
政策当局者
●クレジットカードの請求が来る年明けに、使い過ぎたと感じる消費者が消費を控える
●増税対策として実施されているキャッシュレス決済に対するポイント還元は、20年6月末に終了する