July 07, 2007

不良少年(ヤンキー)の夢

花堂純次監督

居場所をなくした不良少年が、北海道の高校に転入する。そこは廃校寸前だったが、全国から不良や不登校の生徒を集めることによって、生き残りを賭ける学校だった。熱い教師や暖かな地域の人々に、不良少年たちは癒されていく……という話。

松山ケンイチ初主演作というふれ込みで、スカパーで放映していましたので、観てみました。

不良>>周囲の救いなし>>疎外感>>最後の求め>>北の大地>>暖かな人々>>ひねて反発>>リンチにシカト>>さまざまに学園生活>>ゆっくりと培われる仲間意識>>揺さぶられる心>>気持ちの転換>>俺もやれる>>やれるんだ。おおおーーーっ!
という、爆笑もののパターンでしたね。古っ! 浅っ!

正直これが2005年製作だってことに驚きました。
いや、舞台が88年だってことは最初にでてましたけど、しかし。
いまさら、そんな黴の生えたパターン話を誰に見せたいんだろう?
なんたって、不良少年たちが奏でる歌が、尾崎豊だよ。ブルーハーツだよ。
あうー、どっちも好きなんだよー。
好きなだけに、そういう「ここで使えば盛り上がるはず」ってひねりのない使い方、かんべんしてほしいですよ!(山下監督の「リンダ×3」などはひねってるから許せる)

加えて、各エピソードがとびとびで、
感情の流れも、「こういうエピソードがあるんだから、当然、こういう気持ちになるはず」という、観客におもねた展開。(ただし、エンドロールの動画から、撮影から編集までの間にカットされていた様子が伺える。脚本より編集の問題??)

ともあれ、松山ケンイチ主演という以外になんの魅力もない映画でした。
なんで高校生も20代の教師も、おなじよーに自然体なんだろ、このひと。つかめない役者だなあ。
カメレオン役者という言葉はよくあるけれど、
それを通りこして「色」どころか形も変える「変体役者」かもしれん。(変態じゃないですからね、念のため!)

最後に、エンドロール見て、「え??」

ああ、あの先生の自伝映画でしたか。なるほど。ってことは実話ですか? あれもこれも実話だといわれると、はあ、そうですか。と言うしかありません。
実話の映画化って、むずかしい。
道徳の時間に見せればウケるかもねって感じですが、エンターテインメントとしては古いストーリー展開ですわ。


chikachan112 at 14:00│clip!映画 |   【や行】