映画と共にあらん

映画と珈琲と日々の暮らし

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こちらどうぞ  ビル・コンドン監督。ブロードウェイ・ミュージカルの『ドリームガールズ』が原作。

1960年代アメリカのデトロイト。【ドリーメッツ】の3人組エフィ(ジェニファー・ハドソン)ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)は歌の実力はあるのに日々オーディションを受けるが合格しない。彼女たちを見た中古車ディーラーのカーティス(ジェイミー・フォックス)はドリーメッツをジミー(エディ・マーフィ)のバックコーラスとして契約する。エフィの兄C.C.(キース・ロビンソン)は作曲の才能があった。彼女らは全米から注目されカーティスはエフィと恋人関係になるがエフィのパワフルな歌唱力より見た目重視で万人受けするディーナをリードボーカルにした。ジミーもクビにする。エフィは腹を立てグループを離脱する。一方で黒人局のみで流される彼女らの曲が白人に盗まれる。カーティスは白人局で流してもらう為に全財産をつぎ込む。新メンバーを入れてディーナたちはさらに有名になるがC.C.はカーティスに反発して彼の元を去る。ソロ歌手として活動していたエフィとC.C.は再び一緒になり黒人局でヒットする。それを良く思わないカーティスはディーナの曲として売り出す。しかしディーナはカーティスに不信感を抱きエフィの曲だったと知るとディーナはエフィに謝罪する。カーティスと離別して解散コンサートを開くのだった。

ジェニファー・ハドソンのあっぱれな歌唱力!ビヨンセも上手いけど・・・違う。しかし人は見た目が100%をしみじみ感じさせる映画(笑)実力だけでは生きていけないのか。黒人差別を描いているけど、グループ内や男女間のゴタゴタが目立ってしまって。白人と歌で対等に勝負するのが困難だった時代だったんだなぁと。歌がとにかくド迫力ですね。



こちらどうぞ  ジョン・クローリー監督。コルム・トビーンの同名小説を映画化。

アイルランドの閉鎖的な田舎町。エイリシュ(シアーシャ・ローナン)は姉ローズ(フィオナ・グラスコット)の協力でニューヨークで働くことになる。慣れないデパート勤務と寮生活でエイリシュはホームシックになるが世話役のフラッド神父(ジム・ブロードベント)に会計士の資格を取ったらどうかと言われる。エイリシュは日増しに洗練された女性になっていく。そんなある日イタリア系で配管工のトニー(エモリー・コーエン)と知り合う。2人は結婚する。しかし姉のローズが亡くなったと知らせがありエイリシュは帰郷する。ジム(ドーナル・グリーソン)という男の子が立派な青年になっていた。エイリシュは自分が結婚している事も忘れてジムに夢中になる。かつての職場だった意地悪婆さんケリーに既婚者であることをバラされる。ニューヨークでエイリシュの帰りを待つトニー。エイリシュは戻って来た。

就職で上京した女子の物語ですねぇ。う~ん・・・自分が既婚者であることを忘れるってあり得る?病気かと思うがな(笑)トニーのほうが結婚は気楽だと思う。家族が気さくだし兄弟も面白い。ジムの家は“いい家”のプレッシャーもあって気を張って大変だわぁ。会計士になって1人で生きて行く選択肢もあるけど。それよりエイリシュがアイルランド移民の高齢者たちにボランティアで食べ物を配給するシーンが良かった。彼らの心の支えは故郷の歌なのだ。同じ移民同士のトニーと支え合って生きて欲しいと思いました。





こちらどうぞ  ジェイ・ローチ監督。

1943年アメリカ。トランボ(ブライアン・クランストン)はハリウッドの著名な脚本家だった。『ジョ二ーは戦場へ行った』『夫は還らず』などの戦時体制映画に協力していた。彼はアメリカ共産党支持者だった。MGMのルイス(リチャード・ポートナウ)は共産主義者のトランボとの契約更新は頭痛の種であった。家族と映画を観ていたら「裏切り者」とコーラをかけられる。トランボや共産主義活動を続けるメンバーは10人(ハリウッドテン)で民主党は共産主義者たちを排除しようと集会があり西部劇のスターであるジョン・ウェイン(デヴィッド・ジェームズ・エリオット)は1944年に結成された“アメリカの理想を守るための映画同盟”に所属していた。ヘッダ(ヘレン・ミレン)はルイスにトランボを解雇するように言いに来たが「3年契約をしたばかりだ。」ヘッダは昔のエリエゼル・メイルというユダヤ名を出しレイプされそうになった出来事を話すとルイスを脅す。彼女は今やゴシップのコラムニストで女帝だったのでルイスは従うしかなかった。トランボはハリウッドテンのメンバーとBBQをしていると男がやって来てワシントンからの召喚状を渡した。メンバーのアーレン(ルイ・C・K)はお金が無いから裁判は無理だと言うとトランボが金を出すと。しかし公聴会でトランボは法廷侮辱罪で2年の実刑を喰らうのだ。完成した脚本はイアン(アラン・テュディック)に託す。それは『ローマの休日』だった。アーレン以外は全員刑務所行きになった。トランボは妻のクレオ(ダイアン・レイン)らに見送られ連行される。かつてのメンバーであるエドワードはトランボたちを裏切っていた。トランボたちは犯罪者ではないのに投獄されたのはさらし者にして共産主義者への見せしめだった。1951年トランボは出所した。元家は売り払い引っ越し先では隣人から壁に「出て行け」と赤いペンキで書かれる。トランボは偽名で台本を書く仕事をするしかなかった。1954年『ローマの休日』でアカデミー賞の原案賞をイアンが受賞した。イアンからオスカー像を受け取らないトランボだった。B級映画を要求するキング(ジョン・グッドマン)も『黒い牡牛』は絶賛しアカデミー賞を受賞する。しかし受賞者不在にマスコミはトランボが書いたのではと気付き始める。カーク・ダグラスも共産主義の俳優だった。カークはスタンリー・キューブリック監督が映画を撮るので脚本を書いて欲しいとトランボに依頼し『スパルタカス』ができた。そして次はオットー・プレミンジャー監督の依頼で『エクソダス~栄光への脱出』ができた。ヘッダの影響力も無くなって来た。ケネディ大統領も『スパルタカス』を観た。トランボは1973年『パピヨン』を最後に亡くなった。1977年『ローマの休日』はリメイクされ1993年にクレオ未亡人がオスカー賞を受け取った。はぁぁ・・・・長くてすみません(;´・ω・)

父親の過度の信念は妻はもちろんだけど子供にも犠牲は及ぶ。『黒い牡牛』のアカデミー賞脚本賞受賞で娘二コラにこれを知らせたいとトランボが答えている。「彼女は戦士でした。父親の職業を質問されても公表できませんでした。13年間秘密を守ったのです。」これねぇ・・・立派だと思えないんですよねぇ。可哀そうで(´-ω-`)『大統領の執事の涙』でセシルは黒人としてのプライドは捨てて家族を守る人生を貫いたんですよね。どっちがエラいとは言わないけど。トランボの家族はきついわぁぁ。



こちらどうぞ  エリック・ポッペ監督。

カブールの紛争地域で報道写真家のレベッカ(ジュリエット・ビノシュ)は自爆テロの女性に密着取材をしていた。体に爆弾を巻き付ける女性をカメラに収める。レベッカは車に乗せてもらい1人だけ降りた所で警察に気付かれる。女性はそこで自爆してしまいレベッカも吹き飛ばされ意識を失う。ドバイの病院に駆け付けた海洋学者の夫マーカス(ニコライ・コスター=ワルドー)は妻の仕事に理解はあるものの限界だった。2人はアイルランドへ帰国するが長女のステフ(ローニン・キャニー)は母親を失う恐怖に悩んでいてマーカスは離婚を考えている。レベッカはもう紛争地域には戻らないと約束するがマーカスは信じない。仕事仲間のジェシカ(クロエ・アネット)にカブールの写真を送り仕事を辞めると伝えるのだった。レベッカはケニアにいる旧友のスティグから安全なカクマ難民キャンプの取材に誘われる。学校でアフリカ・プロジェクトに参加しているステフが一緒に行きたいと言う。ジェシカから国防総省の都合でレベッカの自爆テロの写真が出版できなくなったと連絡があり落ち込むレベッカにマーカスはステフとケニアに行く事を了承してくれる。しかし安全であるキャンプも危険な状況である。安全な場所へ避難するはずがレベッカはステフをスティグに頼み自分は銃撃戦の始まったキャンプ地に残るのだった。ステフは泣き叫ぶ。その事を知ったマーカスはレベッカを家から追い出す。家族からの信頼を失ったレベッカは再びカブールへ向かうが。途中ステフの学校へ行きアフリカ・プロジェクトでの発表会を見る。ステフは難民キャンプ地の子供たちは母を必要としていると。下の娘リサとステフにさよならを言う為に家に戻る。カブールでは幼い少女が爆弾を巻き付けているのを見てシャッターが押せないのだった。

う~ん重たい。戦場カメラマンの仕事は家族の犠牲がないと無理なんですねぇ。しかも嫁のほうだからかなり厳しい。使命感って人に押し付けるものではないので自分1人の責任でやるべきかなぁ。帰れる家があるのはもうそこで信念があると言えるのかどうか・・・・(ΦωΦ)是非独身でとことん頑張ってもらいたいと思うんです。それとレベッカはマーカスが海の汚染度なんかを調べている仕事を軽視してないかな?でも思い上がりの精神がないと(笑)戦場なんか行けないのかも。

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 [DVD]
ブライアン・クランストン
TCエンタテインメント
2017-05-10







こちらどうぞ   スティーブン・ソダーバーグ監督。

【ティファナ】メキシコからアメリカに大量のマリファナが密輸入されているが取引(トラフィック)を麻薬取締捜査官が摘発できるのはごく一部である。メキシコの最北端都市ティファナで国境警備をやっている警察官ハビエル(べ二チオ・デル・トロ)とマノーロ(ジェイコブ・バルガス)はサラザール将軍に極秘で麻薬組織に雇われた殺し屋フローレスを捕らえるように言われる。メキシコには二大麻薬組織オブレゴンとマドリガルがありサラザール将軍はマドリガルと組んでオブレゴンを潰した。マローノは将軍を訴えようとして殺される。ハビエルは他言しなければ命は助けると言われる。

【ワシントン】ワシントンの判事ロバート(マイケル・ダグラス)は麻薬取締連邦最高責任者になるが、娘のキャロラインとボーイフレンドのボウマンは重度の薬物依存症だった。ロバートは家族で協力し、娘の薬物依存症と向き合うことにした。

【サンディエゴ】警察官のゴードン(ドン・チードル)とカストロ(ルイス・ガスマン)はオブレゴン組織の麻薬密売人カール(スティーヴン・バウアー)とルイス(ミゲル・フェラー)を逮捕する。カールの妻へレーナ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は夫の仕事を知らなかったようだ。裁判でルイスが夫に不利な証言をすると知りへレーナは殺し屋フローレスにルイス暗殺を頼むのだった。しかしフローレスは殺される。カストロも爆死する。へレーナはオブレゴンと接触しルイス暗殺を再び依頼する。ルイスは毒殺されカールはへレーナの元へ帰って来た。

麻薬撲滅の為に日々戦う者たちの姿を3つのストーリーで同時進行して行く。ティファナの警官・ハビエルが野球場が暗いから麻薬取引がなくならないのだと訴えるシーンが心に残った。明るく照らされた野球場で試合を見入る楽しそうなデル・トロさんがすごく良かった。この人は本当にいい人なんだろうな。



こちらどうぞ    リドリー・スコット監督。小説家のコーマック・マッカーシー脚本による2013年のスリラー映画。

弁護士のカウンセラー(マイケル・ファスベンダー)はナイトクラブ経営者の友人のライナー(ハビエル・バルデム)に麻薬ビジネスを勧められ、軽いノリで手を染めてしまう。カウンセラーには心から愛するローラ(ペネロペ・クルス)がいた。ライナーにはマルキナ(キャメロン・ディアス)という愛人がいたが、かなり危険な女だった。麻薬の仲買人ウェストリー(ブラット・ピット)はカウンセラーに手を引くように何度も警告する。カウンセラーは公選弁護人として担当するルースから、スピード違反で拘留されたバイカーである息子“グリーン・ホーネット”の保釈を頼まれ保釈するがブツの運び屋だった息子はワイヤーを道に仕掛けられ首を切断される。マルキナが麻薬カルテルの麻薬を横取りする為にやった事だった。マルキナはバキュームカーに隠された麻薬を狙っていた。カウンセラーは麻薬カルテルに目を付けられローラもライナーも殺され、ウェストリーはマルキナの“ボリート”という、首を締め付け切断する殺人装置の罠に掛かってしまった。

裏社会に一度関わったらもう元には戻れないという映画。キャメロン・ディアスが血も涙もない(笑)非情な女を演じていた。目が怖い(笑)ローラのスナッフフイルムが収められたDVDがカウンセラーに届けられるが本当にゾッとするシーン。(映像は出ませんけど)後悔しても遅い(ΦωΦ)カウンセラーは死ぬまで怯えて眠るのだ。ジョン・レグイザモ演じるバキュームカー作業員?がこんなの別に普通の事だよ、みたいに“死体について”明るく言うシーンがあるけど・・これがテーマかなぁ。キャメロン・ディアスは『メリーに首ったけ』みたいな役がいいですね。




  

こちらどうぞ  ピーター・カッタネオ監督。かつては鉄鋼業で栄えたイングランドのシェフィールド。今は不況で失業中の6人の男たちは・・・・。フル・モンティ=素っ裸という意味。

失業中のガズ(ロバート・カーライル)は離婚した妻との息子ネイサンの養育費が払えない。ある日街の男性ストリップショーを見に行ったら熱狂的な女性たちに驚く。ガズはこれだ!と思い立つ。親友のデイヴ(マーク・アディ)やダンスのコーチとして元上司のジェラルド(トム・ウィルキンソン)やオーディションでも募集して6人のメンバーが決まった。紆余曲折いろいろあるが本番当日の会場は400人もの客が入った。

お約束のハートフルコメディ(笑)本番にビビる父ガズの背中を押す息子ネイサンが泣ける。メンバーはそれぞれ悩みを抱えて生きているのだ。自殺未遂した者もいる。女性のストリップショーも見たことは無いけど男の場合は笑い飛ばせるショーなんじゃ?と思うんだけど(笑)本当に困窮してたら裸がどうのこうの言ってられない。仕事としてプロ意識で裸にならないと。もう若くないおじさんが頑張ってるから感動するんでしょうね。いやらしく感じないです。皆必死で生きているのです。

 

こちらどうぞ  マーティン・スコセッシ監督。

NY。ベトナム帰還兵であるトラヴィス(ロバート・デ・二ーロ)は不眠症に悩むタクシードライバーである。ある日大統領候補パランタイン上院議員(レナード・ハリス)の選挙事務所で働くベッツィ(シビル・シェパード)に恋をする。トラヴィスはボランティアとして働きたいとベッツィに会いに行く。彼女と映画に行く約束をした。イースト・ヴィレッジを走らせていると、突然アイリス(ジョディ・フォスター)12才のコールガールがタクシーに乗り込んで来たのだ。しかしポン引きのスポーツ(ハーヴェイ・カイテル)に連れ戻される。トラヴィスはベッツィをポルノ映画に連れて行き激怒させる。謝罪するが無視され事務所で彼女に暴言を吐くトラヴィスだがつまみ出される。それからトラヴィスは自分の手でこの街を一掃しようと考えるのだ。銃の密売人から武器を入手し、肉体改造や射撃訓練を始める。銃やナイフを仕込んでパランタイン大統領候補の演説集会に向かうトラヴィスだがSPに不審がられその場を立ち去る。そしてアイリスのいる場所へ行きスポーツたちを皆殺しにする。警官に取り押さえられるが新聞はトラヴィスを英雄として扱った。トラヴィスは仕事に復帰して偶然ベッツィを乗せるが言葉も少なく彼女を降ろし走り去った。

ジャック・ニコルソンだったら派手な狂気(笑)デ・二ーロさんは静かな狂気が上手い。表情柔らかに人が殺せるからすごく怖い。トラヴィスはベトナム帰りの設定なのだけど“その影響”は深堀りされてないようだ。どう考えても無差別殺人をやる人なんだけど、たまたま英雄みたいになって。未成年の売春婦を救った人なのは間違いない。ジョディ・フォスターが13才だったらしいけど別の意味で恐ろしい(笑)ハーヴェイ・カイテルが変な役(笑)だけどインパクト大でさすがです。アメリカ映画の代表作品みたいな映画。

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杏子
私も同じことを思いました。あんなおばさんぽい人に若い男が惹かれるかなあ、ニコール・キッドマンくらいの美魔女でないと…と(笑)大体リヴァーが役に対して若すぎます。妻を亡くして数年経つようにはとても見えない。私はリヴァーの大ファンだったので、当時はとてもショックでした(T_T)
杏子さんへ 有難うございます
そうなんです!女なら誰でもいいのかよっ!とビックリしたくらい(笑)ムリありすぎ(まぁただの熟女好きなら・・・)亡くなってるのに強引に映画にしちゃった感がありますねぇ。リヴァーさんのファンは嬉しかった人と失望した人と(^^;)分かれたでしょうなぁ。



こちらどうぞ   ジョルジュ・シュルイツァー監督。リヴァー・フェニックスの幻の遺作。(1993年撮影途中で主演俳優が急死してしまったという)2012年に完成。

ハリー(ジョナサン・プライス)とバフィー(ジュデイ・デイヴィス)は役者同士の結婚で12年になる。子供が2人。車が故障してモーテルで応急処置をしてもらい「部品を取り寄せるまで待ったほうがいい。」と忠告されるがムシ。またしても車は故障した。そこは何も無い荒野で、昔アメリカが核実験を繰り返していた場所らしい。待っていても車なんか通りそうにない。

夜になってバフィーは明かりの見える方へ歩いて行くとボーイ(リヴァー・フェニックス)という男が小さい小屋に犬と住んでいた。この土地は以前は先住民のものだったそうでボーイにもホビ族の血が流れていた。彼の妻は癌で死んだ。ボーイは特別な場所を案内する。カーボンダストフィルターで換気をし、有毒ガスや放射能を遮断する機能のある場所で、暖房もあれば、イオン水の生成器もある。もうここで2人は奇妙な男だと不安になる。

バフィーにボーイは2人で暮らさないかと言うのだ。妻を誘惑され車も動かない状況に気が変になりそうなハリーである。男2人の間には殺すか、殺されるかの空気しかない。ハリーは斧でボーイを殺す。犬も殺してしまう。そこに車が修理されて運ばれて来たのだ。保安官だと言う男がいた。男は小屋にガソリンをまいて(ボーイも犬も)燃やしてしまう。ハリーとバフィーは車でやっとそこから脱出できた。

『スタンド・バイ・ミー』のクリス役だったとは( ゚Д゚)!クリスが一番好きだったのに(笑)知らなかった・・・何とか完成させた感じは伝わる。23才で亡くなっているんだからまぁ若い。女優はジュディ・デイヴィスは違うかなぁ~(笑)悪いけど下手したら母親と息子みたいなんだもの(汗)う~ん何か違う。やはりニコール・キッドマンくらいの妖怪美魔女でないと説得力が無いと思う。『ガウディアフタヌーン』の役なんかがデイヴィスさんはピッタリ!だと思うけど。

核実験を批判した映画でもなさそうな?あくまでも男女間のトラブルを全面に押し出した内容です。ハリーとバフィーはごく普通の善良な市民にしか見えないのでリバー・フェニックスの異様な雰囲気が目立った。俳優のホアキン・フェニックスは実の弟らしく・・・・ああ雰囲気は似てるかも(笑)そして妹も女優でサマー・フェニックスは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレックと結婚しているそう。世間は狭い?(笑)それにしてもナンとか助かったものの・・・ハリーとバフィーは元の夫婦には戻れないだろうな。かなり厳しい体験だものねぇ。






こちらどうぞ  『エレファント・ソング』『マミー』『神のゆらぎ』などのグザヴィエ・ドラン監督。期待した(ΦωΦ)♪

劇作家として成功しているルイ34才(ギャスパー・ウリエル)は12年ぶりに実家に帰る。飛行機の中で後ろの席の子供から手で目隠しをされる。空港のカフェで珈琲を飲み。ルイは自分の死を告げる為に戻って来たのだ。家にはルイが出て行った時はまだ幼かった妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)がいて。ヘビースモーカーで両腕にタトゥーがある妹なのだ。兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)の妻カトリーヌ(マリオン・コティヤール)とは初対面だが大らかな笑顔で迎えてくれた。そしてエキセントリックな母マルティーヌ(ナタリー・バイ)がいた。

一触即発的な雰囲気のシーンが多い。特にシュザンヌとアントワーヌはギスギスしている。こんな家の嫁カトリーヌはいたたまれないだろうと同情する。ルイは結局「実は僕は死ぬんです。」と言えないままで終わるが12年も音信不通だったルイがいきなり帰って来るのだから皆ただ事ではないと感じているのだ。ルイが家を出た原因にもなっただろう「“ゲイ”地区から引っ越したの?」と言う母は「理解できないけど愛している。」と。

カトリーヌが「兄の仕事を知っているの?町の小さな工場で工具を作っているのよ。」と言うシーンがある。ゲイの弟は成功者だが夫は。母親も「アントワーヌは私やシュザンヌから離れたいのよ。重荷から解放してあげて。」とルイに言うのだが。ヴァンサン・カッセルが「何でも俺ばかり責めやがって!」と泣くシーンがある。

この俳優さんってこんな人間くさい演技をする人だったっけ?こんなに感情を爆発させるカッセルさんは初めて観た。兄弟の確執もありますよねぇ・・・・最後は鳩時計から飛び出した(ように見える)本物の鳩の死骸が横たわっているシーンで終わります。

血の繋がりって本当に厄介(笑)12年ぶりに帰って来る息子の為に厚化粧する母親(息子がいないからこの心理はわからぬ)ルイからわざと死ぬ話を聞かないのは、やはり家族の愛なのだろう、酷い喧嘩をしても。だから義理姉カトリーヌは「いつまでですか?」とルイの命はいつまでなのかと遠回しに聞いたのかも。ここが他人は違うんだろうなぁ。ドラン監督がお得意の陰鬱な映画です(笑)この監督の音楽のセンスは正直わからない(笑)人間の内面を深く深くえぐる感じがドラン監督は上手いと思う。


私の家にはドアノブがない。家は救いの港じゃない。(ΦωΦ)歌詞がまぁ・・陰鬱です。




 

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8代将軍徳川吉宗(市川猿之助)の時代。弱小・湯長谷藩(ゆながやはん)の金山を狙う腹黒い幕府の老中・松平信祝(陣内孝則)から、たったの4日間で参勤交代せよと命じられた藩主の内藤政醇(佐々木蔵之介)と家老・相馬兼嗣(西村雅彦)らは奇想天外な作戦を練り、業務を成し遂げようとするが。松平信祝はそれを阻止する為に刺客たちを差し向けて来る。湯長谷藩の影の助っ人に伊原剛志。家臣に寺脇康文・上地雄輔・六角精児・柄本時生・知念侑李。(藩主の嫁役)深田恭子。皆それぞれ個性的でチームワークの勝利みたいな(笑)

上司がお人好しで部下たちも何か頼りなく、のほほんと見えるが・・・実は全員がめっぽう腕が立つという(笑)陣内孝則さんのものすごい“悪”のいやらしい演技が素晴らしい(笑)爽快感のある映画です。おススメです。


 


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三谷幸喜の小説を映画化。本能寺の変で織田信長が死去した後、家臣の柴田勝家(役所広司)と羽柴秀吉(大泉洋)は後継者決めの為に清須会議を開く事に。勝家はしっかり者の三男・小田信孝(坂東巳之助)を推薦し、秀吉は次男でうつけ者と噂される織田信雄(妻夫木聡)を推薦するのだが。信長の妹・お市(鈴木京香)は秀吉を恨んでいて勝家に味方する。秀吉は信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方に取り込む。様々な人間の思惑が交錯する。

優柔不断でどっちつかずの池田恒興役に佐藤浩市さん。イメージと違って面白い。秀吉の嫁・寧役ではっちゃけたダンスを踊る中谷美紀さん。とにかく豪華すぎる俳優さんたち。ちょっと多すぎる(笑)大泉洋だからもう絶対コメディだろうなと思ったけど。私は『武士の一分』みたいな時代劇は苦手なんです・・・重いんです(汗)笑える時代劇がとっつきやすいので(笑)これもおススメです。





 

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1985年ダラス。ロデオ・カウボーイのロン(マシュー・マコノヒー)はエイズで余命30日だと宣告される。ゲイでなくても女性との性交渉で感染する事を知る。周りの親しかった人間たちは次第にロンから離れて行く。当時臨床試験が開始されたばかりの治療薬AZTを主治医のイヴ(ジェニファー・ガーナー)に処方してくれと頼むけれど安全性が確認されていない未承認の薬だと言われる。

その治験に協力していたのがエイズ患者でトランスジェンダーのレイヨン(ジャレッド・レト)だった。アメリカのFDA(食品医薬品局)と製薬会社は毒性や副作用の強いAZTの投薬を推奨し始める。ロンはメキシコで副作用の少ないペプチドTを手に入れ、アメリカに持ち帰り“ダラス・バイヤーズクラブ”を設立して月額制で会員たちに売り捌くというビジネスを成功させる。

当然政府や製薬会社から圧力がかかるが会員たちの為、自分の為にも世界中を駆け回るのだ。ゲイを嫌うロンだがレイヨンを仲間に引き入れる。実在した人物ロン・ウッドルーフをモデルにした映画だそうで、ロンは7年も生き延びている。マシュー・マコノヒーは役のために21キロの減量をしているそうだ。

エイズ患者が自由に薬を手に入れる権利を得て生き続けるという希望を与えたのがロンという“ろくでなし”な男だったけど。差別する側だった男が差別される側になって人間性が変わっていく様が面白かった。生きたいという強い気持ちがマシュー・マコノヒーの痩せこけた肉体から伝わりました。すごい俳優さんですね。

ロンがイヴに言うセリフ「しかし、たまに、ほかの人生を欲しくなる。残りの時間のない人生と戦っているような気がする」印象的でした。




原作はトム・ロブ・スミスの『チャイルド44』

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1933年スターリン体制下のソビエト連邦。レオ(トム・ハーディ)は孤児院から脱走して軍人に保護され養子になった。1953年MGB(ソ連国家保安省)の捜査官となったレオ。スパイ容疑がかけられている獣医ブロツキーの家に部下のワシーリー(ジョエル・キナマン)と訪ねるとブロツキーが走り去って行くのを見てレオは追いかけた。

連れて戻るとワシーリーが見せしめにブロツキーを匿っていた農夫と妻を娘たちの目の前で射殺する。レオはワシーリーを叱り飛ばしたが。そしてレオの友人アレクセイの息子の死体が線路脇の森で発見される。外科医のような手際で胃が摘出されていて溺死の症状だった。

スターリン政権下では殺人事件として扱えなかった。レオの上司のクズミン少佐(ヴァンサン・カッセル)は列車事故として処理させた。ブロツキーが告白したスパイ仲間にレオの妻ライーサ(ノオミ・ラパス)の名前があった事がわかる。ライーサは妊娠していたのだ。レオは妻を告発しない事に決めたが、民警に降格されヴォルクスに左遷される。

ヴォルクスではアレクセイの息子と同じ手口で殺された44人の少年たちがいた事を知る。ネステロフ将軍(ゲイリー・オールドマン)と協力して連続殺人犯を探す決心をする。ライーサは実は妊娠は嘘でレオと結婚する気など無かったのだと言う。結婚を断るのが怖かったのだと。レオは事件が解決したら離婚すると約束した。しかしレオとネステロフ将軍はMGBに目をつけられていた。

連続殺人犯はレオと同じ孤児院出身の男だった。そしてワーシリーが男を射殺してレオとライーサも殺そうとするが2人の反撃で返り討ちにあう。MGBの組織は一掃されクズミン少佐は逮捕された。レオは上官からの昇進を断りネステロフ将軍を殺人捜査課の責任者に推薦する。レオとライーサは殺された農夫の娘2人を孤児院まで迎えに行くのだった。

“殺人は国家が掲げる思想に反する”という意味不明の思想により、捜査は全く行われず、事件は全て事故として処理された時代なんて本当にあったのか。レオの中の正義感は消える事がなく最後まで貫いた結果、正義は勝った。ホント良かった。



  

こちらどうぞ


スパイク・リーが監督で主演のムーキー役でも出ていて、イタリア系アメリカ人のサル(ダニー・アイエロ)が経営するピザ屋で働いている。ブルックリンでのクセが強い住人たちとの日常や人種差別による暴動が起きて店は火事になってしまうのだが。

ラジオ局のDJ(サミュエル・L・ジャクソン)の「目を覚ませ!」で起きる住人。ムーキーは妻子があるのに妹の家に居候しながらピザ屋のバイトをしているという男である。仕事中にニックネームが“市長”のオヤジから「まともになれ!=Do The Right Thing!」と声をかけられる日々。サルは息子たちと店をやっているが近所の黒人やヒスパニックたちが自分の店のピザを食べて成長したのが自慢である。

息子ピノ(ジョン・タトゥーロ)は店を売って違う場所で商売したいと考えていた。バギンは「店に黒人の有名人の写真が無い」と怒りラジオ・ラヒームはラジカセの大音量で店を出禁になる。他に韓国人夫婦が経営する雑貨店や街を見守っているマザー・シスターなど個性的な住人たち。猛暑と皆のイライラが街の鮮やかな原色と似合ってると思う。人種差別への怒りのエネルギーが頂点に達した時。

白人の警官への怒りの矛先がサルの店に向けられた事への理不尽さがかなり後味が悪い映画です。結果ムーキーは正しい事はしなかった。正しい事が出来なかったとも言える。黒だから白だからゲイだからレズだからとか関係ない。スパイク・リー監督のメッセージは人としてどうなのよ?みたいな(笑)普通に観ても面白いです。


『私は暴力を擁護する者ではないが、自己防衛のための暴力を否定する者でもない。自己防衛のための暴力は「暴力」ではなく「知性」と呼ぶべきである。 マルコムX』




ラジオ・ラヒームによる愛と憎しみについての講釈を垂れるシーン。住人が皆暑苦しくて住みたくないなぁ(笑)



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