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英語学習者のみなさん、こんにちは。

『言語が違うと物の見方やとらえ方が違う』ということを発見するのは、大人になってから英語を学習する際の最大のダイナミズムだと思うのです。  

 例えば、下の左の写真。お魚くわえたどら猫♪ですね。この絵を客観的に日本語で言うと、『猫が魚をくわえて走っている』または、『魚をくわえた猫が走っている』となりますね。いづれにしても『くわえる』と『走る』という2つの動詞が一つの文章内で使われるのは日本語の特徴です。(帽子をかぶっ歩いてる、エアコンつけたまま寝た。。。など動詞が2つ必要です。しかし、英語は「強力接着剤」というものがあるので、このような場合は、動詞を2つ必要とはしません。あ、これは長くなるのでまた次の機会に(^^;。  

 さて、この左の写真を英語で処理した場合、順番はこうなります→『猫が/走ってる/魚をくわえて』。簡単に言うと、絵的に『大きくて手前にあるものから小さいものに進む』のが英語の情報処理の仕方です。言い換えると、『大事なことをまずは2つだけ(主語と動詞)抜き出してそれを言ってしまう』ということです。一方、日本人はこの絵を見たとたんに、まずは『魚』という一番小さいものに視点を合わせていることになります。  

 右の絵は、『女の人が脚を組んで公園のベンチに座っている』または、『女の人が公園のベンチに脚を組んで座っている』が自然な日本語でしょうか。これを英語の順番にするならば、『女の人が/座っている/ベンチに/脚を組んで/公園で』となります。主語の「女の人」の後にすぐ「座っている」を言ってしまい、そこからから徐々に視点を外に向かわせて追加していくことになります。日本語は、『女の人が公園のベンチに脚を組んで座っている』と、『女の人』の次はすぐに背景である「公園」に視点を移しています。  

 この絵については多くの日本人と英語ネイティブで実験をしました。2秒この絵を見せて、「この人どこにいた?」と聞くと日本人は全員が、「公園」と答えました。一方、英語ネイティブはほとんどの場合、「んー緑が見えたかな?ビーチだったかな?」とはっきりを背景は覚えていません。なぜなら、彼らの言語処理においては、2秒では背景までを把握する必要はなく、「一番重要な2つのこと」=「女の人が座っている」ということだけをがっちりと把握することのみが要求されるからです。    

 このことから、日本語の情報処理は「最初に物事の背景や細かいことに目を向けるため、核心がぼやけやすい」、英語の情報処理では、「まずは革新をつき、徐々に外に目を向けていく」、ということが分かります。そりゃ日本人は長時間労働になるわけですよ、見るところが浅く広く、核心つくのに時間がかかりますから(笑)

IMG_20180614_092559~2 このように、使う言語が変わると、ものの見方も違います。日本語を話す人と英語を話す人は実は違った世界を見ているのです。

 英語を学ぶということは新たな世界観に触れることであり、これこそが大人になってからの学習の面白さではないかと思うのです。このような学習をしない限り、脳は報酬ホルモンを出してくれないし、シナプスも活発に働いてくれない。だからまた結局暗記するしかなくなり、成長もしないし、面白くもないわけです。


 本来、この「英語の見方」は、初めて英語に触れる時に教わるべきものです。これに全く触れずに、テキストとにらめっこして暗記させられるということは、例えると、

バスケットボールというスポーツを見たこともやったこともない人が、細かいルールすべてを何年もかけてテキストだけで教わり、数年後にコーチに「もう大丈夫だから試合に出なさい」と言われ、恐る恐る試合に出てみたら、「えーーーー!!バスケットボールって丸くてしかも弾むのーーーー?!それ最初に教わんないといけないやつじゃーん!!!」


ということと同じなのです。(私のコンサルテーションを受講された方なら、「そうそう!!ほんとそうなのよー」と、痛いほどこの感覚をお分かりいただけると思います(^^;)

 テキストだけで英語の学習をすることは、文字を追うことであり、無意識に、その英語の文字を日本語に変換する回路が強化されてしまいます。脳は、文字には文字で対応しようとします。そうすると目の前の光景や頭の中の思考などを、一度日本語の文章にしないと英語に変換できない回路ができてしまいます。それは英語を話そうとするときに一番邪魔になる回路なのです。私がレッスンでテキストを使わずに、イメージ(ビジュアル)や動きを直接英語につなげる回路を作るのはそのためです。

 あなたが今ひーひー言いながら戦っている英語は本来の英語の姿ではないのかもしれません。バスケットボールは丸くて弾むって知らないまま、ルールをすべて丸暗記しようとしていませんか?
英語のショウタイを知ってしまえば、そのあとはすごく楽になります。「なーんだ、そういうことだったのか」の連続です。すごく大きな意味で、「英語に出会ってよかったー」と思う日本人が増えてくれるといいなと思います。ん、その前にそこに導ける講師が増えることが先ですね。