2016年07月25日

食遊上海264 『香港龍鳳楼(巨鹿路店)』 - 腰痛にかこつけて、平日の優雅なひとり飲茶!

ここ最近のちょっとした無理が祟って、腰を痛めてしまったので、午前半休を取って静安寺の整形外科を訪ねた。診療が終わったのは、十時半過ぎ。せっかく半休を取ったのだから、ここらで昼飯でも食べてから会社へ行こう。

パッと思い付いたのが、巨鹿路の『香港龍鳳楼』。週末は予約なしでは行列必至の人気店だが、平日の開店直後ならフリでも入れるに違いない…と、こんなところばかり頭が回る。

で、狙い通り、すんなり席を確保できたのだが、意外にも平日でも客は多く、すぐに満席になった。周りの客は、身なりからして金持ちそうな老人やマダムばかり。ちっ、月曜の昼からのんびり飲茶なんぞしやがって、たいそう優雅なことですな(←やっかみ&ブーメラン)。

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さすがに茶葉は持参していなかったので、今日は店のプーアル茶をもらった。それを飲みつつ、品書きを吟味。一人だから三品が限界か。どうしたものか。

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結局、ひとつ目はベタ中のベタの龍鳳鮮蝦餃 (蒸し海老餃子)にした。いつも食べてるので面白味も何もないのだけれど、たまには一人で四つの海老餃子を独占してみたくなったのだ。この店の海老餃子はサイズが大きいので、四つもあるとボリューム満点。ささやかな独占欲は十分に満たされた。

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お次は、醤皇金銭肚(牛ハチノスのピリ辛煮込み)。近、モツ系の点心を頼んでなかったな、と思ったのだ。肉厚のハチノスのむっちょりとした食感がたまらない。ピリ辛で、僕の好みより濃い目の味付けではあるが、食べたあとプーアル茶をすすればちょうど良い感じ。

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三品目は、変わり種。韮菜猪皮鴨紅(アヒルの血と豚の皮と韮のスープ。日本語で書くとなんか凄惨だな。笑)だ。飲茶の本場・広東では、猪紅(豚の血)と韮を合わせたスープが定番だが、代わりに鴨紅(アヒルの血)が使われ、更に豚の皮まで入っている。

揚げた豚の皮のコクがスープを力強くしていて、それを身にまとったアヒルの血は、臭みもなくつるんとして、なかなか美味しい。韮の強い香りが良いアクセントだ。

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この店、最初に飲茶したときの印象と比べて、点心の味や造りが少々下世話になった気がするが、でもまあそれは『利苑』あたりと比べてのことで、まだ使い勝手はある。

なかなか満足。食後はしばらくお茶を飲みつつ本を読んで、ご馳走さま。

うん、やはりひとり飲茶も悪くないな。


<2016年3月>


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2016年07月22日

おうちで中華25 - ソラマメ中華の双璧!地味ながら果てしなく紹興酒を呼ぶ茴香豆!

このところ全然市場へ行けていないのだが、今もまだ空豆は売っているのだろうか。
少なくとも、日本ではまだまだたくさん売っているよな。
旬を逃さぬよう、五〜六月頃に頻繁に作っていた空豆料理について今日は書く。

我が家で空豆を中華料理に用いる場合、選択肢はほぼ二つ。
一つ目は、以前紹介した葱油蚕豆。二つ目が、今日の茴香豆だ。
大抵は数キロ単位で買ってきて、その日食べる分は葱油蚕豆にして、残りは茴香豆にする。
茴香豆は味が染み込んだ方が旨いので、買ってきた日に一気に作ってしまい、翌日以降に食べる。

茴香豆とは何か、という説明はあまり必要ないだろう。
魯迅の小説「孔乙己」で、主人公が居酒屋で紹興酒片手につまんでいるあれである。
孔乙己ならずとも、ひと粒つまめば紹興酒が欲しくなること請け合いで、地味ながらも優れた酒肴だ。

実は、茴香豆には二種類ある。
新鮮な空豆を使うものと、乾燥空豆を使うものだ。
どちらもそれぞれの良さがあるが、今回作るのはもちろん前者。ふっくらした仕上がりが魅力だ。

僕が作るくらいだから、作り方は超簡単。
ネットには例によって様々なレシピがあるが、その中でも極めて簡単なものを採用している。

1)空豆の殻を剥き、鍋に入れる。
2)ウイキョウ、八角、肉桂と紹興酒、塩少々を鍋に入れ、ひたひたに水を注ぐ。
3)水から強火にかけ、沸いたら弱火にして1時間ほどコトコト煮込む。
4)冷まして味を馴染ませてから、頂く。

これだけ。
猿でもできるし、僕でもできる。でも、美味しく仕上がるんですな。

↓空豆。
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↓剥きます。
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↓お馴染みの香辛料。
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↓材料と調味料を鍋にどさっと入れて、ひたひたの水を加えて、強火にかける。
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↓沸いたら弱火にして、あとはコトコト煮るだけ。
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↓出来上がり!
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↓美味しそう!自画自賛!
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酒は、もちろん紹興酒。
空豆をひと粒ふた粒つまむごとに、盃をくいっと傾けて、孔乙己を気取る。

ふっくらした空豆からはウイキョウを筆頭とした三種の香辛料が仄かに香り、実に上品な仕上がり。
たくさん食べても食べ飽きないし、果てしなく酒が進む。
これをおかずにしてご飯を食べる人もいるんだろうか?僕にとっては、120%、酒の肴だ。

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これだけ簡単でこれだけ美味しいのだから、リピートは必然。
今年だけで何回作ったことやら、もう覚えていない。

皆さんも、是非お試しください!



■備忘録■
茴香豆 空豆のウイキョウ煮込み – 紹興料理
1)空豆の殻を剥き、鍋に入れる。
2)ウイキョウ、八角、肉桂と紹興酒、塩少々を鍋に入れ、ひたひたに水を注ぐ。
3)水から強火にかけ、沸いたら弱火にして1時間ほどコトコト煮込む。
4)冷まして味を馴染ませてから、頂く。


<2016年6月>


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2016年07月21日

食遊上海263 『The Park Tavern』 - 豪快なフィッシュ&チップスで、生ビールをゴクゴク干す。

夕方、自宅近くのカフェで中国人の取引先と面談したら、このあと軽く一杯やろうということになり、先日知った衡山路の『The Park Tavern』へ案内した。

実はそうなるよう面談時間や場所を設定していたので、狙い通りの流れに僕はほくそ笑んだ。一杯目に口を付けたのは、五時半。定時ちょうどの乾杯なんて、楽しいに決まっている(笑)

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夜八時までのハッピーアワーは、ドラフトビールが「买一送一(一杯の値段で二杯)」だ。まずはKronenbourg1664を二杯干し、キルケニー、ギネスと進んだ。

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これまでの印象同様、キルケニーとギネスの状態がとてもいい。泡までとてもうまい。

これならばアイリッシュ料理もイケるかなと考え、アイリッシュパブのド定番・フィッシュアンドチップスを試してみた。80元もするだけあって、ボリュームはたっぷり。フィッシュフライの揚がりっぷりも美味しそうだ。

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でも、結果は微妙。揚げ具合は昔ロンドンで食べたものよりよほど見事だったが、肝心の白身魚に臭みがあった。

魚の臭み問題、最近の上海では大分改善されたんだけど、今日の臭みは昔と大差ない水準で、少し凹んだ。ちょっとこの店への期待値を上げ過ぎていたかもな。

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ともあれ、若い上海人との話はなかなか楽しく、ビールだけなのに結構酔っ払って帰宅した。


<2016年3月>


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