2006年09月04日

にゃんセミ。嫁と姑、地域ねこ。

078a30af.JPGにゃんセミ。嫁と姑、地域ねこ。
(画像は、セミナー後半のご相談コーナー。)
 「老人と福祉は地域の大きな問題です。私の嫁は同居の自宅広間をねこで汚します。嫁のボランティア仲間は、毎日両親の介護をします。この2人が中心に、地域ねこ奉仕活動をやってます。皆さま、ね〜〜」(続きを、追記で読んでみる。)

 人を中心にした、地域社会と動物の関係、何とも心に訴えるスピーチでした。地域ねこは、地域住民から自発的に生まれる、地域コミュニティの活性化対策ともいわれます。この対策に合意して、数年がかりで根付かせた町会にも、積極的なサポートを決めた役所にも、その奥底には「人と人との関係づくり」が見えかくれします。
 ゲスト講師の参考例では「前任地と違い、今度の着任地は高齢者世帯がほとんどでお一人暮しも…。ノラねこがいても苦情も起こらないので、地域ねこのボランティアリーダーも出にくい。この先々、世代が変わると事情も変わる。」など、生々しい現実も…。

 移り住んだ街で野良ねこを目にして気にかけたとき、地域の皆さまとのコミュニケーションづくりを考えました。ちょっと勇気のいる、ドアツードアの突撃訪問も行います。そこで巡り合えたのが、冒頭の嫁と姑さんでした。地域のコミュニティに古くから深く関わる方々です。
 地域ねこを地域の問題として根付かせるために、TNR(ねこの保護・手術・返還)行動の合間をぬって、小さな集まりやイベントやセミナーの機会を作り、コツコツと解説を続けて数年間かかりました。
 もうこの地区では、地域住民による地域の環境福祉保全の社会貢献活動として認められます。
 以前と違い、地域ねこTNR技術の豊かなボランティアリーダーが、なくてはならないもではなくなりました。地域の皆さんでTNRを行います。でも、ねこに住民票はありません。行政区域を超えて、他からも自由にやってきます。地域ねこをすすめるための「人と人との関係づくり」を、他の地域にも分かってもらえないと、ねこはどこでも棲み始めます。次のステップに向けて、人が工夫をこらさなければいけません。セミナーには、他の地区の住民にも多数のご参加をいただきました。

 移り暮らした町内で、地域ねこを立ち上げたチームリーダーは、今や縁の下の力持ち。暮らす地域を移しても、対策の地域を広げても、地域との深い関係が続きます。ボランティアチームリーダーの役割は、かたちを変えていつまでも終わりません。(平成18年9月3日、第5回狛江にゃんにゃんセミナー)

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