日本のみなさん、こんにちは。
関東はもう桜が満開だそうですね。
海外に住んでいると、そんな日本の情緒を肌で感じることが出来ないので、この時期はちょっと寂しく感じます。終わりの季節でもあり始まりの季節でもある日本の春。♪春なのに~お別れですか~春なのに~涙がこぼれます~♪←(古すぎ)

 ちなみにイギリスの新学期/新入学は9月ですが、入学式や卒業式といった式典はないのでとてもあっさりです。この辺り、とても英国らしいのです。子供の学校のことにいちいち親が顔出すのはちょっとね。。。という感覚です。いい面を見れば、子供はとても自立しており、親も子供から自立しています。お互いの依存がないという点は日本とはかなり違うように思います。このままの関係で子供と親が年をとると、家族内での介護の問題もほとんどでてきません。親は子供に老後の世話をしてもうのをとても嫌います(^^;。

 さて、本日のお題です。「オンライン英会話」という仕組みができて、広まり出してから恐らく10年弱くらいでしょうか。さかのぼれば、スカイプという無料のビデオ通話と、貨幣価値の違いを利用して、フィリピンの英語ネイティブから格安で英語「レッスン」を受けることが出来るという、英会話の新しい形として始まり、定着しました。

 オンライン英会話は、今、新しい夜明けを迎えようとしています。オンライン英会話がスタートした当初、そのレッスン価格は、25分で500円以下、現在でも毎月受け放題で5,000円という会社もあります(^^;。レッスン価格が安いということは、当然、講師が受ける報酬も安いということです。

 「安くてもよいものが返ってきて当たり前」と期待してしまうのは日本人のちょっと悪い癖(^^;かもしれません。日本は、サービスすべてにおけるスタンダードが高いので、100円ショップでもまあまあの品質は保証されていますし、コンビニでも店員さんが丁寧に愛想よく対応してくれて、たくさんのビニール袋や箸やスプーンまで頼まなくても無料でもらえるのが当然、というのが日本の感覚です。しかし、学習に関しては少し考え直す必要がありそうです。

 「英会話はそう簡単ではない」とは日本人の共通認識のはずなのに、「講師の時給1,000円以下でもよい英会話レッスンを受けれるに違いない」という発想になってしまっています。各会社の宣伝の誘惑もあり、「とにかくたくさんレッスンを受けて、英語をどんどん話していれば英語が話せるようになる」と錯覚してしまうのは無理もありませんが、それにしても、多くの日本人が苦手とする英会話を、法定最低賃金以下(オンラインでの就業は雇用契約ではなく、請負契約なので、それでも違法にはならないというのがミソです)しかもらっていない講師がちゃんと教えてくれるはずだ、と期待するのはちょっと都合が良過ぎはしないでしょうか。

 私のレッスンに申し込まれる方のほとんどは、これまで何らかの形で英会話レッスンを経験しています。ラジオやテレビなどの英語講座で独学された方もたくさんいらっしゃいます。しかし、みなさんもれなく、「もっと早くちゃんと習っておけばよかった。。。」と後悔されています。

 これは、私のレッスン理論の前提にもなっているものですが、英語を話すためには、「英語の情報処理回路」を脳内に構築しなければなりません。ほとんどの英会話レッスン(オンラインでも通学などでも)ではこの構築をせずに、「日本語の情報処理回路に英語をのせる」ということを強化してしまいます。また、『とにかくどんどん英語を話していれば、いづれできるようになる』という誤解の結果、英語情報処理回路を意識的に作らずに単発的英会話レッスンをどんどん受けるのは、日本語の回路に無理やり英語をのせて処理するという仕組みを脳内に作ってしまうことになります。そこから生れるのが、「単語をもっと覚えよう」、「日本語から英語に訳す英作文練習が効果的」のような発想です。数カ月から数年この方法を続けると、脳は完全に、「英語は日本語の回路を使って処理するもの」と洗脳されるため、修正するのが大変困難になります。何事も、癖がついてしまうとそれを直すのにはその倍の時間がかかってしまいます。残念ながらこの回路は、学校の英語の授業で構築されてしまうものなので、大人になって英会話を習う時には完全修正しなければなりません。

 この回路を強化しても英語を話せるようにはならないのは、実は日本国民全員が学校の英語教育の経験上、知っているはずですが(^^;。。。。大人になってからもまた同じ方法で取り組んでしまうことでさらなる悲劇につながります。

 「日本語の情報処理回路で英語を処理する」クセをつけると具体的にどうなるかというと、
『暑くなったねー』を、脳はこのように処理を始めます→『なる』って英語で何だっけ?→become、『なった』だから過去形 。。。。脳内には、英語を日本語のフィルダーを通して処理するという仕組みができているので、一語一語を日本語に訳す、という処理方法をしてしまい、英語を英語のルールで取り扱うことができません。『明日は雨だよ』と言いたい時も、Tomorrow is rain.が出てきます。『(では明日)お電話お待ちしてます』も、『~しています』だから→waiting ... という処理に走ります。

 せっかく英会話を何カ月も習って念願の海外旅行に行っても、ホテルやレストランで『バッグ、ここに置いていいですか?』と言いたい時に、とっさに日本語回路が発動しますから、
“Bag, here...OK? ” となります。

 英語職人のレッスンでは、生徒さんと数分英語でやりとりをしてみると、その方がどの回路を使って英語を処理しているかがはっきりとわかります。私からみると、皆さんの脳が透けて見え、英語を話しているのに日本語の回路に電気がついているのがはっきりと見えます。それをシステマティックに修正していくと面白いことが起こります。これまで英語を話す時に使っていた回路を、生徒さん自身が客観的に見れるようになり、『これまでの回路を使うとこう言いたくなりますが、正しい回路ではこうなる、というのがはっきり分かります』という感覚を持たれます。例えば、口の横にご飯粒がついている人に、『(口の横に)なんかついてるよ』と教えてあげたいとすると、日本語の情処理回路を使っていた時は、『ついてる。。。って英語で何だっけ。。put?』のように処理してしまう訳ですが、英語の情報処理システムにちゃんと乗せてあげてシステマティックに処理をすることで、日本語に振り回されないで英語の処理ができるようになるということです。

 ちょっと本題からずれてしまいましたが。。。。何を言いたいかというと、これまでは1時間1,000円以下が当然だったオンライン英会話レッスンを数年間受けてきたが、結局は、『日本語で英語を処理する回路を強化してきただけだった』ということに気づき始めた方々が、『やはり英語はちゃんと習わないとだめなんだ』という方向に大きく動き始めています。

 あるオンライン英会話の会社は、約10年前の設立当初、一番高い講師のレッスンで、50分ー1,800円くらいでした。一番安いレッスンは、50分ー500円くらいでした。これが現在、その会社では、一番高いレッスンは50分ー約4,500円になりました。ちなみに、英会話スクールのマンツーマンレッスンの相場は1時間5,000円~15,000円だそうですから、場所代や管理費を抜いてたとしても、同じことをオンラインでやるだけですから、実際はもっとレッスン料が上がって当然ではあります。以前、『オンライン英会話は出かけなくてもよいという分、時間も交通費も省けるという利点があるので、その利便性をお金で買うと考えれば、スクールよりもオンラインの方がレッスン料が高くなってもいいんじゃないですか?』とおっしゃる大学の先生がいらっしゃいました。ごもっともかもしれません(笑)。

 普通、業界が熟すにつれ、競争も激化し、価格は下がっていくのが世の中の流れではないかと思いますが、オンライン英会話に関しては真逆のことが起こっています。『安いからダメだった』という消費者がどんどん、質を求めて移動を始めています。

 オンライン英会話の新たな夜明けです。これからは、より多くの実力ある講師も増えてくることと思います。これまでは、『英語を話せれば誰でもできる仕事』という間違った認識による時給の安さから、『私はただの英会話講師ですから。。。』と英会話講師であることに誇りを持てなかった方々も多いと思いますが、これからは、自身の実力次第で、胸を張って『英語を教えるプロです』と言えるようになる時代がやっと来るのではないかと思っています。教える側が整うことが、生徒さんたちへの直接的ハイリターンにつながります。

 すべてにおいて『レッスン』という名称がついていたとしても、実はそこには、『医師』と『看護師』のような役割の違いがあることを認識していただき、『治療をするのは医師』、『治療以外のメンテナンス等をしてくれるのが看護師』であり、役割が違うため当然料金も異なる、ということを念頭にレッスンや講師を選んでいただけると、後で後悔することはなくなるのではないかと思います。毎回の通院で、医師には会わず、看護師さんにだけ診てもらって、『病気が治っていないじゃないか』と文句を言う人はいませんよね(^^;看護師さんは看護師さんの仕事をします。それ以上を求められてもそれは理不尽です。英会話も同じことです。

あなたの脳内構築は講師の腕にかかっています☺

 ☺レッスンについて:HP(https://chiemiallwright.wixsite.com/online-eikaiwa/blank-2)にレッスン待ち状況をアップデートするようにしています。コンサルテーションレッスンに関しては、できるだけ時間調整をするようにしておりますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。