2018年11月26日

北京出張34 - 『北平機器』のクラフトビールから、『万興居褡褳火焼』の北京版棒餃子!

秋の北京出張。さくっと仕事を済ませた後は、いつもの食友・ayaziさんとゼロ次会。今回は方家胡同の奥にある『北平機器/北平机器』へご案内頂いた。

IMG_5440_R

IMG_5442_R

IMG_5439_R

IMG_5441_R

昔の工場跡をリノベした空間は格好良く、ビールのレベルも高い。中国におけるブルーパブの先駆者は上海だと思うけど、最近は北京の方が店が増えていると思う。この差は、そもそも地元民が酒を飲むか否かの差って気がするな。 地元民が酒を飲まない上海では、多数のブルーパブを支える消費者層がいないもんな。

さて、この日の食事は、褡褳火焼をリクエストしていた。乱暴に説明すると、北京版の棒餃子のことだ。となると、真っ先に頭に浮かぶのは地安門東大街の『皇城根褡褳火焼』なのだが(→過去記事)、たまには新規開拓をしようということになった。

向かったのは、『万興居褡褳火焼/万兴居褡裢火烧』。思いのほか小さな構えで、近隣の地元民が通うローカル店といった趣きだ。

IMG_5401_R

燕京啤酒をチェイサーに二鍋頭で乾杯。中国人は二種類の酒を同時に飲んだりしないので、飲み方は日本風ってことで。

IMG_5458_R

この日は、ayaziさんからご友人を紹介頂いた。「北京暮らしを始めてみれば ふたたび」のかっちゃんさんだ。こちらの「白酒も43度だとスイスイ入りますね」…なんて戯言に普通に付き合ってガンガン飲んで下さる方で、最高でした(笑)。

まずは、前菜。なんだか馬糞にしか見えないけど(失礼)、意外にもヒットしたのが茄泥。茄子の形状がはっきり残っていたので「これじゃ茄泥(茄子ペースト)じゃないっすね」と文句を言いつつ箸をつけたのだが、やや硬めに仕上げた茄子の食感がまったりした胡麻だれと良く合い、真似したくなる旨さだった。

IMG_5459_R

ayaziさんも大いに気に入ったようで、宴の後半でまさかのおかわりが提案された(笑)

↓まさかのお代わり。
IMG_5460_R

その他は、苤蓝絲(コールラビの千切り和え)とか芥末墩(白菜の辛子漬け)などの定番。どれもあっさりしたものばかりなのは、主役の褡褳火焼をガッツリ喰らうためである。

↓苤蓝絲(コールラビの千切り和え)
IMG_5409_R
↓芥末墩(白菜の辛子漬け)
IMG_5422_R

さあ、満を持して、褡褳火焼の登場だ。香ばしく焼き上がった皮の中には餡がぎっしり詰まっていて、噛めば肉汁がほとばしる。呑める主食とは正にこれのことで、白酒がガバガバ進むのだ。

IMG_5455_R

IMG_5454_R

IMG_5453_R

IMG_5452_R

同じような写真を並べたのは、卓上がこの黄金色で埋め尽くされる多幸感をお伝えしたいから。

餡の多彩さも魅力で、豚・羊・牛の三種の肉に様々な野菜を組み合わせて全部で20種程。

今回のチョイスは猪肉茴香(豚肉とウイキョウ)、羊肉胡蘿蔔(羊肉と千切りニンジン)、牛肉尖椒(牛肉と時たま凄く辛いピーマン)、韭菜雞蛋(ニラ玉)。一番白酒が進んだのは、ビリリと辛味が効いた牛肉尖椒!

IMG_5456_R

IMG_5457_R

ひとしきり食事に集中した後、ふと隣のテーブルに目を遣ると、大きく「粥」と書かれた薬缶に目を奪われた。店員に聞くと、無料サービスの玉米粥(とうもろこし粥)が入っているという。既に満腹ではあったが、この薬缶から注いで欲しさに一杯頂いた。

IMG_5462_R

IMG_5461_R

うむ、満腹。まあ、味の比較をするなら『皇城根褡褳火焼』の方が上だとは思うけれど、十分に楽しめた。二次会は食友の行きつけで焼酎をガブガブ。安定の泥酔となった。

翌日の昼は、ひとりでお馴染みの『一碗居』へ。店に入ってびっくり、十年来の食友・村哥夫妻が目の前で食事しているではないか!この広い北京でどれだけ奇遇なんだよ!?

惜しくも向こうは食べ終えたところだったので一緒に食事できなかったのは残念だが、そうでなかったら昼から白酒開けてしまっていたかもなので、会えただけで良しとしよう。

ってことで、胡同拌菜。ピーナッツとキュウリと豚肉の賽の目切りの和え物だ。一皿に肉も野菜も入っているので、ひとりで頼むにはちょうど良い一品だ。醤油と黒酢の塩梅がよく、麦ジュースが進む。

IMG_5463_R

〆の麺は窮三様。芝麻醤(胡麻ペースト)と韮菜花(韮の花ペースト)と辣椒糊(唐辛子ペースト)を混ぜたタレを茹でたて熱々の麺にからめて食べる。

その昔、貧乏な家が冠婚葬祭時に食べていたので「窮(貧乏)」の名が付いたのだとか。で、こういう料理は間違いなく美味しいのよね。

IMG_5465_R

IMG_5464_R
↓ほら、どう見たって旨いやつだ。で、当然旨い。
IMG_5466_R

すっかり満足して、上海へ帰還。


<2018年9月> ■店舗情報■



↓皆さまの反響だけが更新の原動力です。コメント・拍手・シェアを頂けると、小躍りして喜びます。


このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔