7月30日投開票でおこなわれた横浜市長選挙で、「新市長とワクワクする横浜をつくる会」が擁立し、政党では民進党(一部)、日本共産党、自由党が自主的支援した伊藤ひろたか候補は、257665票、得票率22・89%を獲得して健闘しましたが当選には至りませんでした。
横浜地区労は7月15日の第83回定期大会で、「林市政の転換」「カジノ誘致反対」「中学校給食をはじめとする子育て・福祉施策の充実」など、要求の一致点での「支持」を決定し、伊藤候補の支持を広げるために奮闘してきました。
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当選したのは現職の林文子氏ですが、自民党、公明党にくわえて労働組合である連合の推薦を受け、自主投票となった民進党の一部も応援する布陣をとったにもかかわらず、4年前の前回選挙から大きく得票を減らしました。
(得票数で96245票、得票率で28・73%減らした)
選挙戦では、カジノ誘致と中学校給食実現が二つの大きな争点としてたたかわれましたが、推進派の林氏は「カジノ」「中学校給食」については争点隠しに終始し、林氏に投票したという市民の中でも
「カジノ誘致を進めようとしているなんて知らなかった」
「全国では当たり前の中学校給食が横浜では実施されていないことを初めて知った」
という有権者も少なくありませんでした。
TVKの世論調査でも
カジノ誘致反対は65%
中学校給食を実施すべきは54%といずれも多数をしめました。
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市民の願いと、投票行動に乖離があることの原因には、異常なほど選挙活動を規制し、「知る権利」を侵害している公職選挙法を指摘する必要があります。

しかし、一方でカジノ反対、中学校給食実現を訴えた伊藤候補の政策論戦が、こうした民意をつくりだすうえで大きな役割をはたしたことは重要な成果と言えます。
林・新市長がこうした民意を尊重して、今後の市政運営にあたることを強く求めていきたいと思います。
今度の選挙では、神奈川では初めてとなる「市民と野党の共同による選挙戦」となりました。
初めての経験であり、いろいろ困難もありましたが、実際に力をあわせてたたかうなかで市民や野党、労働組合などとの相互関係、お互いの信頼も少しずつ深まったことは、今後の様々な要求実現の運動に生きる取り組みになったと感じています。
労働運動も、要求の一致点で様々な労働者が力を合わせるという点で選挙戦に通じるものがあります。
一人ひとり、職種や雇用形態などで労働条件や要求も変わってくると思います。
しかし、「すべての労働者が健康で文化的な生活をおくれるように、8時間働けばまともな生活ができる賃金と労働条件を得る」ことを共通の要求として団結できるのではないかと思います。
簡単ではありませんが、主義主張が異なる野党が共闘できたんだから、労働者も団結できるはずです。