July 2009

July 29, 2009

ターミネーター4

マックG監督

2018年。“審判の日”から10年が過ぎ、スカイネット率いる機械軍と生き延びた人間は戦いを繰り広げていた。ジョン・コナーは抵抗軍のなかで活躍しているが、彼と、将来の父親であるカイル少年をスカイネットは最優先抹殺者として追っていた。一方、かつて死刑を執行されたはずのマーカス・ライトは眠りから醒め、未来の様子に驚愕していた。

これぞ大画面で観る映画! という映画でしたね。
思いのほか、面白かったです。

冒頭でスカイネット基地を叩くシーン。かっこいいことといったらない。

パート1につながるあれこれとか、マーカスがどういう役割を果たすのかとか、
上手に処理してあるし。

今後、パート5、6と続くようす。
まるでニュータイプのようにカンのいい(笑)少女や、母親のおなかの中にいるらしきジョン・コナー2世(?)なんかも絡んでくるのかな?

ターミネーターの傑作品は「T2」だと思ってるけど、
でも単純に続きが楽しみたい。

どうして捕らえたカイルをなかなか殺さないのかとか、抵抗軍のメカ類がスカイネットに乗っ取られない理由がわからんとか、いっそコンピュータウィルスを流してはどうかとか、
突っ込みたいことはあれこれあるけど、ひとつを除いて、まあどうでもいい。

そのひとつというのは……↓↓
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chikachan112 at 23:29|Permalinkclip!映画 |   【た行】

July 12, 2009

蟹工船(2009)

SABU監督

オホーツクの凍りつく海で蟹を採り、船内加工をする一艘の蟹工船。そこでは出稼ぎの労働者たちが搾取をされていた。労働者の命を命とも思わぬ鬼監督に、労働者が取った行動は、なんと全員で天井からロープを垂らすことで……

という序盤には相当笑わせてもらいましたが、
全体的には主張がストレートな映画。

いや、序盤だけではないのかな。
凝った衣装にセット、コアなマニアを持つ俳優がちょい役で出てくる数々の過去シーン、繰り返される妄想、そして怪しいロシア船。

笑いとセンスに紛れさせて、あがき様のない絶望を描いている。
終盤には現実の非道さがのしかかる。
それでも、もしかしたら最後には……という希望を残しながら。

国語史で概要を習い、小林多喜二がどういう最期を迎えたのかは知ってるけど、原作は未読。
主張のある陰惨な話を暗いまま作っても面白くないと思うので、
こういう話のアレンジ、私は好みなんだけど、
客は少なかったなあ。

公開一週目、会社帰りの時間で4人って! しかも若者が誰もいないって!
(女性2人、男性2人、うち1人は6〜70台)

主演は松田龍平だよ? 高良健吾もいるし、悪役だけど西島英俊はいるし、
イケメンいるよ? (…そうじゃないひともいるけど) 

女の子は谷村美月がいるし、滝沢沙織がいるし、
可愛いロシア娘もいるよ? (<それちょっと違う)

笑ってるのは私ひとりで、罰当たりな気分がしましたよ。
あの木村さんちのシーンで、○年後のミヨちゃんのシーンで、なぜ笑わないんだろう。
笑える妄想部分があるからこそ、木村さんちの真実が明らかになったときに、哀しみが倍増するというのに。

chikachan112 at 17:16|Permalinkclip!

July 03, 2009

ディア・ドクター

西川美和監督

寒村に研修医としてやってきた若き医師、相馬。そこは長く無医村だったが、数年前に伊野という中年医師が着任していた。へき地ならではの大変さもあるが、伊野を神様のように尊敬する暖かい村人とそれを驕らず献身的に尽くす伊野の姿に、共感を抱き、自分もそのようになりたいとさえ思う。そんななか、伊野がひとりの老婦人の診断を迫られたことによって、物語が動いていく……。

映画内容についての情報は、なるべく入れたくないほう。

だけどこの映画、予告編だけで伊野が何者であるかバレバレじゃないですか。

わざとバラしておいて、考えるのが苦手な客をも取り込みたいと思ったのか、
いやそれとも、Aとみせかけて正体はB、……の後に再びどんでんがえし、と裏があるのか、
まさか単純に編集に失敗したのか。

とりあえず、少しでも早く観るしかないと、土日は用があったので、月曜は会社帰りの雨の中に行ってきたわけで。

なるほど主題は、彼の正体にはないわけね。(以下ネタバレ)↓↓
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chikachan112 at 12:36|Permalinkclip!映画 |   【た行】

July 02, 2009

ウルトラミラクルラブストーリー

横浜聡子監督

陽人は他の人とはちょっと違う思考経路の持ち主。青森の祖母の家近くに住み、農業をしている。一方、保育士の町子は死んだ元カレのことを占い師に相談するためもあって青森にやってきた。町子にひとめ惚れした陽人は、猛アタックを繰り返すが、度が過ぎていて町子には困ることばかり。そんなとき、あるハプニングがあって陽人に変化が……。

純粋といえば純粋な青年の恋物語なんだけど、
…………なんだろうこの話。

なにかの記事だったかで、「映画を頭でこねくりまわして考えるタイプの人にはわからない」みたいな話を読んだので、
ああ、わたしにはわからないのかも、とは思っていたけど、
本当にわからない。

純愛ドタバタ部分は、ちょっとシュールで可笑しくはあったのだけど、
ラストの意図はいったい??
どんなタイプの人にならわかるのか、聞いてみたい。


chikachan112 at 12:34|Permalinkclip!映画 |   【あ行】

July 01, 2009

ガマの油

役所広司監督

デイトレーダーの拓郎は、幾億をもの金を動かす男。慈愛に満ちた妻と、真面目な息子に恵まれ、自由奔放きままで豪快な日々を生きている。そんなある日、友人を迎えに行った息子が突然の交通事故に遭ってしまう。眠り続ける息子にかかってきた恋人からの電話に、つい息子のふりをしてしまい……。

若いうちに役者から転向した監督はけっこういるけど、
50くらいまでずーっと役者として生きてきた人間が監督をしてみる、というのはどういう気分なのかな。
色んな才能ある監督と組むうちに、刺激を受けたということだろうか。
原案も役所広司だそうだから、オリジナルみたいだけど。

ともあれ。
そんな情熱がほとばしったパワーのある話。
でもどこかすべってる。
気持ちが先に行き過ぎて、伝えたい(だろう)部分が伝わらなかったり、思ったより当たり前の結論になったりしてる。

親子三人の暮らしに突然の悲劇が襲い、しかしそれを乗り越えようとする……というあらすじだけ書くと、ありがちなんだけど、
そこに主人公拓郎の、子供の頃の記憶とも夢ともわからないものが混じり、
拓郎と妻、拓郎と息子の友人・恋人との会話は、すっかりコメディ。

だから観ていて面白かったし、ファンタジーと現実が混じっているところも痛いとは思わなかった。
それでもやっぱりファンタジー部分は浮いてるし、
特にラストの仏壇のシーンはどこかの宗教か仏壇屋のCMか?(「お仏壇のH」が仏具を提供してるようだけど)という気分で、
みんなでキャンピングカー生活になってるのも唐突だし、
ご先祖様を大切に……とか言われてもねえ。

と、話の流れは後半しぼんでいくのだけど、
でも演出というかシーンシーンの描き方は面白く、
特に息子の恋人「光」が、素人くさいけど生き生きとしていて、
電話のやりとりも、彼女のおばあちゃんとの裏に見え隠れする物語もよかったですよ。


chikachan112 at 11:59|Permalinkclip!映画 |   【か行】