原作はトム・ロブ・スミスの『チャイルド44』

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1933年スターリン体制下のソビエト連邦。レオ(トム・ハーディ)は孤児院から脱走して軍人に保護され養子になった。1953年MGB(ソ連国家保安省)の捜査官となったレオ。スパイ容疑がかけられている獣医ブロツキーの家に部下のワシーリー(ジョエル・キナマン)と訪ねるとブロツキーが走り去って行くのを見てレオは追いかけた。

連れて戻るとワシーリーが見せしめにブロツキーを匿っていた農夫と妻を娘たちの目の前で射殺する。レオはワシーリーを叱り飛ばしたが。そしてレオの友人アレクセイの息子の死体が線路脇の森で発見される。外科医のような手際で胃が摘出されていて溺死の症状だった。

スターリン政権下では殺人事件として扱えなかった。レオの上司のクズミン少佐(ヴァンサン・カッセル)は列車事故として処理させた。ブロツキーが告白したスパイ仲間にレオの妻ライーサ(ノオミ・ラパス)の名前があった事がわかる。ライーサは妊娠していたのだ。レオは妻を告発しない事に決めたが、民警に降格されヴォルクスに左遷される。

ヴォルクスではアレクセイの息子と同じ手口で殺された44人の少年たちがいた事を知る。ネステロフ将軍(ゲイリー・オールドマン)と協力して連続殺人犯を探す決心をする。ライーサは実は妊娠は嘘でレオと結婚する気など無かったのだと言う。結婚を断るのが怖かったのだと。レオは事件が解決したら離婚すると約束した。しかしレオとネステロフ将軍はMGBに目をつけられていた。

連続殺人犯はレオと同じ孤児院出身の男だった。そしてワーシリーが男を射殺してレオとライーサも殺そうとするが2人の反撃で返り討ちにあう。MGBの組織は一掃されクズミン少佐は逮捕された。レオは上官からの昇進を断りネステロフ将軍を殺人捜査課の責任者に推薦する。レオとライーサは殺された農夫の娘2人を孤児院まで迎えに行くのだった。

“殺人は国家が掲げる思想に反する”という意味不明の思想により、捜査は全く行われず、事件は全て事故として処理された時代なんて本当にあったのか。レオの中の正義感は消える事がなく最後まで貫いた結果、正義は勝った。ホント良かった。