生きるしかないよね

映画と珈琲と日々の暮らし

2018年03月

「ちょっとあなた!クーラーボックスはどこ?」いきなり声をかけられる。しかもなぜ?ケンカ腰なんですか。もう雰囲気がキツそうな中年女性である。私は「申し訳ございません。食品売り場なので無いと思いますが・・・」多分だが住余・じゅうよ(住居余暇の略)にあるんじゃないかな?とは思うけど。「どうされましたか」同僚のパートさんが来てくれた。

「クーラーボックスの値段はいくら?」一方的にケンカ腰である。「売り場に確認しますので少々お待ち頂けますか」女性は「はぁ?何で知らんの!あんたたち仕事する気あるの?」だからここは食品売り場なんだってば。らちが明かないので住余の主任を呼ぶことに。

そして私たちのほうへ急いで走って来たのは30代後半の(中の上くらい)男性社員である。「こちらのお客様です。」主任の男性は「売り場までご案内します。クーラーボックスでございますね」あれほどお怒りだったはずの中年女性客は「あら、すみませんねぇ。ああ上の階なんですねぇ」声色がガラリと変わった。2人は連れ立って去って行ったのだ。

「見た?若い男だとあの変わりようよ(笑)私ら末端のおばさんには何を言っても許されると思ってるのよ。無理難題を吹っかけられるのはいつもパートだけ」同僚のパートさんは呆れていた。そこにもう1人のパートさんが「店長だともっとすごいよ。私らには怒鳴りまくってたおっさんが店長が出て来たら途端に丁寧語なんだから。差別だよね。」「女にしか威張れない哀れなおっさんなんだよ。」

パートのおばちゃんって、いっぱい理不尽な目にあってるんだなぁと身をもって体験しましたね。現在の私は自分の前に並んでいるお客さんがめちゃくちゃ言ってる時は「お客さんはあなただけではありませんよ。」と心の声で言う(笑)


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こちらどうぞ

アフリカとイスラエルで育ったラナは母の手紙を持ち叔父のいるロサンゼルスへやって来た。叔父ポールはベトナム戦争で枯葉剤の影響を受け今も後遺症に苦しむ。ポールは頼まれてもいないのにアメリカを守る信念が強く(笑)自費で改造した車に乗り日々パトロールしていた。

9:11から2年。ラナは伝道所の世話になりホームレスたちの為に炊き出しのボランティアをやる事に。ラナがそこで知り合ったアラブ人のハッサンが路上で殺された。ハッサンをテロリストと疑っていたポールと再会する。2人はハッサンの遺体を彼の兄の元へ届ける旅に出る。

ポールの戦争はまだ終わっておらず、ものすごい思い込み(ハッサンは普通の仕事をしている一般市民だった)でテロのアジトに潜入した気でいたら寝たきりのお婆さんがいて「さっさとテレビのリモコンを修理してちょーだい!」と業者と間違われるシーンは笑った。姪のラナがとても優しい娘でこれから叔父さんの精神状態も良くなっていくのではないかな。

反戦映画という感じではなく母を亡くしたラナの孤独とポールの孤独が寄り添い、人は誰か支えてくれる存在が必要だなぁと改めて感じた。私財投げうってアメリカの為に頑張って来たポールにこそ国民栄誉賞とかあげて欲しいと思いました(笑)

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「皆はなぜ“男のくせに”食品レジを希望したのか不思議に思ってるみたい。農産とかグロサリーとかあるのにって。男が三角巾とエプロンして可愛いのは大学生の男の子だけだよって(笑)レジは女の園だからねぇ。」私はパートおじさんの今日の出来事を夫に話すようになった。「勤務態度は真面目なんやろ?」「うん超真面目でおばさんと違って手抜きなしだよ。」

夫は憮然としながら「だいたいねぇ~おじさんとの接触が気持ち悪いとか仕事だからな。その若いパートだって子持ちのおばさんやん。自意識過剰だと思うぞ。」ほう・・・おじさんはおじさんの味方ですか。「男として人生の負け組だって言われてるよ。大学生バイトの男子には“ああなりたくない”って言われてるみたい。コンビニとスーパーで人生終わりたくないって。」

「世の中には働かないでパチンコや競馬ばっかりやってる男もいるのに。一生懸命働いてる人に失礼やろ。俺だってずっと税務会計の仕事しかしてないから他では通用しないよ。営業も出来ないし、IT企業なんて縁が無いし。男だからスーツ着て会社に行くのが当たり前って逆差別だと思いますけどねぇ。そのおじさんはちゃんと税金も払ってますからねっ。」ごもっともです。

私はおじさんの“擁護派”と“うとましい派”に分かれてるんだよと夫に言った。「おばさんは大学生の兄ちゃんたちには甘いねぇ。おじさんだっておばさんの集団より女子大生アルバイトの女の子と仕事したいなと思ってるよ、きっと(笑)俺はおまえがいない学生バイトの時間帯に(あの庶民的なウィスキーです)酒を買ってるけど、必ずAちゃんのレジに並ぶもんね♪♪」


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私がパート生活半年くらいになった頃である。主任(食品レジを直で統括する人)が「(私)さん、今日から45才のおじさんがレジに入るからヨロシクね。あなたに後輩が出来たね」「へぇ~男の人ですか」中年男性が食品レジって珍しいなぁ。ところが。

30代でまだお子さんも小学生のパートさんが「(私)さんゴメン!あの新人のおじさんと二人制レジやってぇ~私嫌なんよ。背後に来られると気持ち悪い」「・・・いいけど(厳しいのぅ)」※二人制レジとは1人が商品登録ピっ!ピっ!して1人は会計処理をすることです(会計の方がしっかりしてる人がいい)体が触れたりはするかも笑※

確かに狭いレジの中で体がちょっと当たったりはする。ただ私も50だったからおじさんは年下だし(笑)何より「すみません!すみません!」の連発で必要以上の卑屈さと言ったらいいのか。「気にしないでください、大丈夫ですよ」私も励ましの言葉を連呼(笑)女同士とは違う気遣いはある。

おじさんがパートの女たちに極度に萎縮しながら仕事をする姿は気の毒だった。優しく接するパートと(農産とか鮮魚に行けよと裏で悪口)冷たいパートに分かれた。「だって男として人生の負け組やん?あの年で実家暮らしで独身でさ。ここに来る前はずっとコンビニだったらしいよ。スーツ着て会社勤めなんか経験ないんだもん」

確かに経済的に結婚は無理だろうなぁ年齢もね。すごくいい人だとは思うんだけど真面目で一生懸命だし。休憩時間がおじさんと一緒になった。私が「だいぶ慣れたじゃないですか」と言うと「(私)さんこの会計処理がよくわからなくて今教えて頂いていいですか?」「じゃあメモに書きますから、ご自分のメモ帳に書いて常に持っておられたらいいですね」

「有難うございます。親切にして頂いて・・・」私が新人イジメしてると誤解されますから泣かないでください。女の園で辛いなら部署変わったほうがいいんじゃないかな・・・・


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「(私)さんちょっと!ほらお客様の声で褒められてるよ。」同僚のパートさんが私を呼ぶ。壁のボードに貼られた紙に確かに書いてあった。“(私)さんはいつも一生懸命に頑張っていて気持ちがいいです”すごく達筆でご年配の方なのかな?いや~大人になって褒められる事ってありませんからね。素直に嬉しかったですね。「まだ慣れてないのが一生懸命に見えるのかもね(笑)」

「このお客様の声を使ってね、パートが嫌いなパートのことを悪く書いたりしてるんだよ。」「・・・・怖いんですけど。よっぽど仲が悪くないとそこまでしないと思うけど。」パートさんは小声になった。「(食品レジでベテランパートである)Aさんね、お客様の声でめちゃくちゃ悪く書かれたことがあってね。絶対におかしい!お客さんが自分のことを悪く言うわけがないって疑い出して・・・」「・・・・ものすごい自信」

「食品レジ全員の“筆跡”を執拗に調べに調べてね・・・」「・・・・・」1人該当したそうだが結局本人が否定して分からずじまいだそうな。刑事みたいだ(笑)さらにパートさんは「自分で自分を褒めて投函するパートもいるよ(笑)今日私のこと褒めて帰ろうって言う人いるもん。」

「あははそれは可愛いかなぁ・・・・私はやってませんよ。」

あのボードのお客様の声ってまさか8割くらい従業員の書き込みだったりして?


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2000年アメリカ映画。ジョアン・ハリスの小説を映画化。不思議な風が吹きフランスの片田舎の村にチョコレート職人の母ヴィアンヌと娘アヌークが住むようになった。大家は気のいいアルマンドでジュディ・デンチさんが貫録で演じてます。ジュリエット・ビノシュが演じるヴィアンヌは魔女の宅急便のお母さんみたいに村の人を幸せにするチョコレートを作る。ちょっとナゾな美人。ある日ジプシーのルー(ジョ二デがカッコ良し!)が村に来て母娘と親しくなる。

閉鎖的な思想の持主である村長はおもしろくない。ヴィアンヌ母娘を追い出そうと嫌がらせをする。ヴィアンヌはアルマンドの誕生パーティを開き村の人たちとの交流も復活したがジョセフィーヌのDV夫セルジュはルーの船に放火しルーは村を出て行った。セルジュはいなくなりジョセフィーヌは自立しようとカフェをオープンする。

村長はヴィアンヌの店に侵入し破壊しようとするがチョコを食べたらすっかり魅了され(笑)態度が一変(いやいやちょっとなぁ)アルマンドが亡くなり村を出て行こうとしたヴィアンヌ母娘に村人たちがチョコをプレゼントする。ルーも戻り一緒に村で暮らし始める。めでたしめでたし!・・・村長の変わり身が酷い(笑)現実には刑務所行けよって思いますが、おとぎ話なので。ジョニー・デップファンにはたまらん(笑)と思いますが。

ホットチョコレートが飲んでみたいです(笑)

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スーパーのレジと聞けば“おばちゃんか学生のアルバイトがやる仕事”というイメージがあるようだ。大卒の社員さんが応援でレジに入ってるようなのは違うけど。世間的には誰にでも出来る“底辺の仕事”などと言われたりしているのを知った。

いやいやレジって大変だよぉ。操作が想像してたよりそんな簡単じゃないよぉ。現金で買い物する人ばかりじゃないもんね。クレジットカード(これが支払い方法で操作が違うのだ)、マジすか!という多種類の金券たち。「そうそう最初にオーナーズカードを通してからね・・・」レジトレーニングの人は忍耐強く教えてくれるけど。

ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!長年錆びついた脳をフル活用の総動員である。慣れるまでは本当に覚える事が多すぎて心折れる日々でした。操作方法などメモ帳にまとめて持ち歩いた(笑)落とした時のためにもう1冊予備のメモ帳もあった。自分の記憶力を信用しておらん。

「思ってたのと違うでしょ(笑)難しいよね」もう結構長く働いてるAさんと一緒の休憩時間。「頭がパニックになりますねぇ」私は正直である。「(私)さんはここの前はどんな仕事してたの?」「税理士事務所のアルバイトだから(笑)雑用係りみたいなもんですよ。それからずっと専業主婦でしたから・・・大変です(笑)」

「私も大学で司書の資格を取ってね。結婚してからは仕事を辞めてあなたと同じ専業主婦だった。私も接客業は初めてだけど慣れるよ。毎日同じ事の繰り返しだから」Aさんが姉と同じ国立大学の国文科卒(学部は違う)だったので驚いたが姉の話はしなかった。

「私は高卒だからわからないけど、そんな資格持ってらっしゃるのに。もったいない気もしますね」Aさんは「割り切ってパートはやってるんだけどね。お客さんでいかにも教養のかけらも無い、ガラの悪い人たちに頭下げるのが最初は嫌だったわ笑」

こんなおばちゃんも働いてるのだなぁ。高学歴であっても結婚で運命が変わってしまうというか。昔は寿退職したら二度と職場には戻れない?戻らない風潮があったと思う。私はプライドは無いかなぁとAさんに貰ったお菓子を食べた。


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パっと見で70才以上かと?夏用のチューリップハットがボロボロ寸前。ロングスカートと言ったらいいのか、生地の繊維のほつれが目立つ。貧乏主張が強い風貌のおばあちゃんを初めて見た。私のレジに並ばれた。

カゴの中は値引きシールだらけか?と思いきや。定価の商品ばかり(失礼だよ)合計で1万円以上のお買い上げ。株主が持っているオーナーズカードを「はい」と差し出される。「現金で」ワインも入っていたので「お持ちします」とカゴをサッカー台(袋詰めする場所)まで運ぼうとしたら「大丈夫ですよ」とにこやかにイヤミなくお断りされた。

「自転車ですか?」私はけっこう重いんだけどお年寄りだし歩いて帰るのかなぁと思ったのだ。「運転手が待ってますから」とにこやかな返事が・・・・おばあちゃんの背中を見送る。何十年と着古されたような衣服がしっかりと出口に向かって歩いていく。

同僚のパートさんが「あのおばあちゃん謎でしょ(笑)」私は「ここの株主さんみたい、ビックリしたぁ」「警備の人がねホームレスだと思ってずっと張り付いてたんだって。店の外に出たら待機してたベンツに乗ってさっそうと帰って行ったってよ(笑)店で威張り腐ってる客ほど貧乏人なんだろね(笑)」

何株くらい持ってるんだろ・・・真のお金持ちってあんななんだ。


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職場の人間関係で仕事を辞める人は多い。私も最初はイジメられるかもと覚悟はしていた。私のやり方を「すっごい見てる・・・」感じの悪いおばさんもいたが。でも笑顔で「あ!それここにありますよ」親切に教えてくれるおばさんもいる。私には人生初の会社組織だ。こんだけ人数いたら仲良しになれる人はいるものだと安心した。

休憩時間は他部署の人間もいて大賑わいである。レジはおばさんが多いから「食べる?」チョコレートや飴やクッキー等が飛び交う。1人のパートさんが「だんなが長期入院しててね。仕事中大ケガして・・・会社から手当は出るけど。私が頑張らないと」「うちは息子が仕事探してるけどなかなか決まらなくて」30代後半のパートさんは「子供の塾代やろ~車のローンやろ~辞められんわ(笑)」「あんたのは贅沢だよ」話が弾む。

人それぞれ大変なんだなぁと新人の私は黙って聞いていた。「(私)さんは?幸せそうな奥さんに見えるよ」私は「娘の不登校で高校を退学したのが人生で1番きつかったですかねぇ。今は非正規雇用ですけど姉の家に居候して元気にやってます」何も考えずに喋ったのだが皆がシーンとなってしまって「あれれ?」と思ったら。

「(私)さん、そのうちいい事もあるよ・・・一緒に頑張ろうね。ここはいい人が多いから働きやすいよ」「はい(?)」補足しなくていいのかな。高校中退のままではなくて短大に行った事を喋らせてもらえなかったし。姉のマンションで甘やかされて贅沢に慣れてしまってうちにちっとも帰って来ないとか喋ってないけどいいか。

夫に「皆さん優しくて仕事のミスもカバーしてくれるよ」と言ったら「へ~・・俺はおまえみたいな世間知らずのおばさんは嫌われるかと思った。スーパーのおばちゃんって根性が据わってるやん。良かったね」「偏見だよ」

そうか私は自分より不幸な人として認定されたのだなぁ。確かに“不登校”“高校中退”“非正規雇用”“親戚の家に居候で肩身が狭い(と解釈された)”なんて破壊力ハンパないもんね。人は自分より不幸で可哀想な人には優しく出来るのだろうな。これに“父親のモラルハラスメント”を乗っけたらすごいVIP待遇になるかなと苦笑してしまった。(笑)

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おお携帯からパチリ。初めての写真投稿です💦う~んへたくそ(笑)夫の机周りがあまりに酷くて一部だけ撮りましたが。手順が非常にめんどくさいですね(笑)たまにしかやりたくないかも・・・・


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娘が無事短大に合格し不登校からずっと24時間体制で家に居た私はパートに出ようと考えた。「もう事務の仕事はムリだなぁ。ブランクもあるし世の中について行けないよ」コンビニの店員さんを見ていると「やる事が多すぎる。皆若くてキビキビ動いてるなぁ」新聞配達だったら・・・あれ夜中3時とかですよね。「年寄りだけど起きれないよぉ」この時点で就活に負けている。

夫は「スーパーは?コンビニと違って“そこだけ”の仕事だからおばちゃんが多いんじゃ?でも接客やった事ないやろ」「税理士事務所でも重要な仕事させてもらえなかった。私って何も出来ない人生を送ってる!」「・・・冷やかしで応募だけしたら」

未経験でもまだギリ50前はセーフだったのか某大手スーパーにあっさりと採用されて部署は食品レジ。不安だらけの未経験な職場へ。スーパーのレジは接客の最前線だと思う。いろんな人間と出会い接触する。お客様という立場になった人間たちの驕り高ぶりや対照的にスマートな買い物をする人など社会の縮図である。

人間観察にはもってこいの場所だった。常連のお客さんで“賞味期限のとっくに切れた饅頭をくれるお婆ちゃん”がいた。「新しい人?頑張ってね。これ食べてね」と買い物ついでに必ず1個手渡される。饅頭1個のことなので「有難うございます」と受け取るが、さすがに食べる気がしない(笑)見ていた同僚のパートさんに言われた。

「わざわざ家から持って来てるでしょ?あの婆ちゃんさ。賞味期限切れを本当に知らないのか嫌がらせなのかわからないんだよね。中に何か変なもの入れてるかも知れないし。この仕事ね・・・人間不信になるよ」何かイメージと違うなぁと私のパート生活(約8年も続くとは思いませんでした)は始まったのだった。


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