2018年07月02日

食遊上海501『山間堂』 - 馴染みの江西料理で4度目の送別会!

この日は、帰任する後輩の4回目の送別会。当の本人からは、「この会って、もはや酒徒さんが飲む口実に使われているだけですよね」などと心ないことを言われていたのだが、かわいい後輩を酒の大波に乗せて送り出そうという先輩の厚情が通じないとは、悲しいことである。

まあ、会が始まる前にひとりいそいそとゼロ次会へ出かけるような姿を見られているのでは、それも仕方ないかもしれない。いつもの『Park Tavern』で、最近上海でよく見かけるようになったLondon Prideをぐいー。

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因みに、このとき読んでいたこの本、むっちゃ面白いのでオススメです。よくある嫌中本のように見えて、さにあらず。現代版水滸伝と言いたくなるような冒険活劇なのです。ま、上海で読むにはカバーかけた方がよさそうな題名だけど(笑)。

さて、送別会の会場は『Park Tavern』のほど近くにある江西料理店『山間堂』(→前回記事)だ。僕にとっては馴染みの店だが、5人もいれば色々頼めるぞと注文には気合が入った。

まずは、酒。図々しく白酒を持ち込み、店のおばちゃんに白酒杯を出してくれと頼んだら、「あら、あんたたち白酒飲むのね」なんて意外そうな笑顔になり、嬉々として出してくれた(笑)

↓わーい。
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江西料理を食べるなら、まずは何をおいても頼むべきが、瓦罐煨湯。具と水を入れて蓋をした容器を炭火を熾した大甕の中に置いて密封し、八時間加熱したものだ。ゆっくりじっくりと火が通るため、驚くほど澄んだスープができあがる。

この日のチョイスは、猴頭无麟煨鶏湯。ヤマブシタケとクコと鶏肉のスープだ。見るからに濃にして厚って感じのスープをご覧あれ。ものすごく豊かな旨味だが、それでいてくどさがまるでないところが素晴らしい。

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江西粉蒸肉は醤油や酒で下味を付けた豚バラ肉に米の粉をまぶして蒸籠で蒸したもの。豚の旨味を米の衣が吸って逃がさない。油を使わないので、結構あっさりした仕上がり。ムチっとして旨い。中国南方で広く食べられている。

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仔姜牛蛙は、ウシガエルのぶつ切りを新生姜や生唐辛子や泡椒(発酵唐辛子)と炒め煮にしたもの。新生姜の風味と泡椒の酸味が程良く効いて、辛いが爽やかな仕上がり。プリプリあっさりしたウシガエルにぴったりの味付けだ。今度我が家でも泡椒仕込んで作ってみようかな。

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今回は初中国の後輩出張者も参加していたので、少しは珍しいものを食べて帰った方が話のネタになるかなという思いもあってこのカエル料理を頼んだのだが、周りの反応は「えらくスパルタですね」。

違うよ、純然たる好意なんだよ。わざわざ中国まで出張に来て、鼎○○みたいな日本でも喰える中華を食べて帰っても仕方がないじゃない。

あとの料理は、駆け足で紹介しよう。

酥拌野生鄱湖小魚は、江西省の鄱湖で採れる小魚を素揚げにして、香菜や唐辛子で和えたもの。食欲増進の開胃菜だ。

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鹵味鴨は、茹でたアヒルを各種漢方を煮詰めた鹵水に浸けたもの。唐辛子の辛味も効いているところが、江西っぽい。

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糟香毛豆は、枝豆の酒粕漬け。箸休め。

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井岡山煙筍焼肉は、干して燻製したタケノコと豚肉の炒め物。むにっとした干しタケノコは、日本では知られていないものだが、とても美味しい。これまたしっかり辛さが効いていて、酒を進める。

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韮香黒豆腐。栗と芋の粉を固めたむっちりプルプルの物体とニラを生唐辛子でガッツリ辛く仕上げたお気に入りの一品。ちょくちょく料理名が変わる(笑)

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田園三色。菜心の茎と山芋と地皮菜という藻の一種(イシクラゲの仲間らしい)を炒めたものだ。辛い料理が続く中、箸休め的な存在。その割にもの珍しさもあるので、ほぼ毎回頼む。

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〆は、南昌米粉。太めのライスヌードルを醤油と胡椒と唐辛子で炒めた、必ず頼むべき一品。

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この一品こそ、帰任する後輩が一度食べてみたいと言っていたものだが、本人の期待に沿う味だったようで、なによりなにより。

二次会は、シェアサイクルで近くのビアバーへ。ここ、何度も行っているのに、毎回店名を忘れる。

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つまりは、そんな感じの泥酔っぷり。


<2018年5月> ■店舗情報■




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