今日は午前中は曇り空だったので
人参の種を蒔いてしまいましょうと
一人で畑に向かった

昨日雨が降ったので畑は泥濘
湿度もあるので少し動くと汗びっしょりに

作業が終わったころにふらっと畑にやってきた夫
サンダル履いて短パンで
「何してるんだ〜?」と

私の泥だらけの長靴を見て
「そんな靴で歩いたらあちこち泥だらけになるぞ」と言うので
泥だらけの長靴を夫に預けて私は家に戻った

(夫は草刈り鎌で泥を落としてくれるので)


すぐに夫も戻ってきて
「あ〜疲れた」と言うので
「え〜? 私の方が疲れてるよ」と言うと
「なんでだ?  何か働いたのか?」 と

私が一人で畑の作業をしていることなんかまるで認識ないみたい

これでは
いくら短冊に
「家内が元気でいてくれること」などとお願いしてくれても
無理と言うものではないかしら・・・



ただこれは夫への愚痴ではない

夫が健康なのに何もしないのなら愚痴になるのだろうけど
夫に対する日々のしんどさのほとんどが
今では夫自身の人間性ではなく
認知症という病のせいだと分かっているから


けれどそれが分かっていても私の日々のしんどさは何も変わらない
それどころか
相手が悪いのではないから喧嘩も出来なくて
ぶつけるところがなくて私の体内でガスが充満してくる


夫がいくら楽しそうに笑っていても
私も手を取り合って一緒に笑うことは出来ないのだ

夫婦喧嘩とは違うのだから


夫婦喧嘩なら話し合えば妥協点も見つけられかもしれないし
昔のお互いの良い点を思い出せば修復も出来るのかもしれないが



話が理解できなくて会話が成立しない
常に現在の状況を把握できない理解できない夫婦二人きりの生活

これは仲が良いとか悪いとかとは次元の違うことで
同じ立場になった人でなければ絶対に理解できないだろうな と


孤独で悶々とすることも増えてきています