2017年07月18日

超久々に、薄桜鬼MADです。。。

この前ラジオを聴いていたら、やなわらばーの「夢を見た」が流れてきまして…。
あ、これ平助の曲(あくまでも私の中のイメージソング)だ!って、うわあ~~~ってなって、懐かしさのあまり大好きなMADを見直したら、もう朝から号泣してしまいましたよ。
やっぱり平ちゃんはいいなあ。かわいいなあ。かっこいいなあ。切ないなあ。ううう;;;
で、ひとしきり薄桜鬼の動画をあさったりしてしまいました。
そんな中、以前に大好きでブログにもアップしたんだけど、消されてしまっていた土方さんの動画を発見!
これは…ぜひとも皆様にも見ていただかなければ。

当時の記事はというと…

「ようやく土方さんルートをクリアしました!
ああ、長かったぜぃ…。
さすがメインルート、九章まであるんですもの。新選組の道のりを最初から最後までおさらいしました、っていう感じですね。
いやぁ、切なかったです。(T_T)
やっぱり新選組って…何から何まで悲しすぎますよね。 
もはや、何も語る気になれない。歴史の厳しさに打ちのめされました…。
プレイの感想などは、もうひとつのブログ「気まぐれ日記」の方にアップしています。

土方クリア記念MADをどれにしようか…と、いろいろ迷ったのですが、曲がすごくよかったのと、三木さんのステキボイス満載だったのとで、こちらを選ばせていただきました。
曲は星村麻衣さんの「ひかり」という曲です。
しみじみと聞いていると…涙腺が崩壊しました。(T_T)




実はこの後、立て続けに風間ルート、ノーマルルートもクリアしたのですが、このゲームは本当にマジでやばいっすね。
何といっても、製作者の方(シナリオライターさん?)が新選組ファンの心情をよく分かってくださってる。ただ単に甘いだけの乙女ゲーでは、コアなファンは納得できないんですよ。
もちろん、乙女ゲーをプレイし慣れている人からすると、いろいろと不満な部分もあるのかもしれませんが、私自身はかえって糖度が足りないくらいの方がしっくりするのかもしれないなぁ…と思ってみたり。
だって、あんまりあの時代、あの状況で、女の子とラブラブっていうのもなんだかなあ、と思いませんか。
その点「薄桜鬼」は、ストーリーもそこそこ史実に添っていますし、現実と乖離していなくて本当によかったと思います。 いつだって、乙女ゴコロは切ない系に弱いのですよ。(^^)」

なんて、勝手なことを書き散らしておりました。
今改めて聞くと、やっぱり三木さんボイスってすごく素敵!
もう長いこと離れてしまっているけれど、もう一度プレイし直してもいいなあ>薄桜鬼。
ただ、プレステ2って横長テレビだとうまく映らないんですよね。途中で画面サイズが変わったりして。それさえなければリプレイしてみたいかも。(^^;)





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chika3594 at 11:12|PermalinkComments(0)薄桜鬼LOVE 

2017年07月17日

「三国恋戦記 魁」もうすぐ発売ですね。

「三国恋戦記 魁」、買おうかどうしようか、正直あまりその気になっていなかったんですけれど。何というか後略対象が、あまりにも乙女ゲーらしくないというか;;
娘も乗り気じゃないし、発売日が延期になるってあまりいい傾向じゃないし、まあしばらくは様子見かな~って思っていたんです。
そんな中、先日公開されたOPムービーを見てみると、さすがに気分が盛り上がるといいますか、(いやあ、もしかしてこれは、かなりいいのでは?)ってなってしまいました。(^^;)
シナリオも前作と同じ方だし、期待できるかも。欲を言えば、もう少し攻略キャラを増やしてほしいところなんだけど…。ぶっちゃけ、一番興味があるのが董卓(仲頴)なんだけどね。あの極悪人がどんな乙女ゲーキャラになっているのかと。(たぶん、魂消ると思われる)
もしかして、このゲームがそこそこ売れたら、次はもっと後半の時代のゲームも作ってくれたりしないかなー。もちろん、そこは姜維でっ!!! そのための投資なら、このゲーム買ってもいいわん(笑)。







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chika3594 at 00:00|PermalinkComments(0)三国志LOVE 

2017年06月26日

ガルパンはいいぞ~♪




「ガールズ&パンツァー」、娘がレンタルしてきたのを一緒に見てました。
戦艦の次は戦車?!(^^;)
最初の方はそれほどきちんと見てなかったんですが…話が進むにつれて引き込まれていき、最後はもう目が離せず大興奮。すごく面白かったです。
設定(世界観)がイマイチよく分からない部分もあるとはいえ、ストーリーは至極真っ当なジャンプ的王道スポ根アニメでしたね。
さらには、出てくる子たちがみんないい子で。主人公とその仲間たちはもちろん、敵キャラの子たちも決して意地悪な悪役ではなくてよかった。
見終わった後に爽やかな気持ちになれる作品でした。ストーリーの面白さ、展開のスキのなさ、やっぱり監督の水島努さんがお上手なのでしょう。
作画も丁寧で、CGも違和感なく…というか、よくまああれだけ細かく動かせたなあ~と感心しました。
私も娘も戦車のことは全く分からないので、ミリオタの息子に解説してもらいながら、「へえ~」とか「ほお~」とか言いながら見てました(笑)。知ってる人が見たら、もっと楽しめるんでしょうね。
作っておられる方の(戦車、そして作品に対する)愛の深さを感じる良作です。
「パンツァー フォー!」(≧▽≦)





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chika3594 at 22:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アニメ 

2017年06月20日

FGOやってます!

お久しぶりでございます。
何とか生きております。(^^;)

最近(…でもないけど)ハマっているもの。
「Fate/Grando Order」
はい、スマホゲームでございます。
先にやってた娘にしつこく勧められ、去年の12月からやり始めました。
そしたらこれが、めちゃくちゃ面白い!
なんかもう、時間が空いたらやっております。充電ゴリゴリ減らしながら(笑)。
取りあえず、新宿のステージまで一応クリアしました。いや~、メインストーリーの6章・7章の難しさときたら!!! 戦闘しながらお肌がヒリヒリします。胃がキリキリします。でも、クリアした後の充実感がすごい。さすが那須きのこさんの脚本ですねー。
いろんな英霊が出てくるのですが、どの子もみんな素敵でカッコよくて…。ストーリーを進めると、本当にみんな大好きになってしまいます。
いろいろ諸々いっぱい語りたいことはあるのですが、それはまた後日。
今日のところは、カッコいいPVを載せておきますねっ!









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chika3594 at 16:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ゲーム 

2017年02月10日

SHIROBAKO

SHIROBAKO Blu-ray プレミアムBOX vol.1(初回仕様版)
木村珠莉
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016-11-23



近頃はあまりアニメも見ていないのですが、そんな中ですごく良かったのが「SHIROBAKO」です。
​実は、ずっと前にレンタルで見始めたのですけれど、なぜかそのお店には12話までしか置いてなくて、ずっと続きが気になっていたのです。そうこうしているうちに、先日からキッズステーションで放映が始まり、ようやく全部見ることができました。


「シロバコとは映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事でありひとつの作品が完成した際に、制作者が最初に手にする事が出来る成果物である。イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べれば、白い箱に入っただけのテープは地味かもしれない。しかし、そこにはクリエーター達の想いが詰まっている。
この物語は、5人の夢追う女の子を中心に、シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、集団で作るからこそ起こる結束や衝突といったアニメ業界の日常を描いた群像劇作品である。」
公式ページより)


​高校時代にアニメーション同好会の仲間だった5人の女性が、アニメ業界に入ってそれぞれの夢を追いながら作品の完成を目指して奮闘する、というお話。まったく門外漢の人にも業界の内幕がよく分かりますねー。(^^;)
​実はン十年前、アニメの制作に関わりたいと思っていた私。。。あの当時も、決していい職場環境とは言えない(つーか劣悪な環境の)制作現場でしたが…。
なんかこのアニメ見てると切なくなるのよね。あの頃から全然変わってないというか、いやむしろ悪化しているのでは…と。
ブラック企業どころの騒ぎではありません。安い賃金、過重労働、フリーのクリエイターさんなんて社会保障もろくすっぽないわけだし。あるのはただ個人の情熱だけ…。それっておかしいでしょ、と心から思います。
だいたい近頃のアニメって、粗製乱造が過ぎるんじゃないでしょうか。ほんとにびっくりしたんだけど、2016年の秋アニメだけでも、(私なんか名前も知らない作品がほとんどだけど)<こ~んなに>あるんだぜえっ。どう見ても異様じゃないですか。これだけの数の作品を限られた人数で作るんだから、そりゃまあ手抜きになったり無理なスケジュールで「落ちる」こともあるわなあ。(^^;)
​どこに原因があるのか、難しいことはよく分かりませんが、もう少し、原作を含めた作品そのものや、制作現場の人たちや、ファンを大切にしてほしいと思うのですが。

​…などと、堅苦しい話はさておき、「SHIROBAKO」とってもいい話でした。自虐ネタを扱いながら(爆)作品そのものは本当に丁寧で、作っておられる方たちのアニメ愛がひしひしと伝わってくる良作でした。
主人公の宮森あおいがめちゃくちゃ出来るコで、こんな新人だったらどこの職場でも欲しい人材なんじゃないかなー。他のコたちも、悩んだりへこんだりしながら、それでも必死で前に進もうとしている。若いときに夢を持つこと、そしてその夢に向かって努力することができるって、本当に幸せなことです。…な~んてね、老境にさしかかった身にはあおいたちの若さと情熱がうらやましい限り。(^^;)

私的には、前半よりも後半の話の方が面白かったなあ。特に、23話~最終話への怒涛の展開がまさに神でした! こうしてたくさんの人たちの力がひとつになって、初めていい作品が生まれるんだなあ…と。
何より印象に残っているのは、23話のラスト。声優志望でありながらなかなかデビューできなかった親友の坂木しずかが、ようやく役をもらってアフレコしている姿を見て、制作進行のあおいが感極まって涙するシーンです。ここ、本当にすばらしくて、見ているこちらまでもらい泣きしてしまいました。
ああ、いい友達ってほんとに宝物だなあ、って。
彼女たちの夢と友情に乾杯!
そして、アニメ業界の未来がより明るく良い方に向かうことを願って。
より多くの人たちに見てほしいアニメです。




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chika3594 at 09:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アニメ 

2017年01月18日

托生-奇しき縁(えにし)-

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魏の嘉平元年(蜀漢の暦では延煕十二年)。
征蜀護軍の地位にあった夏侯覇仲権が、突如、魏を出奔して漢中に亡命した。
それは、魏にとっても蜀にとっても青天の霹靂だったが、知らせを受けた姜維伯約の胸は、わけもなくざわついた。
魏の重鎮として関中を守っていた夏侯覇とは、これまで幾度も戦場で干戈を交えてきた仲である。颯爽と指揮を取る夏侯覇の勇姿を思い起こし、姜維は複雑な思いにとらわれずにはいられなかった。その境遇が、いやでもかつての自分の姿を思い起こさせたからだ。
蜀漢の丞相 諸葛亮孔明が起した魏討伐の戦。当時姜維は、魏の中郎将として、太守とともに天水を守っていた。
その攻防戦のさなか、太守に内通を疑われ、敵中に孤立した姜維は、自分に従う将兵たちの命を救うべく、やむなく諸葛亮に投降したのだった。
(あのとき私は、死を覚悟していた――)
諸葛亮とは不思議な縁があり、以前から心の師と仰いでいた姜維だった。それでも、一旦魏に仕えると決めた以上は、一命にかえてもこの地を守り抜かんと、固く心に誓っていたのである。
その身に、あろうことか謀反の疑いがかけられるとは。
昔日の深い絶望と虚無感を、二十年たった今でもはっきりと覚えている。

***

やがて夏侯覇は、わずかばかりの部下とともに、姜維のいる南鄭城に護送されてきた。
とりあえず一党を城内の一角に落ち着かせてから、姜維は心尽くしの宴を開いて夏侯覇をもてなした。
「夏侯覇どの、よく参られた。これからはここを我が家と思うて、遠慮なくお過ごしくだされ」
「かたじけのうござる」
傷心の降将は、感情のない声で礼を述べ、淡々と頭を下げた。逃亡戦の際に負ったと思われる傷痕が痛々しい。
「どのような事情であれ、あなたが我が蜀漢を選んでくだされたこと、うれしく思います」
「別に、選んだわけではない。こうするしか、道がなかったのだ」
「………」
宴席に沈黙が落ちる。
己の身に起こった不幸な運命を、彼は未だ受け入れられずにいるのだ、と姜維は思った。
「私ごときが何を申し上げても、将軍のお心のなぐさめにはなりますまい。見え透いた世辞は申しません。今はただ、何もかも忘れ、お心を静めて、ゆるりとご逗留なされませ」
魏の明帝(曹叡)の死後、宮廷の実権を握ったのは、宗室に連なる曹爽だった。しかし、やがて彼は、対立する司馬懿のクーデターによって政権の座を追われ、一族すべて滅ぼされてしまう。
この「正始の変」以後、魏帝の力は目に見えて衰退していくのである。
夏侯氏は、魏国では曹氏と並ぶ地位にあり、夏侯覇もまた、縁戚に繋がる若き俊英として順調に出世の階段を上っていた。彼の父は、建国の功臣 夏侯淵である。名族中の名族といっていい。魏帝の地位を簒奪しようと企てる司馬懿にとって、夏侯覇の存在は邪魔なものでしかない。
突如、都への召還命令を受けた彼は、身の危険を悟り、わずかな手勢を連れて関中を脱出する。魏を追われた彼が落ち行く先は、昨日までの宿敵、さらには父夏侯淵の仇敵である蜀の他にはなかった。


次の日の夕刻、姜維は夏侯覇の宿舎を訪ねた。
特に用があったわけではないが、昨夜の彼の様子が、何とはなしに心にかかって離れなかったのだ。
夏侯覇は、夕闇が迫る部屋の中で、一人ぽつねんと座っていた。憔悴しきった顔で、ただ茫然と己の手を見つめる姿に、姜維の胸が疼く。
(あの日の私も、こんな顔をしていたのだろうか――)
苦い思いを胸の奥で噛みしめながら、姜維はできるだけ穏やかな表情で声をかけた。
「ご不自由はありませぬか? 何か足りぬものがあれば、遠慮なくお申し付けくだされ」
「―――」
不意の訪問者に向けられた夏侯覇の視線は、何の感情も表していないように見えた。その顔で、ふっと小さな溜息をつくと、彼は薄い笑みを片頬に刷いた。
「姜維どのか。あなたとは、なぜか他人のような気がしないな」
それは、聞きようによっては嫌味とも取れる。
「はい。将軍もご承知でしょうが、私もかつて魏に仕えておりました」
夏侯覇の横に腰を下ろした姜維は、淡々と言葉を継いだ。
「姜伯約の名は、魏国では、不義不忠の裏切り者、忘恩の大罪人として聞こえておりましょう。ですがそれは、ここ蜀漢にても同じこと。たとえどのような理由があったとしても、一度武士(もののふ)としての道を踏み誤った者には、世間の目は冷たいものです。あなたには、その屈辱を耐え忍ぶ覚悟がおありですか?」
夏侯覇の体がこわばる。ぎり、と奥歯が軋んだ。
構わず、姜維は畳みかける。
「私のようなとるに足りぬ者ならいざ知らず、夏侯将軍ほどの地位と名誉のある方にとって、此度のことは筆舌に尽くしがたい屈辱でありましょう。まして蜀は、将軍にとっては父上の仇、不倶戴天の仇敵。これに膝を屈するご無念はいかばかりかと推察いたします。しかしそれ以上に、裏切り者の烙印を一生背負っていかねばならぬ辛さは、耐え難いものと言わねばなりませぬ」
『裏切り者』という言葉に、夏侯覇はひどく動揺したようだった。
己が忠誠を捧げてきた故国。その簒奪者に対して反旗を翻すことが裏切りになるとは、どう考えても理不尽ではないか――。
夏侯覇は、苦渋に満ちた沈黙を破り、大きなため息をついた。
「私は、何を間違えたのであろう? 我が一族が命を懸けて守ってきた魏の国が、まさかこんなことになろうとは……」
「世の中とは、常に理不尽なものです、仲権どの」
失意の夏侯覇に、姜維はあえて字で呼びかけた。
「あの時、私も今のあなたと同じように、すべてを失った絶望に自失しておりました。後先のことなど考えることもできず、ただただ後悔と慚愧に苛まれ、己の生きる意味をも見失っていました。けれど、その時私には、幸いにもこの身を導いてくださる偉大な方がいらっしゃったのです。その方のおかげで、私は再び立って歩き出すことができた――」
「諸葛孔明どのか」
「はい」
誇らしげにうなずく姜維の顔を、夏侯覇がまぶしそうに見つめる。
亡き恩師のことを語るとき、姜維はいつも我知らず饒舌になるのだった。

――諸葛丞相と出会い、私は初めて自分が生きる意味、進むべき道を知った。
――丞相に、この命、いやこれから先の己の生き様のすべてを捧げようと思った。

「仲権どの、あなたは宿縁というものを信じておられますか。その人と出会うことで、己が運命が決まってしまう。それを宿縁というのなら、私が蜀の諸葛丞相に降ったことこそ、宿縁だったといえるでしょう」
そうして姜維は、屈託のない眸子で夏侯覇に微笑みかけた。
「願わくば、将軍にとってこの出会いが良き宿縁になれば、と思います」
「………」
あざやかすぎる笑顔に、夏侯覇は一瞬言葉を失い、そっと視線をそらした。
すっかり暗くなった部屋の中、座がしんとする。彼のために紡ぐべき次の言葉が見つからない、と姜維は思った。
これ以上ここにいても、夏侯覇の負担になるだけだろう。
「今日はこれで失礼いたします。明日はぜひ、拙宅へお越しくだされ。ささやかながら成都から取り寄せた酒肴を用意しておきますゆえ」
姜維は、燭台に灯を入れるように人を呼んだ。そして、できるだけ明るく振る舞いながら、その場を辞したのだった。

***

その夜。
夏侯覇はなかなか寝付けなかった。
突然我が身を襲った不幸。訳も分からぬままに過ぎた逃避行。怒り、悔しさ、情けなさ。様々な思いが胸の内に渦巻いて、いつしか彼は獣のような唸り声をあげていた。
その時ふいに、脳裏に浮かんだ顔がある。

――将軍にとってこの出会いが良き宿縁になれば、と思います。

屈託のない姜維の笑顔が、暗闇の中であざやかによみがえった。
真摯に己の過去と現在を語ってくれた彼の言葉が、夏侯覇の荒んだ心にさざ波を立てる。
かつて、自分と同じ絶望に打ちのめされたであろう彼。姜維ならば、わが胸のこの痛み、この闇を分かってくれるのだろうか。
姜維は、諸葛亮との出会いを運命と信じ、その宿縁のために己のすべてを捧げると言った。
(あの男を、これほどに突き動かす情熱とは、一体どのようなものなのだ? それが分かれば、私ももう一度、あの男のようにまっすぐなまなざしで生きられるのか――)
空が白む頃まで、ひたすら己の心と向き合い続ける夏侯覇だった。


やがて、成都の蜀帝劉禅から、夏侯覇を都に上らせるようにとの使いが来た。
「仲権どの、大丈夫。何もご心配にはおよびません。陛下の皇后様(張飛の娘)は仲権どのの縁戚にあたられるお方です。宮廷でもさぞかし歓待されましょう」
その日も姜維は、いつも通りの穏やかな表情で、夏侯覇と酒を酌み交わしていた。
漢中に留まること十日余り。ようやく胸襟を開いて語り合うことができるようになった二人である。
夏侯覇には、酔いとともにしだいに昂ってくる思いがあった。おもむろに居住まいを正した彼は、姜維の前に向き直ると、
「私はあなたに礼を言わねばならん」
深々と頭を下げた。
「何を――?」
「言わせてくれ。あなたに出会えた僥倖に、この宿縁に、心から礼を言う」
「仲権どの……」
「これから先、裏切り者がどのような末路を辿るのか、それは誰にも分らぬ。だが少なくとも、絶望の底で立ち上がることはできた。何も見えなかった暗闇の中に、ひとつの灯りがともった。あのまま生ける屍となり果てるしかなかった己の魂を、あなたが救ってくれたのだ」
それならば、と夏侯覇は、初めて見せる晴れ晴れとした顔で言った。
「己が生きる道はひとつしかない」
濁りのないまっすぐな視線が、姜維に向けられている。
「姜伯約どの。これより私は、あなたを我が標としよう。あなたの夢を我が夢としよう。あなたが孔明どのにすべてを託したように、私はあなたに、我が生を託しましょう」
夏侯覇の言葉に、遠い日の自分自身の誓いがよみがえり、姜維は目蓋を熱くした。
「………」
「今日この日より、夏侯仲権、この命を蜀と伯約どのに捧げまする」


二人の男の奇しき縁が、ここに始まる――。


◇◆◇

毎年1月になると、心がざわつきます。
姜維伯約の命日(1月18日:旧暦)に、何か書きたいと思い続けて、ようやくできあがったのがこのSSです。放置しっぱなしの拙サイトが、久々に更新できました。
夏侯覇は、私のイメージではちょっと寡黙な大人の男性という感じ。直情径行で感情に走ってしまいがちな「うちの姜維」を、黙ってそっと抑えてくれる役回りですかね。
なので、無双の覇ーたん(笑)のキャラにはちょっとびっくりしたんですが、それでもこの二人の絡みが結構好きです。
命日とは全く関係のない内容になってしまいましたが、これからも姜維と夏侯覇のコンビはいろいろ書いてみたいなーと思っています。




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2017年01月07日

七草

皆さま、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
ほとんど放置状態…な拙ブログですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。m(__)m
我が家では「七草がゆ」などというものをついぞ食べたことがないのですけれど、サイトの片隅からこんなSSを引っ張り出してきましたので、よろしければご賞味くださいませ。

ri-su2009-1



年明けの賑々しさも一段落し、今日は七草粥の日。
佐和山の城では、島左近が縁側に立って、うっすらと雪化粧した庭を眺めていた。
「今朝はやけに冷え込むなあ」
そう言えば……と、左近は眉間にしわを寄せ、厳しい表情になった。
「殿は大丈夫だろうか」
左近の主、佐和山城主である石田三成は、昨夜から腹をこわして臥せっている。
もちろん左近は寝ずの番をするつもりだったのだが、三成が無理やり引き取らせたのだった。
「さて、ご機嫌伺いに出向くとしますか。おっと、その前に――」
左近は、下女たちが朝餉の支度をしている台所へと向かった。


一方。
(寒い……)
三成は、布団の中で震えていた。火桶に炭を入れ、布団を二枚重ねても、まだ寒い。
時折襲ってくる腹痛と下痢のため、昨夜はほとんど眠れなかった。ようやく痛みは治まったものの、体全体が自分のものではないように頼りない。
(左近はどうしているかな)
無理やり自室に下がらせたことを怒っているだろうか。
三成にしてみれば、腹痛に苦しむ自分の姿を左近に見られたくはなかったのだ。見栄っ張り、は生まれついての性分である。
そんなことを考えながら、ぼんやりと天井を見上げていたとき。
「殿、入りますよ」
当の左近の声がしたかと思うと、縁側の障子がからりと開いた。
「左近!」
三成は声を上げ、目を見開いた。
たった今、思い浮かべていた人物の顔をそこに認めて、思わず視線をそらす。胸の奥が、少しだけとくんと小さな音をたてた。


「お加減はいかがです?」
「うん。もうだいぶよくなった」
「そうですか。それじゃあ、これを召し上がってください」
「―――?」
左近が三成の枕元に差し出したのは、ほかほかと温かな湯気を立てている粥だった。
「今日は七草の日ですから。これなら腹にも優しいし、ぬくもりますよ」
「左近が作ったのか?」
「台所を借りて、ぱぱっとね」
「器用だな」
三成がにこりともせずに言うと、左近は粥を椀によそいながら、あははっ、と豪快に笑った。
「いやあ、粗野な暮らしが長かったものでね」
三成は、勧められるままに粥を口に運ぶ。一口食べるごとに、腹の中からぬくもりが染み渡っていくようだ。いつの間にか、寒さも忘れていた。
「うまい」
「お口に合いましたか」
深く大きく自分を包んでくれる左近の優しさが、体中に広がっていく。三成は、少年のような笑顔を見せた。
「左近の味がする」
「お、これはどうも」
最大級の褒め言葉に、左近は薄っすらと微笑した。


「雪景色は嫌いではないのだが――」
子どもの頃から冷えるとすぐに腹をこわしてしまうのだ、と三成は苦笑した。
「だが、そのときは、こんなにうまい粥を作ってくれる人が傍にいなかったのでな。辛いだけの思い出だ」
「これからは、殿が腹をこわされたら、左近がいつでも粥を作ってさしあげますよ」
「ああ。それなら……、腹をこわすのもいいかもしれぬな」
雪をまとった琵琶湖の風景を愛でながら、主従は温かな笑みを交わし合う。
「それでは殿、後で雪見酒としゃれ込みましょう」


佐和山の城には、何よりも強い主従の絆で結ばれた主と家臣がいるという。
風雅を愛する二人は、無類の酒好きでもあったそうな。
花の頃には花を愛で、月に酔い、雪に遊ぶ。
ほらね。
戦国は今日も、佐和山日和――。


◇◆◇

以前、「今日のワンフレーズ」でもご紹介した佐和山主従のSSです。
昨年は「真田丸」効果で、空前の戦国ブームでしたが、へそ曲がりの私は結局見ませんでした。三谷さんの脚本がちょっと肌に合わないといいますか…。
らぶりんの大谷さんは興味あったんですけどねー。(^^;)
岡田准一さん主演の「関ヶ原」はどうかなー? 誰が左近を演じるのか、これが大問題なんですけど。
私的にはとにかく無双の佐和山主従が大好きなので、あんな感じの二人だったらいいのになーと思っています。

◆イラスト提供:「十五夜」




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2016年12月25日

散り椿、雪に咲く

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慶応三年一二月九日。日本は大きな転換点を迎える。
この日、王政復古の大号令が下った。
将軍職を辞した徳川慶喜は大坂に退き、会津をはじめとする幕軍も潮が引くように京を去った。
新選組もまた京都守護の任を解かれ、伏見奉行所に移ることになった。
情勢はなお混沌としている。いずれ薩長を中心とした討幕派と旧幕軍の間に戦が起これば、伏見は最前線になるだろう。


明日は京を出て伏見に向かう、というその夜。
不動堂村の新選組屯所は、ひっそりと静まり返っていた。
局長近藤勇が、全隊士に一晩の休暇を許したからである。ほとんどの隊士は、それぞれに最後の京の夜を過ごすべく外出し、屯所に残っている者は数えるほどしかいなかった。
「静かだなあ……」
自室の天井を見上げて、沖田総司はぽつりとつぶやいた。
自分の声が思った以上に大きく響いたのも、静寂すぎる夜気のせいだろうか。

――再び、この王城の地に戻ってくることはないんだろうな。

若者らしい感傷に胸が締め付けられ、ふいに目蓋が熱くなった。
京で過ごした五年間の思い出が、あざやかによみがえってくる。楽しいばかりの日々ではない。辛く、切なく、悲しい出来事の方がはるかに多かった。
それでも。
今は、何もかもが懐かしい、と思える。
過ぎ去った時間は二度と帰ってはこない。京での日々こそが、自分にとっての『青春』だったのだろう。
そんな感慨に沈んでいるとき、
「総司。気分はどうだ?」
からりと障子が開いて、土方歳三が顔をのぞかせた。
「なんだ、土方さんか」
「なんだとは、なんだ。お前がひとりで寂しがって泣いてるんじゃねえかと心配して来てやったのに」
「………」
本当に涙がこぼれそうになり、総司はあわてて寝間着の袖で目蓋をこすった。
「静かな夜ですね」
「ああ。幹部連中はみんな出払っちまったし、人気がなさすぎるのも落ち着かねえもんだな」
土方は総司の枕元に座ると、火鉢に炭を足しながら、この男にはめずらしい優しげな笑顔を見せた。
「土方さんには、別れを惜しむひとはいないんですか?」
「そんなもの――」
必要ねえ、と土方は不愛想に吐き捨てた。
「薩長の奴らなんざすぐに蹴散らして、またここに戻ってきてやるさ」
相変わらず威勢がいい。総司はくすりと忍び笑いをもらした。
総司の知る限り、土方は京へ来て以来弱音を吐いたことがない。それがこの男の取柄でもあったが、今夜の土方は少しばかり多感になっているようだった。
総司を相手に、とりとめのない世間話や江戸の頃の話を一人でしゃべっている。
やがて話のネタも尽きたのか、所在なさげに火鉢で手をあぶり出した。
静寂が戻った部屋で、炭のはぜる音が小さく響く。
総司は布団の上に半身を起こし、黙り込んでしまった土方を見つめた。
「朝になっても、帰って来ない人もいるかもしれませんね」
「こんなご時世だ。仕方ねえさ」
やはり今夜の土方は、いささか妙だ。
「そんなしおらしいことを言って。負ける気なんてないくせに」
「違えねえ」
総司の揶揄に対して、土方は楽しそうに破顔した。


やがて部屋を出た土方が、何を思ったか、雨戸を一枚開けて庭先を見ている。
「やけに冷えると思ったら、雪か」
雪、と聞いて、総司も布団を起き出して廊下へと出た。
前栽の生垣の上に、音もなく白い雪片が降り敷いている。
「今夜は積もるかもしれませんね」
「そうだな」
京を去る最後の夜が雪模様というのも、なぜか特別なめぐりあわせのように思われて、二人は黙って降りしきる雪をながめていた。
その時。
生垣の奥に植えられた紅い椿の花が、身じろぎするかのようにぽとりと落ちた。
(ああ、椿が――)
積もり始めた雪の上。
白い大地に咲く、あざやかな朱の色は、まるで血のようだ。
総司には、その紅が己の命の証にも思えて、愛おしかった。

私もこの椿のように、真っ赤に燃えて散りたい。
あと何年、何か月、何日……あなたのために生きられるのだろう。
たとえ残された時間がほんのわずかでも、私は最期まであなたのために、あなただけのために、この命を燃やし尽します――。

「総司」
土方が隣の総司を振り返り、しみじみとした声で言った。
「京の最後の夜を、お前と過ごせてよかった」
総司には土方の表情は見えなかったが、あるいは泣いていたのかもしれない。
土方には彼なりの、京への思いがあるのだろう。
こうして、師走の夜は静かに更けてゆくのだった。


◇◆◇

今年のサイト開設記念に書いたSSです。今の時節、こちらにもアップしてみました。
気がつけば、今年も残すところあとわずかになってしまいましたねー。毎年振り返っては、自分の怠惰さに情けなくなるのですが、今年もやっぱり、サイトもブログも思うように更新できずに終わってしまいそうです。(^^;)
こんな管理人ですが、今年1年お付き合いくださってありがとうございました。来年もお見捨てなく、どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m

◆イラスト提供:「十五夜」




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2016年10月26日

薄桜鬼 新選組奇譚

今まで書いた記事を読み返していて、「薄桜鬼」のレビューを載せていないことに気がつきました。
あれえ? そういえば、こっちではアップしてなかったっけ?
何だか記憶が古すぎて、今さら過ぎる気もしますが、自分にとってはとても大切なゲームなので、サイトの記事をリライトして、改めてアップしてみようと思います。
「薄桜鬼」については、その後の派生物やオトメイト商法に嫌気がさして早々に卒業宣言してしまったので、今はもうほとんど情報に触れることもないのですが…。
夢中でプレイして、泣いて、笑って、ハマりまくった懐かしい日々。彼らと過ごした日々の記憶、「薄桜鬼のゲーム無印」は、今も私の大切な宝物です。


薄桜鬼(通常版)
アイディアファクトリー
2008-09-18



私が初めて手にした乙女ゲー。それが「薄桜鬼」でした。
それまで、乙女ゲーというジャンルもよく知らなくて、「遥かなる時空の中で」シリーズにはまっていた娘が隣でやっているのを時折見ることはありましたが、私自身はそれほど興味が持てず…。というか、娘がプレイしているのを見ていて「何てめんどくさいゲームなんだ」という思いが先に立ってしまい、とても「やりたい~~!」という気持ちにはなれませんでした。

そんな私が、どうして「薄桜鬼」に手を出したのか――?
答えは簡単。
そう、新選組が舞台だったからです。やっぱり見たことも聞いたこともない男性よりも、かつて憧れた土方さんや沖田くんがお相手となれば、嫌でもテンションが上がってしまう、というものでしょう。(^_^;)
さらに、イラストを描いていらっしゃるカズキヨネさんの絵がものすごく綺麗で…イメージがぴったりだったということも大きいですね。
初めてニコニコ動画で「薄桜鬼」のオープニングムービーを見たときから、その美しさに心惹かれていました。
そんなこんなで、おっかなびっくりでやり始めた「薄桜鬼」。
乙女ゲーって、どんな感じ? こんなオバサンでも恥ずかしがらずにやれるの? 新選組に対するイメージが壊れたりしないかな…。
そんな諸々の不安は、コントローラーを握り、PS2のスイッチを入れた途端、ものの見事に吹っ飛びました。
だって、だって…。もう、みなさん、なんてステキ!
巷では、糖度が足りないとか、萌えが少ないとか言われていたようですが、そんなの乙女ゲー初心者の私には無問題。何しろ比較対照がありませんからね。さらに、乙女ゲーにあるまじき殺伐さ(人が斬られるときの効果音とか…)や流血シーンも、私的には全く気になりませんでしたし。
プレイするまでは、乙女ゲーってもっと甘いものかと思っていましたが(まあ、一般的にはそうらしいですが)、「薄桜鬼」は甘さを味わう余裕もなく、ひたすら切ないゲームでびっくりしました。
ヒロインとお相手が少しいい感じになっても、次の瞬間には、そんなほのぼのムードさえ一気に吹き飛ぶシリアスモードが待っていたり。な~んかヒロインのからむ余地がないやん、っていうくらい熱い男のストーリーが全開なんです。
新選組に対して思い入れのある人なら、涙なしには進められない場面も多くて…。
そんなわけで、全体的に糖度は低めだけど、だからこそ彼らのストイックさとか、激動の時代に生きることの切なさとか、それゆえにこちらも全身全霊で支えてあげたいとか…そういう楽しみ方(萌え方)のできるゲームではないかと思います。
正直私的には、あの時代背景で女の子といちゃいちゃしている新選組隊士なんて、それこそありえね~~!って感じで萎えちゃいますよ。(^_^;)
なので、自分的にはものすごくツボなゲームでありました。

攻略できるのは、土方歳三、沖田総司、斎藤一、藤堂平助、原田左之助、あと敵方である(隠しキャラの)風間千景の5人です。
永倉新八とか山崎烝とかも攻略キャラだとよかったのにな~。
それにしても、登場人物がみんな(特に攻略対象の5人が!)めちゃくちゃかっこいいんです。それぞれに、少しずつキャラの性格設定とかテイストとかは変えてあるのですが、誰も彼も甲乙つけがたくらいかっこいいの!そして…すごく切ない;;
だって、新選組っていうだけでもう十分すぎるほど切ないのに、原田以外の4人は「羅刹」という業さえ背負ってしまう…。
血を求める衝動と葛藤、人ならざるものに成り果ててしまったという絶望、さらに、羅刹の力を使うことは、己の生命力を食いつぶしていくことであって、限界が訪れたときには灰となって崩れてしまうという恐怖――。
そんな過酷な運命に、真正面から立ち向かっていこうとする男たちが、愛しくて切なくてたまりませんでした。(T_T)

全てをプレイし終わった後で、あらためてふり返ってみると、やっぱり、私は平ちゃん(藤堂平助)が一番好きだったなあ…って思うんです。
なんて言ったらいいんだろ…?
かわいい。愛しい。ほっとけない。ああ、もうっ。この胸の切なさを押さえきれないよっ…っていう感じかな。…母性本能直撃!です。
う~~ん。
私って、あんまり母性本能とかない方だと思ってました(笑)。
年下の男の子より、うんと年上のおじさまに惹かれるタイプなんです。頼りたいっていうか、甘やかされたいっていうか…。
なので、このゲームも、実際にやり始めるまでは「左之さんあたりが本命かも…?」なーんて思ってたんですよね。どう転んでも、平ちゃんはありえないだろう、って。
それが、それが、なんてことでしょう。 まさかの…平ちゃん! キターーッ!
こんなの、自分でも考えられない天変地異ですよ。
とにかく、吉野さんボイスと、洋装で髪の毛を切ったときの平ちゃんの愛らしさにやられました。
これだから、乙女ゲーは怖い…面白い?のかもしれませんね。

自分にとっての初乙女ゲーがこのゲームだったこと、ほんとに神様に感謝したい気分です。
その後、「三国恋戦記」にもどっぷりハマりました(笑)が、私にとって「薄桜鬼」は、乙女ゲーのジャンルを超えて、これまでに出会った中でも最高といえるくらいすばらしいゲームでした。
私の中の「新選組」に、新しい萌えを投下してくれた「薄桜鬼」に、そして、すばらしいイラストで魅了してくださったカズキヨネさんに、改めて感謝いたします。
そんなこんなで、「薄桜鬼 新選組奇譚」(←最初のゲーム、無印ね)の評価は、★★★★★ の満点献上!

◆各キャラの攻略レポなどは、サイトに載せている<元記事>に詳しく記していますので、よかったらどうぞ。
また、このゲームで大ハマリしてしまった<藤堂平助の特別企画>なんかもやらかしてしまいましたので、こちらへもぜひ足をお運びいただけるとうれしいです。




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chika3594 at 09:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ゲーム 

2016年10月23日

レッドクリフ パート2

レッドクリフ Part II -未来への最終決戦- スタンダード・エディション [DVD]
トニー・レオン
エイベックス・ピクチャーズ
2009-08-05



さて、「レッドクリフ」のパート1が予想以上に面白くて、パート2の公開を心待ちにしていました。
そして、ようやく家族そろって映画館へ見に行くことになったのですが…。
どうもその日は、朝からお腹の調子がよくなかったんですよね。しっくりこないというか、痛いような頼りないような。だけどまあ、お昼ごはんを食べた後も、もどしたり下痢になったりということもなかったので、午後は予定通り映画館へ足を運びました。
ところが、映画を見ている最中、やたら腰やら背中やらが痛い。さらに、頭もガンガンする…。どうやら熱があるみたい。座っていても体中痛くて、映画に集中することができません。
そういう状況で、あのやたら長い戦闘シーンを見せられるのは、かなり大変でした。(ちょっと戦闘シーンの尺が長すぎじゃね?と思ったのは私だけか??)
ようやく家に帰って熱を測ると、38.2度もあるじゃないか~~!
やっぱり風邪だったのね。(>_<)

赤壁は燃えているか? つーより、頭が火事だった、という話。
まさか我が頭に火計!とは;; これも孔明の罠か…。(^^;)
その「レッドクリフ パート2」の感想、最初からきちんとまとめて書けばいいのですが、とりあえず思いつくままに印象に残ったことを書いてみますね。

●前半、かなりの部分を割いて描かれていた孫尚香のエピソード。
呉公である孫権の妹・尚香がスパイとして魏軍にもぐり込む、なんてことは、絶対にありえない話ですが、この孫尚香と魏軍の兵士との友情がなかなか印象的でした。まあ、実際にはあんなにうまくいくはずないのでしょうけれど。
あくまでも「友情」という形で描かれていたのが、とても尚香らしいという感じがします。おてんばなだけじゃない、尚香の女性らしい感覚もうまく表現されていたように思いますし。
ただ、この話だと、尚香と劉備が結婚するなんてことは絶対に想像できませんね…(笑)。

●曹操が疫病に倒れた自軍の兵士を見舞うところ。
ここ、曹操の人間らしい一面が現れていて、私的にはかなり好きなシーンです。全編通じて、涙が出そうになったのはここだけでした。
曹操の意気に感じ、喊声をあげて応える多くの兵士たち。でも、そのほとんどが赤壁の戦いの犠牲になってしまうのだと思うと、思わず熱いものが…。

●火計が始まってからの戦闘シーン、あまりにも長すぎっ!
曹操の船団が燃え上がっていく…くらいまではまだよかったんです。その後の陸戦になってからが、もう長くて長くて。頭痛くて痛くて…(爆)。
周瑜といい陸遜といい、どんだけ火計すきやねん?って思わずツッコミたくなるほど、全編火だるまでしたね~~(笑)。
あまりにも長すぎて、ちょっとだれたように感じたのは私だけではないはず。

●突っ込みどころ満載だよwww
もうこれは、何とも言い様がありませんが…。
前述の孫尚香にしろ、小喬にしろ、あまりにありえない行動すぎます。
さらに、君主である孫権が最前線に出てきて戦うとか、マジありえないでしょう;;(死んだらどうすんのよっ?)
ホウ統さんの影も形もない…あそこまで「演義」のエピソードで固めてるくせにさっ。
劉備・関羽・張飛の影うすっ! そして趙雲は別格でしたね、今回も。

などなど、正直、前編を見て期待していた私には、ちょっとその期待を裏切られた感がなきにしもあらず、なのです。
話のスケールは確かにすごかったし、スクリーンで見てこその映画だったとは思うのですが、見終わった後にあまり残るものがなかったなあ。
ほんっとに、たくさん人が死んだな~~とは思ったけど。
一口に5万とか80万とか言ってますけど(小説とかにも書いてありますけど)、80万人の人間が戦って死ぬ、というのは本当にものすごく大変なことなんだ、というのをリアルに見せてもらったわけですよねえ。
諏訪緑さんの「時の地平線」というマンガの主人公 諸葛孔明は、自分の計略で死んだ多くの敵兵の死体を目にして、思わず吐いてしまうような軍師には向かないタイプなのですが、この映画の延々と続く戦闘シーンを見ていると、「時地」孔明の気持ちが分かるような気がします。

後編は、作品自体にあまり感動したり、感情移入したり、ということがなかったなあ…。むしろ、前編の方がメリハリがあって面白かったですね。
正直、赤壁だけの話にするなら、あれだけの長尺は必要なかったように思います。もう少し編集でそぎ落として、前後編あわせて3時間くらいでまとめた方が、すっきり仕上がったのではないでしょうか。
ストーリー的にも、演義準拠かと思えば、オリジナル要素が強すぎて、何となく中途半端に終わってしまった感がなきにしもあらず。
せめて、せめて、華容道まではいってほしかった。あそこで曹操を見逃すなんて、そりゃあないよっ!
曹操配下の武将たちも、ほとんど出てこなかったし。張遼なんて影も形もないし。まさかの苦肉の計すっ飛ばされてたし。…と、どうにもすんなり納得できない展開でした。

豪華すぎる画面ばかりに踊らされて、イマイチ心に訴えてくるものがなかった、と言ったら言いすぎかしら;;
この前に見たもうひとつの「三国志」、アンディ・ラウが趙雲の生涯を演じていた作品の方が、心からあふれてくる何かを感じることができたように思います。
作品としての評価はともかく、三国志に長く寄り添ってきた私の心の琴線に触れる「何か」を持った作品だったのではないかと…。
そんなわけで、「レッドクリフ パート2」の私的評価は、少々辛口で ★★☆ の2.5点。前後編合わせてなら ★★★ というところですね。




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