2018年11月29日

#日銀破綻 持つべきはドルと仮想通貨

本書の著者は日本維新の会所属参議院議員、藤巻健史氏で、本書は本年11月に幻冬社より発行された新刊書。

 

藤巻健史は外資系金融会社出身で、世界的投資家のジョージ・ソロス氏のアドバイザーまで務めた経験もある金融界のエクスパートの一人だ。

 

本書は政治家によって書かれたものなので、政治色が出てくるのは覚悟していたが、日本の財政問題が国会の場でどのように議論されて来たか、その詳細についても論じられているので、本書を手にして良かったと思っている。

 

日銀は国会で、異次元緩和という出口なき後始末をどう弁明しているのか?

 

現在、国債の7割を日銀が購入。買うのをやめれば財政の崩壊は必至。Xデーに備え、自己資産を守れ!というのが本書の主張だ。

 

何を契機にXデーは起こるのか?藤巻健史氏は、その具体的なサインについても幾つか明示しているので役に立ちそうだ。

 

国の中央銀行が破綻すれば、被害を被るのは国民だ。では、個人はどのようにすれば自己資産を守れるのか?残念ながらタンス預金は役に立ちそうもないらしい。

 

では、ドルか金、または最近流行りの仮想通貨に変えるべきか?そのオプションについて真剣に考えないといけない時期にきていると思う。(特に将来ある若い人たちは・・・)



chikointernational at 14:27|PermalinkComments(0)未来予測 | 藤巻健史

2018年11月14日

#カリスマ投資家の教え

本書の著者は日経新聞証券部記者の川上穣氏で、本書は20175月に日経新聞出版社より発行されている(日系ビジネス文庫)。

 

なお、本書は201410月に刊行された「リスク・テイカーズ」を改訂、改題したものだそうだ。

 

川上穣氏は、米国駐在時代のインタビューをもとに、トランプ勝利を予言したジェフリー・ガンドラック、世界一のヘッジファンドを率いるレイ・ダリオ、バリュー投資の伝道師ウォーレン・バフェット、経営陣に圧力をかける「物言う投資家」ダニエル・ローブ、空売りで市場に警鐘を鳴らすジム・チェイノース他、AI投資の時代にあらがい、戦い続けるカリスマ達の投資哲学とその素顔を、情熱を持って描いている。非常に面白い。

 

本書の中に、投資の秘訣やアドバイスが随所に披露されているのは興味深いが、凡人にはなかなか真似しにくいのが実感である。

 

登場人物は全てカリスマと言われるほどの「孤高の存在」かもしれない。

 

個人的には、世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者レイ・ダリオ(Ray Dalio)の投資哲学に興味を持った。

 

レイ・ダリオ氏は「経済は機械のように動く」と題する30分のビデオも公開している。アニメ入りの日本語版も用意されているので、興味のある方は是非こちらもご覧いただきたい。
 

http://www.economicprinciples.org/ja/index.html



chikointernational at 19:45|PermalinkComments(0)株式投資 | 川上穣

2018年11月07日

#日本4.0 国家戦略の新しいリアル

本書の著者は米戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問のエドワード・ルトワック(Edward N. Luttwak)氏。ルトワック氏は戦略家、歴史家、経済学者、国防アドバイザーとして著名な方だ。

 

本書は、奥山真司氏の編訳により、本年9月に文芸春秋社(文春新書)により発行されたもの。

 

本書の概略は、現在進行中の日本を含むアジア情勢の危機について、とりわけ北朝鮮や中国に関することを中心に戦略家の視点から分析したもので、日本人向けの提言書でもある。

 

我々がルトワック氏の視点を理解するためのポイントは、1)「世界観を変えること」の重要性、2)戦略の理想(徹底的に無駄を省いたリアリティーの追求)を実現したイスラエルやフィンランドに学ぶことの意義、3)先進国における「戦士の文化」すなわち「リスクを恐れない文化」の後退だと奥山氏は言う。

 

本書の中で、個人的に印象に残っているのは「地経学」紹介の部分(8-9章)。

 

ルトワック氏は、冷戦後の世界は、軍事を中心とした地政学の世界から、経済をフィールドとする「地経学」の世界に軸を移しつつある。それは「貿易の文法」で展開される「紛争の論理」であると言う。

 

米中対立の主戦場は、もはや軍事的な領域から、地経学的な領域、すなわち経済とテクノロジーをめぐる紛争に移りつつあると述べている。

 

本書には、現在の日本を取り巻く世界情勢を理解し、日本の立ち位置を考える上で非常に重要なエッセンス(国家戦略の新しいリアル)が数多く含まれている。刺激的な本だ。 



2018年10月29日

#ハワイで出産! 孫はアメリカ人!?

本書の著者は、私こと田澤リュウ。本ブログのオーナーだ。

 

本書は本年11月上旬に文芸社より出版される予定で、ネット書店のAmazon、楽天ブックス、紀伊国屋書店を始め全国の文芸社・提携書店で販売されることになっている。

 

本書は、ハワイ出産を決断した息子夫婦(共に日本人)を現地でサポートした時の私ども老夫婦の奮闘記。

 

ハワイ出産の本を最近ほとんど見かけないので、何方か関心のある方のご参考にでもなれば?との思いもあり、出版を決意した次第。

 

実際に現地ハワイの病院看護師の方から、日本人(特に東京都港区)からの問い合わせが最近多いと聞き、ハワイ出産の静かなブームを肌で感じてきた。

 

祖父母という立場から見た海外での出産、育児のリスク、メリット、デメリットについても書いているので、もし興味があれば、是非、本書を手に取ってお読みいただきたい。

 

<写真は東京駅八重洲南口近くの八重洲ブックセンター本店5階エッセイ・コーナーに積み置かれた本書(写真中央;20181029日撮影)>

gelt+YobRk+jnN5P9HhRVA 

http://www.yaesu-book.co.jp/access/



chikointernational at 19:57|PermalinkComments(0)エッセイ | 田澤リュウ

2018年10月25日

#新世界秩序 21世紀の“帝国の攻防”と“世界統治”

本書の著者はフランスの経済学者、思想家、作家のジャック・アタリ氏。本書は山本規雄氏の翻訳で本年7月に作品社より発行されたもの。

 

ジャック・アタリ氏は 、サルコジ、オランドと歴代のフランス大統領の懐刀としてアドバイザーを務め、直近では、スカウトしたマクロンを大統領にまで育て上げた人物だそうだ。

 

“ヨーロッパ最高の知性”と称されるアタリ氏はこれまで数々の予言(例えば、2008年の金融危機、トランプ大統領の当選など)を的中させており、アタリ氏の発言は世界的に注目を集め続けているそうだ。
 

本書は、世界秩序の歴史的考察をもとに、今後の世界情勢の見通し、そして21世紀の新世界秩序を大胆に構想したもので、久々のアタリ氏の力作であると訳者は言う。

 

人類の歴史とは、帝国による世界支配の歴史であり、世界秩序の変遷の歴史だ。現在、帝国の攻防は激化し、世界はカオス化し、世界秩序は大きく転換しようとしている。

 

アジアの小国から世界の主役の一人と言われる様にまでなった日本が、今後の新世界秩序にどう対応して行くべきか、本書を通じ多くの事が学べると思う。

 

久しぶりに凄い本に出くわした感がする。



chikointernational at 22:11|PermalinkComments(0)未来予測 | ジャック・アタリ