August 2008

August 17, 2008

きゅうりも麻婆になる

735f255b.jpg↓記事にも書いたけど、きゅうりを大量に貰って、ひたすら消費に努めてます。

美味しく食べられたものもあれば、チャレンジャーな料理もあり。

きゅうりの麻婆が意外とイケたので、来年のためにメモ書き。

きゅうりは皮を剥いて半分にして5ミリほどに斜め切り。
プチトマトは半分に。
鶏ひき肉で麻婆に。もも肉使うと油は要らないくらい。



さて夏休みももう終わり。
そろそろ仕事モードに入らなくては。


chikachan112 at 11:30|Permalinkclip! | 食う

August 16, 2008

ダークナイト

クリストファー・ノーラン監督

ゴッサムシティにあらわれた「ジョーカー」を名乗るピエロ顔の男。彼は情け容赦ない非道さで街を恐怖に陥れる。一方、新しく就任した地方検事デントは正義感が強く、バットマンも彼ならばゴッサムシティに平和をもたらせてくれるのではないかと考え、またデントもバットマンを正義の代行者と見て協力する。
彼らの成果もあって闇世界は混乱をきたした。それに乗じ、ジョーカーはますます台頭し……。

少し長い気はしたけど、次々繰り出される展開を楽しめました。
正義を貫きとおす困難さがメインテーマだろうと思うのだけど、
そちらよりむしろ、「ヒース・レジャーのジョーカー」が目立ってたなあ。

悪人だけど魅力がある、という人物は、創作物の中ではよく描かれていて、
例えば、「犯罪に手を染めるにいたった哀しみ」みたいなものが魅力に繋がってることが多いのだけど、
彼は、傷跡の物語にしても毎回違うことを語り、過去も本心もまったく見えない男。
まさに悪魔の権化のような行動をとる。
そんな狂気の男なのになぜか愛嬌も感じて魅力的があって、この映画のなかで誰よりも印象的だった。

つまり主役を食ったわけで、ヒース・レジャーの遺作として相応しいとは思うけど、
話のバランスとして、それでいいのか、という気も少々(苦笑)

相対する敵役(じゃない、本来の主役)がちょっと弱い。
正義の揺らぎを表現するバットマンと検事デント。
復讐という感情を植えつけることで、正義を手放させ闇に突き落とすという作戦(?)は面白いし、それに屈した人間と、主義を貫こうとした人間の対比もこれまた見所だったのだけど、
なんせ肝心のヒロインに魅力がなくて、切実さを感じない。
ビジュアルのせいもあって、正直途中まで、この人がヒロイン役だっけ? と疑問を持ちながら鑑賞。
(映画を見る上で、なるべく余分な情報は入れたくない方なので、マギー・ギレンホールが出てることは知らなかった)
前作『ビギンズ』のレイチェル役、ケイティ・ホームズが出なかったのは育児のためなのかな?
それにしても、もう少し見栄えのする人をヒロインに据えて欲しいもの。
映画後半の鍵を担う役なのだから。

彼女を巡って、坊ちゃまとデントは丁々発止となっている……んだよね?
でもデントは気づいてないようにも見えるし、レイチェルも二人の間で揺れているわけでなく、坊ちゃまの独り相撲。
ここでもツメが甘かったか、坊ちゃま。

chikachan112 at 23:11|Permalinkclip!映画 |   【た行】

August 15, 2008

闇の子供たち

阪本順治監督

とあるタイの売春宿。そこで商品として扱われているのは、貧しい農村部から売られてきた幼児たち。しかしその店ではもうひとつ、別の商品も扱っている。
日本新聞社バンコク支社に勤務する南部がその情報を得たのは、「商品」を「買う」人間がいるという東京からの取材依頼だった。一方、日本で社会福祉を学んだ恵子は、タイでのNGO活動に身を投じている。南部は情報収集のなかで恵子の属するNGOと関わり……。

で、その商品とは……。(以下ネタバレ)
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chikachan112 at 17:57|Permalinkclip!映画 |   【や行】

August 14, 2008

ジャージの二人

中村義洋監督

とある暑い夏の日。無職の息子とカメラマンの父、そして愛犬は、北軽井沢にある山荘にでかけた。息子は妻に浮気をされており、父も再婚相手と微妙な状況。都会とは別世界のように涼しい山荘には祖母の集めた古着のジャージが置かれていて、二人はそれらに袖を通し、つかのまの休日を楽しむ……。

↑のジャージというのは、小学校の指定運動服らしく、
「●●小」というネームが左胸に記されているんですね。

なんで小学校の服が、あんだけでかい大人(鮎川誠と堺雅人)に合うんだ(笑)
……と最初思ったのだけど、
この山荘に来れば、彼らは大人ではないということなのかな。
ケータイの電波が通じないから、都会においてきた様々なものと連絡が取れない。
悩みはとりあえず棚上げとして、食べて寝て遊んで時間を過ごすことになる。

つまりジャージは、下界のしがらみから解き放たれるためのコスプレですね!!

とはいえ、あくまで山荘もジャージも「ひとときの逃げ場所」であって、
いつかは下界に戻らなくてはいけない。
ジャージになじめなかったものは早々と山を降り、また、家庭や暮らしを修復して生活と向かいあおうと考えたものは、都会に戻る。

たまにはこういう命の洗濯、田舎暮らしもいいんじゃない? と言いたいような映画。
まったり系小説などによくあるシチュエーションだけど(原作は小説)、
ジャージというのは面白いコンセプト。


しかし田舎暮らしというのは、ひたすら同じ収穫物を食べる日常でもあるのよねえ……と、
これでもかと出てくるトマトを見ながら笑ってしまいました。

……そう、うちの冷蔵庫は現在、田舎暮らしただなかにある実家から貰ってきた
大量のきゅうりとプチトマトと獅子唐で溢れています……orz


chikachan112 at 16:57|Permalinkclip!映画 |   【さ行】

August 10, 2008

ハプニング

M・ナイト・シャマラン監督

ニューヨークはセントラルパークで始まったその現象。突然立ち止まり、また妙な言葉を繰り返し、いきなり自殺するという奇妙な惨劇が発生する。そんな人々の行動は、またたくまに周囲に広がり、アメリカ北東部を警告の嵐が襲う。どこに行けばいいかもわからず惑う人々。
フィラデルフィアの高校に勤務する生物教師のエリオットたちのもとにもその報は届き、同僚とともに家族と避難を始めるが……。

ごくごく普通のSF系ホラー(但し、さいえんす・ほらふき)もの。

なーんて、言葉で遊んでゴマかすしかないほど、感想の書きようがないよ…………。


シャマラン監督の映画って、怖いものみたさ、という部分があるんですよね。
物語が怖いという意味ではないですよ。
その手があったか、と膝を打つ話と(自分的には「ヴィレッジ」とか)、
とんでもなく脱力してしまう話が混在してて(自分的には「サイン」とか)、
ふたを開けるまでわからないところが、楽しみなわけ。

でも今回は、中途半端でした。
それなりには観られるけど、暇つぶしで終わっていくような話。

自殺の仕方とか追い詰められてく人々とか、
ドッキリはさせてくれるんだけど、
「そんな当たり前のオチでいいのか?」と問い詰めたくなるほど、普通に終わってしまう。
しかもラストのラストも、誰にでも予想のつく着地で終わってる。
たとえるなら、テストで70点取れる程度。

マーク・ウォールバーグも妻役のズーイー・デシャネル(メグ・ライアンに似ているような気がする)も、がんばってる姿は伝わってきたのだけど。


chikachan112 at 21:42|Permalinkclip!映画 |   【は行】

August 09, 2008

たまには女子

14ff9c79.JPG新書版と四六版のブックカバーを探してたんですよ。
でもなかなか、これってのがなくて。

というわけで、貰ったまま使い道のないハンカチでつくってみました。

適当に折ってアイロンかけて形を整えて、
まつりぬいで縫い綴じて(うちにはミシンがない)、
表紙を入れるところを袋にして。

まあ、それなりじゃない? という感じ。

手前のが新書版。
サイズから、レディースがよさそうだったのだけど、
つるつるで薄い素材はなじみにくい。綿100の厚めのもので。

奥が四六版。
メンズの、しっかりした地のハンカチがあったのでそれで。

chikachan112 at 21:39|Permalinkclip! 

August 07, 2008

たみおのしあわせ

岩松了監督

母が死んでから、父とふたりで暮らしている民男。このたび、ほぼ理想ともいえる女性・瞳との結婚が決まって舞い上がっている。さてそんなふたりの生活に、母の弟が同居する。同居……といっても、屋根裏部屋になのだ……。

一見のったりとしたホームドラマにみせておいて、途中から不条理な世界に突入。
観客に意味を考えてもらいたい映画だそうです。

では勝手に解釈しますか(笑)


病院跡を利用する老人たちの論理は、かなりのトンデモ。
会話もせずに携帯電話をいじり続ける人々も、未練がましく浅ましい。そして身勝手。

映画を観ていると、そんな風に感じてしまう。
でもその「観方」の何パーセントかは、民男たちの考え方によりそってしまったからかもしれない。


では民男たちは……というと。

途中までは、不器用ながら正直に生きている人間に見えているんですよ。
でも、彼ら、民男と父親は、ふたりだけで世界を確立している。
幸せになるために、と、結婚生活に期待するものの、
それによって世界が壊されてしまうことをよしとしない。

観ていて思ったのは、それぞれが思い込んでいる世界と、まわりの世界のズレや断絶。
そしてどちらが「正しい」かわからなくなってくる構造。

家族という関係を、基本は他人である人と人の結びつきを、気味悪く思わせてみる、
……なんてのが、狙いなんでしょうか?

父親役をやってた原田芳雄が、つい先日見た「歩いても歩いても」とは正反対のキャラをやっていて、さすが!!と思ってしまいました。


chikachan112 at 00:01|Permalinkclip!映画 |   【た行】

August 06, 2008

カメレオン

阪本順治監督

伍郎は、仲間と結婚詐欺をしながら暮らす小悪党。ある日、詐欺成功の後の駐車場で、偶然、政治家の拉致現場を目撃してしまう。そのため困難な立場に立たされる仲間や伍郎。一方、伍郎は町で出会った占い師佳子に惹かれていて…。

「探偵物語(TV)」「野獣死すべし」などの脚本家丸山昇一が松田優作をアテ書きして作った話を三十年ぶりに映画にした
……ということで興味があったわけですが。

んー、いかにも松田優作イメージというか、
今見ると、どうにも古い話でした。

昭和の、しかもバブル前のハングリーな時代であれば、面白かったと思いますよ。
自分、野獣も蘇金もすごい話だと思うし、探偵物語のテーマソングが流れるとわくわくしちゃうし。

でもこれを、平成の今やられてもなあ……、という気分。

埋もれさせてしまうには勿体無い話、という製作者の気持ちはわかるんだけど、
物語には「旬」というものがあるのだと、この映画を見てつくづく感じました。

だって、主人公の過去、ただものじゃないよ。
親が他人に騙されて自殺して、その相手を殺して鑑別所送りになって、格闘技のテスト生になって、ヤクザの三下になって、どっちも放逐されて、その後アメリカ行って、傭兵になってたってんだよ? だからむちゃくちゃ強いわけ。
……なんなんだ、その大時代的な設定は。

たしかに当時の松田優作なら似合うかもしれないねえ……。


主演の藤原竜也も、少々甘いかな。
本設定では主人公は25歳とのことだけど、この話なら、もうちょっと上、30前後のほうがまだいいような。
(といっても、硬派でよさげな役者が思い浮かばない)

ヒロイン役の水川あさみも、いまひとつ。
不幸顔は似合うんだけど、爛れたような色気がない。

このふたりがサングラスをかけて雑踏の中にいる、
というシーンがあるのだけど、

あれはいかにも「松田優作&風吹ジュン」でしょう。

ついでに子分的な親友役の塩谷瞬も、本当は水谷豊でやりたかったのかも(もちろん今の水谷豊ではないよ)などと思ってしまいました。


chikachan112 at 00:08|Permalinkclip!映画 |   【か行】

August 05, 2008

百万円と苦虫女

タナダユキ監督

佐藤鈴子は、百万円を貯めては次の土地に移るという生活を続けている。それというのも、ある理由から実家に居辛くなってしまったからだ。その理由のせいもあり、地味で人付き合いの苦手な鈴子はますます人嫌いになっている。まずは海に、そして山に、誰も自分のことを知らない場所で生きようとした鈴子だが……という話。


とはいえ、人と関わらずに生きていくことなどできなくて、
他人と距離を保っているつもりだけど、
鈴子は基本一生懸命だから、他人に可愛がられる。
それはありがたいし、気持ちが暖かくなるし、嬉しいのだけど、
でもそれが顔の見える「個」から「集団」になると迷惑な部分もあるわけで、
またぞろ居場所を変えることになるわけです。

そうやって移動したとある場所で、
彼女は気持ちをぶつけられそうな相手を見つける。
どうやら相手もそう思っているみたいで、ちょっと幸せ。

……ただ、そうは問屋はおろさない展開が待っていて、
さあ、どうなるのかな、とクライマックスに進んでいく。


ああー、なるほどね。
女の子が好きそうな話だ。
鈴子ほどトンデモじゃないにしても、
「でもあたしにも似た部分はあるのよね」と共感できそうなアレコレを揃えてる。

うまいけどずるいなあ、と、ちょい斜めに見ながら、
まあ、こういう話もアリかな、とのんびり鑑賞。
このまま終わるのかなと思ってたけど、
でもラストはよかった。

作り物感が一気に払拭されました。

このビターエンドで、単なる甘い物語に終わらずにすみ、救われたと思うのよ。
(後でノベライズを確認してみたけど、あれで物語は終わってました)
ハッピーエンドの好きな人がみたら、
逆にラストこそがダメ、なのかもしれませんが。

chikachan112 at 22:06|Permalinkclip!映画 |   【は行】

August 04, 2008

歩いても歩いても

是枝裕和監督

ある夏の日。横山家では長男の15年目の命日を迎え、長女、次男が家族をつれて帰省していた。父・恭平は引退したものの医師という職業にプライドを持っている。母・とし子は家族思いだがその気持ちが時に身勝手でもある。長女・ちなみは夫や子どもとともにムードメーカーに努める。そして次男・良多は昔から父親とそりが合わず、また子連れのゆかりと結婚したこともあり、向かう足も重いのだった…。

静かでしみじみした映画でした。
とある一家の一日を覗き見した、という感じ。

思惑、というか、家族それぞれの「誰かに何かを求める気持ち」が、
相手をいたわりながらも、どうしても食い違ったりすれ違ったりしてしまうようすは、
この横山家だけではなく、誰の家庭にもあることかもしれないなと思いながら見てました。

ドラマチックなものはない映画です、
けれど、人と人の係わり合いはそれだけでドラマなのだと感じさせてくれます。


「歩いても歩いても」というタイトルは、
70年代の歌謡曲のサビからきているのだと、映画のなかで説明されてました。

でも、勝手な思い込みだけど、
「歩いても歩いても、追いつけない誰か」「歩いても歩いても、向かい合えない誰か」のようでもあるような気がしました。

そして、歩いても歩いても、「いつでも少しだけ遅い」のかもしれないと。


chikachan112 at 22:48|Permalinkclip!映画 |   【あ行】