June 2009

June 06, 2009

インスタント沼

三木聡監督

沈丁花ハナメ(麻生久美子)は不運続きの毎日で、遂には担当していた雑誌まで廃刊に追い込まれてしまう。子供の頃に招き猫を沼に捨てたことで運も捨ててしまったと思い救出しようとするハナメだが、既に干上がった沼ではどうしようもない。そんなとき、母(松坂慶子)の手紙から自分の出生の秘密を知り、実の父親(風間杜夫)を見つけだすものの、あまりのダメっぷりにますます凹むハナメだが……。

今回はアタリのほうの三木聡でした。

しおしおミロがああいう風に化けるとは、思いもよりませんでしたよ。
くだらなーいコネタも満載で、いつもの俳優さんたちも出てて、学芸会みたい。
ハナメ役も、『時効警察』の三日月さんが職業を変えてやってきたかのよう。

舞台がどこかはわからなかったけど、もしや蒲田だったりするのでしょうか?(笑)
出て行ったお父さんは平田満だったりするのでしょうか?
(……わかりづらいコネタですみません)

人生がけっぷちだというハナメだけど、けっこう根アカで立ち直りも早くて、とっても可愛い。

可愛いといえば、お母さん役の松坂慶子も可愛くて(某篤姫よりさらに貫禄を増してたように感じるけど)
ふたりが揃っているとそれだけで微笑ましい。

キッチンでのシーンなど、
他より画面が明るく思えたから、微笑ましく見えるように照明とか工夫してるのかも。


きゃほー! と叫んで踊っている彼女をみていると、
明るく生きた方が勝ちだな、と思ってしまう。
とことん楽しい映画でした。


chikachan112 at 00:53|Permalinkclip!映画 |   【あ行】

June 05, 2009

天使と悪魔

ロン・ハワード監督

教皇が逝去し、ヴァチカンでは新教皇を選出するべくコンクラーベが行なわれようとしていたその少し前、スイスは欧州原子核研究機構で反物質が奪い去られる事件が発生した。そして、ハーバードで宗教象徴学を教えるラングドン教授の元に、ヴァチカンからの緊急協力要請がなされた。かつてヴァチカンと対立し、迫害もしていた秘密結社「イルミナティ」からの意匠が届いたと……!

上映時間じゅう、楽しめる映画。
……ということなら、かなり高評価。

タイムリミット物語というのは、それだけで人を惹きつける力がある。
謎は畳み掛けるように次々と出てくるけど、
でも割と単純で、誰もがスッと理解できて、考え込む余地もいらず、
つまりは、物語が動くスピードを邪魔しない。
大団円を迎えたかと思わせて、その後に「実は」の展開もあり、物語の長さを感じさせない。
枢機卿の誘拐に新教皇の誕生に反物質爆発という、話のスケールも興味深く、大きい。

話の構成、要素は、盛り沢山で美しい。

だから面白かった。楽しめた。


…………面白くはあった。けど、なんというか。


よく考えると、そこまで仕掛ける必要あるのか? という犯人の犯行計画に、納得いかないものを感じるんだよねえ。……いいがかり?

というわけで、以下は、ネタバレ注意↓↓
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chikachan112 at 15:33|Permalinkclip!映画 |   【た行】

June 03, 2009

重力ピエロ

森淳一監督

遺伝子研究に携わる、大学院生の泉水。落書き消しの仕事をするフリーターの春。仲の良い兄弟である二人、優しい両親。しかしその家族には、ある秘密があった。
連続放火事件、24年前のとある犯罪、母の事故、すべてのパーツが絡まりあって……。

伊坂幸太郎はよく読む作家さんなんだけど、この話は自分の中での評価はそれほどでもなく。
初期の作品で一番好きなのは、なんといっても『ラッシュライフ』
新宿のバルト9でやるみたいだけど、地方にも来て欲しいな。

おっと、『重力ピエロ』の話でした。
そうそう、当時の感想メモを探したところ、展開がのんびりしすぎてるという印象だったようです。
ミステリの仕掛けとしては、かなり早い段階でわかっちゃったからね。
内容は悪くないのだけど、ミステリとして読んだのがまずかったのかも。(いやいや、これ、ミステリだよね)


で、映画だ。

主人公が兄なのも、彼の視点が中心なのも同じなのだけど、
映像が加わったせいもあって「家族の構図」みたいなものが鮮明になってきて、
家族ドラマ人間ドラマに重点が置かれてて、飽きませんでした。
風景と物語もマッチしてて、とても丁寧。

キャストもそれぞれの雰囲気にぴったりだと感じましたね。
ダサ理系院生というイメージを体現している加瀬亮、爽やかだけど内側の見えない岡田将生、謎のストーカー吉高由里子。
悪役を追わせるに相応しい渡部篤郎。彼の演技があるからこそ、後半の展開に説得力があるわけで。

それにしても、小日向さんのかつら姿が出るたびに笑えてきたなあ。
いくら若い頃という設定にしても、多すぎませんかね、髪。


chikachan112 at 22:26|Permalinkclip!映画 |   【さ行】

June 01, 2009

BLOOD

下山天監督

左遷の憂き目にあった刑事星野は、時効寸前のメイド殺人事件を追っていた。鍵を握るのは、被害者の雇い主の美女、美夜子ロジュンベルク。はたして現住所の洋館に訪ねていくと、美夜子は15年前の調書の写真と変わっていなかった。美夜子のアドバイスに従い、右京という男に会いに行った星野だが、そこで、少女の生血をすする右京を目撃して……。

津田寛治と要潤が目当てで観に行ったのですが、
メインは杉本彩だったみたいで。
無駄にエロでした。

……いや無駄じゃないのか(笑)
ターゲットはむしろそっちか。
だけどエロを目的で観にいくなら、さほどでもないようにも思うんですが。

話はケレンだけを集めたよう。
適度にまとまっているけど、目新しさはないです。

そのため、中途半端な印象を受けましたね。

津田寛治はどんな役でもやる俳優さんだけど、
要潤もなんでもやる人だなあ、と、改めて感心しました。
『亀泳』でハゲになったり、『キミハン』でアホな刑事になったり、
そういえば『吹ジャガー』もやってたんだっけ。
尊敬するし、そういうところに好感を持ってるんだけど、
そろそろ等身大の役にも戻らないとイロモノになっちゃいませんか?



chikachan112 at 12:46|Permalinkclip!映画 |   【な行】