1月23日(月)16時50分より、日産自動車不当労働行救済申し立て事件の第9回調査が開かれ、今後の審査計画が決まりました。
冒頭、前回「反論書面」を提出すると言っていた日産側代理人でしたが書面は提出されず、その理由として
「最高裁で判決が確定したので、労働委員会でも救済の必要性事態がない」と主張。
しかし、これに対し組合側弁護団の田井勝弁護士は「最高裁の決定を受けての意見」と題して意見陳述を行い、日産側の主張にまったくの根拠がない事、ひきつづき労働委員会の内外で解決までたたかってく決意を表明しました。
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 労働委員会第9回調査での 組合側代理人弁護士の意見陳述(要旨)
 
最高裁の上告棄却及び上告不受理決定を受けての、労働委員会における組合側の意見を述べます。
平成28年12月21日、最高裁は組合員である原告らの地位確認等訴訟について、原告らの上告に対し上告却下及び上告不受理の決定をしました。
この判断結果については不当ですが、しかしながら、この決定について以下に述べる理由から、労働委員会での本件申し立てに影響を与えるものではないと考えてます。
①本件で審議されている日産自動車らとの団体交渉について、組合側からの団体交渉申し入れ及び団体交渉はこの最高裁の決定の前に出されています。
組合側の労働委員会での主張は、「日産自動車による派遣契約解除等について、組合側が団体交渉での労使交渉における解決を求めたところ、日産自動車等が団体交渉を拒否し、その後団体交渉に応じるも誠実に対応しない等、不誠実団交をおこなったこと」を理由としてます。
仮に、日産自動車等が組合からの団体交渉申入れについて、上記のような不当労働行為を行わなければ、団体交渉によっての解決も可能でした。したがって、日産自動車らが当時不当労働行為を行ったとの問題は最高裁の決定とは関連するものではありません。
②また、契約上の責任を争点とする裁判所での地位確認訴訟と、労働委員会での不当労働行為救済申し立ては争点も異なっており、最高裁の決定内容が本件に影響を与えるものではありません。
③そして当然、日産自動車側の派遣労働者への事前面接等の違法行為に対する事実認定について、県労働委員会の判断と裁判所の判断が異なりうることは当然予想されます。
最高裁の決定を受けても原告たちの思いは変わるものではありません。
最終解決に向け、組合は労働委員会の内外でたたかっていく所存ですので、その旨、お伝えいたします。    以上
 
また、日産側から申請のあったIマネージャーの証人尋問が取り下げられていることについても、Iマネージャーの証人尋問の必要性を訴えました。

労働員会は引き続き審査を進めると決定し、Iマネージャーの証人尋問については「日産側証人の2名を尋問した段階で判断する」としました。

今後の審査における争点は以下の3点であることが確認されました。
①日産が、組合員であるAさん、Hさんからの団体交渉申し入れに対し「対象外」として拒否したことは不当労働行為に該当するか否か。
②組合員のOさんとの団体交渉が不当労働行為(不誠実団交)にあたるか否か。
③組合員であるTさん、Kさんとの団体交渉は不当労働行為(不誠実団交)にあたるか否か。
以降、証人尋問を経てこの三点について審査が行われることになります。

神奈川県労働委員会証人尋問の日程
会場は神奈川県労働委員会
3月01日(水)18時~18時30分 
証人(組合側1名)
3月13日(月)10時~12時 
証人(組合側1名)
4月03日(月)14時~15時30分
証人(日産側2名)
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