2018年09月19日

食遊上海509『宝莱納』『龍鳳楼』『Boxing Cat』復活など  - 2018年6月

今日は、2018年6月の備忘録。
何でも行っている店での食事や小さなイベントをまとめた。
登場する店情報は、右上の「記事検索」で店名を検索すると、ずらーっと過去記事が出てきます。

<1>
旧フランス租界を走る二階建てバスに続く、遊べる公共交通機関シリーズ第二弾は、黄浦江を渡る輪渡(渡し船)!乗船時間は10分程度だが、左に浦東の高層ビル、右手にバンドの歴史建築群、行く手には様々な雑貨船と、二歳の子供には十分なエンターテイメント。運賃はこれまた二元で、大人も笑顔(笑)

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大人のお目当ては、対岸のドイツ料理店『宝莱納餐廳(陸家嘴店)』。生のパウラナーをあおり、定番のソーセージ盛り合わせとすごく硬派なシュニッツェルを平らげて、昼から満腹泥酔。よく晴れた空と鮮やかな周囲の緑とのんびり船が行き交う黄浦江がもたらす多幸感。気持ちいいなあ。

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最近、大人の言葉をおうむ返しして言葉を覚えている子供が、今日覚えた3つのセンテンス。

1)行くぞー、ビールだビールだ!
2)ビール、まだ来ないなあ…
3)ビールは本当においしいねえ!

大人の感情が本気でこもっている言葉を真似したくなるのだろうか。

<2>
いつもの蘭州牛肉麺店『舌尖尖』に行ったものの熱々の汁麺の気分にならず、牛肉涼麺に方針転換。極細打ちの麺を水で締め、辣椒油のタレをかけたら、豪快に切った胡瓜とトマトをドン!とのせて、中央には刻んだ牛肉と葱と香菜。程よい辛味と香りに助けられ、麺がスルスルと胃袋に収まっていく。

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<3>
暑さにやられて、雪菜肉絲冷麺。高菜と細切り豚肉炒めがのった上海冷麺だ。ざるの模様がプリントされた皿を用いる謎の演出。本当にざるだったらピーナツソースのタレがだらだらこぼれる。

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<4>
この日のランチは、清炒鱔絲麺。タウナギの生姜炒めがたっぷり。タウナギもスープも予想よりあっさりしていたし、茹でた青菜も付いてきて、嬉しい誤算。プリッとしたタウナギは日本で広まって欲しい食材のひとつ。鰻が危機的な状況にある今、進出のキッカケにならないかな。蒲焼きにするには小さいけど。

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<5>
昼から出張者と『龍鳳楼』で飲茶。老火例湯(日替わりスープ)は、苦瓜干黄豆章魚煲龍骨。長い名前(笑)。その実態は苦瓜と大豆とタコの乾物と骨付き豚肉の煮込みスープだ。組み合わせには中医学的な裏付けがあるのだと思うが、とりあえず旨い。スープはスープだけで飲み、後ろの湯料(具)は醤油をつけて食べる。

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<6>
『功徳林』干挑饂飩(汁なしワンタン)。上海式の大ぶりのワンタンの中にはナズナがぎっしり。酢醤油であっさりつるりと頂く。精進料理店なので、肉気はなし。でも、満足感は十分!…と思ったが、連れてった三十代男の心にはあまり響かなかったようだ。ま、若者にとっては地味すぎか。

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<7>
改装中だった復興西路の『Boxing Cat』が営業再開!全体の印象は変えず、素人目にも死んでいたスペースを再構成して客席を増やしただけのマイナーチェンジでホッ。上海クラフトビール界の横綱として、これからも頑張って欲しい。

「復興路(上海語でvok-xin-luヴォッシンルー)にあるからBoxingなんだろうなぁ」というコメントをTwitterでもらい、そうだったのかとびっくり。言葉ができると、世界が広がりますな。

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この日は韓独戦をサッカーに詳しい後輩の解説付きで観たが、酔って全部忘れた。


<2018年6月>


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酒徒 at 21:01│PermalinkComments(0)clip! 備忘録 

2018年09月17日

食遊上海508『孔雀皇朝』 - 「綺麗な店でマイルドな四川料理を食べたい」。

日本から来た4、5名の出張者アテンド。「綺麗な店でマイルドな四川料理を食べたい」という鼻血が出そうなリクエストを受け、僕がスマホをいじって適当に見繕ったのは、陝西南路のiapmの中にある『孔雀皇朝』だ。

孔雀をモチーフとし、淡いピンクを基調とした店内はお世辞にもオシャレとは思えなかったが、客層が上海にしては珍しく華やかに着飾った若い女性客ばかりだったところが、出張者のおっさんたちの心を打った。

料理は、辛くなくて、のっぺりしてて、量が少なくて、その割に高かったが、出張者の志向にはピタリ。

↓ひとつひとつ料理名を書く気力がわかない。でも、さりげなくカエルはぶち込んでおいた(笑)。
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結果的にアテンドとしては満点を取ったが、心を乾いた風が吹き抜ける。

…耐えろ、これも仕事だ(笑)

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二次会の『Shanghai Brewery Donghu』では、うっぷんを晴らすかのようにガンガン飲んだ(笑)


<2018年7月> ■店舗情報■


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2018年09月14日

おうちで中華126 - 食友と上海人親子も迎えて、夏場のお手軽宴会。

今日の「おうちで中華」は、宴会編です。

七夕の日の昼下がり。西双版納からの友人・ふじもとさんを我が家に迎えるにあたり、僕は夕食の準備を始めていた。

まず確認したのは、仕込みから一週間経った酸豆角(ササゲの漬物)。乳酸発酵の美しき泡。酸味のある香りが立ち昇ってきて、食べずとも成功と分かる。この日に間に合って良かった。

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続いて、湖南からお取り寄せした腊大腸の下ごしらえだ。塩漬けした豚ダイチョウを燻製してから干したもので、あらかじめ茹でて塩抜きする必要がある。初めて扱う食材をいきなり友人に出すのは暴挙ではあるが、まあ、旨いに決まってるだろこんなの(笑)

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ふじもとさんが到着し、まずは茶会だ。8年前、彼が初めて作った易武山の生茶を連れの実家・九州で熟成させておいたものを試飲することにした。生茶特有の香気を残しつつ熟成の色味や旨味が深まっている。他所で熟成させたものより「良い傾向」だそう。今後も大事に飲もうっと。

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ふじもとさんが持参してくれた困鹿山の生茶も流石の旨さ。最近は有機・古樹・単樹を謳う普洱茶が氾濫する一方で、本当にまともな茶葉はどんどん減っているのだとか。

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↓茶請けは、台湾出張で買った鳳梨酥。
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茶を飲んだら、次は酒だ。手のかからぬ肴で明るいうちから紹興酒をガブガブあおる。

夏の食材を意識して、凉拌茄子(茹で茄子の冷菜)、葱拌豆腐(豆腐と青葱の冷菜)、炒蛤蜊(アサリ炒め)、五香毛豆(漢方風味の枝豆)、拍黃瓜(胡瓜の冷菜)、胡蘿蔔香敘唸湯(人参と干し椎茸と豚スペアリブのスープ)を並べた。

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↓凉拌茄子(茹で茄子の冷菜)
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↓葱拌豆腐(豆腐と青葱の冷菜)
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↓炒蛤蜊(アサリ炒め)
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↓五香毛豆(漢方風味の枝豆)
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↓拍黃瓜(胡瓜の冷菜)
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↓胡蘿蔔香敘唸湯(人参と干し椎茸と豚スペアリブのスープ)
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実は、ここからはふじもとさんに加えて、急遽上海人の母子も参加していた。中国人に中華を、しかもこんな家庭料理を作って出すなんて、とものすごく緊張したが、たっぷり食べてくれて一安心。

続いて、熱菜。下ごしらえしておいた腊大腸は、蒜苔炒腊大腸に仕立てた。腊大腸を細切りにし、多めの油で香ばしく炒めたら、ニンニクの芽を炒め合わせて出来上がり。

ダイチョウは噛めば旨味が溢れ出し、ニンニクの芽の香りと食感がピタリ。お手軽さと反比例する旨さに思わず笑顔。常備しておけば、これから重宝しそうだなあ。

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更に、酸豆角炒肉末(ササゲの漬物と豚ひき肉の炒め物)。地味に見えて、ご馳走である。ポキュッとしたササゲとミチミチした豚ひき肉の賑やかなリズム。乳酸発酵の酸味と旨味が豚の香ばしさと混じり合い、弾ける。

↓酸豆角の酸味は夏場の食欲増進効果が抜群だ。
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レンゲを持つ手が止まらない。酒も止まらない。ご飯も止まらない。大皿も瞬時に空になった。

その結果、みんなお腹一杯になってしまい、料理はここで打ち止めにした。あとは、フランスチーズを肴に紹興酒をぐびりぐびり。毎度の如く、楽しい夜となった。


■今日の献立■
涼拌茄子(茹で茄子の葱醤油ダレ)
葱拌豆腐(中華冷奴) →おうちで中華91
五香毛豆(枝豆の香辛料煮浸し) →おうちで中華81
拍黃瓜(胡瓜の冷菜) →おうちで中華119
炒蛤蜊(アサリの炒めもの) →おうちで中華33
胡蘿蔔香敘唸湯(人参と干し椎茸と豚スペアリブのスープ)
蒜苔炒腊大腸(燻製豚ダイチョウと大蒜の芽の炒め物)
酸豆角炒肉末(ササゲの漬物と豚ひき肉の炒め物) →おうちで中華27

<2018年7月>


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