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夕食は、取引先に案内されたタイ料理とクラフトビールの店。結構な量のビールを飲んでお腹は膨れたが、ホテルへ戻るタクシーの中で、同行者が台北の夜市に行ったことがないと言う。「台湾担当としてそれはいかん」ということで、ホテルの近くにある寧夏夜市を冷やかすことにした。
まずは、何はともあれ、蚵仔煎。僕は台湾の蚵仔煎にかかっている甘いタレがあまり得意ではないのだけれど、ま、これも台湾ならではの味だ、同行者も一度は食べておく必要があるだろう。
客がたくさんいた『圓環邊蚵仔煎』に適当に入ってみたが、あまり牡蠣が入ってなかった。でもまあ、180円じゃあこんなもんか。
近くの『環記麻油鶏』にハシゴして、炒下水。孤独のグルメのテレビ版でも取り上げられたことがあるのでご存知の方も多いと思うが、下水はモツのことだ。中華圏のモツ料理でハズすことは少ない。やはりちょい甘めではあるが、不要放味精和鶏精の呪文も効いて、なかなか美味しい。
酒は置いてないというので、隣のコンビニでビールを買って持ち込んだ。台北人は酒好きが少ないようで、そもそも夜市全体を見回しても酒を飲んでいる人間なんていないのだが、モツ料理すら酒なしで食べるんだなあと改めて驚いた。
翌日は、午前の面談が予定より早く終わったので、空港に向かう前に軽く昼飯をとろうと、取引先の近くにあった『八條牛肉麺』に突入。このあたりはこじんまりとしたローカル店が多い地域のようだ。
↓イカした店構え。
四人がけのテーブルが数卓並ぶだけの小さな店内。壁には名物の牛肉麺のほか、スープや炒飯のメニューが並んでいた。
「軽く麺だけって感じですかね」
三代目はそう言ったが、僕は品書きにはない小菜(つまみ)を隣の客が食べているのを見逃さなかった。店のおばあちゃんに尋ねると、店の外の屋台に連れて行かれ、そこに並べられたいくつかの小菜を選ばせてくれた。ついでにビールがあるか聞いてみると、冷蔵庫から冷えた台湾ビールが出てきた。やったぜ!
ということで、小魚と青唐辛子の和え物と昆布・豚大腸の鹵水(漢方タレ漬け)。
因みに、隣の男性二人客はこれを酒なし(それどころか林檎ジュース)で食べていた。まあ、平日の昼間なんで、そっちの方が普通なのかもしれんけど。
小菜を平らげて、看板メニューの紅焼牛肉麺に挑む。醤油味のあっさりスープにもっちりした平打ちのちぢれ麺が沈み、トロトロに煮込まれた牛ばら肉がゴロリと入っている。
実は特に期待はしてなかったんだけど、安いのに立派な味。これはいい仕事してるなあ。
パッと入った店で真っ当な美味しさに出会えると、嬉しい。店のおじいちゃんとおばあちゃんの人柄もよく、心までほっこりして店を出た。
■店舗情報■
『八條牛肉麺』
住所:台北市林森北路133巷58号之1
電話:(02)2581-9227
営業時間 :11:00〜22:00
休業日:土日
<2017年9月>
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