ブログネタ
中華料理 Part3 に参加中!
同行者(二代目)が、別部署に異動することになった。最後の出張は、台北。顧客が手配してくれる夕食は、恐らく中華料理ではないと思われたので、昼食は自然と台湾料理を食べようという話になった。

向こうにとっては最後の機会だから、「美味しいと分かっている店で、美味しいものを食べたい」ということで、前にも行った兄弟大飯店の2階『蘭花亭』に白羽の矢が立った。(→前回訪問

とはいえ、進取の気鋭を忘れる我々ではない。この店ならば何を頼んでもハズしはしないだろうという信頼感に基づき、料理はこれまで頼んだことのないものばかりで固めた。

蔭汁生腸は豚ダイチョウの豆豉炒め。やや甘めのタレがからんだプリッとしたモツも旨いが、ポキュポキュしたぶつ切りの小葱が影の主役。大陸中華だとこういう切り方や量で葱を使わないので、新鮮で美味しい。

IMG_2062_R

涼拌牛筋は、牛筋の醤油煮込みを冷ました前菜。これは同行者が「また食べたい」と言って頼んだもので、唯一のリピート。しかし、渋いチョイスだな(笑)

IMG_2038_R

スープは、銘々好きなものを頼んだ。僕は、冬瓜蛤仔湯(冬瓜とハマグリのスープ)。この店はどの料理も無化調だが、こういうあっさりしたスープだとそれが一番活きる。ハマグリの豊かなダシが冬瓜に染み込んでいて、目尻が下がる旨さだ。

↓考えてみたら、これも以前頼んだことがあった。僕、冬瓜のスープが好き過ぎるんだよな。
IMG_2035_R

蒜絨花枝。蒜絨は「ニンニクの織物」といった意味で、花枝はコウイカのこと。つまり、コウイカに揚げたニンニクを衣のようにまとわせた炒めものだ。

IMG_2032_R

肉厚のコウイカは、鮮度もよく、とても美味しい。しかし、この見た目なのに、何故かどこかしら甘いのが台湾料理らしさだ。醤油に甘味料が入っているからだそうだ。

炒絲瓜は、ヘチマのとろみ炒め。独特の香りがあるヘチマは、炒めるととろりとして、とても美味しい。何故日本ではタワシにしかしないのだろう。勿体無い。

IMG_2030_R

香煎龍衣は、海老のすり身揚げ。見たまんまの美味しさ。台北出張は、美味しい魚介料理を食べられるのが嬉しい。上海だと、海鮮は割高でハズすことも多いので、ほとんど頼まないんだよな。

IMG_2037_R

最後に、サービスで緑豆沙もでてきた。

IMG_2040_R

こんな感じで、ご馳走様。狙い通り、今回新しく頼んだ料理も全て美味しかった。同行者は優秀の美を飾って、満足。僕はこれからもお世話になりそうだ。

因みに、この日の夕食は、ステーキのフルコースだった。予想的中。


■今日のお店■
『蘭花廳(兄弟大飯店)』
住所:台北市松山區南京東路三段255號(兄弟大飯店)2〜3樓
電話:(02)2712-3456
営業時間:9:00〜21:30(LO20:30)
休業日:年中無休

<2017年7月>