2019年06月20日

【お知らせ】連載「中国全省味巡り」、第11回江蘇省蘇州篇が公開です!

東洋のベニスと讃えられる江南の古都・蘇州。水に囲まれたこの街で食べるべき料理とは!?
ガイドブックには載らない一風変わった料理と王道中の王道を組み合わせてご紹介します。
「中国全省食巡り」、3ヵ月ぶりの新作・江蘇省蘇州篇が本日公開です!

尚、「80C」での連載・「中国全省食巡り」は、今後、隔月でお送りします。
書いていると自分も中国に行きたくなるのが困りものですな。



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今回もご意見ご感想などお気軽に頂けると、嬉しいです!

<2019年6月>


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2019年06月12日

食遊上海541『名厨本幫館』 - 西双版納の友を迎えて、ローカル上海料理開拓。

西双版納より友来たる。「なにか新規開拓を」と言われて、上海料理で紹興酒を舐めることに。最近、上海料理開拓をすっかりサボっているので、店はヒロヲカさんにご紹介して頂いた『名厨本帮馆』を訪ねてみることにした。

「特別絶賛するような店ではないけれど、この値段でこの味でこのラインナップの店が近所にあったら悪くない」と、事前に説明してもらっていた通りの店。かつては有名店のコックだったという店主が店内に細々と気を配っていて、店員の気働きも良く、近所の上海人らしき客で大にぎわいだった。

↓閉店後に撮った写真。
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↓これはゼロ次会のビール。
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イシモチに青菜の漬物と筍をのせて蒸し上げた雪菜蒸黄魚をメインに、酒香草頭(ウマゴヤシの白酒炒め)、白切肚尖(茹で豚ガツ)、香攤攷缶牟煲(椎茸と青梗菜と麩の甘辛煮)、菜飯(上海風炊き込みご飯)というベタなラインナップ。

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「これはなかなかいい店ですな」「ですね、これでいいんだよ、これでって感じの良さです」と二人で言い合い、和やかに紹興酒を酌み交わした。このあとすぐ帰国しちゃったけど、もう少し上海にいたら再訪してたかもしれないな。

二次会は、最近新店が増えてる五原路で、勘に任せてのバー開拓。レトロ風味のオサレな雰囲気で、こじんまりとした店内はギッシリ満席だ。

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でも、カクテルの味は相変わらずピンボケ。値段の高い安いに限らず、上海で旨いカクテルにありつくのは今なお難しいなあ。


<2018年12月> ■店舗情報■


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2019年06月08日

上海から日本にもどりました!

さらば、上海!最終日の朝が快晴で良かった!



…ということで、Twitterやインスタを覗いて頂いている方には今さらですが、先月、4年(延べ10年)の中国生活を終えて、帰国しました。

そのままいろと言われれば定年までいても幸せでしたが、帰国して1ヶ月が経ち、頭の中は新生活への期待に切り替わっています。日本の海の幸を使った「おうちで中華」なんて楽しそうだなあと、ようやく届いた船便の開梱作業にいそしみながらウキウキしている今日この頃です。幸い中華とは縁が切れなさそうな生活環境でもあるので、今後も中華ネタが途切れることはないでしょう。

特にブログはまだ書いてないネタが1年分くらいはありまして、むしろ書くヒマがあるのかが問題です(笑)。また、2ヶ月ほどお休みしていた80Cの連載「中国全省食巡り」も今月から隔月で再開しますので、引き続き宜しくお願いします!



今回の上海生活を一言で表現するなら、「一片の悔いなし」です。一年目で子供が生まれ、外食や旅行が著しく制限される中で、やれることはやったという思いがあります。特に「おうちで中華」はその産物で、自由に外食できる環境だったら、ここまで自宅で中華を作ろうとは思わなかったはずです。我が子様様ですね。

好きな中華を自分である程度再現できるようになったからこそ、今回の帰国を冷静に受け止められた部分は確実にあります。帰国してからも自分で作ればいいじゃん、と。そりゃまあ入手困難な食材もありますが、日本には日本ならではの魅力的な食材もあるわけで、その点は相殺です。

もっとも、あと数年あったら子供に中国各地のものを食べさせられたのになあと思うと残念ですが、今後きっとまた中国に住む機会はあるような気がします。その時の方が子供の食の幅も広がっているはずですから、今後しばらくは日本各地のものを経験させておくことにしましょう。

そういや、それまでブログのリンクを自動転送するだけだったSNSをちゃんとやり始めたのも、子供がきっかけだったのを思い出しました。育児の合間の暇つぶしに思いのほかハマり、3年間でフォロワーさんが50倍以上に増え、結果として雑誌・ラジオ出演や今の連載に繋がったかと思うと不思議な感じです。

今も昔も自分の備忘録が主目的ではありますが、自分の発信で本場の中華に興味を持つ人が少しでも増えたのなら嬉しいです。僕としても他人が読む以上は間違った情報は書けないと思って色々調べる動機になったので、やって良かったです…などと書くともうやめるみたいですが、今後も続けます(笑)



さて、改めて上海の外食シーンを振り返ると、都会化と現代化が進み、個人経営のローカル店はどんどん姿を消し、残った店も食材の質が落ちたり味が濃くなったりする一方、SNS映えを狙ったチェーン店が流行ったり、見てくればかりを重視したガッカリ料理の高級店が増えたり、僕には好ましくない傾向が強かったです。

上海郊外に行ければ話は違ったかもしれませんが、その時間も手段もなかった僕は、途中から本当に美味しいものを追求することより後輩たちに地方料理の多彩さや白酒の飲み方を伝道しつつ呑んだくれることに重点を置くことにしたのですが、これは大正解でした。ホント楽しかったもんなーウェーイ!

手前味噌ですが、日本人駐在員が身内で飲み会をするに当たって、100%会場がローカル中華で、95%飲む酒が白酒(5%は紹興酒)という会社は少ないのではないかと。四年間メンバーの入れ替わりはありつつ、それを楽しんでくれる後輩たちが常に揃っていたことは、幸運でした。

前回の広州駐在時は身内が和食にしか行かないおっさんだけで、その誘いを如何に断るかばかりを考えていたことを思うと、天と地の差です。中華において、数は力。若々しい後輩たちの胃袋と肝臓が、僕の駐在生活を豊かにしてくれました。着任当初、会社の倉庫に溢れていた贈答品の白酒在庫をゼロにしたばかりか、常にもらったそばからなくなる自転車操業状態にしたことを黙認してくれた上司にも感謝しておきます(笑)。

再開発が常に続き、店の移ろいが激しすぎるのも上海の特徴で、ブログに書いた数百軒の記録もいつまで役に立つことやら。閉店して悲しんだ店はいくつもありますが、一番の衝撃はやはり昨年末のジャッキー。今思い返せば、あの閉店が僕にもそろそろ上海を去る時期だと告げていたのかもしれません。

とはいえ、現代化による嬉しい変化もありました。駐在後半に登場した盒馬はスマホ注文から30分で食品等を届けてくれるサービスで、買い物一つでも時間がかかる幼児持ち家庭の救世主でした。旬の食材が幅広く揃い、魚介類は注文してから下処理して持ってきてくれることに感動。帰国後の不便さが心配です(笑)

何より興奮したのは、全国流通網の進化で中国全土から食材をお取り寄せできるようになったこと。昔は山奥まで旅した時に持ち帰れる分しか買えなかったものが、スマホをいじるだけで届く便利さが、実質的に辺境への旅行が不可能だった今回の生活をどれだけ潤してくれたことか。

地方の農家が昔ながらの製法で作る酒、調味料、香辛料、漬物、干し肉の類は、常に都会で売っているものの水準を大きく上回りました。美味いものは田舎にあると昔から思っている僕にとって、それらが気軽に買えるようになったことは、諸手を挙げて喜びたい現代化でした。

こう振り返ると、変化とは善悪の片方で語れるものではなく、常に両方をもたらすということですね。変化自体は個人の思いで押し止められるものではないので、変化で失われていくものを惜しみつつも、変化がもたらす良い面を積極的に探して、享受していくのが大切なのかもしれません。

随分と長くなったので、このへんで。引き続き本ブログをよろしくお願いします!あ、中華以外のネタは姉妹ブログ「酒徒善人」でガンガン発信していきますので、そちらもお付き合いください!


酒徒拝





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