2016年09月23日

食遊上海295 『La Creperie』 - 午後半休して、旧フランス租界でシードルとガレット。

所用があって、午後半休。
午後1時半には虹橋まで行かねばならないが、その前に何か腹に入れていこう。

旧フランス租界の常熟路駅で地下鉄を降りて、足を向けたのは桃江路のクレープリー『La Creperie』だ。少し前に静安寺の支店に行ったとき、桃江路の本店に行ってみたいと思ったのよね。ショッピングモールの中にある静安寺の支店より、静かで落ち着いた雰囲気が好ましい。

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クレープリーで飲むものと言えば、やっぱりシードル。所用があって年休を取ったくせに酒を飲むのは如何なものか、というご意見もあるかとは思うが、せっかく年休を取ったのに酒を飲まないのも如何なものか、という考え方もあるのである。

シードルは、一杯35元(700円)。爽やかで美味しいが、こんなもので酔っ払おうと思ったら破算してしまう。経済的な縛りが効いて酔っ払わずに済むという点でも、昼向きのお酒だ。

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ガレットは、カレー風味の鶏肉とほうれん草と卵の組み合わせをチョイス。

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こういう変化球に手を出す余裕が生まれるくらい、ちょくちょく旨いガレットが食べられる今の上海だ。


<2016年5月>


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2016年09月22日

食遊上海292 『俏江南』 - 辛過ぎない麻婆豆腐を求めて。

日本からの出張者二人に、夕食に何を食べたいか尋ねた。「和食!」などと言わずに「せっかくだから今夜も中華を」と答えてきたところは嬉しいが、それに続いたリクエストは・・・

「すいませんが、変わった食材は避けたいです」(←南通での昼食がショックだったらしい)
「私は、そもそもエビがダメなんです。内臓や羊も苦手です」
「あまり辛いのも厳しいです。そこそこならいいんですが」
「あ、でも、本場の麻婆豆腐は食べてみたいです」
「私も!辛過ぎない麻婆豆腐をお願いします」

辛過ぎない麻婆豆腐なんて、既に「本場の麻婆豆腐」ではないと思うのだが。。
思わず、「そんなもん、日本で喰え(笑)」と言ってしまった。

でもまあ、これが普通の日本人の感覚かもしれないな。
仕方ない、ご要望に応じた食事の手配も一応、駐在員の仕事だ。

・・・と、自分に言い聞かせながら選んだのは、『俏江南』である。
今や中国全土に展開する高級四川料理チェーンだ。

創業は2000年。当時、安いものとしか思われていなかった四川料理に高級感を導入し、
オサレな店舗やまともなサービス、麻辣を抑えたマイルド四川料理が受けて、急成長した。
創業者の息子は台湾の大Sを嫁にもらったくらいだから、さぞかし儲かっているのだろう。

この日訪ねた881会所店は、租界時代の洋館を改装した店舗。
上海に数ある支店の中でも、オサレ感が際立っている。
その分、お値段は四川料理のくせにかなり割高なのだが、ま、たまには良かろう。

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さて、注文。
このチェーンは、四川料理だけでなく、他地域の料理も幅広く揃えている。
その点が僕には「きゃぴっと系」と感じられるが、一般的には支持を受ける理由だ。
あまり深く考えず、さらっと定番を頼んだ。

麻酱油麦菜(カラスムギの葉の胡麻ダレがけ)。四川の冷菜のド定番。
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蜜汁叉焼
広東料理だが、出張者の辛さ耐性が不明だったので、辛さゼロの肉料理を保険で頼んだ。
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蒜蓉西兰花(ブロッコリーのニンニク炒め)
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これまた四川料理でも何でもないが、箸休めとして頼んだ。軽く湯通ししたブロッコリーを刻んだ大蒜と炒めるだけの料理だが、実に瑞々しい。ブロッコリーの食べ方としては、世界トップクラスの美味しさではないだろうか。

辣子鶏(骨付き鶏の麻辣唐揚げ)。ビールのお供。
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麻婆豆腐。ご要望どおりの「辛過ぎない麻婆豆腐」(笑)。
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水煮魚。これも「麻辣過ぎない水煮魚」。
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分かっていたことではあるが、僕にとっては全く刺激が足りない。
だが、出張者の二人は大喜びだったので、ま、良しとするか。


<2016年5月>


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2016年09月21日

南通出張1 - 地鶏、川海老、カエル、ザリガニ!川と山の幸尽くしにひとり大興奮!

日本からの出張者二人を連れて、江蘇省南通へ日帰り出張。上海の中心地から高速で約3時間。昔に比べると便利になったが、下手に日帰り出来るようになってしまった分、出張する身の負担は却って増えた気がする。

ただ、今回は取引先がランチに真っ当な江蘇料理を手配してくれたのが救いだった。店は、郊外の狼山風景区内にある農家楽(農家スタイルのレストラン)。期待が高まるロケーションだ。

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長江下流域の平地である南通には山らしき山がなく、最も高い狼山でも高さは106mだそうだ。そういう土地柄だけに、南通人は肉も食べるが主に川の幸を食べるという。

そのあと食卓に並んだ料理は、なるほど、川の幸満載だった。全てを写真に収めることはできなかったので、一部だけ紹介しよう。

清水煮河蝦は、小さな川海老を葱や生姜と共にさっと茹でるだけ。頭も殻も丸ごと食べる。小さくても海老は海老。美味しい。

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韮黄文蛤は、黄韮とアサリのスープ仕立て。南通の東部は黄海に面していて、アサリやハマグリを産するのだそうだ。アサリとその出汁を吸った黄韮を一緒に頬張ると、いい感じ。

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青豆炒田鶏は、枝豆とアカガエルの炒め物。上海で食べられるカエルはウシガエルばかりで、それはそれでボリュームがあって旨いのだが、上品な味わいのアカガエルは久々だったので、嬉しくてむしゃむしゃ食べた。醤油味にやや辛味が効いていて、なかなか旨い。

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山の幸もしっかり美味しかった。南通のブランド地鶏・狼山鶏を煮込んだ紅焼狼山鶏は、辺りを走り回って大きく育っただけあり、歯応えも肉の味の濃さも秀逸。久々の旨い鶏を夢中で頬張った。

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雪菜炒粉皮は、粉皮(ひもかわうどん状の春雨)と雪菜(青菜の漬物)の炒めもので、上海を含む江南地域でよく食べられている。つるぷるとした食感が独特で、昔からの大好物。久々に食べたな。

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そして、この日の宴席の主役は、江海一鍋。大小数種の川魚とザリガニの醤油煮込みを豪快に盛り合わせたもので、どれも臭みなく美味しい。図らずも、これが今年初のザリガニとなった。五月になってから体内でザリガニ熱が疼いていたところだったので、嬉しくてどんどん手を伸ばした。

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ところが、大喜びしていたのは日本人では僕ひとりで、出張者二人はカエルやザリガニにドン引き。取引先に「どんどん食べて!」と薦められても、箸が動かない。うーん。

狼山鶏にしても、彼らの感想は「硬いですね…」。肉の良し悪しを柔らかさでしか評価できないとは気の毒に。一生ブロイラーでも喰ってるがいい…と内心思わざるを得なかった。

食の好みは人それぞれだから仕方ないけど、純粋な好意で様々な料理を揃えてくれた取引先に対して申し訳なくて、僕は彼らの分まで張り切ってむさぼった。

え?申し訳ないとかじゃなくて、単純に食い意地が張ってるだけだろって?

いやまあ、仰るとおりで、帰りの道中、「カエルやザリガニはキビシイっすよ」と出張者がボヤくのを右から左に聞き流して、僕はひとりご満悦だった。


<2016年5月>


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