映画と共にあらん

映画と珈琲と日々の暮らし

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こちらどうぞ  コーエン兄弟監督。1980年テキサス州が舞台。凶悪化する犯罪を憂う保安官ベル(トミー・リー・ジョーンズ)の語りから始まる。

殺し屋シガー(ハビエル・バルデム)は(ベルではない)保安官を殺し逃走。家畜銃ピストルで一般人も殺す。その頃プロングホーン(大鹿?)を撃ちに行ったベトナム帰りのモス(ジョシュ・ブローリン)は偶然殺人現場に遭遇する。麻薬取引が決裂した後らしいがまだ息があるメキシコ人がいた。モスは200万ドルが入ったブリーフケースを自宅に持ち帰り男に水を持って行ったがメキシコ人のギャングたちに見つかり車を置いて逃げたので身元がバレる。シガーはアメリカの組織からモスが持ち逃げした金を取り返す仕事を請け負う。保安官ベルもモスを追う。モスは妻のカーラ(ケリー・マクドナルド)を実家に帰し自分はモーテルに潜伏するがシガーはブリーフケースの発信機を追って来たのだ。モスは発信機に気付きシガーを返り討ちにするつもりがどちらも大ケガをする。モスはメキシコの病院に入院する。そこへ賞金稼ぎのウェルズ(ウディ・ハレルソン)から金と引き換えに命を守ってやると言われるがモスは断った。モスとシガーが撃ち合ったホテルに滞在するウェルズはシガーに殺され、その時電話を掛けてきたモスとシガーが話す。金を渡せばカーラは殺さないと言うがモスは断る。アメリカに戻ったモスはカーラと母親とモーテルで落ち合い金をカーラに渡して逃がす計画だったがモーテルの場所がメキシコのギャングにバレる。ベルも不安になったカーラから話を聞いてモーテルへ向かう。しかしベルが到着するとメキシコ人もモスも死んでいた。カーラは家でシガーと対面しコイントスでカーラが勝てば命は助けると言われるが「決めるのはあなたよ。」カーラを殺し家を出た。シガーの車に交差点でいきなり別の車から突っ込まれた。自転車の少年に金を渡し「俺を見なかったと言え。」シガーは骨折した腕を少年のシャツで吊るとその場を立ち去った。

【私は25歳で保安官になった。ウソのようだ。私の祖父も父も保安官だった。少し前、ある少年を死刑にしたことがある。彼は14歳の少女を殺害した。新聞は“激情犯罪”と書いたが、本人は“感情はない”と言った。“以前から、誰か人を殺そうと思っていて出所したらまた殺す”と。どう考えたらいいのかまったくわからない。最近の犯罪は理解できない。恐ろしいわけじゃない。この仕事をするには死ぬ覚悟が必要だ。だが、魂を危険にさらすべき時は“OK”と言わねばならない。“この世界の一部になろう”と。】憂うベルに元保安官の叔父が暴力的な土地に一個人が頑張ってもどうしようもないのだと言う。『トラフィック』で麻薬警察官のデル・トロさんが「子供たちの野球場に夜も照明があれば犯罪は減る。」このセリフを思い出す。ベルのような一個人が頑張らないと何も変わらないのも確か。

【親父は手に火を持っていた。夢の中で俺は知ってた。親父が先に行き、闇と寒さの中どこかで火を焚いていると。俺が行く先に親父がいると。そこで目が覚めた。】ベルの夢の話。もうどうしようもないと諦めない心を語っている。本当に血がいっぱい流れる映画だけど・・・おススメです(笑)缶コーヒーBOSSのCMみたいにいい味わいのトミーさんです。



こちらどうぞ  コーエン兄弟監督。

ある日怠け者のデュード・“リボウスキ”(ジェフ・ブリッジス)は突然暴漢たちに「お前の女房の借金を返せ。」と言われ自宅のマットを汚される。独身のデュードがボーリング仲間のウォルター(ジョン・グッドマン)にこの話をすると同じリボウスキを探せと言われ。大富豪のリボウスキに会うが相手にされず、その時妻のバニー(タラ・リード)を見た。屋敷のマットを盗むデュードだったが後日リボウスキからバニーが誘拐されたので代わりに身代金を犯人に渡してくれと頼まれる。ウォルターは誘拐はバニーの狂言だから100万ドルは俺たちが貰おうと言い出し、犯人には違うカバンを渡した。ボーリング場にいる間にお金の入ったブリーフケースを入れた車が盗まれた。警察には言えず、するとリボウスキの前妻の娘でアーティストのモード(ジュリアン・ムーア)に呼び出され、あの金は死んだ母親の金だから取り返すように言われる。リボウスキも怒っていてマニキュアの指が切断されたものが入った封筒を見せられる。警察から車が見つかったと連絡があるがお金は消えていた。デュードは車の中に落ちていたラリー・セラーズという少年の宿題を見つけ、少年の親は有名な脚本家で、こいつが犯人だと思う。ウォルターとデュードは彼の家で赤いコルベットを見つけ奪った金で買ったものだと思いボコボコにするが車は隣の家のものだった。今度はバニーを探しているトリホーン(裏で闇金融をやっている)の所へ暴漢たちに連れて行かれるがお金はラリー・セラーズが持っていると言い謝礼金を貰おうとするが気が付くと警察にいた。警察は名士のトリホーンの味方で話を聞いてくれず。家で待っていたのはモードでただ子供が欲しいだけでデュードは結婚に関心が無いので相手に選んだと言われる。リボウスキの後妻のバニーは偽名でいわくつきの女だとわかる。デュードは最初からブリーフケースにお金は入っておらず、妻を消すために自分を巻き込んだのでは?とリボウスキの屋敷に行くとバニーが戻っていたのだ。結局ブリーフケースは見つからないまま。ウォルター・デュード・ドニー(スティーヴ・ブシェミ)の3人はまたボーリング三昧の日常に戻ったが、ニヒリストというデュードを襲った暴漢たち(ピーター・ストーメア他)が車に火をつけて待っていた。ドニーは心臓発作で死んでしまう。彼の遺灰を太平洋に散骨するデュードだった。

映画の中でまるでミュージカルのようなシーンがある(笑)1991年の湾岸戦争の時代のLA。ウォルターはベトナム帰りで血の気が多い。基本的にボーリングだけが生きがいで何も考えていない人たちの話(笑)だから誘拐事件も軽いノリ?で参加してる感じだから緊迫感が無い。マットを汚されて怒っただけの事かも(笑)大富豪リボウスキの秘書役でフィリップ・シーモア・ホフマン、ボーリング大会のデュードたちのライバルチームにジョン・タトューロなど実力派がちょい役で出ている。今日が楽しけりゃいいという生き方に憧れたりして・・・・



ビッグ・リボウスキ [Blu-ray]
ジェフ・ブリッジス
ジェネオン・ユニバーサル
2012-05-09




 

こちらどうぞ  ヤーロン・ジルバーマン監督。

NY。25年間続いた弦楽四重奏団【フーガ】のメンバー。第1バイオリンはダニエル(マーク・イヴァニール)第2バイオリンはロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)だが第2であることに不満を持っている。ヴィオラはロバートの妻ジュリエット(キャサリン・キーナー)チェロは年長者のピーター(クリストファー・ウォーケン)だが音楽院の教授でありロバートとジュリエットの娘アレックス(イモージェン・プーツ)は彼の教え子である。ピーターは初期のパーキンソン病になったので引退するつもりだと言う。新しいチェリストを探していると。それがきっかけでロバートは第2への不満を吐き出し、皆に不協和音が広がる。ロバートの浮気もバレてジュリエットとも不仲になる。ダニエルはアレックスにバイオリンを教えていたが肉体関係を持ってしまいロバートにも知られて修羅場となる。ピーターは後釜にニナ・リー(本人)を考えていたが上手くいかない。もはやツアーは中止かと思われたが。初日。ピーターは途中で演奏をやめてニナ・リーを紹介する。ダニエルはロバートに暗譜しない事を非難されていたが、楽譜を閉じる。他の3人も楽譜を閉じた。客席にはピーターとアレックスがいた。

高尚な映画(笑)ふ~ん・・・音楽家もけっこう浮気だの何だのと(笑)俗世間と変わらんなぁと思いました(ΦωΦ)どこの世界も妬み嫉みはあるだろうな。ジュリエットとロバートはビジネスだけの関係を続けたほうが円満だと思う(笑)収入ってどれくらいなんだろうとゲスな疑問しか思い浮かばないよん。



こちらどうぞ   ダスティン・ホフマン監督。

引退した音楽家たちが集う老人ホーム【ビーチャム・ハウス】は運営するお金が大変で存続の危機にあった。シィドリック(マイケル・ガンボン)の発案で“ガラ・コンサート”を開催し資金を集めることに。そこに新しい入居者が昔は有名な歌姫だったジーン(マギー・スミス)だとわかる。レジー(トム・コートネイ)は過去にジーンとたった9時間しか結婚せずに別れた経緯があって心穏やかではない。恨みがあったのだ。皮肉にも歴史的カルテットのメンバー(ジーン)(レジー)(シシーはポーリーン・コリンズ)(ウィルフはビリー・コノリー)が揃ったのだ。しかし歌を引退したジーンは頑なに参加を拒否するのだった。

どう見ても豪華なホテルみたいな老人ホーム。維持費すごいことになってるよねぇ(ΦωΦ)生活レベルを落とせばいいだけの話かも(笑)シシーは認知症も発症しているようで老いの現実も描いている。ジーンとレジーが復縁するオチは都合がいいけど・・・もう年齢的に何でも許せるのかも。この映画はあのダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)とマクゴナガル先生(マギー・スミス)が共演してます(笑)豪華な老人ホームを眺めるだけでも楽しい。




 


こちらどうぞ  スパイク・リー監督。

深夜のニューヨーク。麻薬密売人のモンティ(エドワード・ノートン)が仲間のコースチャと車を走らせていると瀕死の状態の犬ドイルを見つける。可哀そうだから殺すと言うモンティに犬が吠えた。生きようと必死になっている奴は殺さないとモンティはドイルを飼うことにした。ここから始まる。9:11後のニューヨーク。モンティは刑務所に収監されるまで、あと25時間しかない。ドイルを連れて母校で教師をしているジェイコブ(フィリップ・シーモア・ホフマン)に会いに行った。ジェイコブは17才の女生徒に好意を寄せていた。もう1人は証券会社で働く勝ち組のフランク(バリー・ペッパー)だ。モンティは一緒に暮らしている恋人のナチュレル(ロザリオ・ドーソン)が警察にタレこんだのでは?と内心は疑っている。今夜は麻薬密売の元締めがモンティの為にパーティーを開いてくれる予定だった。モンティの父親は店の経営が上手くいかずモンティに金の援助を受けていた事を詫びるが父親を責める気持ちはなかった。ただ刑務所暮らしは恐怖だ。モンティはフランクに顔をボコボコに殴って醜くしてくれと頼むのだが。※美形の白人男性は刑務所でホモに狙われるらしいと、この映画で知りました※

収監前の男の揺れ動く心を描いている。警察に密告したのはコースチャだった。フランクが泣きながらモンティを殴るシーンと父親が刑務所まで息子を送るシーン。このまま逃げてどっかの町でほとぼりが冷めるまで暮らせ。そしてナチュレルを呼び寄せろ。モンティは夢を見ながら(眠っている)刑務所へ向かっていた。エドワード・ノートンが“あらゆるアメリカ”に憎しみの言葉を鏡に向かって投げつけるシーンが良かったです。もっと早くに人生をやり直していれば・・・モンティの後悔の念がものすごく伝わる映画。



こちらどうぞ  ジョン・カラン監督。

デトロイトで仮釈放管理官をもうすぐ定年退職するジャック(ロバート・デ・二ーロ)が最後に担当したのは放火犯のストーン(エドワード・ノートン)だった。仕事ぶりは真面目だがジャックの妻マデリン(フランセス・コンロイ)は幼い娘を「家を出て行くなら娘を2階から落とす。」と脅された過去がある。ストーンは妻ルセッタ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)にジャックを誘惑させて釈放を早めようとする。しかしジャックは最初はルセッタの相手をしなかったが、とうとう関係を持ってしまう。ストーンは刑務所の図書館で聖書に興味を持つようになる。ある日囚人同士が喧嘩をして黒人の囚人が死んでしまうのをじっと見つめるストーンだった。以来ストーンは別人のように穏やかになる。ジャックはそれが芝居かも知れないと疑いながら仮釈放の審査を提出する。ジャックもルセッタも神など信じていなかったのだ。仮釈放になったストーンが自分に仕返しをするのではと怯えるようになったジャック。ある夜ジャックの家は火事になりストーンの仕業だと思い込むジャックだがマデリンは壁の配線(古い)のせいだと言う。マデリンはストーンと同じような神の話をするのだった。ストーンへの逆恨みでジャックはストーンに銃口を向けるが「撃てないんだろ。」と静かに言われる。

ふ~む(笑)最後は立場が逆転?したみたいな2人。ストーンは宗教に目覚め悟りを開き・・・ジャックはアイデンティティの崩壊(笑)退職後はかなり厳しい人生が待っているだろうと思われます。俳優は豪華。“神の啓示”とかがどうしても理解できません(笑)ノートンさんは刑務所が好きですねぇ。



 
いろんな監督12人で短編ストーリーを作ったオムニバス映画。

こちらどうぞ


 
『イヴァン・アタル監督作品』
作家の男(イーサン・ホーク)はレストランの前で美女(マギー・Q)にタバコの火を貸す。男は饒舌に運命の出会い的な、男と女についてウンチクを披露するが。ずっと余裕で男の話を聞いていた美女は最後に名刺を渡して「良かったら電話して。」と笑って立ち去る。コールガールであった。プロの女性相手に口説いていた自分が恥ずかしくなるのだった。これは好きな作品です。イーサン・ホークにピッタリの役。

『岩井俊二監督作品』
部屋にこもって作曲をするデヴィッド(オーランド・ブルーム)は電話でアシスタントのカミーユ(クリスティーナ・リッチ)から監督の無謀な指示を受けていた。声だけの女性に心許すデヴィッドが仕事の愚痴を言うと手伝うと言ってくれた。そして今部屋の前にいるのだと。ドアを開けると、とても可愛い女性が立っていた。これも雰囲気が好きな作品です。オーランド・ブルームがこの役をやりたいと言ったらしい。

『シェカール・カプール監督作品』
元オペラ歌手のイザベル(ジュリー・クリスティ)は思い出のホテルで自殺しようとやって来た。彼女担当のベルボーイ・ジェイコブ(シャイア・ラブーフ)は足が悪く不思議な雰囲気をした男だった。彼は突然窓から飛び降りる。支配人(ジョン・ハート)は窓の下を見て誰もいないと言う。イザベルは幻を見たのか。シャイア・ラブーフらしからぬ役だけどいい感じでした。しかし挙動不審なベルボーイだと思う(笑)

ニューヨーク,アイラブユー [DVD]
カルロス・アコスタ
アミューズソフト
2010-08-27





 

こちらどうぞ

ジム・ジャームッシュ監督のオムニバス映画です。同時刻にいろんな世界都市で起きるタクシー内での人間模様を描いた作品。

『ロサンゼルス』ヤンキーみたいなドライバー女子コーキー(ウィノナ・ライダー)のタクシーに乗った中年女性ヴィクトリア(ジーナ・ローランズ)は映画のキャスティング・ディレクターでビバリーヒルズへ行く。新人女優発掘に苦労しているヴィクトリアはコーキーの魅力に惹かれ映画に出てみないかと言った。コーキーは「整備士になる夢があって、ありのままのじぶんを愛してくれる男と結婚する。」と言ってきっぱりと断った。

『ニューヨーク』黒人の男ヨーヨー(ジャンカルロ・エスポジート)はブルックリンへ帰る為にタクシーを拾う。運転手のヘルムート(アーミン・ミューラー)は東ドイツから来たばかりで片言の英語しか喋れない。しかもオートマ車の運転が下手くそで仕方なくヨーヨーが運転する事に。途中で拾った義妹アンジェラ(ロージー・ペレス)と口汚い喧嘩が始まる。ヘルムートは元道化師で「私は道化師だから、金は必要だが重要ではない」と語る。喧嘩する2人に「いい兄妹だ。」と微笑む。ヨーヨーに帰る道を教えてもらったが、やはりヘルムートは迷うのだった。

『ローマ』とにかく話がうるさいタクシードライバーのジーノ(ロベルト・ベニーニ)は神父(パオロ・ボナチェリ)を乗せる。せっかくなのでと懺悔を始めるジーノだが下品な下ネタばかり。実は神父は心臓が悪かったのだ。ジーノの運転は荒く、神父は薬を落としてしまい死ぬ。神父が死んだのは自分の懺悔のせいだと思い込むジーノ。死んだ神父をベンチに座らせ、自分のサングラスをかけて逃走した。

『パリ』『ヘルシンキ』全部で5作品です。タクシー内での束の間の人間関係だけどこんなに濃いのか(笑)中には余韻が残る話もあって、オチに感心したり。ロベルト・ベニーニさんはもう懺悔のシーンで大爆笑してしまった。タタトゥン!タタトゥン!がツボです(笑)ウィノナ・ライダーが口は悪いけど純粋な娘を演じていて心に残ります。




 

こちらどうぞ

ダイアン・キートンとモーガン・フリーマンが老夫婦役を素敵に演じている。夫は画家で妻は元教師。映画ではさらっと触れてあるけど、時代背景を考えると“黒人と白人の結婚”がいかに大変だったか想像できる。この夫婦の絆の強さがわかる。エレベーターが無いので階段の上り降りが年齢的にしんどい。部屋を売りに出すことに決める。

不動産屋のリリー(シンシア・ニクソン)が口うるさく2人に発破をかける。「内覧会は戦争よ。」ホント買う気が無いのに見るだけの人って多そう(笑)しかしこの部屋で幸せだったのだと思いが揺れる。最後に2人が出した結論は。

愛犬が可愛いですねぇ。近所でテロ事件が起きたりハプニングがおもしろい。とにかくニューヨークの街並みがオシャレです。部屋もオシャレでダイアン・キートンのファッションもオシャレ。老後にこんな所に住めたらいいなぁ。羨ましいです。






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