昔アルバイトでコンビニの深夜シフト(22時~6時)を週3日やっていたことがあります。
昼間の仕事では収入が足りなかったため、やってみたのですがとてもキツかったな~と思い出されます。

日中働いて、夜コンビニの深夜勤務して、翌日も朝普通に出金するというのはきついですし、そもそも人間の本来の生活リズムからして寝ている時間に起きているということが体にとって良いわけはありません。
敢無く深夜バイトは辞めることになるのですが、その辞めるときのきっかけになったのが「雇用契約」にまつわるトラブルでした。

このコンビニバイトには店の前に貼ってあった「求人広告」を見て応募しました。
その求人広告にはこのような記載がありました。
「アルバイト募集・勤務時間22時~翌朝6時・時給1000円以上」
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※画像はイメージです

当時のアルバイトの時給は800円程度が相場だったので、
「なかなかいいな!」と思って応募することにしました。
(※夜10時~朝5時までの労働は労働基準法で定められている深夜労働にあたるので、普通の時給に25%増しで払わないといけません。とすると夜勤で1000円の時給は日中に換算すると800円になります。今思えばぜんぜん良くなくて、当時の相場通りで普通でした(;^_^A))

店長との面接のときは賃金についての説明はなく、労働契約書ももらえませんでした。(point1)
なので、当然時給1000円もらえると考え、働いた時間×1000円で皮算用をしていたわけです。

ところが、待ちに待った給料日。
給与明細を見てみると、時給の欄に「900円」と記載され、900円で時間給で計算がされていました。
あれ?っと思って、すぐに店長に聞きましたが、店長は「試用期間中は900円だよ」と。
私「(試用期間って初耳だけど)試用期間ってどれだけですか?」
店長「特に決まってないけど、キミの仕事をみて判断する」
私「期間が決まってなければいつまでも900円のままかもしれないじゃないですが★△×g§¨揮毫〇」
店長「そういうもんだよ。忙しいからもう帰ってよ」
私「いや、帰れないです。試用期間の話なんて聞いてないし、そこのポスターに1000円以上って書いてあるじゃないですか。」
店長「そんなこというならもう来なくていいよ。」
私「今夜シフトはいってます」
店長「来なくていい」
私「いや、来ますから」

というやりとりをしてもやもやしながらいったん帰宅しました。
どうも腹の虫がおさまらないので、やはり出勤することにしました。
結局追い返されて出勤できず、そのままイライラしながら帰宅しました。

私はどうにも納得がいかなかったので、いろいろな人に相談をし、その末に労働組合にたどり着きました。
神奈川労連労働相談センター0120-378-060

とりあえず労働組合に加入して、労働組合の相談員の人から店長に連絡をいれてもらい、なんどか話し合った結果、仕事は辞めるものの差額分を超える金額を「解決金」という名目で払ってもらって決着となりました。

ここで問題になっているのは、契約内容についての労使方法の認識の違いです。
私(労働者)は「初めから時給1000円」だと思っていた。
店長(使用者)は「初めは試用期間だから900円」だと思っていた。
しかし、その意思疎通を面接のときにも双方確認していなかったし、契約書で記録も残していなかった。
このことに今回のトラブルの原因がありました。

労働基準法15条にはこのように規定されています。
「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」

賃金の額とか就業時間とかは重要な契約項目です。
あとでトラブルにならないように「労働契約書」で明示し、双方の確認を取っておくことが重要ですし、だからこそ法律で定められています。


今回のケースで押さえるべきポイント
労働者(私)自身も、時給について確認するべきでした。また、時給も含めて労働条件をしっかり説明してほしいと求めるべきだったと思います。
使用者(店長)は、面接のときに「試用期間中の賃金」について、私に説明すべきでしたし、その内容を書面で明示するべきだったというのが今回の教訓だったと思います。

当時は自分自身のもつ労働者としての権利は何も知らなかったので、確認しようにもそんな意識すらありませんでした。
たまたま労働組合と出会い、アドバイスをもらえたことでトラブルを解決できたと思います。
それ以降は、もっと権利をしっかり知らないといけないなと反省し、勉強をするようになりました。

労働者にとっては働くということは人生の大半を占める重大な問題です。
人間らしく働くために、ルールを学び、活用し、ルールをもっと豊かに発展ささせていくことが大切です。
労働組合に入っていない人は労働組合に入りましょう!
そうしないと権利が守られないだけでなく、権利を向上させていくこともできません。

労働相談は横浜地区労まで!→ http://yokohamachikurou.jimdo.com/