October 2005

October 31, 2005

美女缶

筧昌也監督

ぴあや他の映画祭でも賞をとった自主映画。
噂で聞いていて観たいと思ってたのだけどなかなか観られず、先日CSでやってたものを視聴しました。(DVD版なのかな?)

……そのまえに「世にも奇妙な……」でドラマになっていたのでつい観てしまい、
ネタバレしてたのだけど。

でもやっぱり面白い!
↑のリメイクドラマも、一緒に放映された5本のうちで一番良かったし。

缶の中に可愛い女の子が入ってる。
その子があなたのことを無条件に恋人だと思ってくれる。


       …………なんて素敵な願望(笑)

ある理由でその缶を手に入れた男の子が、
「女の子」を製作して、そして……という話。


身も蓋もない言い方をすれば、この女の子(たち)はセクサロイドです。
そこまでは古今東西(?)各種物語で出てる。
でも、缶詰っていうのはなかなかないアイディア。

そしてそのちょっとエッチな缶詰めの話なのに、
とっても切ないラブストーリーになってるんですよ。
ユキちゃんという製作された女の子の関係が進む様子が可愛らしい。
そしてマリさんの気持ちも、最後のオチも。

小物使いもいいですね。
「シザーハンズ」のポスター、壊れたエアコン、金魚。
物語に色を添えつつも、とても象徴的。

ちょっとだけネタに関わるので以下↓↓

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chikachan112 at 23:59|Permalinkclip!映画 |   【は行】

残念!

本日、某「ALWAYS」の試写会にあたってたんですけど、
時間に間に合いませんでした。

ローカルのシネコンで6:30開演はきついな。
車でしかいけないとこは、せめて7時にして欲しい。
(以前試写会観た時は7時だったんだけどなあ……)

ま、あれこれ言っても愚痴ですね。

ってわけで、溜まったビデオを消費してました。
満足の作品↑が観られたので、差し引きゼロにしよう。

chikachan112 at 23:12|Permalinkclip! 

October 30, 2005

気ならん

「気がかりだ」「気になっている」という意味の方言です。……えっと、多分。

母親が使っていたのでわたしにも移っちゃたのですが、
父親の郷里は(<つか、実家そのもの)使わないようです。

そういう二人の家は、ともに三重北西部で、10キロも離れてないんですけど……。
間にが挟まってますけどね!!
言葉が伝播するしないのしくみって、奥が深い。

まあ、そんな話はどうでもいいことで。

ここしばらく「気ならん」状態に追い込まれてたと、そういうことです。
いらしていただいた方、放置しててすいませんでした。
ぼちぼち復活します。

気ならん状態の間に観損ねた映画がいくつか。
HDがパンク寸前。
欲しかったCDが買いにいけてない(……会社の近くのCD屋が潰れてたせいでもあります。昼休みに行ったのに……)。
お気に入りサイトに見に行けてない。
病院にも美容院にも行かないと。

けどなによりまずやらなくてはいけないのは、

衣替えですね!!

chikachan112 at 22:29|Permalinkclip! 

October 24, 2005

クール? ビズ?

昨日ほどではないけど、寒いですね。

ふと、会社のエアコンを見たら、
冷房 26度」になっていました。

……そういえば、9月末でクールビズ期間は終わったんだっけ。


って、違うでしょうが!!

一応、風量は弱でしたけどね。

chikachan112 at 22:57|Permalinkclip! 

October 23, 2005

初鍋

4b4564e8.jpg寒いですよぉ。
夏から突然冬になった気分です。

気温が何度か下がったら、コンビニでおでんが売れはじめ、
そこからなおも何度か下がったら、スーパーでご家庭用おでんの材料が売れるそうです。
ぐつぐつ煮込むほうが暖かくなるもんねえ。

何度だったか忘れましたので、説得力ないですが。<調べるのが面倒らしい。

というわけで、本日はこの秋はじめての鍋。

a4d0d804.jpgおでん、食べたいねえ。
でも、煮込む時間も、準備する時間も今ないので、
お手軽キムチ鍋でごまかします。

材料は鮭とかわはぎ。野菜たっぷり。
最後はやっぱり雑炊でしょ。

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October 22, 2005

ブラザーズ・グリム

テリー・ギリアム監督

試写会で観てきました。楽しいです。

テリー・ギリアムという監督は、作家性が強く、
それも自分の世界を追求しすぎて、時々わけがわからなくなるという印象です。
世間的にもそう言われていることが多いし、
私は、マイナーな評価の「バロン」「フィッシャーキング」から観てしまった(劇場で。レンタルビデオも今ほど普及してなかった頃です。「未来世紀ブラジル」は後でビデオで見た)ので、よりそう思ってるのかもしれません。
なのでつい、難しいと構えてたのだけど、

いや、エンターテインメントに徹してるよ!! この「ブラザーズ・グリム」!

タイトルまんま、グリム童話をモチーフに、換骨奪胎して再構成。
グリム童話は誰でも知ってるから、おいてきぼりをくらうことはない。
話も、目的と結果がちゃんと見えてるし、
兄弟ふたりのキャラクターもそれぞれ生き生きしてるし、
鏡の女王、モニカ・ベルッチは役にはまってるし、
主役クラス以外のキャラクターもわかりやすい。

ブラックな味を少々きかせつつ(というか、今までの作品より抑えつつか?)
美しく妖しいエンターテインメントでしたね。

民間伝承、童話、寓話、魔術、
そういうのが私自身のツボだったこともあります。
言葉遊びもいくつか含まれていたので、
語学ができれば、もっと楽しめたかもしれないな。
そして、今「バロン」を見たら、(自分の)印象も変わるかもと思ったのでした。
あれも伝承系だしね。もう15年くらい前だったし、多少は歳くったし(多か??)、多少は知識も(少か??)できたことでしょう。

逆に、テリー・ギリアムマニアには物足りなかったかもしれません。
でもこれでお金が入れば再び「ドン・キホーテ」に挑める……かも??

さて以下、映画本編とは関係なく劇場の話ですが↓続きを読む

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October 18, 2005

ジャンプ

竹下昌男監督

佐藤正午の小説は、割と好きなのですね。全部は読んでないけど。
この「ジャンプ」は原作が好きなので、どんな風に映画になるのかと興味を持ってた話。
ネプチューンの原田泰造が主役をはってます。

ほぼ原作に沿ってるという印象ですね。
原作は、手がかりまでの右往左往が長いけど。

「りんごを買いに出た恋人が、戻ってこなかったのはなぜか」
そういう話です。

失踪という謎でひっぱっているけど、
ミステリーではないです。
ほんの些細なことがきっかけとなり、人生が変わってしまう。
そんな話です。

そして、Aという人物から見た物語が、
Bという人物からは全然違って見えるという話でもあります。

それらの総てがとてもさりげないのですね。
さりげなさすぎて、ドラマを生むのが難しい。

その点、原田泰造が思ったより巧くてよかったですね。
「アリエール」のCMで、ちょっと疲れたサラリーマン(夫? 恋人?)の役をやってたけれど、
あの雰囲気そのまま、って感じかな。

俯瞰で見るとちっぽけな人生。
でも実は、ひとりひとりのそばで凄いことがおきてる。
少しのズレが運命を変えてしまう。
そんな「隣にいる誰か」「もしかしたら自分かもしれない男」を
うまく表現してましたね。

あ、そうそう、佐藤正午で一番すきなのは「Y」です。
「リプレイ」オマージュっぽいタイムトリップネタなのだけど、
優しくて切ない恋愛映画として、今受けそうな感じになると思うんだよなあ。
誰か撮らないかしらん。

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October 16, 2005

三池監督のウルトラマンマックス2

諸般の事情により今回は録画でした。
で、夜中に笑止、いえ笑死しそうになりました。<近所迷惑な。

その昔、ウルトラセブンにも、カレー食べてたスプーンでうっかり変身しようとした過去があるんですよね。
黒部進が、カレーを持ってたとき、期待で腹がよじれるかと思いましたよ。
期待、裏切らないし。
いやある意味、かわしてるし。

チープな怪獣はいいとして、チープな赤ちゃんとチープな九官鳥までいるんだもんな。
おいしい話でした。
ところでこのマックスって、対象年齢いくつなんですか??


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October 15, 2005

芋飯など

3d2226b6.jpg栗ご飯はめんどうだという時に。
さつまいもを1センチくらいのサイコロに切って、
炊飯器に投入。
それだけ。
あ、お酒と塩を少々、は忘れずに。

これも甘くて美味しいです。
甘かったので、キムチを添えちゃいました。<それ、なんか違う。

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October 13, 2005

イン・ザ・カット

ジェーン・カンピオン監督

▲一人身の女性教師が巻き込まれる連続殺害事件。彼女の周りで次々と女性が切り刻まれていって、というサスペンス。
▲監督、製作(ニコール・キッドマン)、ともに女性。都会でひとり生きる女性の孤独、日常、性。その不安定さを描く。
▲ロマコメの女王メグ・ライアンがヌードで挑む新境地。

この映画には、以上3つの見所があると思います。
ただどれも、なんか中途半端なんですよね。
特にサスペンス部分が弱いことが、個人的に気になってしまうんだよねえ。

オープニングはかなりいいです。雰囲気、花マル。
「ケ・セラ・セラ」という曲が、物憂く、怪しげに流れて。
「人生はなるようになる」と歌っているんだけど、
全然、なるようになってこなかった、というのが伝わってきて。
不安定な女性の気持ちを表現してて。

でも、そこまで。その後は、欲求不満による考えすぎとか、エキセントリックさとかが、妙に目立って、観ていて呆れる。
それがリアルである、っていうとこを狙ってるってのはわかる。
けど、そんな女性を観て、どこが面白いのかがわからない。

サスペンスは、いっそう?マークがついてしまいますね。
一方的にひとりを疑ってるんだけど、それが全然論理的じゃない。
ケビン・ベーコンを、精神的に危ない医学生という、いかにも彼っぽい怪しそうな役に配してるくせに、
わざとかと思えるくらい、主人公は疑ってない。
冷静に考えれば、犯人候補でしょう。
それなのに疑わせない。
疑わせないことで、逆に、見てる人間に怪しいと思わせるミス・リード。
実に、不自然。
だいたい、あの犯人では、某飲み屋で会った後、主人公を襲う時間がないのでは?? 

最後の見所、メグ・ライアンの新境地ってのは、
彼女の映画はそれなりに観てるつもりですが、
わたしは「萌え」てないから、論じられない。
だって、女性から見ると、キュートさが彼女の最大の魅力なので。
脱ごうとどうしょうと、それはどっちでもいいです。

ラブコメじゃなくても、いいんだけど。
サスペンスだって、悪くないじゃん。
昔、彼女の『D.O.A』とかいうサスペンスを見たんだよね。話は忘れたけど、彼女は可愛かった。
……あ、デニス・クエイドと出合った映画ですね。可愛いのも当然かしらん。

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October 11, 2005

鳥手羽・栗・里芋

627aa145.jpg例によって、実家から送られてきた野菜が減らないのでぞくぞく調理中です。
なんで2人しかいないのに、ダンボール一杯くるかな。
どこか挑まれてる気がする。

栗は、定番の栗ご飯が一番好きだけど、
飽きたので、煮物にも。
醤油味系の肉の煮物に適当にいれちゃいます。
甘味あっておいしいですよ。

写真は、鳥手羽と里芋と栗を醤油味で煮たものです。
↑に書いた順に入れます。煮崩れるので。
出来上がりは全部ブラウンになってしまうので、途中経過です。
最後に、針生姜と浅葱を散らすと、美味しそうに見えます。<みえるだけかい。


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October 09, 2005

シン・シティ

ロバート・ロドリゲス監督

この監督ってつくづく、やりたいことをやってるなー、という気分で観てました。
ノアール・アクション・エロ・グロ・馬鹿騒ぎ。
そういうのが好きな人にはたまらん映画でした。

わたしは、……そうですね、割と好きかな(笑)

原作はアメコミ(未読)で、
コミックっぽさを打ち出した映画です。
CG多用の映像も、止め絵も、キャラクター造形も。
(個人的には、車を走らせるシーンが、昔のヒッチコック映画みたいで好きです)
白黒画面に、所々色がついてるとこが、ちょいお洒落。

男も女も、めっちゃカッコよく、
暴力だけがすべてを支配するという、
これまたコミック的な設定。

卑しき街の卑しき男が信念のために戦う、というノアールの流れ。
でも話は判りやすいし、
主人公(たち)の論理が映画の支配権をもってるので、
カタルシスも得られる。

ただもうちょっと、時間が短くてもよかったかな。
スピード感より絵を重視するコミック的な映像のせいと、
一人称展開(主人公が心情をずらずら語っている)のせいで、
溜めが多すぎて、少々、ダレる。

あまりグロくもなかったし。

ただ、これはテンションがずっと高いことによる「慣れ」だと思います。
緩急が足りないと、いくら刺激的な映像を見せられても、
人間って物足りなく感じるものなんですよね。

俳優陣は、主人公キャラから悪役から、どれも良かったです。
ジェシカ・アルバ、めっちゃ可愛い。
前髪ぱっつんの顔と、額が出てる顔と、全然違って、でもどっちも合ってていい。
ベニチオ・デル・トロは、おちゃめすぎです。

そして、イライジャ・ウッド。
「エターナル・サンシャイン」に続き、素晴らしい役でした!
こういう役を選ぶっていう役者根性がいいね。

chikachan112 at 00:56|Permalinkclip!映画 |   【さ行】

October 08, 2005

三池監督のウルトラマンマックス

つい、観ちゃいました。早起きして。
7時半のどこが早起きやねん、とつっこまれそうですが(笑)

三池監督がやると聞いてたので、マックス初回だけは見てたんですが、
設定の記憶、全然なし。
……ごめんなさい。
でもナビゲーターロボットのような彼女は、覚えてましたから。
あと、懐かし怪獣がでてくるという話も。

なんでも、感動系と爆笑系の2話をつくるとか。
今回の話は感動系のようですね。

たしかに感動ものです。ストーリーは。

ただ、あの怪獣「イフ」の
なんでもかんでも、……あろうことか、天使までも
身体にくっ付けちゃったフォルムが、
「DOA3」の竹内力に見え、

「歌」の攻撃が最後に利く(<いや攻撃したわけじゃないですって)
ってのも、「マーズアタック」を思い出し、

どっちもつい、笑ってしまいました。

うーむ。感動系でこれだけ楽しいなら
爆笑系だとどうなるんでしょうか。


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October 07, 2005

金木犀とサトイモ

e35399a4.jpg秋です。
自転車で帰ってくると、金木犀の香りが漂ってます。

秋です。
魚も野菜も旨い季節です。

実家から送られた里芋。
異常な大きさでした(上写真)。
周囲に置いてる芋も、充分大きいんですよ。
試しに計ったら、
高さ14センチ、直径10センチ、750g ありました。

05b115cc.jpg里芋を「銀杏切り(ただし幅太)」にしたのは初めてです。

鍋に投入したら、他になにも入りません(下写真)。

秋です。
ダイエットに最も適さない季節です。

chikachan112 at 17:46|Permalinkclip!食う 

October 06, 2005

誰にでも秘密がある【韓国公開版】

チャン・ヒョンス監督 (以下ネタバレです)

エッチ系少女漫画ですか?

美男美女が織りなす、百花繚乱・混乱ラブストーリーで、
久しぶりに観たイ・ビョンホンって、こんなんなってたんかーと驚きました。
前に観たのが「JSA」だから、もう4年も前ですもん。古すぎ。
まあ、しかし、まさしく花しょって出そう、っつか、
絵面として、カッコよくはあります。

さて、誰にでも秘密があるっていうタイトルからして、彼にも秘密があるというオチなのでしょう。
そのあたりを考えながらストーリーを追っていきました。

もしや、彼は、未来人
そうかもしんない。
未来は、考えられないほどの少子化で、もはや国を存亡するほどで。
その原因になるのが
もてるけど、男にすぐ飽きる女(三女)
白馬の王子様を夢見る、けど結局オールドミスで「男なんて」って論文で女性たちを啓蒙する(<注・後半は言いがかりです)女(次女)
セックスレスの夫婦(長女)

彼女らを矯正(え??)し、バッタバッタと(ええ??)子孫を繁栄させるべく、
送り込まれたのが、彼なのでは??
……なんか、弟(!)にまで、手を、いや、口を出してるし。<いやそれ、逆にあぶないから。

あまりの狂乱ぶりに
そーんな風に見てましたが、
全然、とんでもなく、さくっと物語は終了してしまいました。

「秘密があれば幸せになるというわけではない。
 けれど僕は彼ら一家に、それぞれ秘密をもたらせた。
 秘密を持つことが彼らを幸せにした」……意訳

って彼のセリフ、どういうことなんですか???

そして彼は、びゅいーんと車に乗って、次のターゲットを探しに行きました。
別れ話のカップルがいます。
にやりと笑う、彼。
次はこの女性を幸せに(秘密をもたらしに)いくのでしょうか???

なんだか狐につままれた気分です。

これでは一歩間違えば、ただの勘違いプレーボーイ野郎じゃん??


さてところが、どうやらこの映画、日本版と韓国版があるみたいです。
わたしがwowowで録画したのは韓国版だったみたいです。

日本版では、
「彼=天使」ネタ、娘を思うお父さん(故人)に頼まれてやったこと、
のようなんです。

ふうん、まあ、それなら筋は通るわね。
通るのは、筋だけ、のような気もするけど。
ずいぶん、おおらかなお父さんみたいね。

それにしても、どうして韓国版と日本版ができたのかなあ。
お国柄なのか?
でも、韓国の方が倫理に厳しそうなんですが。
いやもしかしたら、キリスト教の方も多いから、
「天使がそんな不道徳なことはしない!」とか言われちゃったんでしょうか。

chikachan112 at 21:10|Permalinkclip!映画 |   【た行】

October 04, 2005

デイ・アフター・トゥモロー

ローランド・エメリッヒ監督

映画本編とは関係なく、いろいろと考えさせられる映画ではありました。

生きたまま凍った人間。
先日冷凍マンモスを見てきただけに、ちょいとリアルを感じます。
自然災害と政府の無策。
このところ、いろいろありますからね、ところどころのセリフが怖いです。

地球温暖化>海流の変化>低温ハリケーン>氷河期。
なんか、???
でも、これに対抗できる知識をもたないので
疑問を感じつつも、映像には納得しました。(最後にすっきり晴れ渡ったのはさすがにどうかと)

人類を救おうとする科学者たちも、息子を助けに行く主人公も、
共感します。
一方のクイズオタクのティーンエイジャーたちも、
どうなることかと息を呑みます。

でもなんか、後半、無理矢理な感動演出が目に付いて
ちょっとひきました。
雪の行軍とか、自己犠牲とか、いきなり狼とか(伏線はあるけど)。

そうそう、図書館という人間の叡智を集めた場所で
その知恵のお陰で救われるというのは
いい話だと思いましたが、
「紙」って、火をつける材料としては効果あるけど、持続性には欠けるのでは。
ぺりぺり破って暖炉にくべてたんじゃ、すぐ灰になっちゃいますよ。
板とか棒とかの木材を、空気入るように組んで燃やす方がよいのでは。

ボーイスカウトの本は、図書館にはなかったんでしょうか。

chikachan112 at 21:50|Permalinkclip!映画 |   【た行】

October 03, 2005

メゾン・ド・ヒミコ

犬童一心監督

優しい話ではないのです。
でも柔らかい話でした。
(以下、隠したまま感想の書きようがないのでネタバレしてます)

自分と母親を捨てた、ゲイの父親が死にかけている。彼が住んでいるのは、自らが作ったゲイの老人ホーム。恋人だという美しい男に頼まれ、また自分の都合もありアルバイトに出向く主人公。けれど彼女にとって、ゲイの住人たちは、忌み嫌うべき存在。

ここで彼らに共鳴し、父を許せた、というなら
誰もが感動するお話になるのでしょう。
確かに主人公には変化が生まれ、住人とも次第に打ち解けあっていく。
けれどどうしても、混じれない部分がある。心をぶつけられて反発する。おまえには関係ないのだと、追い払われてしまう。

誰かを丸ごと赦すことが、なんと困難なことか。

そんな人間の痛みから決して目を逸らすことなく、物語が収束を迎えようとします。

ラスト、再び渡されたメッセージは、彼らとの第二ステージがはじまろうとしていることを示唆していると感じます。
そしてこの後は、想像範囲内の展開が待っている。
だからあえて、語らない。

メゾン・ド・ヒミコで描きたかったのは、「物語」ではないのかもしれない。
人の心の揺れ動きであり、その時その時の、機微。
それこそが、人生というものの真実だと言ってるのかもしれない。

そんな気持ちの波が、柔らかいのです。心の包みこみが、柔らかいのです。

時ごとに吐露される各々の気持ちが、
正直で、同時に嘘つきで、痛々しい。
痛々しいからこそ、人間くさい。

主人公・沙織の暴言、ホームの住人たちの嫌味、中坊たちの暴挙。
生々しい。
大切なものを貫くための、自分の大切な相手のための、やりきれなさをごまかすための、様々な嘘と行為。
観ていられないほど辛そうな嘘もあれば、身勝手さに呆れる嘘もある。
ホームのためにヒヒ爺と寝て、大味で期待はずれのセックスだったと嘯く。
仲間に対してさえも、美しい衣装に憧れていることを隠す。
最期の時間を安らかに過ごさせるために、家族に介護を強いるような真似をする。
遺産があると騙す。

そして、さんざん嘘をついて、気持ちを溜めきって、やっと見せる本心。
「あなたが好きよ」
「羨ましかったな」

ずるいなあ。
そんなこと言われたら、言い返しようがない。

そうそう、セリフのひとつひとつが、
表情のひとつひとつが、とても決まっていましたね。

どの役者さんも、目の表情の変化が素晴らしい。

「欲望なんだ」と涙を湛えるオダギリジョー。
父親を見つめる柴咲コウ。
視線を外して、また戻して「あなたが好きよ」とつぶやく田中泯。
ドレスを着て我に返った、また、化粧直しをする時の、青山吉良(山崎)。
「オレを軽蔑してもいいから」とホームに出向く田辺季正(中学生)。
死んだ目をしている(注・誉めてます)西島秀俊。

いやもちろん、立ち姿から、仕草から、指先まで(笑)足の先まで(爆)、決まってました。

巧い役者さんたちが揃ったからこそ、味わえた映画でした。




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October 02, 2005

ねぎまの殿様

b813a1a5.jpg落語の演目です。

「目黒のさんま」と同じように、
庶民の味にふれたお殿様が、お城で同じものを作らせるけど、イマイチで、というサゲ。

あ、焼き鳥のねぎまじゃなくて、
ねぎま鍋ね。

まぐろのアラ、白葱、が基本。
それだけだと淋しいので、大根(味がしみる)、生姜(ニオイけし)を加えて。醤油味。

落語によると、
庶民の味は、
泥つきの葱をぶったぎって、まぐろは内臓ごとぶちこむ。
葱から出る鉄砲があつあつで美味い、とのこと。
殿様の味は、
葱は上品に、まぐろも骨を丁寧にとって、
口をやけどしそうな鉄砲などとんでもない、とか。

さすがに泥つきのまま葱を入れるわけにはいかないし、
まぐろも下処理してからだけど、
500gほどあったアラは、
パックをあけると「血合い」部分多し、でした。

でも、刺身のおいしい店の魚だけあって(つまり、刺身に使えなかった部分がでてるのね)
新鮮で、臭みなし。しっかり味でうまうま。

殿様料理の刺身もいいけど、ねぎまもなかなか。
なにしろ、ひとパック100円でしたから!

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October 01, 2005

トスカーナの休日

オードリー・ウェルズ監督

突然の離婚で驚き&自己崩壊しかかってる女性が、旅行中に一軒の家と出会い、人とであって再生していく、という流れです。

あまりつっこみようがなく、ラストまで定型どおりという印象。
ターゲットの絞られた(絞られすぎた)話。
あ、それをハリウッド的というのかな?

親友役で出ていたゲイも、男性でなく女性ということを除けば
失恋モノによくある演出だったなあ。
生み出すものがあるという設定は悪くないですけど。

ダイアン・レインが可愛いです。
イタリアの景色が綺麗です。
イタリアの男性が、いかにもイタリア男です。
(連中は数メートルごとに口説くとか
 口説かない方が失礼だと思ってるとか、よく言われますが、
 それはマジなのか誇張なのか、どっち??)

でも、ミッドエイジクライシス(、その後)の映画としては
後味いいです。


chikachan112 at 23:34|Permalinkclip!映画 |   【た行】