【た行】

May 25, 2010

月に囚われた男

今季最高。

あれは最初の寿命ばかりじゃなく宇宙線の影響もあるかと。

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April 15, 2010

第9地区

ニール・ブロンカンプ監督

快作、いや怪作。

B級作品のなかに、現代社会の抱える問題が詰め込まれてる、
なんて真面目な話はだんだんどうでもよくなっていく後半の怒涛のアクション。

スプラッターで悪趣味なところが素敵。

そしてラストの金属の花にほろり。


わたしも「三年」言われたときには、椅子から転げ落ちそうになったけど、
それ、地球時間の三年なのかな、彼らの時間の三年なのかな。


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January 27, 2010

Dr.パルナサスの鏡

テリー・ギリアム監督

いかにもテリー・ギリアムという印象でした。

鏡の中に入っていくというより、テリー・ギリアムの頭の中に入っていくかんじ。
あの「巨大な博士の頭アドバルーン」は、むしろテリー・ギリアムにしてください(笑)

ヒース・レジャーの急死により、ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウと、代役が三人立ったわけですが、どれも上手に処理してあります。
まあ、あの内容なら当然だけど。

多分誰もが思うことだろうけど、最初の、ヒースで撮るつもりだった台本が見てみたい。
編集編集で全然ちがう物語になるだろうけれどさ。

個人的には、あの娘がもうちょっと可愛ければなあ……と。
いやスタイルはとてもいいし、単なる趣味の違いなだけなんだけど。

代役三人の次の映画(『アリス』『ウディ・アレンの夢と犯罪』『ホームズ』)も楽しみ。


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December 08, 2009

THIS IS IT

ケニー・オルテガ監督

急逝したマイケル・ジャクソンが予定していたロンドン公演。その名は“THIS IS IT”
死の直前まで取り組んでいたリハーサル映像を編集し公開とのこと。

語るべき言葉が見つからないというのが正直な感想。

マイケルの、とことんまで音を追及する真摯な姿勢に泣けてきましたね。
幾万という観客がいないだけで、ライブ収録みたいだった。
ThrillerはMTVだったし。

家に帰って、絶対あるはずだとアルバム「Thriller」を録音したカセットテープ(!)を探してしまいましたね。
で、あったんだなー、これが(笑)

カセットデッキを探したら、これもあったので、早速聞いてみることに。
リバースも巻き戻しも早送りもできなくなってましたが、テープは無事でした。


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July 29, 2009

ターミネーター4

マックG監督

2018年。“審判の日”から10年が過ぎ、スカイネット率いる機械軍と生き延びた人間は戦いを繰り広げていた。ジョン・コナーは抵抗軍のなかで活躍しているが、彼と、将来の父親であるカイル少年をスカイネットは最優先抹殺者として追っていた。一方、かつて死刑を執行されたはずのマーカス・ライトは眠りから醒め、未来の様子に驚愕していた。

これぞ大画面で観る映画! という映画でしたね。
思いのほか、面白かったです。

冒頭でスカイネット基地を叩くシーン。かっこいいことといったらない。

パート1につながるあれこれとか、マーカスがどういう役割を果たすのかとか、
上手に処理してあるし。

今後、パート5、6と続くようす。
まるでニュータイプのようにカンのいい(笑)少女や、母親のおなかの中にいるらしきジョン・コナー2世(?)なんかも絡んでくるのかな?

ターミネーターの傑作品は「T2」だと思ってるけど、
でも単純に続きが楽しみたい。

どうして捕らえたカイルをなかなか殺さないのかとか、抵抗軍のメカ類がスカイネットに乗っ取られない理由がわからんとか、いっそコンピュータウィルスを流してはどうかとか、
突っ込みたいことはあれこれあるけど、ひとつを除いて、まあどうでもいい。

そのひとつというのは……↓↓
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July 03, 2009

ディア・ドクター

西川美和監督

寒村に研修医としてやってきた若き医師、相馬。そこは長く無医村だったが、数年前に伊野という中年医師が着任していた。へき地ならではの大変さもあるが、伊野を神様のように尊敬する暖かい村人とそれを驕らず献身的に尽くす伊野の姿に、共感を抱き、自分もそのようになりたいとさえ思う。そんななか、伊野がひとりの老婦人の診断を迫られたことによって、物語が動いていく……。

映画内容についての情報は、なるべく入れたくないほう。

だけどこの映画、予告編だけで伊野が何者であるかバレバレじゃないですか。

わざとバラしておいて、考えるのが苦手な客をも取り込みたいと思ったのか、
いやそれとも、Aとみせかけて正体はB、……の後に再びどんでんがえし、と裏があるのか、
まさか単純に編集に失敗したのか。

とりあえず、少しでも早く観るしかないと、土日は用があったので、月曜は会社帰りの雨の中に行ってきたわけで。

なるほど主題は、彼の正体にはないわけね。(以下ネタバレ)↓↓
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June 05, 2009

天使と悪魔

ロン・ハワード監督

教皇が逝去し、ヴァチカンでは新教皇を選出するべくコンクラーベが行なわれようとしていたその少し前、スイスは欧州原子核研究機構で反物質が奪い去られる事件が発生した。そして、ハーバードで宗教象徴学を教えるラングドン教授の元に、ヴァチカンからの緊急協力要請がなされた。かつてヴァチカンと対立し、迫害もしていた秘密結社「イルミナティ」からの意匠が届いたと……!

上映時間じゅう、楽しめる映画。
……ということなら、かなり高評価。

タイムリミット物語というのは、それだけで人を惹きつける力がある。
謎は畳み掛けるように次々と出てくるけど、
でも割と単純で、誰もがスッと理解できて、考え込む余地もいらず、
つまりは、物語が動くスピードを邪魔しない。
大団円を迎えたかと思わせて、その後に「実は」の展開もあり、物語の長さを感じさせない。
枢機卿の誘拐に新教皇の誕生に反物質爆発という、話のスケールも興味深く、大きい。

話の構成、要素は、盛り沢山で美しい。

だから面白かった。楽しめた。


…………面白くはあった。けど、なんというか。


よく考えると、そこまで仕掛ける必要あるのか? という犯人の犯行計画に、納得いかないものを感じるんだよねえ。……いいがかり?

というわけで、以下は、ネタバレ注意↓↓
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May 24, 2009

鈍獣

細野ひで晃監督

小説家・凸川の行方不明を受け、その町にやってきた美人の担当編集者。その町のホストクラブ「スーパーヘビー」には、凸川の同級生が集っていた。ナンバーワンホスト(※ただし一人しかいない)の江田に警察官の岡本、江田の愛人の順子ママ、ロリータファッションのノラ。彼らはどうも怪しげだ。それもそのはず、彼らは25年前の秘密を小説のネタにされたことにより、凸川を殺そうとしていたのだった……。


クドカンワールドはくだらなくて好きなんだけど、
テンポが遅いのか、あまりキレがないですね。

もとは舞台劇で、宮藤官九郎本人が映画用に脚本を作り直したそう。

相撲ばかりの田舎町
ホストがひとりしかいないホストクラブに集う町人
殺されても殺されてもやってくる男
そこから浮かび上がってくる、人間は鈍い獣であるという主題

舞台を観ていないので、イメージだけだけど、
このホストクラブに人が集い、男が来て、殺されて、しかしまた男が来て……
という繰り返しとドタバタの不条理劇を、
ライブで見るなら面白いのだろうなーと思う。

なんといっても勢いがあるだろうし、
同じ行動が何度も続くと、「また来るぞ、また来るぞ」と、観客としては麻薬的な期待しちゃうし。

ただそれが、どうしてだかこの映画ではテンポの悪さを感じてしまう。

凸川を探しに来る編集者が、一人ずつに、なにが起こったのかを聞いていくのだけど、
殺しても死なない男を探しているのだとわかったところで、ラストがなんとなく見えてくる。
見えているゴールに向うなら、もっとスピードをあげてくれないと飽きるよ。

でも役者陣はキレ味よかった。
わたしは「こっち」の北村一輝が好きなのだと、つくづく思いましたね。
某国営大河のほうは、”……似合わない”、と思って以来、まともに見ていないし。

ユースケ・サンタマリアには、”え? 宮崎あおいに続いて真木よう子まで?? なにこの役!”と、
まるでおじさんのような感想を持ってしまったわたし……(反省)
そういえば『少年メリケンサック』もクドカンでしたね。


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March 24, 2009

ダウト 〜あるカトリック学校で〜

ジョン・パトリック・シャンリー監督

ケネディ大統領暗殺の翌年(1964年)、ブロンクス地区のカトリック学校において、進歩的なフリン神父と、厳格な校長シスター・アロイシアスは、時代の変化と宗教の教えについての考え方の違いで対立していた。ある日、若きシスター・ジェイムズが、フリン神父のとある行動を目撃し不審を持ったことを相談されたアロイシアスは、彼への疑念を大きく育てていく……

実に面白い。(<福山雅治風に)

「ダウト」という単語で、わたしがまず最初に思い浮かぶのが、
カードゲームです。
あの、プレイヤーが円になりトランプを1から順に伏せて出していくやつ。先にカードがなくなったら勝ち。
手持ちにそのカードがなければ別のカードを出して、周囲を騙すことができます。
「ダウト!」というのは、その時に別のプレイヤーが指摘する言葉ですね。
騙したことがバレれば騙したプレイヤーの元に、場に出たカードが渡されるけど、
その人が正しいカードを出していれば、指摘した人の元にすべてのカードが渡される。
「ダウト=疑い」を申し立てるのは両刃の剣なわけですよ。

で。

以下ネタバレ気味↓↓続きを読む

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March 16, 2009

チェンジリング

クリント・イーストウッド監督
1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティンは、9歳の息子ウォルターを懸命に育てていた、ところがある休日出勤の日、ウォルターが突然消えてしまう。なにがおきたのかわからぬまま息子の消息を求めるクリスティン。警察も不正だらけであまり頼りにならない。そして5ヶ月後、息子が見つかったという連絡をうけたのだが……。

母親の強さに恐れ入る。
それしか感想が言えないほど、クリスティン役のアンジーは凄かったですよ。

実在事件を元にしているということなので、
「そんなの酷すぎる!」という演出過多に疲れそうになったんだけど、
きっと「事実は小説よりも奇なり」なのでしょう。
となれば、いかに役者さんたちが、それっぽく演じるかを楽しみたい。

20年代のアメリカファッションは漫画でしか知らないのだけど(爆)
ダイナマイトボディはどこにいったんだ? というくらいスレンダーなアンジーの衣装には納得。
ああいう帽子、ああいうストーンとしたワンピース、妙にでかいブローチ、面白いなあ。

ジェフリー・ドノヴァンの警部役、見事に憎たらしくてよい感じです。
精神病棟の看護師たちも表情がなくて怖い怖い。
今回は人道派のマルコヴィッチも好演。最初は裏がある役なのかなあ、なんて思ったけどね(笑)


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March 15, 2009

探偵<スルース> (1972年作品)

ジョセフ・L・マンキウィッツ監督

ロンドンのとある邸宅。老いた推理作家ワイク(ローレンス・オリヴィエ)は、妻の間男マイロ(マイケル・ケイン)を呼び出し、宝石強盗をもちかけた。両者が得する策だとして……。しかしそこにはワイクの計算があったのだ……。
元は、A・シェイファーによる舞台劇。07年に、ジュード・ロウとマイケル・ケインによって再映画化。

去年上映された「スルース」の72年映画化作品がwowowでやるということでみてみました。

なるほど、3幕目が全然違うわけね。
07年作で「老人」を演じていたマイケル・ケインが、本作では「若者」の役で出てます。
この映画、騙しあい・ゲームも面白いけど、「老いと嫉妬」も大きなテーマ。
同じ役者が両方を演じているというのは、72年作のほうも観てみるとより味わい深いです。
07年作って、意外とマイケル・ケインが若いというか、エネルギーに充ちているので、72年作のほうが悲哀がでてます。

で、かなり違う3幕目。
72年作を観てしまうと、07年作の浅さが見えちゃいますね。
3幕目で、こてんぱんにやられるからこそ、ラストの選択が納得いくわけで。
そして、ゲームに力技で勝ってしまった「彼」が、人生においては総てを奪われてしまうだろう失望感。(もう一人の彼も「終わっちゃった」わけだけど、逆にゲームの最後の最後は勝ったかのような印象)
人形の館の舞台設定も、とても効いてました。

忘れ去られた名作にもう一度注目して欲しいと思ってリメイクを作る……という話を、
ガス・ヴァン・サントが「サイコ」を再映画化したときに聞いたけど、
これもそういう「再評価」を期待してたのかな。
新旧両方を知ってる人にとっては、どうしても「旧作」のほうがよく見えてしまうもの。
そこで独自性を出すのか、逆に「サイコ」みたいにわざとというほど同じに作るのか、製作者にとっては悩みどころなんだろうなあ。

本作の場合、舞台装置や役者の演じ方は別でもいいけど、3幕目のシナリオは旧作のままにしたほうがよかったように思うなあ。


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March 06, 2009

罪とか罰とか

ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督

崖っぷちアイドル円城寺アヤメは、情けない自分の写真に逆上し、グラビア雑誌を万引きしてしまう。バーターで“一日警察署長”をすることになったものの、そこには殺人狂の元恋人やら適当な署員やらが右往左往していて、どうしていいのかわからない。折しもコンビニ強盗事件やら誘拐事件やらが発生して……。

はちゃめちゃなコメディでした。
半ばくらいまでちょっとだれてたんだけど、
後半は爆笑の渦。
しかし成海凛子、可愛いけど別人のようにぽんわりとみえました。役柄ゆえ?



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February 02, 2009

誰も守ってくれない

君塚良一監督

少女ふたりを殺したとして逮捕された兄。それによって平凡な家庭は一変する。世間のバッシングに遭った妹の沙織を守り、供述を得るために、刑事・勝浦は彼女を連れて走り回ることとなる……。

テーマの重さから観ることにした映画なんだけど、
ちょっとあざといという印象でしたね。

もちろん、伝えたいことや考えさせたいことがいっぱいある映画だし、
うまく作られていて続きが気になる面白さだと思いながら観てはいたんだけど、
演出過多というか。

例えば沙織が最初に行くホテル。
マスコミが嗅ぎ付けて扉をどんどん叩いて「お気持ちは?」なんてやってる。
加害者家族に対する行き過ぎた取材姿勢を描きたいのだろうけど、
ホテル側や警察側が、彼らを部屋の前まで行かせるとはとても思えないのだけど。
部屋の外に人員を配置しないわけ? それができないなら場所を移動する意味がないよ。

その前に、犯人逮捕のあたりも大仰で。法人に対する家宅捜索などではあのくらいするだろうけど、個人の(しかも少年の)逮捕だと、あまり派手派手しく入ると逃げられるし起訴前だと人権問題になると思うのだけど……。マスコミが、少年を家から連れ出す前から外に居るのも不思議。
さくっと場所移動して、逮捕後に警察署で記者発表して、そこで身分住所等がわかるんじゃないのかな。
(このケースは近所の少年ということだから、幾人かに目星をつけていたのかもしれないけど)

逃避行の先に選んだ場所も、その相手にこの少女を連れて行って相手の感情を傷つけないわけがないでしょう、という家(ペンション)だし。
案の定、愁嘆場となるわけだけど。

ここまで派手にしないと伝わらないと思ったのかなあ。
でも「ありえんだろ」と思われては、冷めちゃうのではないかな。

とはいえ、役者さんたちは皆、名演技。
ひらめ課長はひらめ課長の顔してたし(佐野史郎)、主演の佐藤浩市も泥臭い刑事で本領発揮の渋さ。松田龍平はロッカーな今時若者で(直前にやったテレビ版の方では相当趣味に走った部屋が映ってた)。
そして志田未来はやっぱり上手いねえ。演技なんだか本当なんだかわからないくらい真に迫ってました。


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January 31, 2009

チェ 28歳の革命

スティーヴン・ソダーバーグ監督

アルゼンチン出身でキューバ革命に身を投じた、エルネスト・”チェ”・ゲバラ。国を変え民を救おうと決心した若き彼の時間、「革命成功まで」を描く。

革命家としてカリスマ的人気を誇るゲバラ。
演じたのはラテン系ナンバーワンセクシー俳優のベニチオ・デル・トロ。
キューバ革命もゲバラも、おおざっぱな知識しかないのだけど、残された写真で見る限り「似て」ますね。
なんでも、この役を演じるために20から30キロくらい落としたそうだけど、……えと……、そんなに落とせるっていうのが逆にすごいっていうか……。キューバに向かう前の食事シーンをみると、十分にお腹周りがっていうか……。
青年時代を描いた「モーターサイクル・ダイヤリーズ」(これはガルシアくんがやってる)と比べるとあまりにあまり……。
いえ、好きですよ。デル・トロさま。あの眠たげなまなざしがとても。

まあそれはともあれ、心熱く、主義主張に向かってまっすぐに進んでいく「理想主義者」の姿を、
多分忠実に描いてると思います。後の結婚相手となるアレイダも出てます。

国連での演説シーンは圧巻。
世界を変えるために人を殺してもいいものか、
とても肯定はできないけど、そうするしかない状況に自分たちは置かれたのだという主張は、
彼限定においては、理解できます。
そう思わせる人間であるというのが、カリスマということなんでしょうか。
心に革命を。


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December 23, 2008

地球が静止する日

スコット・デリクソン監督

宇宙から、謎の球体が地球に接近しつつあった。対策本部は宇宙生物学を研究するヘレンの他、さまざまな科学者を招集したが、有効な手段を講じ得なかった。
やがて球体から、謎の生物が現れた。彼の目的とは……。

つっこみどころがありすぎて笑えるくらいなんだけど、なにより、
「で? 結局伝わってるの?」

主人公(?)の宇宙人は「とある使命」を帯びて地球に派遣されたんですね。
で、その後、使命を遂行すべく行動し、最後にある選択をする形に。

でもその選択の際に差し出され受け入れた「メッセージ」って、
ちゃんと人類に伝わったの?

あれじゃすぐに「喉もと過ぎれば」になるんじゃないかなあ。
ちゃんと約束したのはヘレン親子に、彼女の先生に、国防長官もどうだかなー、という感じ。
大統領、聞いてもいない。懲りるほどの目に遭ってないでしょう(笑)
だいじょうぶなのか。中途半端だなあ。

まあ、「宇宙人ジョーンズ」ら、宇宙からの派遣者は今もどこかで見張ってるのでしょうけどね(爆)

宇宙人の造作は面白かったですよ。
人間のDNAを利用することで、体だけ人間型にするとか。
それを生み出すための「胎盤組織のようなもの」とか。

僕のパパなら宇宙人なんてやっつけちゃうもん、というジェイデン・スミス@ウィル・スミスの息子のセリフには爆笑。
……たしかに。
『インデペンデンス・デイ』とは真逆の展開だしねえ。


しかし23日祝日、地元の映画館はレディースディという好条件の中で、私の見た字幕版はがら空きでした。
吹替版がやっているとはいえ、そんなに客がこなくてだいじょうぶなのかい?

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December 09, 2008

タロットカード殺人事件

ウディ・アレン監督

ロンドン滞在中のジャーナリスト志望の女子大生サンドラ。彼女に、黒髪ショートカットの娼婦を狙う連続殺人「タロットカード殺人事件」の真相がもたらされる。といっても、それを教えたのは急死した敏腕記者のジョーの幽霊で、マジックショーの消える箱のなかでだ。世紀のスクープだと興奮するサンドラは、マジシャンとともに、犯人候補と目される英国貴族ピーターに近づく。

ミステリというよりコメディですね。期待より面白かった。

幽霊が事件の真相をあばけと指示するとか、
連続殺人事件のベディ・Gの真犯人とか、
ミステリのネタ自体は珍しくないタイプのものだったんだけど、
探偵助手の位置についたウディ・アレン本人がいい。
ウディ・アレンの自虐的なコネタが利きまくり(笑)

一番驚かされたのはラストですね。
大団円の後のきっつーいジョーク。まさか本当に××だとは。

あのあと鎌持ったアノヒトもカードショーについつい引き込まれる……というのも面白いかも、なーんて想像しちゃいました。


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October 07, 2008

トウキョウソナタ

黒沢清監督

東京郊外で一軒屋に住む佐々木一家。平均と平凡を絵に描いたようなごく一般的な四人家族だが、内部ではそれぞれが軋みを発していた。ゆっくりと歪んでいく家族、やがて幾つかの事件が起き、その末に家族は……という話。

リストラで職を失ったが家族に言えない父、
存在をないがしろにされている母、
日常から希望を見出せず、アメリカ軍へ入ると言い出す兄、
そして家族に内緒でピアノ教室に通う次男。

四人家族というのはいわゆる世間様が標準とする家庭だし、
それぞれの抱く秘密や願望というのも、身につまされはするものの、
さほど「物凄いもの」でもない。

つまりは、どこにでもある、誰の身にも起こるかもしれない歪み。

昔風の「オレが家長だ」という強権な父。
彼の元で暮らしてきた家族たちがかみ合わなくなってくるのは、もはや仕方のないことだと画面から見えてくる。

そして絵に描いたようなリストラ劇とその後。
家長の権威はもはやないのに、まだその形に縋っているオトウサン。
彼の虚しい姿は笑いを生むのだけど、
でもどうしたら解決に向かうのかはわからない。

幾つかの事件が起きて、取ってつけたようなラストシーンがあって、
家族は再生する……ようには見えるんだけど、
本当に再生? と訊ねたくなる。

「ああ、よかったねー」では、終われない。
単なる家族回帰の話にはみえない。

「静かに滅びへと向かっていくこの国」を、ホラーの形式で語ってきた黒沢監督が、
家族ドラマの形式で語っているように思えた。


とはいえ。
現実は諦念と区切りの積み重ねだと、
小泉今日子演じるオカアサンが体当たりで表現していて、

では解決策はその積み重ねの上の「容認」にあるのかもしれないと、
少しだけ思わされた。


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August 16, 2008

ダークナイト

クリストファー・ノーラン監督

ゴッサムシティにあらわれた「ジョーカー」を名乗るピエロ顔の男。彼は情け容赦ない非道さで街を恐怖に陥れる。一方、新しく就任した地方検事デントは正義感が強く、バットマンも彼ならばゴッサムシティに平和をもたらせてくれるのではないかと考え、またデントもバットマンを正義の代行者と見て協力する。
彼らの成果もあって闇世界は混乱をきたした。それに乗じ、ジョーカーはますます台頭し……。

少し長い気はしたけど、次々繰り出される展開を楽しめました。
正義を貫きとおす困難さがメインテーマだろうと思うのだけど、
そちらよりむしろ、「ヒース・レジャーのジョーカー」が目立ってたなあ。

悪人だけど魅力がある、という人物は、創作物の中ではよく描かれていて、
例えば、「犯罪に手を染めるにいたった哀しみ」みたいなものが魅力に繋がってることが多いのだけど、
彼は、傷跡の物語にしても毎回違うことを語り、過去も本心もまったく見えない男。
まさに悪魔の権化のような行動をとる。
そんな狂気の男なのになぜか愛嬌も感じて魅力的があって、この映画のなかで誰よりも印象的だった。

つまり主役を食ったわけで、ヒース・レジャーの遺作として相応しいとは思うけど、
話のバランスとして、それでいいのか、という気も少々(苦笑)

相対する敵役(じゃない、本来の主役)がちょっと弱い。
正義の揺らぎを表現するバットマンと検事デント。
復讐という感情を植えつけることで、正義を手放させ闇に突き落とすという作戦(?)は面白いし、それに屈した人間と、主義を貫こうとした人間の対比もこれまた見所だったのだけど、
なんせ肝心のヒロインに魅力がなくて、切実さを感じない。
ビジュアルのせいもあって、正直途中まで、この人がヒロイン役だっけ? と疑問を持ちながら鑑賞。
(映画を見る上で、なるべく余分な情報は入れたくない方なので、マギー・ギレンホールが出てることは知らなかった)
前作『ビギンズ』のレイチェル役、ケイティ・ホームズが出なかったのは育児のためなのかな?
それにしても、もう少し見栄えのする人をヒロインに据えて欲しいもの。
映画後半の鍵を担う役なのだから。

彼女を巡って、坊ちゃまとデントは丁々発止となっている……んだよね?
でもデントは気づいてないようにも見えるし、レイチェルも二人の間で揺れているわけでなく、坊ちゃまの独り相撲。
ここでもツメが甘かったか、坊ちゃま。

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August 07, 2008

たみおのしあわせ

岩松了監督

母が死んでから、父とふたりで暮らしている民男。このたび、ほぼ理想ともいえる女性・瞳との結婚が決まって舞い上がっている。さてそんなふたりの生活に、母の弟が同居する。同居……といっても、屋根裏部屋になのだ……。

一見のったりとしたホームドラマにみせておいて、途中から不条理な世界に突入。
観客に意味を考えてもらいたい映画だそうです。

では勝手に解釈しますか(笑)


病院跡を利用する老人たちの論理は、かなりのトンデモ。
会話もせずに携帯電話をいじり続ける人々も、未練がましく浅ましい。そして身勝手。

映画を観ていると、そんな風に感じてしまう。
でもその「観方」の何パーセントかは、民男たちの考え方によりそってしまったからかもしれない。


では民男たちは……というと。

途中までは、不器用ながら正直に生きている人間に見えているんですよ。
でも、彼ら、民男と父親は、ふたりだけで世界を確立している。
幸せになるために、と、結婚生活に期待するものの、
それによって世界が壊されてしまうことをよしとしない。

観ていて思ったのは、それぞれが思い込んでいる世界と、まわりの世界のズレや断絶。
そしてどちらが「正しい」かわからなくなってくる構造。

家族という関係を、基本は他人である人と人の結びつきを、気味悪く思わせてみる、
……なんてのが、狙いなんでしょうか?

父親役をやってた原田芳雄が、つい先日見た「歩いても歩いても」とは正反対のキャラをやっていて、さすが!!と思ってしまいました。


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February 16, 2008

チーム・バチスタの栄光

中村義洋監督

バチスタ手術を連続して成功させてきた東城大学の桐生外科医のチーム。しかし突然、術死が相次ぎ、その栄光に陰りが。これは偶然か医療ミスか、それとも殺人なのか……?? 病院は原因をみきわめようと、心療内科医の田口に調査を依頼する。しかしまたもや起きてしまった術死。ついに厚生労働省の役人、変人・白鳥も現れ、真相へと再調査が行なわれる……という話。

原作を読んだときに、「こんなんミステリーやないやん!」と思った話。
だって、医者でもなきゃ、いくら考えても殺人方法の真相に辿り着けないでしょ。そんなミステリーは厭だ。
キャラクターで楽しむしかないかと諦めたんだけど(でもシリーズのその後は読んでない)、
そういう意味では、映画版は楽しめました。

なんたって、阿部ちゃんだ。
変人っぷりを見事に発揮していました。
なんで厚生労働省が3件程度の死亡で乗り出すのか、捜査権限がどうなってんのか、わからないんだけどさ(笑)。

ただミステリー部分はやっぱり「それで?」という気分。
騙された爽快感も、考える楽しみもなくて、
画面からの情報を受け取るしかない。
それなのにいまだに、「死体をCTにかけちゃ、なんでいけないのだ?」と
担当医師連中の怒りがわからない。

なお、一番笑えたのは、実は阿部ちゃんより平泉成でした。
「L」と続けて観たので。


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December 07, 2007

転々

三木聡監督
天涯孤独な大学8年生の文哉はなぜか借金とりの福永と東京の町を歩いていた。そうすれば84万円の借金をチャラにするといわれたのだ。怪しげな申し出に嫌も応もなくのってしまった文哉だが、歩いているうちに色々な感情が湧いてくる。やがて福原が、ある告白をし……というロードムービー。
藤田宜永原作。

って、映画館に行ってはじめて原作つきだと知ったんですが(をい)

そのせいか、ゆるくてコネタ満載のいつもの三木映画とは、ビミョーに違った雰囲気に仕上がってました。

うん。もちろん、
変な人とか変な看板とか変なできごととか、
なぜだか三日月さん@時効警察とか出てきて、
いつものふせえり&岩松了の、落語の頭山みたいな掛け合いもあって、
それはそれでくすりと笑えるのですが。
太い筋が一本、ちゃんと通っていて、揺るぎのない感じ。

家族というものを知らない主人公文哉が、
ある理由で家族を壊してしまった福永とともに歩くうちに、
人との関わり、そこから生まれる感情、そして人を愛おしく思い、人に執着する気持ちを知っていく。

そんなテーマは、ストレートに言うとベタでしょうけど。

でも、街を歩いていくというさりげない行為と風景の変化に、
上手に気持ちの変化が加わって、
思いの外ほのぼのとさせられてしまいました。

もちろんオダギリジョーはいいのですよー。
大学8年生という、モラトリアムでだらけた学生姿がぴったり。

でも彼より、三浦友和がよかった。
妻とふたりで暮らし、
人生という大学を、ずるずる卒業できずにいるようなすこしズレた大人。
けれどある理由で、そこから退いてしまうことになる。

わたしが知らないだけなのだろうけど、
三浦友和は
「誰かのお父さん」という「記号」めいた役をよくやってるように思う。
若かりしころは、「主人公の恋人」という、これまた「記号」だったし(笑)

けれど今回は、お父さんという「役」を演じるエピソードがありながらも
ばつぐんの存在感。

ラストの消え方も、予想範囲内でしたが、おいしいです。


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November 01, 2007

題名のない子守唄

ジュゼッペ・トルナトーレ監督

舞台は北イタリア、トリエステ。イレーナはこの街で、金工房を営むアダケルという家族に近づこうと画策していた。人を傷つけてまでこの家のメイドになることに成功したイレーナ。次第に家族とその4歳の娘、テアの信頼を勝ち得ていく。そんな彼女に謎の男たちが近づいていた…。

イレーナの過去の過去がカットバックされることもあり、
なんとなく、イレーナの狙いというのが観客にわかってくる。
次はどうなるのかな、あの家族&イレーナはどう選択するんだろうと、ドキドキしながら物語を見守る。

でもそこで安心してはいけなくて。
中盤から先、怒涛の物語が展開。
ラストまで、なるほどなるほどこうきたか、と、手に汗握ってしまいましたよ。
実は、の「ペンダントのどんでん返し」はミステリファンとしては美味しい。
……かなりトリックに綱渡りな部分はありましたがね。

やりきれないところを残しつつも、ラストで救いあり。

それにしても黒かび、デスラー並みに不死身でしたね。


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October 31, 2007

デビルズ・バックボーン

ギレルモ・デル・トロ監督

30年代末、内戦の続くスペイン。郊外の荒れ野に建つ孤児院に少年カルロスは連れてこられる。中庭には不発弾を抱えたミサイルが刺さり、水のみ場に幽霊の出る孤児院。女性の院長は義足で、医学者でもある牧師は胎児漬けのラム酒を販売し、男性従業員は子どもたちに厳しい目を向ける。やがてカルロスは、自分に与えられたベッドの前の持ち主が失踪したことを知る。

「パンズ・ラビリンス」が良かったので、観たいと思っていた「デビルズ・バックボーン」。
こちらもなかなかの秀作。

少年目線で見た戦争と、それにより心を荒廃させていく人間の物語。
少年たちの気持ちの交流や成長とともに、
彼らを脅かす人との対決に見ごたえが。

ここで敵として描かれる人物を演じているのが、
エドワルド・ノリエガ。
「オープン・ユア・アイズ」のハンサムセレブ。
(「バニラ・スカイ」におけるトム・クルーズ)
彼(の役)も孤児の育ちで、その成長の過程で同情すべきところはあり、
多分戦争の生んだ悪魔という位置付けだと思うのだけど、
これでもかという悪役に徹していて、逆にすがすがしく感じます。

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August 08, 2007

時をかける少女(‘06)

細田守監督

高校生の真琴は明るく元気でお調子者の女の子。功介と千昭という男子と一緒によくつるんでは野球をしている。ある日、放課後の理科実験室で起こったできごとがきっかけで、過去に遡ってやり直せる能力“タイムリープ”を身につけることとなった。やがて彼女は些細なできごとでもタイムリープでやり直すことになり、その結果……という話。

芳山和子(原作の主人公で中学生だった)が叔母さんとして登場する、原作から20年後が舞台のオリジナルストーリー。
で、この叔母がミステリアスで、なかなかいい味を出してる。
記憶はなくなってるはず(ケン・ソゴルによって消された)なんだけど、覚えてもいるようすだし。

静かな時間を送る彼女がいることで、
元気な時間を送る真琴たち高校生の煌きがより増して見える。
そして「時間」の大切さが語らずとも伝わるようになっている。

高校生の真琴たちの日常も、とても丁寧に描かれていて、
特に、仲間と認識していた相手から告白されて、その次にすべき判断を誤ってしまうところとか、関係の変化に戸惑ってしまうところとか、
ああ、こんな感じわかる、わかる、と昔の高校生も思ってしまった。
こそばゆくて恥ずかしい、でも懐かしい「大事な時間」なんだよね。


さて、「時かけ」というと、わたしの中では原田知世主演の映画版なんだけど(1983年・大林宣彦監督)
調べたら、最初の映像化は1972年のNHKドラマだったんだね。……知らなかった。
85年に作られた南野陽子主演のドラマは見ていないけど、94年の内田有紀主演のドラマ版も好き。
袴田吉彦がケン・ソゴルを演じていて、河相我聞や安室ちゃん(中学生くらい?)、菅野美穂まで出ていたという豪華な顔ぶれ。主題歌のNOKKOの「人魚」も良かった。

「時をかける少女」という作品自体が、時間を超えて新しいスターや新しい感動を産みだしてるんだなあ。


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May 06, 2007

卓球温泉

6527cdba.jpg山川元監督

仕事人間の夫と高校生の息子を持つ平凡な専業主婦・園子(松坂慶子)は、幸せなはずなのに取り残された気分が否めない。そんな彼女がラジオの人生相談に電話をかけたところ、DJのかなえ(牧瀬里穂)にノリで家出を勧められ、行動に移してしまう。寂れた温泉の潰れかけた旅館に辿り着くが、なんとその跡取娘はDJのかなえ。かなえは仕事のために田舎を捨てたのだった。そんな田舎の温泉街は青息吐息。起死回生を狙う旅館組合の面々に、ひょんなことで園子がアイディアを出すことになる。それが、「卓球」だった。

98年の作品で、当時、日本テレビ開局45周年記念作品とか、「Shall We Dance?」のスタッフ(山川監督は、監督補をしていたらしい)が作ったとか、宣伝されてました。

劇場では観てなかったのだけど、99年か00年ごろにビデオで観て、とぼけた味が気にいってました。
わけあって(写真の説明とともに後述します)、このたび再見。

ちなみに、園子の息子篤役で、窪塚洋介がでてることで有名(当時の芸名は「ヨースケ」)。
割といい役どころですよ。

話の進み具合はややゆっくりめなんだけど、
そのじれったさの間に妙なおかしみがあって、
温泉街の面々のキャラが変で楽しめます。

「中年の専業主婦代表・園子」「仕事に生き恋に悩む華やかOL代表・かなえ」
という主役ふたりのキャラは、
作られてから10年ほど経った今、また、自分もそれぞれの立場が容易く想像できる今、
やや古く&ありがちで手垢のついた感じがあるのだけど、
その分、わかりやすいですね。

イマドキの「せつなさ」はないけど、
しかるべきところに落ち着いて、ほのぼの〜とさせてくれる映画。

さて、製作当時は、卓球=古い、だったんですね。
「猫背で暗い」ってフレーズも、考えてみれば、わたしも職場の同期の子(高校時代卓球部だったらしい)に言ってたわ(笑)

それが今や、スポーツニュースを飾ってるんだもんなあ。
時代は変わるってことね。

※というわけで、写真の説明。
「卓球温泉」でロケされた旅館の「卓球場」です。
ええ。GWに泊まりに行ったんです。
その記事は、こちら(以下、同一日にちの記事いくつか)。



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May 01, 2007

トロイ

ウォルフガング・ペーターゼン監督

トロイとスパルタの和平が整いつつあった時、トロイの王子がスパルタの王妃を寝取り、ここにトロイ戦争が勃発した。スパルタの勇士アキレスもまた、トロイへ向けて起つ……という歴史スペクタクル。

でも眠かった……。

地上波で(つまり吹替えで)観たんですけどね。

なにが悪かったんだろ。
舞台や役者は壮大なはずなのに、なぜだかせせこましい戦いに思えました。


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April 19, 2007

デイジー(アナザー・バージョン)

アンドリュー・ラウ監督

オランダで祖父の骨董店を手伝うヘヨンは画家の卵だ。週末には広場で似顔絵を描いている。そんな彼女の元に時折届けられるデイジーの鉢植え。それは、以前田舎町で彼女を助けてくれた人からの贈り物……だとヘヨンは信じている。ある日、デイジーの花を手に持った男が、彼女に似顔絵を頼んだ。ヘヨンは彼こそが、デイジーの贈り主だと思い込むが……。

インファナル・アフェアの監督さんの作品。
こちらも、インターポールの刑事と殺し屋という秘密を抱えた男2人が腹の探りあいをするのだけど、それほどドキドキ感はなく、むしろラブストーリーが中心かな。
一途なヘヨン(チョン・ジヒョン@猟奇的な彼女)がとにかく可愛い。

途中から一気に駆け足になり、説明中心になってしまったのが残念だけどね。

なお、アナザーじゃないバージョンを見てないので、こちらが(自分にとっての)オリジナル印象になってしまったな。


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April 12, 2007

東京タワー オカンとボクと、時々オトン

松岡錠司監督

東京に憧れたものの弾けだされたオトン。炭鉱の街から東京へ、夢とともに出て行ったボク。そして、東京に連れてこられ、そこが最期の地となってしまったオカン。これはどこにでもいるようでどこにもいない、ひとつの家族の物語。

試写会で観ました。
……当たったのはわたしじゃなく、友人ですが(ありがとうございますぅ)。
前説のアナウンサーの話によると、23倍だって。

だいたいねえ、母親が病気になるとか死ぬだとか、
そんなの気持ちを揺さぶられないわけがないじゃないっすか。
自分に置き換えただけで、気持ちにブルー入ってしまう。
どのタイミングでやってくるかはそれぞれだけど、
先に生まれたものが先に死ぬ、という流れが統計的に大多数なら、
多くの人が体験することでしょう。
しかも自分を産み出した母親だぜ? 悲しいに決まってるじゃん。
それ、反則だからさあ。

……と、やや斜に構えて観たところはありました。
原作も読んでるし(立ち読みだが)。
いまさらねえ、と。

どちらかというとのんびりめの展開に、前半は「丁寧すぎ」と思ってたんだけど、
後半、その丁寧な描きぶりが、これでもかというほど、効いてきました。

母親が死ぬ。

今、この瞬間にも、どこかで誰かがそんな場に立たされている。
そんな普遍的などこにでもあるシーンなのに、
それまでたっぷりと「ボクとオカン」のやりとりを眺めていたせいもあり、
ボクの悲しみを見せ付けられました。
どうしょうもないダメダメ男なんだけど、オカンの病気を知り、なんとかオカンに恩返しをしたいと思う。
でもオカンは、それ以上の存在だった。
やっぱり母親には、どうやったって勝てないですよ。

やられたなーと思ったのは、ラジオのシーンです。
(その前の、樹木希林の闘病シーンも凄いと思いましたが)
下ネタな内容ゆえに番組の放送時間など知らせてなかったというのに、
オカンはちゃんと、知っていた。
そしてそこで「大切なひとに」、とボクが送った「キサス・キサス」の歌。
オカンの青春のワンシーン。

ここで、鷲づかみされてしまいました。

表立った「おまえを愛している」というシチュエーションはくさいんですよ。特に、家族の間柄だと。
密かにわかる、相手を想っている気持ち。
どうやらこれに弱いようだなあ、自分。
(思えば、「グッバイ、レーニン!」でも同じようなところでうるっときてしまったなあ)


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March 23, 2007

デジャヴ

トニー・スコット監督

543人もの犠牲者を出したフェリーテロにATF捜査局のダグも捜査に加わる。キレモノの彼は事件の断片とかかわり、事件のかぎを握る女性の死体を見せられ、生きていたころの彼女に惹かれていく。やがて彼は、密かに計画されていたある特殊捜査に加わっていく……という話。

面白かった! っす。

何度か映画館でこの映画のCMを観ていたけど、
あまりネタバレしてませんでしたよね?
自分、積極的に情報を集める方ではないので、断片CMの興味のみで観ました。(ここ近辺は、そのCMさえもなるべく観ないようにしてましたね)
おかげで、どのジャンルの映画なのかわからないまま観ることが出来、
展開を楽しむことができました。

うん。この映画は、事前情報入れずに、あっちこっちと展開する物語を眺めているのがいいと思います。

てわけで、以下。観た方だけ覗いてください↓↓
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February 01, 2007

ディパーテッド

マイケル・スコセッシ監督

ボストンはアイルランド系マフィアと警察を舞台としたお話。マフィアに育てられた青年が警官に。そして優秀ではあるけれど警察学校で問題を起こした、縁は切ったものの父親が犯罪者だったという青年がマフィアに。それぞれスパイとして潜入するふたり。まるでコインの裏表、鏡越しの互いのようなふたりが絡まり激突する……という話。

いや、コインの裏表とは書いたんですけどね、それはむしろリメイク元の「インファナル・アフェア」のほうでね。
「ディパーテッド」はやたらバランスを欠く話でした。

正直、わたしにとって「インファナル・アフェア」は、カルチャーショックを受けた香港アクション映画その3でした。
ちなみにその1は、ジャッキー・チェンのカンフー映画。(本来はブルース・リーでしょうが、先にこっちを見たので)
その2は、友人に勧められたジョン・ウー。クールなアクションと、二兆拳銃に鳩!
そして「インファナル・アフェア」。男同士のガチンコという部分ではジョン・ウーに近しいのだけど、もっとヒリヒリした緊張感。一瞬にして死へと落ちかねないふたりへの胸つまる思い。

カッコいー。もうたまりません。

で、「ディパーテッド」だ。
原作には原作の、リメイクにはリメイクのよさは、あるのだと思います。
新たな工夫もあり、たとえばアメリカで受け入れられやすいようになのか、アイルランド系への差別とか、ボストンの街におけるスラムの現状とかを取り入れ、キャラクターなども一部変えた脚本になってます。

ジャック・ニコルソンの怪演。音楽の超クールな載せかた。
見所はかなりありました。
(というか、ジャック・ニコルソンちょっと目立ちすぎだけど。あんた主役じゃないんだからさ。監督ももうちょっと抑えろよといいたい)

ありましたがしかし。

やっぱりバランス悪いよ。

ふたりの主人公、どちらもが闇と光を持ち、どちらにも感情移入できる部分があるからこそ、この話は面白いんじゃないのかなあ。

本作のマット・デイモン(マフィアに育てられた青年)は、完全に憎まれ役だったね。彼の持っているのは向上心や善に転じたいという思いではなく、歪んだ欲望と保身でしかなかった。残念。

また、「インファナル・アフェア」と本作では、減った人と増えた人がいるのだけど、どちらもその変化が有効に働いたとは思えない。

と、以下ネタバレがあるので隠しておきます。↓↓
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January 17, 2007

太陽

アレクサンドル・ソクーロフ監督
1945年、日本国天皇ヒロヒトは、生物学研究室地下の待避壕にいた。「神」でありながら戦争を止められない彼。そしてやがて彼は、ひとつの決心をする。

イッセー尾形、名演技でござります。

終戦の前後、「ヒロヒト」の周囲でなにがおきたか、彼がなにを考えていたか、想像や推測は語られているけれど、実際のそれを知ってるひとは少ないでしょうし、語られることはないんだろうなと思います。
やや誇張されたような印象(写真のくだりとか、子どものようなふざけ方とか)はあるんだけど、「あるひとつのとらえ方」として、納得のいく話でした。

東京が火の海になり、最後の攻撃を受けるかもしれないというとき、
この場所は絶対に大丈夫です、皆が命をかけてお守りします、という侍従長の言葉に対し、
ヒロヒトは言います。
「そう。じゃあ私が最後の日本人になったりしてね」

恐ろしい言葉でした。

侍従長に困られてしまって、冗談だよというのだけど、
でも、現人神として「他の人とは別の存在」にされた彼は、
もうすでに「唯一で孤独の存在」なのです。

誰にも相談できず、なのに自分の決めたこと考えたことが、自分の意志を離れて、なかったこと、独り言になってしまう恐怖と悲しさ。

密室に閉じ込められている息苦しさが、スクリーンの外にも伝わってくる暗い暗い映画でございました。

……あ、桃井かおり(皇太后)は別にいらんかったなあ。


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January 08, 2007

大停電の夜に

源孝志監督
クリスマスイブの東京。そこで暮らす12人の老若男女。一年でもっともロマンティックな夜に謎の大停電がおきた。そして……という話。

バラバラだと思われた12人が絡まっていく(二人の少年少女だけは別)という流れで、絡みというのは不倫だの昔の男女関係のもつれなんですが、心暖まるタイプの話に収束していました。

だから後味は悪くないのだけど、やや浅いというか、細かいところが変で、のめりこめなかったです。

たとえば。↓↓
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November 12, 2006

父親たちの星条旗

クリント・イーストウッド監督

第二次世界大戦終盤の硫黄島。死闘をくぐりぬけスリバチ山に登ったアメリカ軍が国旗を立てる。てこずる戦いから兵たちを奮起させるためといえ、ほんの思いつきから掲げられた星条旗。しかしその写真が本国で思わぬ展開を生み、掲揚の英雄がアメリカへ急遽帰国させられ……という話。

英雄として迎えられた3人の若者のそれぞれの葛藤や思いが面白かったですね。……あ、ファニーじゃなくて、インタレスティングの方ね。
そして重かったです。
エンドロールで実際の3人の写真がでるのですが、
よくこれだけピッタリの俳優をキャスティングしたな、演出したな、という印象。
立ち上ってくる「ひととなり」がとても合っていました。

国のために無理矢理に英雄にまつりあげられた彼ら。
けれど彼の写真には秘密があり、彼らの運命は翻弄されていきます。
利用するもの、されるもの、まきこまれるもの、渦中にとびこみたがるもの。
戦争というこのくだらなくも極限の状態で、
それぞれがどう生きようとしたか。
反戦というより厭戦という雰囲気を漂わせながら、
答えはださずに、ひとびとを淡々と描いていました。

ライアン・フィリップ(英雄とされたひとり)はいい役を得たなー、とも。
こころを乱されずに生きようとした彼の
その後の人生に暖かいものを感じつつも、
でも絶対に忘れられないものがあった、という生き様は、一見の価値アリ、です。


さてところで、この映画、レディースデーにシネコンで見たのだけど、
レディースデーにもかかわらず、異常に壮年男性が多かったです。
内容から、なるほどねー、とは納得したけれど、
戦闘シーンが悲惨さを増すにつれ(グロいのが苦手な人はダメなくらい容赦ない)、
……こいつは失敗したな、と思った次第。

R指定の映画などで、たまに近くの席の男性の体温が上がっているなあと感じること、ありませんかね?
今回も別の意味で興奮されたかたがいらしたのか、
なんか、周囲からほんわかと漂ってくるんですよ。
……ポマードの匂いが。

それ以前から、わたしの後ろの席の人は、やおら前の背もたれ(つまりわたしの)を蹴飛ばしていたものだから、
堪りかねて移れる範囲で席を移動しました。
けれどやっぱり匂いは強力だね。ポマードはついてきました。
(後で気づいたけど、隣も背後も壮年男性だった)

ここは朝のラッシュ電車かよ? と思いましたことよ。


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November 04, 2006

天国の口、終りの楽園。

アルフォンソ・キュアロン監督

互いの「カノジョ」がバカンスに出かけて寂しき「さかりの17歳」な男の子ふたり。パーティで出会った、明るさと物憂さを併せ持つ人妻とともにありもしない「天国の口」なるビーチを目指してドライブに出かけるのだが……という話。

んー、男の子が大人になる物語、としては、アリなんだと思います。
導く聖母の存在も納得できるし、男の子たちのアホなところもよくわかるし、
セックス描写の多いところも、正直飽きるんですが、まあよいでしょう。

けれど、「ダレダレはどうだった」と解説するナレーションにはノレなかったなあ。
あのナレーションがあると、すべてが過去の物語というか、
振り返って物語っていることが丸わかりで、ドキドキしないのですよ。
「あのひと」が病院で泣いてるシーンも、どういう目的で参加するかわかってしまうのね。




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September 07, 2006

ダメジン

三木聡監督

ダメなひと(人)、という意味なのかな? このタイトル。

働くことに意味を見出せない3人の男と、帰ってきたヤクザものとトルエン中毒のその恋人。停滞している川沿いの商店街を舞台に、停滞する夏の日々。彼らはインドに行って世界を救うために、銀行強盗に取りくむ……という話、…………かもしれない。

まず冒頭、動物を愛護なひとびとが見たら、憤死しそうなエピソードで、その子の名前を呼んで探しているところから爆笑しました。
その後も笑っていいのか怒っていいのかよくわからないギャグに固まりそうになりながら、
それでもやっぱり笑っていました。
銀行強盗の「紙袋」、とても素敵でした。

本当に本当に本〜当〜にくだらない話なのですが(終わった後、まわりの女性たちが「寝た」だの「なにあれ」だの言っていた)、
佐藤隆太が青春していて、くだらないのに爽やかでしたね。
市川実日子のぶーたれた顔も可愛い。

ゴールデンチャイルド最高です。


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August 19, 2006

タッチ

犬童一心監督

達也と克也。そして南。一緒に育った彼らの目標は「甲子園に行くこと」だった。克也は高校に入ったと同時に野球部のエースとなるが、達也はいつしかその道から外れ、自分の目標を定められずにいた。そんな夏の選抜、都大会決勝戦。運命の歯車が回る。

ストレートな青春物語に、思ったより感動しちゃいました。

かなり端折ってはいるんですけどね。必要なところだけをピックアップしてさくっと繋げ、でも盛り上げるところは溜めて時間を取る、よくも悪くも、観客を意識した話のつくり。
(まあ、K○○CHAN球団とか、完全不要な部分は大人の事情ですかね。少々うさんくさい)
正直、新体操をやっていない南ちゃんというのは、彼女自身の生き方(他人の夢にだけ乗っているわけではない)にも関わってくるので、どうかなあ、とは思ったのだけど、2時間という分量の中で焦点を絞ったのは、結果としてはよいのではないかと。

南ちゃんがプロテクターつけてキャッチャーミット構えた時には、その男らしさに惚れ惚れしました。……はっきり覚えてないけど、原作は打席に立ってたんだっけ? でも、ずっと盛り上がる演出。

昨日の記事のNANAとは真逆に感じましたね。
原作を相当に分解して沢山の部分を切り捨てているけど、見せる部分はちゃんと料理できている。

ところで斎藤兄弟(双子)も悪くないけど、
新田くんを演じた福士誠司も正統派の美形でカッコいいです(爆)

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August 16, 2006

タナカヒロシのすべて

田中誠監督

平凡な暮らしを送る田中宏32歳。人付き合いは悪く、恋人もいない。しかしあえて誰かとコミュニケーションをとろうとも結婚しようとも思っていない。そんな彼に次々と不幸が訪れ……という話。

ストライクゾーンの狭い男だなあ。
まずはそう感じました。

田中宏は全然もてないわけじゃない。誠実そうです。気持ちは優しい。……いや、妖しい雰囲気を漂わせる鳥肌実ゆえ、いきなり豹変しそうだと思いながら観てたけど(笑)
ただ、次の世界に踏み出すのが、「めんどくさい」。そして病院に行くのさえ「勇気がいる」。
自分の気持ちをさらけ出すことをしない。自分を大事にしすぎている。

そういう風に生きている人間って、結構いそうだなあ。
次にはそう感じました。

もう一歩を踏み出してみればいいのに。
そう思いながら見てたころ、
田中宏は自分の居場所を奪われてしまう。
そして大事な誰か(「人」ではないけど)を失いそうになってしまう。

やっと動き出したかな、と思ったところ、どこかほほえましさを残して、ジ・エンド。

物語の構成はこんな感じで、作りようによってはホノボノにも爆笑コメディにもなりそうなんだけど、
田中宏を初めとして、とりまくキャラクターがそれぞれ少しずつずれているから、
ただのコメディにはなっていないんだよねえ。

このキモワル、キモカワっぽさが魅力なんだと思う。


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August 15, 2006

TAKESHIS’

北野武監督

ビートたけしの前にそっくりな男が現れた。その名も北野。売れない役者でコンビニ店員。ふたりが楽屋で出会ったときから現実が崩れ始め……という話。

ってゆーか、現実じゃなく夢の話でしょう。

セルフパロディとでもいうのか、ビートたけしが演じてきた一連の映画をモチーフに、北野の夢の中で別の物語が生まれていく。
それがラストには、ビートたけしの中にも生まれている。

ああ、座頭市のタップダンス、とか、ああ、ソナチネの海岸サッカー、とか、観ている方としては楽屋落ちのようなシーンを楽しんだのだけど、
正直、監督・北野武の狙いがよくわかりませんでした。

噂では「簡単に感想の言えない映画を作ろうと考えた」とか。
実際に監督の見た夢だとか。

夢には潜在意識が現れるというけれど、
彼は成功した自分を醒めた目で見ているんでしょうか。
現実が夢のように感じているんでしょうか。
いつか足元が消えてなくなっていくような恐怖を感じているんでしょうか。

私の想像力ではとても追いつけません。


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August 01, 2006

大統領の理髪師

イム・チャンサン監督

1960年代韓国、大統領官邸おひざもとの町で理髪店を営む男が、大統領お抱えの理髪師となってしまったために巻き起こる騒動。

好みが違うだけといえばそれまでなんだけど、どこを観ればいいのかわからない映画でした。
うーん、これコメディ? 圧制当時に対する反体制映画? 啓蒙映画? 家族愛?

自由にものを言えなかった時代の喜悲劇だとは思うんですが……。


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June 14, 2006

ダ・ヴィンチ・コード

ロン・ハワード監督

ルーヴル美術館館長ソニエールの死体が、「ウィトルウィウス的人体図」をなぞるようなダイイングメッセージを残して発見された。謎解きにかかわってしまったラングドンとソフィー。ソニエールが彼らに探させたいと思ったのは、自分を殺した犯人だけではなく……という話。

普通に、宝捜しサスペンスとして、面白かったです。
逆にいうと、それだけというか、感銘を受ける程ではなかった。

原作未読です。キリスト教の知識は子供の頃に読んだ偉人伝程度。レオナルド・ダ・ヴィンチは高校の美術部員程度(幽霊でしたが)なら知識アリ。

容疑者&関係者として絡んでいたのなら、「あの人」が捕まえられた後も事情聴取で拘束されないか?
とか
ひと晩のうちで関係者が都合よく入れ替わり立ち代わり現れすぎ。
とか
血脈の末裔が誰か、わかりやすすぎ。
とか
つっこみどころは多々あるのですが、
でも、物語として読ませる(映画だから見せる、か)ためには、まあいいか、です。

ダ・ヴィンチは、芸術家としても優れていたけど、科学者としても凄いひとで、飛行機や自動車(自転車だっけかなー?)の設計図などを書いています。また、人の身体についての知識も豊富でした。例えば上記ウィトルウィウス的人体図では、人の身体の長さと両手を伸ばした長さが同じだということなどを示しています。解剖にも関わり、骨格や筋肉のようす、解剖図(子宮の中の胎児など)のデッサンも残しています。
そんなマルチ人間のダ・ヴィンチの残した暗号とはなにか。
しかもその暗号が、キリストのある秘密に結びついているらしい。

なかなかそそられる内容ですよね。おいしい素材を使ったなーという印象です。(ダ・ヴィンチに関しては、タイトルから期待したほど描かれてませんでしたが(笑))

映画も暗号の謎を解きほぐしながら、つぎからつぎへと困難がやってきて、また妨害者が現れ、さあどうなるの? と展開が楽しみでした。

ただねー。(以下ネタバレ↓↓)
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June 13, 2006

トリック 劇場版2

堤幸彦監督

毎度毎度、怪しげな霊能力者に絡んでしまう上田教授と山田奈緒子。
今回の物語は「箱を使って別の世界にいっちゃうという霊能力者ははたして本物なのか、10年前に神隠しにあった少女を救え」の巻。……あら、『時効警察』入ってますね、この紹介。

テレ朝系の深夜ドラマだった「トリック」。
好評につき次のシリーズが作られ、ゴールデンに進出し、さらに映画化。しかも2本も。

コネタ満載&あやしい霊能力者(他)&どこかへたれた筋立て。
……というテイストは変わっていないと思うので、それなりには楽しかったのですが。

なんとなくキレがなくなったなあ。
やっぱりこの手のカルトっぽい物語は、深夜に、密かに、または地味に録画して、観るのがいいのかなあ。
太陽の下に持って来たことで、オーラが半減したような。

もちろん、コネタは面白いんですよ。
片平なぎさの手袋、ケンシロウ、ゴムパッチン、爆笑しました。
ですがなんだか、それなりね〜、という気分を拭えない。

というわけで、深夜番組にはへたにゴールデンや映画になって欲しくないというのが結論。

「トリック」とは関係ないけど、例えば上記「時効警察」なども、新作が観たいけど、消費されては嫌だなあ、と感じてしまいました。


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May 08, 2006

探偵事務所5″ 〜5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語〜 探偵591「楽園」

林海象監督

映画上映時には下記記事の「失楽園」と一緒に観られたみたいだけど、レンタルDVDは別立てになってました。……つまり倍料金かかるわけね。ちょっとせこいな(笑)

ともあれ、「濱マイク」の林海象監督が、同じスタッフ同じ雰囲気で作った新たな探偵たちの物語。
川崎にあるという “探偵事務所5” は、創立60周年。そこに勤める探偵は名前を持たず、5で始まる3ケタのコードネームで呼ばれている。
今回の話は、A・FILE 新人探偵591こと、小林芳雄が主人公。事務所の会長の孫娘から、「楽園に行く」というメッセージを残した友人が行方不明になったという依頼を受ける……という話。

01年にYahooから配信された、北村一輝主演にての「551」の物語(……肉まんにあらず)がこのシリーズのプロト版だったはず。
こちらの舞台は川崎ではなく横須賀。(なお濱マイクは横浜・黄金町)
でも今回、北村一輝は出てなかったなあ、残念。

ミステリとしての話は単純で、しかも後編のB・FILE「失楽園」に続くので、解決はしません。小林少年……いや、591の物語がとりあえずのエンドを迎えるまで。

うん、物語は単純というか、少々古くさいネタ。あちこちの映画で観たようなシーンがいくつも。医療モノだけど、素人でさえ「?」と感じる場面も。
ただ、そのレトロな探偵のイメージは懐かしく、心揺さぶるものがあるし、
映画版濱マイクの初作「我が人生最悪の時」(94年)からずっと観てると、
つくづく監督はこの雰囲気が好きなのだろうな〜、と、楽しくなります。

なんたって、小林芳雄くん(少年探偵団の小林少年と同名)だもんなあ。


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探偵事務所5″ 〜5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語〜 探偵552「失楽園」

林海象監督

こちらが、楽園事件の解決編。
今回の主人公は、浮気調査専門の探偵552。しかし彼がプライベートな時間を割いて手がけているのは「カイン美容整形外科」に関するものだった。実は591の初担当事件もカインが絡んでいて……という話。

ま、ストーリーは上記記事でも書いたように、雰囲気を楽しむものなのですが。

話がダブってますので、キャストもダブっているわけで、
あれこれ楽しく、かつ、笑えるキャラが散見。
でもなにより、ヒール役の田中美里が秀逸!!
自分の技術と主義に酔いしれるアブナイ美容外科医。
お嬢さま風の役しか知らなかったので、目から鱗でした。

そしてもうひとつ、美味しいプレゼントが。永瀬正敏に注目です。

ところでこの探偵事務所シリーズ、また別の探偵の物語がネット配信され、その後DVDとして続々リリースなんですね。
うーん、追いかけるか、まとめて最後に観るべきか。


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April 26, 2006

小さき勇者たち〜ガメラ〜

田竜太監督

母を亡くした少年・透が出合った小さな亀。彼はトトという名をつけて可愛がるが、トトは異常なスピードで成長する。その様子に不安を覚える幼馴染の少女。折しも海では、漁船転覆が相次いでいて……という話。

ずるいですよ。動物モノ、子どもモノってのは、それだけで感情が動かされてしまうんだからさ。

あ、海獣モノだっけ。海獣も好きなんだよね。水族館ではずーと眺めてて、……いや、海獣じゃなく、怪獣だった。
怪獣映画ですよね? これ。多分(笑)
巨大生物真偽……いや審議委員会とか、自衛隊とか、アヤシイ大学教授とか出てくるし。
ビル街、バコバコにされてるし。

今回、バコバコになってたのは、名古屋の街でした。
避難所と研究所にもされていた名古屋国際会議場・センチュリーホールにて試写会。

優しいいい映画でしたよ。……ん? 怪獣映画で優しいは変か?

感想は以下、多少ネタバレあり↓↓
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chikachan112 at 21:09|Permalinkclip!

March 19, 2006

父と暮せば

黒木和雄監督

1948年。原爆投下から3年後の広島。
広い大きな家に独り住まう図書館司書の娘の元に、「父」が現れる。どうやら父は、図書館にやってくる青年に心惹かれつつも、いつ襲われるかもわからない原爆病を怖がって気持ちを表に出せない娘を案じているようす。そんな彼女に向け、恋の応援団長を名乗る父。
父と娘の会話で、話は進んでいく……。

とても良かったです。
舞台劇風の設定も良かったし(原作は井上ひさしの戯曲だそうです)
徐々に見えてくる映画世界も良かったし、
宮沢りえと原田芳雄の演技もいい。

そして、ストレートすぎるほどのテーマが、まっすぐに響いてきます。

まずは何も考えずにとにかく観て、感じて欲しい映画なんだけど、
ネタを割らずに感想が書けないので、以下↓↓
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December 28, 2005

東京ゾンビ

佐藤佐吉監督

「殺し屋1」「極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)」(ともに三池監督)の脚本を書いた佐藤佐吉が、
それぞれの映画のキーマン、浅野忠信、哀川翔を、それぞれアフロとハゲにして柔術バトルをさせるという話。

花くまゆうさくの原作は読んでいないのですが、
これ、狙って撮ってるバカ映画ですよね?
ハゲとアフロですもんね?

コメディ、ギャグ、パロディ、ナンセンス、そして、変な空気。
そのあたりは面白いのですが、
なんか一味足りないなあ。

スピード感がない(もっとも、まったり味のおかしさを楽しむようですが)ことと、
主演二人以外のキャラにパワーがないことが、
私としては、物足りなかったな。

適度にくだらなくて面白いことは面白いんですが、
日本映画の稀代の担い手(?)をハゲとアフロにする以上は、
もっとはっちゃけてて欲しいな。


chikachan112 at 23:59|Permalinkclip!

December 19, 2005

電車男

村上正典監督

面白いという話は聞いてたのですが、結局DVDになってしまいました。

ネットで話題になってたのを知ったのが(……わたしが)、去年の春か夏頃。
秋にログ本が出て、冬にananの中谷美紀のコラムで映画化すると読んで、
この初夏、6月には公開。

凄いスピード。

あまりに突貫工事で、だいじょうぶかいな、と思ってたのですが、
(ちなみにananのコラムでは、それ以前に、「疾走」「嫌われ松子の一生」「力道山」を撮っていたとあったような……)
でも、エンタメ要素がちりばめられてて、面白かったです。
ファンタジーに近いほどの、ラブストーリー。

……そうか、映画って半年で公開できるものなんだ。
上映や配給の枠とか宣伝ツールとか、強いとこは強いものねえ。

ストーリーの細かいところなどは、もう既に「おなかいっぱい」なのでカット。
ネットの住人に励まされ、ネットの住人も電車に励まされ、それぞれが一歩踏み出す勇気をもつ、っていうのは、舞台と同じコンセプトなんですね。

一番印象に残ったのは、山田孝之のオタクっぷり。
あくまで一般的なイメージの、ヲタですが。眼鏡、チェックネルシャツ、長髪、リュックなどのね。
ああ、ズック素材の財布というのも、こだわりですね。
おたついてる様子より、歩き方や、走り方、鞄の持ち方とかの、
本質が変わってないというところを見せてるとこがよかった。

変身後の爽やかさとの落差も、楽しかったのだけど、
変身したはずが一瞬にして戻ってしまったとこが、その差よりもよいです。
表情など、別人のようです。
山田孝之って、思っていたより巧い人なんだなあ、と。
もちろん、製作時のメイクもあるだろうけど。
だって、告白時の顔と、その後、手を繋いで歩く顔、
違いますよね? 少なくとも髭、剃ってますよね??

エルメスたんは、時々、計算? と思わせられたけど、
その後のボケっぷりを見てると、天然なんすね。
電車男を好きになった理由はわかったけど、
その感情の流れは響いてはこなかったなあ。
そこがちょっと残念。
恋人というより、母親、いや聖母のような雰囲気。
電車男視点で突き通した方が観やすかったかもしれない。

某ドラマに先立つ、国仲涼子の眼鏡っ子と、
木村多江の倦怠期若妻っぷりは、いい感じでした。

ところで最近、アキバ系のことを「A−BOYS」って言うって聞いたんですが、本当?



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December 17, 2005

誰がために

日向寺太郎監督

報道カメラマンの道にけじめをつけ、実家の写真館を継いだ民郎(浅野忠信)。
おさななじみの女の子の友人と出逢い、結婚。しかしその生活は、妻がある少年に殺害され、突然の幕。
喪失感を持ちながら生活する民郎だが……という話。

「サモトラケのニケ」の像が、作中に何度も登場。
ニケの欠けた顔と腕のように、
観てるものにも登場人物自身にも、見えない部分が数多くあります。

たとえば、民郎のなかの満たされないなにか。周囲の人物の気持ち。
殺された妻が今の民郎に求めるもの。そして、法律に阻まれ見えない少年の実像。

「少年の」犯罪に関して苛立ついろいろ、という部分は、耐えがたく、虚しい。
けれど、映画の焦点ではないように思いました。

幸せを突然奪われてしまった人、あったはずの未来、それでも過ぎていく時間、被害者家族なのになにもできない自分、残された人々の思い、etc
そんな、「その後に起こるだろうあれこれ」を丁寧に描いた話であると。
それがわたしの受けた印象です。

民郎の喪失感ややりきれなさが、抑えた演技だからこそ伝わってきます。
ギラギラとたぎる炎ではないけど、埋み火のように、いつまでも消えない思い。

周囲の人々の微妙な気持ちの変化も、わかる。
わかるけれど、それが反って悲しい。
おさななじみ(池脇千鶴)は、友人が殺されたことも悲しいけれど、でも民郎に早く立ち直って欲しい、事件を忘れて欲しい、民郎を救いたい、という気持ちのほうが強そう。
それは、民郎のことが以前から好きだから。
いつか、自分の気持ちに気付いて欲しいから。

あ、この辺、すごーくライトにしちゃうと、「親友に失恋直後の、ずっと好きだった相手に、どう接するか」だよね。
……いや、ライト過ぎますかね。でも、その気持ちなら、なんとなくだったらわかるっしょ?
それはともかく、おさななじみ的には、気持ちが揺れ動いてしまいます。
そばから離れることができない。

さらに周囲の、民郎の親友(おさななじみ兄)とか母親とかの辺りは、
時間が経つにつれ、やっぱり民郎にだけ目がいってしまいます。
可愛い嫁が死んだことは切ないけど、
でも、「にんげんだもの」ですよー。死んだ人間は忘れ去られるもの。

そうやって観ててなにより辛かったのは、妻の母親の気持ちかな。
苦労人だから、そんな風に人間の心が変わることを、ちゃんとわかってる。
嫁に出して、でも殺されてしまった娘を、
夫や婚家に対し、いつまでも、永遠に、覚えていて欲しいとはいえない。
本当なら娘がいたはずの位置に、別の女性が座っていて、周囲が当たり前のようににこにこしてること。
悪気はないとはいえ、いつも婿のそばにいる娘の親友。
どんな気持ちで見ていたのか、作り笑いの奥でどれだけ泣いているのか。

ともあれ、あるきっかけで少年を知った民郎は、
復讐という怪物に侵食されていきます。
同時に、妻が感じていた「なにか」を知ることができ、
再生への道も示されてはいます。

忘れてしまえれば、平穏な生活が待っている。
けれど復讐心は消え去ってくれない。
結局、彼はどうするだろう。
どんな結末が待ってるだろう。

ネタバレなので、以下↓↓
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chikachan112 at 20:48|Permalinkclip!

December 05, 2005

鉄人28号

冨樫森監督

子供向けの作品を、大人が見てどうこういうのは間違ってるかもしれないけど、
でも、いまどきの子供って、こんなにまったりした話で楽しいと思えるんだろうか?

鉄人を僕らと同じくらいの子が動かしてるんだ! という憧れ感はなし。
だって、全然、スマートじゃない。
アクションシーンなんてあったっけ? 
敵方が強く見えないんじゃ、ヒーローも、っぽく見えない。

まあ、ロボットものに見せかけた「少年の成長ストーリー」なのだから、
さほどヒーローでなくてもいいのかもしれないけど、
それにしても展開遅すぎ。
2時間も子供を集中させるほどの魅力がない。

あれ? 2時間近くも尺があるってことは、エンドロールに横山光輝の漫画まで出してるってことは、実は大人向け? 

昔、原作漫画に、アニメに、二度目にやったアニメに熱中した人たちをターゲットにしてるのかなあ?
とてもそうは見えないけどなあ。

どこに「萌え」ていいか、わかんないんだけど。

だって、主人公・正太郎って、ショタコンの語源になった少年じゃなかったっけ?

いやそれはともかく。
大人向けだとしたらなおのこと、こんなこてこてにナメたどこにでもある話じゃ鼻もひっかけられないと思うけど。
何十年という間に、観客の目は肥えているのだから。

どれも観てない人(あたしだ)でも、比較対照とされるだろう後発のアニメや映画なら、観てるはずだぞ。誰しも。

ああついでに。
正太郎の死んだ父役(鉄人を28号目まで開発した人)が阿部寛だったのだけど、
彼が遺児に残した言葉が「信じて、進め」だったのね。
鉄人を動かし戦うことに挫けかけた正太郎に、遺影?やイメージショットで投げかけられる言葉なのだけど。
「なぜベストを尽くさないのか! by上田次郎@トリック」という言葉の方が浮かんで困ったですわ。

chikachan112 at 00:14|Permalinkclip!

November 30, 2005

TUBE

ペク・ウナク監督

韓国の地下鉄を舞台にした「スピード」的映画。

一般に、たとえストーリーに穴があっても、物語に勢いがあれば、キャラクターがよければ、
細かい部分は気にならないものと聞きます。

……気にならない。
テロリストと主人公の刑事、ドラマがありそうだし。
ペ・ドゥナ、可愛いし。

……気にならない。
人間関係、まだわからないけど。
でも、展開にスピード感あるし。アクション迫力満点だし。
映像も凝ってて面白いし。

……気に
…………えっーとぉ。

トンネルの中で(<地下鉄だからあたりまえだけど)電車停めて、乗客無視して、一斉射撃始めたところで、
ついていけなくなりました。

いやあ、ありえないだろ。
そこまでいくと、いいかげん。

事件が起こって劇中時間で30分経ってるのに、それでも他の電車が動いている(追突する、どうしよう、とか騒いでいる)ようだし。
停めるだろ。

ドラマティックにしたい気持ちは判るんですけどねー。

どこまでが「ついていい嘘」「説明つきで認められる嘘」なのか、
見極めが肝腎。

chikachan112 at 00:46|Permalinkclip!