久しぶりに舞台を観てきました。
三谷幸喜監督の『酒と涙とジキルとハイド』

ネタバレ含みますので、NGの方は回れ右でお願いします(>人<)


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さて。ポスターでは片岡愛之助と藤井隆と優香(敬称略)だったんで、3人劇かと思ってましたww
そしたら1人重要なキャラ、プールが。
でもこれでも4人だけの劇でした。
小さな舞台に4人だけの登場人物。あ、屋上に、生演奏担当者が2人おりましたが。この演奏者のお二人も2人だけで舞台の全ての音を作り出していてすごかったです。

さて。これだけの少人数なのに、惹きつけられる世界観に、爆笑の嵐。本当に面白い舞台でした!!
だってね。皆して声だして笑ってるんだもん。私はハンカチを口元に当てて声を出さない様に必死でしたよww
こういうのって声出していいものなのか、いまだに悩むところなのでww
でもお客さんからの反応がある方が演者さんも楽しいのかな?と思います。

黒執事の映画でも思ったのですが、優香の演技力は高いですね。可愛くて、でも崩れたところも切り替えてちゃんと表現してて、可愛、かっこよかったです(´▽`) これで初舞台だなんて微塵も感じさせない、セリフ回しにキレッキレの演技でした!
片岡愛之助は言わずもなが。流石の演技。ジキルの生真面目で、でも流されやすくて優しい勘違いな好い人を見事に見せてくれました。アドリブはこれ時事ネタだけどいいのかしら?ってな物を入れてきて爆笑を誘ってましたよww こういうアドリブは舞台ならではで、だから何回も観たくなっちゃうんですよね。
プール役の迫田孝也も美形変わり者のジキル博士の助手でした。この人は大事なキーマンでしたよね。

この舞台は早い話がジキル博士の学会の前日の物語。人を善と悪に分ける薬を成功させた、とするジキル博士は実は動物実験は成功した(そう勘違いしてるのも笑えたww)のに人では失敗。薬の効果が人では出ないことを知り、ジキル博士が薬を飲んで、同じ背格好のビクターという売れない役者にハイドという悪の人格を演じてもらう為に前日リハーサルをする、というお話です。
そこにジキル博士の婚約者として優香演じるイヴが絡んできて…という物語。
イヴに知られないようにジキル博士とビクター扮するハイドがドタバタします。
イヴは欲求を溜め込んだお嬢様で、悪に扮するハイドに惹かれ、何度もジキル博士をハイドに変えさせようとします。
悪ということでイヴに言葉攻めしたりちょっと勘違いしてない?ってな恐怖を与えるハイドの動きに笑いました。

そして何よりお嬢様を騙し通すんでしょ?、という部外者的にこの状況を楽しんでるプールが1番悪いと思うww 絶対楽しんでたww ジキル博士がどんな境遇になろうと、助手なのにそれさえ楽しんでそうですww プールいい役ww
藤井隆はなんだかもう、登場しただけで笑いが起こるというww なんだろ?なんで面白いのか分からないけど、登場しただけで笑いが起こったww 彼の役柄であるビクターは普段の優しくて臆病そうなひとです。そんなビクターと違いハイドを演じる時のあのはっちゃけ度ww 「わり〜こはいねが〜」は違うだろww って。もう悪を体現してるんじゃなくて、わけわからない人物になってましたww
ジキルとハイドが衝立の裏で入れ替わる所も、プールが面白がって何度もやらせるから段々ジキルもハイドもノリノリになってそれにイヴもノリノリでww
イヴもハイドに言われて自分の殻を破る為に薬飲んでハイジって人格になるんですが、勿論薬が効いたわけじゃなくて、薬の存在を信じて暗示にかかったわけですよ。そのハイジはお嬢様じゃなくて上着を脱ぎ捨てたコルセット姿で男の人のお尻を叩いちゃうような人になっちゃうんです。
そしてイヴはハイドに惹かれ、ハイジはジキルに惹かれる。人は自分に無い物を求めてるんだなー、って思いました。
すごい喜劇なのに、奥深いのが三谷幸喜監督の作品だな、って思いました!

前回観た『ドレッサー』もすごく面白くて、また三谷幸喜監督の舞台を観たくなりました。

最近ちょっと遠出を控えてるけど、やっぱり舞台はいいなーと思います。生で観る舞台は格別です(´▽`)