命名の秘密

子供の名付けは奥が深い。
凝り始めるとそうそう決められなくなる。

ワタシはオクサンが妊娠中の時、つわりの大変さを目の当たりにしたので命名権は
オクサンに進呈する事にし、ワタシは日がなのんびりする事にした。
まぁ丸投げとも言える。

ところがオクサンが何か考えてよと言ってきた。センスの塊のワタシが考えちゃうと
歴史に名を残すようなビッグネームを考案する事うけ合いだ。

それなら少し考えてみるかという次第で右脳を始動させる。
自作のマンガキャラみたいにビンタマンやハテナちゃんってわけにはいかないだろう
から、本腰を入れて取り組む。
本屋で立ち読み、インターネットで芸能人の子供の名前一覧なんぞも見てみた。
やはり個性的なのが多い。ゆるい時代なのだろう、俄然面白くなってきた。

そしてワタシはある名前が閃いた。

そう、その名は(たきおん)!
漢字で書くと多希音or多喜音。スンバラシイ。
ワタシには天賦の才があるな。

オクサンに早速言ってみた。
ところが反応はヒジョーに薄い。というよりジョークととったようだ。
ワタシの本気度を伝えても取り合ってもらえなかった。

ならば女の子の名前を考えるまで。

一応、男の子だと検査ではなってるが万が一という場合もある。
こちらは悩んだ。字まで考慮すると、どうかなりそうだ。

そこで(るるみ)とした。スンバラシイ。才気ほとばしってるな。

ところがこちらもオクサンにはとどかない。
むしろ返す刀で才能が無いと一刀両断された。
ワタシは一つ頷き、確かな手ごたえを感じて命名権を放棄した。

友人達にもワタシの命名センスを披露したが、溜飲を下げるまでには至らなかった。

そして当初の予定通り、命名はオクサンがした。
ただし漢字にこだわりをみせて意見をねじこませる事に成功したワタシである。

Comments(0) | TrackBack(1) │   (08:52)