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「2ちゃんねるで悪口を書かれた」なんてことはよく聞かれる話です。
◆2ちゃんねる以外のサイトでの誹謗中傷を2ちゃんねるに書かれた場合の流れ
犯罪行為告発系(祭り系)の場合は(a)を、その他は(b)をご参照に。
(a)犯罪行為告発系と守秘義務違反告発系(「祭り系」)
キセル(無賃乗車)、未成年の飲酒喫煙、盗難(万引きや赤の他人の忘れ物等の私有化を含む)、性犯罪、未成年との淫行等をTwitterやブログやSNSに書いてしまい、そのことを見つけた人物が2ちゃんねるに「こんな犯罪者がいる」と書く場合があります。また仕事上守秘義務があるのに「芸能人の○○と××がうちの店に来店」などと書いたり、企業秘密の内容を書いたりしたのが見つかり2ちゃんねるに「こんな奴がいる」と書かれてしまう場合があります。この場合の流れは以下の通りです。
2ちゃんねるに犯罪行為や守秘義務違反をしているサイトのURL等が書かれる
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面白がってスレッドに人が群がる
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本人がどこの誰なのか特定するために書かれたサイトのURLの内容を基にネット等を駆使して個人情報の洗い出しや余罪探しが始まる
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本人に気がつかれるとマズイ内容を書かれているページやSNS等のページを削除されてしまう(=証拠が隠ぺいされてしまう)のでWeb魚拓を取っておく作業も同時に行われる
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スレッド民が強く関心を持つ事項である場合はある程度情報が集まってくるとwiki等で情報をまとめるページが作られる。他方2ちゃんねるの内容を見やすくまとめたブログに転載される場合もある。まとめブログは2ちゃんねる本体を利用していない人も見ていることが非常に多く、一気にいろんな人に周知されてしまう(最近はまとめブログ専用のスマホのアプリがものすごく出回っています)
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本人の勤め先や学校名が発覚すると電話やメール等でそちらに告げ口がされたり、苦情が殺到したりする。
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会社や学校側も何も処分しないわけにはいかないことが多いため何らかの処分を下す。場合によっては会社や学校のHPに謝罪文が掲載される場合もある。
このような流れが主な流れです。
これ系の書き込みは2ちゃんねるに最初に書かれた時点でやられた側は打つ手がありません。
ものすごい速さでネット中に拡散されますので下手に手を打とうとすると火に油を注いでしまい余計に厄介なことになりかねません。こうなればネット関係に強い弁護士をお探しになられることをおすすめしたいところです。
(b)その他
悪口/誹謗中傷を書かれる
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明らかに個人的な恨みだけで書かれている場合は周りがスルーこともあるが、周りが追随して悪口を書くこともある(自作自演で悪口を書いている人が複数人いるように見せかける場合もあり)。
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書かれた人のサイトやページのアクセスが増える。一部の分野のスレッドはまとめブログに転載されたり、過去ログを残すページに転載されたりする上に過疎っぽいスレッドだといつまでも悪口が残る可能性があり。
以上の(a)(b)の場合が主なはずです。
(a)と(b)では(a)の方が重篤な状況である場合が多いので同じ対処法ではどうにもなりません。
(a)に関してはとにかくネット関係に強い弁護士等にご相談なさることをお勧めしますが、まずは未成年の場合は親御さん、成人の場合は迷惑がかかるであろう学校や会社にご相談なさる方がよいと思われます。
(b)に関しては次の記事にまとめます。