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何気なしにコミックを選ぶ5つのきっかけ

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.2 (2009/07/20 配信分) の原稿を再掲)

今年(2009年当時)、『週刊少年マガジン』『週刊少年サンデー』が揃って50周年を迎えました。いまや、「マンガ」は年間1万前後の単行本が発売され、300近くの雑誌が刊行されている一大産業
です。大型書店のコミック売り場には、新刊本とシリーズものが途方もなく平積みされています。そんな中、お目当ての作品を探すのは大変ですし、まして目的もなしに売り場を行き来するのはストレスが溜まる、という諸兄も多いのではないでしょうか。「マンガを買う」という行為から離れてしまっているのには、コミック売り場がそもそも情報過多で、作品を手に取る「とっかかり」が見つけられない、
ということもあるように思えてなりません。。
そこで、コミック売り場で、何気なしに作品を手に取るためのきっかけを提案してみようと考えてみた次第です。


1.雑誌つながりでえらぶ。

特に少年コミックの場合、ほとんどの書店の棚で出版社・雑誌別に並べていくという配列を採用しています。故に、もっともポピュラーな「探し方」といえるでしょう。
例えば、あなたが「昔は『週刊少年ジャンプ』の愛読者でした」
というのならば、『NARUTO』(岸本斉史)を読んでみる、というのは有効な選択肢になり得るでしょう。また、出版社の上位年齢層向きの同系列雑誌の作品を探してみる、というのもよいかもしれません。『週刊ヤングジャンプ』では、かつて『少年ジャンプ』の常連作家だった桂正和が『ZET
MAN』を連載しています。

2.作者つながりでえらぶ。

『大奥』(白泉社)でよしながふみのことを知ったのならば、『執事の分際』(白泉社文庫)のようなやおいモノや、『それを言ったらおしまいよ』(太田出版)のような短編集を読むと、より彼女の本領や魅力が知ることが出来て、視野が広がるかもしれません。
逆に、中学生の頃「りぼんっ子」で『マーマレード・ボーイ』(吉住渉)が好きだった、というあなたならば、『コーラス』(集英社)に載っていた『カプチーノ』などを手にとってみて、変わったところと変わらないところに思いを馳せてみる、というのはいかがでしょうか。

3.「古典」に目を向けてみる。

名作とされるもの、長く読み伝えられる作品には、必ず理由があるものです。少女コミック好きならば、大島弓子・萩尾望都・竹宮惠子ら「24年組」の作品を読んでみて下さい。必ず新しい
発見があるはずです。

4.「ジャケ買い」をしてみる。

作者が渾身の精力を込めた「画」と、見事な装丁。陳列されている数多くの作品の中から、ふと目に留まった表紙を手に取ってみたあなた。その作品はそのままレジに持って行くのが正解です。
私の場合、最近では武富健治の『鈴木先生』(双葉社)がそうでしたが、表紙に負けないくらいの傑作でした。

5.ポップに目を止めてみる。

最近では、手書きのポップを飾るところが珍しくなくなりました。何よりも書店員さんが手ずから作るポップには、その作品に対する気持ちが込められているものです。もちろん大抵の書店員さんは、一般人よりもコミックに触れている時間が長いので、彼らの「この本を買って!」という思いに乗ってみるのも一つの方法です。


いかがでしょうか。もし「久しぶりにマンガ読んでみようか」という気分になった時に、拙文を思い出して頂ければ、これに勝る喜びはありません。

是非とも、佳いマンガ・ライフを、あなたにも。

(Parsley)

レジカウンターの中心で、漫画愛をさけぶ

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.2 (2009/07/20 配信分) の原稿を再掲)

漫画は面白い。

漫画好きなら何度呟こうとも、胸にすとんと落ちていくような気持ちよさを感じられる、魔法の言葉であります。No Manga No Life! とはさすがに言いすぎかもしれませんが、漫画があったから今の自分がいるなど、漫画という言葉から恥ずかしさは感じられない時代になったのも事実だと思われます。僕が小中学生の頃は、父母に口うるさく「漫画ばっかり読んでないで」とやっかみを受けていたものですが、今や父は僕の本棚に挿されている漫画を読む始末。時間が父を変えたのか、世間が父を変えたのかは定かでありませんが、60を間近に控えた男がワンピースを読むだなんて、ロマン溢れるお話ではありませんか。

さて、そんな全世代漫画ラブな素敵センチュリーの到来を、予兆させるような父の姿を眺めつつも、先日とある友人から「最近の漫画はつまらん」との声を聞きました。そんなことはないぞワトソン君。何を隠そうこの僕は漫画をあくせく売りまわる、さすらい書店員コミック担当なのだから、彼のその言葉に「ちょっと待った」と声を大にする必要性を感じたのです。

まぁ待てと牽制され、今にも飛び出しそうな言葉を飲み込みつつ彼の意見を要約すると「萌えや微エロばかりに辟易とする」とのことであった。

なるほど、そうきたか。既に陳腐化しつつある「萌え」だなんて言葉を使う時点で、こいつは多分新米だな、などと思いつつも、「萌え系」の漫画が増えたというのは我々書店員の間でもしばしば話題になるものです。萌えとは一体なんなのか、今になっては何が起源で発端はなんなのかと真相に辿り着くすべはありませんが、抽象的な感覚として皆様の胸にあるその感情を頼りに書店員的なドライな推察を巡らしてみるとしましょう。

さて友人の言う萌え系作品というのはつまり「kiss×sis(ヤングマガジン)」や「けいおん(まんがタイムきらら)」のような昨今話題に上がるような作品で、これらが跳梁跋扈する漫画業界になりつつあるとのたまうのである。いえいえ馬鹿おっしゃい!今現在刊行されている漫画雑誌が何種類あるのかと、小一時間問い詰めた後、コミックリュウ辺りでおっさんへの目覚めを遂げさせてやるべきかと考える次第であります。

しかしながら、彼の言うことは一方ではもっともな意見であることも認めねばならず、跳梁跋扈とは言わないまでも、ある一部の市場において「萌え系」特に「微エロ系」と呼ばれる作品の需要は拡大の一途を辿っています。それは数字を常に追い続けている我々書店員が一番良く分かる、販売数という形で如実に表れており、「ある程度の作品でも出せば当たる」現状が見られているのも事実と言えるでしょう。ある程度、とは言ってもそれらに対する編集部の努力は並大抵のものではないと思えますし、抜群の企画力があるからこそ売れるわけですが、シューター的に言うと「当たり判定がめちゃくちゃでかい」のですな。

昔はお色気担当と言って、古典ではドラゴンボールのブルマのおっぱいから、青少年には刺激が強すぎる桂正和作品であったり、秋田書店のぶっとんだオヤマ!菊之助など、少年誌を中心に「微エロ」はある一定のラインで需給が成立していたものです。しかしいつからか「成年マーク(これがついていると18歳未満は購入不可)」の付いていないエロ本が増えてしまい、それが私の友人の少しだけ(えぇ少しだけ)狭い視野を刺激してしまったというわけです。これはとても、とても悲しいことです。

友人には「目を覚ませ(いや覚まさないのも幸せなのか?)」と一言だけ告げ、ワンピースを全巻読むようにと宿題を出しておきました。次、彼に会った時には同じ言葉が出てくることはないでしょう。なにせ、60間近の男すらのめり込むエンターテインメントだ。つまらないだなんていわせないぞ。最近の漫画の種類が増えたのは間違いない。有象無象、目立つ作品が色物になるのも頷けてしまう話でもある。

でもさ、この言葉を唱えれば全てが最高に見えてくるだろ。いつまでたっても僕たちはこれがないと生きていけないんだ。なぁ。

漫画は面白い!!!

書店の片隅からこの声を届けられるように。

(terasuy)

月刊誌に記事が載ったけど。

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.0 の原稿を再掲)

みなさーん、婚活してますかぁ!コンカツ!!
Webを徘徊していると、そう追い立てられるようなテキスト広告やPR記事を目にすることが日常となった。そんな風潮に対してなんだかなぁと思っていた時に、『乙女男子研究所』でお世話になっている「goo」のF氏からお話しを頂いて、月刊誌『Voice』に拙文が掲載されることになった。
ここで注文されたことを白状すると、「これはプロレスです」と。つまり、コンカツ反対ありきで記事を書けとの仰せだった。それには「なんだかなぁ」ではパンチが足らない。そこで、「そもそも結婚自体に価値がない」という大袈裟なタイトルと相成った。

この記事は、堅い層が読む『Voice』には刺激的だったこともあってか、反響がかなりあったと聞いた。実際、次の号には、読者投稿に拙文の反論まで載せて頂いた。しかし、だ。それで世間様の風向きが変わらなかったのはもちろんのこと、私の生活にさえ何の変化があったわけではなかった。寄稿の依頼が来るわけでもなし、blogのアクセス数が増えたわけでもなし。私の日常は淡々と過ぎていった。
まぁ、どこの馬の骨とも知れない泡沫ブロガーの原稿が、天下のPHP研究所が刊行している月刊誌に掲載される、という事実だけで、数年前にはあり得なかったことだ。そのようなチャンスに恵まれない方々が沢山いらっしゃる中、自分がラッキーすぎるくらいラッキーだということは、よ~く分かっている。

でもね。やっぱり思うわけですよ。
むなしい。
ここで、どうしても高野寛の声が耳にささやいてくる。

“この声は小さすぎて、君の元までは届かない。
例えそれを知っていても叫ばずにはいられない。
besten dank”

ベステン・ダンク=本当にありがとう。ありがとう?
そう。別に自分は、発信する場がなくなったわけじゃない。自前のメディアは簡単に作れる。無料で。とりあえず、その事実に感謝をしないといけないはずだ。
Web2.0サイコー!
気がつくと、Webの進化を高らかに宣言をしていたお方は、荒野に旗を突き刺して自身の城塞へと引き返してしまったけれど、高速道路は、どこまで走っても一本道だ。今更私たちは、引き返すことが出来ない。自分たちで旗をはためかせ進むしかない。
Web2.0サイコー! Web2.0サイコー!
このメールマガジンはほんとうに小さな試みだけれど、少しでも多くの方々に、ちょっとでも琴線に触れる「今」を提供することが出来れば、と願っています。どうかご愛顧頂けますよう。

(ふじい りょう)

中二病の文化誌(1)

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.6 (2009/08/17 配信分) の原稿を元に加筆・修正)

賢明なる読者諸賢は「中二病」という単語をご存じだろうか。
この連載では、「中二病」をキーワードとして、その周りにある様々な文化を取り上げることが目的である。だがそもそも、「中二病」とはどんな意味だろうか。

中二病の本来の意味とは、

「中学2年生程度の屁理屈で社会を否定し、結果何の行動も起こさなくなる病。(cf:はてなキーワード『中二病』)」

こうした中二病の用法は元々『伊集院光 深夜の馬鹿力』中のコーナー「かかったな?と思ったら中二病」に登場する数々の「症例」が元になっている。もともと、伊集院光が番組中で「自分が未だ中二病に罹患している」との発言をうけてコーナーが作られたこともあり(cf:Wikipedia『中二病』)、この言葉は基本的には自分で(過去・もしくは現在の)自分を笑うという自虐ネタなのだが、主にインターネットにおける「中二病」の使われ方はそれとは若干異なる。

現在の「中二病」とは、

1.「中学二年生ぐらいの男子がとりがちな行動」
2.「『他人とは違う趣味・嗜好を持っている』ということで無意味なキャラ作りをする人に対しての蔑称」

という2つの意味で使われている。

1の「中学二年生ぐらいの男子がとりがちな行動」というのは、基本的に先の伊集院光による定義に従ったものだ。現代で「中二病」について語る時、その「イタさ」のみが強調されている事が多いが、思春期において「中二病」に罹患するのはあまり問題ではない。伊集院光の番組内で言われている「中二病」の例というのが、

 本当の親友探しを始めたり
 お母さんに対して「激高してプライバシーを尊重してくれ。」と吠えたり

といったものだ。
だが、思春期のちょっと自意識過剰な行動としてこの程度ならばそれほど深刻な問題ではないだろう。問題は、それがいつまでも続くことだ。30代や40代にもなって同じセリフを親に吠えてたりすれば、それはまぁかなり「イタい人」だということになる。

一方で、2の「『他人とは違う趣味を持っている』ということで無意味なキャラ作りをする人に対しての蔑称」という用法はいわゆる「イタい人」をさす言葉として多く使われている。この用法はインターネットにおける「○○厨」(インターネット上で幼稚な発言や行動を行う者を指す蔑称)に近い。事実、「中二病」という印籠を振り回して、水戸のご老公よろしくインターネットを徘徊し、「イタい」認定をして回る「評論家」や「アルファブロガー」は数多い。

だが、ちょっと待ってほしい。
「他人とは違う趣味を持っている」ことでキャラづくりをしていないサブカル好きなんて、果たしているのだろうか。
もちろん、「キャラづくり」の強弱や、それをいつまで続けるのかという問題は存在する。だが、およそほとんどのサブカル好きが「他人とは違う趣味を持つぼく/わたし」をアイデンティティの拠り所として生活してきた青春時代があるはずだ。そう、「中二病」は「サブカル好き/文化系」の別名でもある。

また、この用法は「中学校二年生並みの痛い行動」という意味もある。その場合のキーワードは「反体制・反権力・反流行」であり、そこで連想される体制・権力・流行とは学校や親・教師、はたまた世間的流行だったりする。だがこれもご多分にもれず、中学校のクラスで反体制・反権力の人間なんて掃いて捨てるほどいたのではないか。
ここでも問題は、「中二病にかかってしまうこと」ではなく、いつまでも中学校のノリで社会に対して反体制・反権力的にふるまうことだ。

つまり、中学二年生が中二病であることは大した問題ではなく、問題は中二病にいつまでも罹患し続けていることや、中二病的価値観を絶対のものとしてふるまうことだ。中二病における「イタさ」とはつまりそういうことだ。「中二病」というフィルターを通して世間を眺めてみる、というのがこの連載の大きな目的の一つではあるが、もう一つの目的がこの中二病と成長、「学校」という社会や「青春」について考えてみる、ということだ。
スタジオジブリのアニメや真剣十代しゃべり場ではけして語られないもう一つの「青春」にようこそ。世の中にあふれるあんなことやこんなことが「中二病的にどうか」ということを考えてみることで、世の中は少しは面白くなる、かもしれない。

(republic1963)

『Waiting for the Sirens'call』

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.0 の原稿を元に加筆・修正)

1990年代最末期から、2000年代前半とは、「『プロ』よりも『アマチュア』の方が偉い/凄い」という妄想がまかり通っていた、世にも奇妙な時代として記憶されるだろう。

「『官僚』よりも『庶民感覚』」、「『メジャー』よりも『インディーズ』」「『既存マスコミ』よりも『市民メディア』」。

もちろん、これには根拠がある。1990年代最末期から2000年代前半というのは、所謂「プロ」の権威が失墜し続けた時期に重なる。政治家はアホだと言われ、マスコミは「マスゴミ」と叩かれ、『プロ』の手によるコンテンツはもろもろつまらない、やらせだと言われ収益を落としていった。「市民メディア」を称しながら実質、『自称ジャーナリスト』(ワナビー含む)たちによって運営されていたオーマイニュースは特に話題になることすらなくひっそりと閉鎖されていった。

だが、よくよく考えて考えてみれば1記事10万円の週刊誌の記事と1記事100円のニュースサイトの記事でニュースサイトの方に「真実」が載っているなんて話、本当だろうか?普通に考えて、記事の質を最も担保するものは、その記事に支払われる原稿料である。そうした市場原理が働いていないのなら、そのことを改善する方法こそ考えるべき(そしてそういうことは当事者が考える事であってその外にいる人間が余計な「アドバイス」をするべきではないだろう)であって、だからといって「アマチュアの方が偉い」という話とは微妙に違うだろう。

「『プロ』よりも『アマチュア』の方が偉い/凄い」という考え方が産んだ最大の過ちは「Web2.0的イデオロギー」である。
「Web2.0的イデオロギー」とは、「自分の好きな事をやり続ければ「見えざる神の手(それはgoogle だったり、はてなだったりする)」によって引き上げられる」というイデオロギーだ。

これはある意味では正しい。例えば「はてなブックマーク」で三桁ブックマークされる記事が書かれれば、その書き手ははてブ内で注目されるだろう。ソーシャルブックマークというインフラによって無名の人物が注目を浴びるようになる。なるほど、これはWeb2.0の登場以前には考えられなかった事態だ。だが、その事が書き手本人には何をもたらすのだろうか。

答え:特に何ももたらさない。

ぶっちゃけた話、例えはてなブックマークで何千、何万のブックマークが集まろうと、その人が商業誌にデビューしたりする事は、まずあり得ない。せいぜい増加した分のアクセスでamazonから若干のアフィリエイトを頂戴できるぐらいだ。これは、「はてなブックマーク」などでよい記事だとされる評価基準と所謂「プロ」のマスコミにおける「書き手」の評価基準が全く異なる事による。こうしたプロの評価基準は現在それなりにうまく回っており、「これからはアマチュアでWeb2.0の時代だから俺を引き上げろ」と言ったところで、そんな話に誰も耳を貸さないだろうし、そういう意見を表明できてしまう日本のWeb自体が「残念」だとなる。

ぶっちゃけ、何千、何万のホームページの存在する電子の海から、あなたや私のブログを「発見」することは難しいし、よしんば見つけたとして、誰だって見ず知らずの「自称クリエイター」に原稿を依頼するようなリスクを犯したくはないのだ。そして、最大の問題として、あなたや私が書いているブログの駄文が必要とされるクオリティに達しているのか、という問題がある。
誰だって自分のブログの「価値」なんて大して省みない。それでいてなぜユリイカから原稿依頼が来ないのかと首をひねり続ける。
ワナビーなんてそんなもんだ。
岡田斗司夫の2005年の著作に「プチクリ」という本がある。今にして思えばこれは岡田らしい慧眼に富んだ本だったように思う。この本の表面的なメッセージというのは「自分がやりたい事をやろう」「アマチュアでいいじゃん」というものだが、この裏の意味としては「プロになっても大して食えないし、自分のやりたい事をやらせてくれるわけではない」というものだったように思う。「好きなことをやれば成功できる」ではなく「あきらめろ」。「『自分の好きなこと』をやり続けたって見てくれる人なんていない」以上、生活のために「アマチュア」でいるというのは合理的な判断だ。

そう。「アマチュア」でいるという事は合理的な判断だ。だが、問題は「プロ」と「アマチュア」の境界線が極めて曖昧だが同時に極めて強固に存在する事、そしてその境界線はちょっとやそっとでは乗り越えられない事だ。境界線だけをしっかり引いておいて「あきらめろ」というのはちょっと卑怯だと、私は思う。
だから、まぁこのサイトはその一つの対案である。
インターネットというツールは時間も場所も超えていけるはずで。単純に誰かを追い落とすとか時代遅れだとか人脈だとかそういう事ではなくて、面白いか、面白くないかで勝負したい。勝負したいという人が自由に参加し、自分の腕を磨き、次のフィールドで活躍できる。そうしたサイトを作りたい。
ともかく、全てはNew Order(新秩序)到来のために。

(republic1963)

chikumaonlineとは

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chikumaonlineはミニコミ「奇刊クリルタイ」の編集スタッフが中心となって更新するウェブサイトです。
「奇刊クリルタイ」はHigh-end Magazine for Multi Cultural Personality(文化的多重人格者のためのハイエンド・マガジン)を標榜する面白集団です。我々は「属するクラスターに関係なく、新しい/面白いカルチャーを紹介したい」という考えのもと活動しており、これまでミニコミ『奇刊クリルタイ』を5冊、増刊号『dorj』を2冊刊行しております。
クリルタイはもともと「はてなダイアリー」のユーザー有志によって2005年に作られたサークルです。現在はそれに限らず、広くインディーズの表現を志向する人々によって運営されております。

公式サイトはこちらをご覧ください
http://khuriltai.readymade.jp/top/

これまでの発行物(うちamazonで取り扱っているもの)は以下の通りです。

■奇刊クリルタイ4.0
奇刊クリルタイ4.0奇刊クリルタイ4.0
著者:クリルタイ
販売元:クリルタイ
(2011-01-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


総力特集:非モテ、イズ、デッド!?

インタビュー:速水健朗、森岡正博
特別企画:おっさんブロガー座談会、「非モテ論客」インタビュー
特別寄稿:Parsley、Masao_hate、千葉のイニエスタ、terasuy、ryo Q10、republic1963、kir_royal、安東三、admire-don、加野瀬未友
詳細

■奇刊クリルタイ5.0
奇刊クリルタイ5.0奇刊クリルタイ5.0
著者:クリルタイ
販売元:クリルタイ
(2010-12-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


総力特集:インターネットと人

インタビュー:佐々木俊尚、松永英明、早川大地、村井克成、ココロ社、yuiseki、フレネシ、羽田恭一郎、刺身☆ブーメラン、花見川・narukami 岡田有花、Kammy+、まつながけいいち
特別企画:ネットDJ座談会、クリルタイレビュー
特別寄稿:魔王14歳、宮島真希子、紫式子、安倉儀たたた、かつとんたろう、千葉のイニエスタ、republic1963
詳細

■奇刊クリルタイ増刊「dorj(ドルジ)」vol.1
奇刊クリルタイ増刊「dorj」奇刊クリルタイ増刊「dorj」
著者:クリルタイ
販売元:クリルタイ
(2010-09-01)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


テーマ:All About 中二病

マンガ:うめ、錦ソクラ、Piro、nitino
座談会:ゆりいからも、安東三、ryoQ10、Masao_Hate、republic1963 「ぼくのわたしの中二病学」
紫式子、ちー、まぐみ、吉川にちの、parsely「中二病ガールズトーク」
評論:中二病100本ノック!、republic1963 「中二病の文化誌」(特別寄稿)
エッセイ・小説:影井公彦、TK_zombie、Canbara、近江舞子、牟礼鯨、republc1963
詳細

■奇刊クリルタイ増刊「dorj(ドルジ)」vol.2
奇刊クリルタイ増刊「dorj」 Vol.2奇刊クリルタイ増刊「dorj」 Vol.2
著者:クリルタイ
販売元:クリルタイ
(2011-06-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


テーマ:All About Sports

マンガ:めがろまにあっく、吉川にちの
座談会:スポーツ×ボンクラ座談会 、特別企画 スポーツマンガを語ろう!
論考:かつとんたろう、ryoQ10、松永英明、近藤正高、長尾メモ8、pal9999、nakayossy、parsley、republic1963
レビュー:dorj review「All About Sports」編
小説:近江舞子、若葉幹人、小山内豊、republic1963
詳細

あらゆるジャンル間の垣根を飛び越えあらゆるジャンルを融合した「面白集団」クリルタイの活動にどうぞご期待ください。

ライター紹介

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●republic1963
『奇刊クリルタイ』編集長。1980年生まれ。冬の渋谷で『24 Hour Party People』を見たこの男の勘違いから全ては全ては始まった。ブロガー、ライターとしての活動の傍ら、ミニコミ『奇刊クリルタイ』を主宰。非モテネタから地方論、婚活ネタから音楽レビューまであらゆる領域にちょっかいを出している。
ブログ:『Welcome To Madchester』
http://d.hatena.ne.jp/republic1963/
http://twitter.com/republic1963

●Parsley
1976年東京都生まれ。埼玉の団地育ちの乙女男子。女性誌レビューから記者会見オープン化までその言及範囲は多岐にわたる。『奇刊クリルタイ』では企画・編集などなんでも屋。最近は睡眠不足に悩んでいるらしい。
ブログ:『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』
http://yaplog.jp/parsleymood/
http://twitter.com/parsleymood

●ryoQ10
ワナビー道の求道者にしてぼんくら社会人。そのボンクラ童貞力の高さを遺憾なく発揮した自分語り原稿が持ち味。辞める辞める詐欺の第一人者。今日もまたアブサン。
twitterID:ryoQ10
mail:ryoQ10@gmail.com

●千葉のイニエスタ
バルサのEl Cerebro(エル・セレブロ=秀才)が千葉にやってきた!?社会学からスポーツビジネスまで、卓越した知識と洞察力でクリルタイをリードする実力者。イニエスタなみの肌の白さを誇るクリルタイの良心。

●吉川にちの
クリルタイのイラスト担当。クリルタイの数々の「けしからん」表紙イラストは彼女から生まれる。イラスト担当だが文章も絶品。イラスト、同人ゲームやハードカバーの本の製本等のお仕事も募集中。
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/nitino/
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/nitino3/

●terasuy
えがおのWEB企画屋さん。ライトノベルからマンガ、DJから社畜道まで井端なみの守備範囲を誇る。DJ活動では2009年よりPCDJをはじめ、1年で秋葉原「MOGRA」にてイベント「アンコネ」を主宰するという驚異のDJサクセスストーリーを歩むことに。ボーカロイド全般に造詣が深く、DJプレイはディープハウス&エレクトロハウスを得意とする。
twitter:http://twitter.com/terasuy

●Masao
元はてなブロガー。もともと脱オタ非モテブログ界隈では知らぬ者はいない存在だったのが、何故か女装メイドに目覚めるなど迷走。クリルタイの一員として参加した文学フリマでは、30分かけて女装後、3分で主催者直々の注意による退場(※文学フリマはコスプレ禁止です)という伝説によって、文学フリマ史上でその名を不動のものとした。その後、ゲーソンDJとして名を馳せるように。MOGRA「ゲーソンDJバー」にレギュラー出演していた。
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/

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『奇刊クリルタイ』シリーズは以下の店舗にてご販売いただいております(2011年7月末時点)。店頭にお立ち寄りの際は是非お手にとってご覧ください。(店舗によって取り扱いの品ぞろえが違います)

ネット書店
amazon

東京都
タコシェ
comic-zin
とらのあな
■MARUZEN&ジュンク堂
 新宿店
 池袋店
■文教堂書店
 アニメガ 武蔵境店
■紀伊国屋書店
 新宿本店
大阪府
オープンスペース□(シカク)
■MARUZEN&ジュンク堂書店
 梅田店

また、「クリルタイ」では弊誌を取り扱っていただける書店様を随時募集しております。弊誌にご興味をお持ちの場合は直接取引にて下記の条件にてお取引を承ります。

・卸正味は70%です。
・支払は原則月末締めの翌月末払いとなります(部数等により応相談)。
・納品伝票等指定書式がある場合はご連絡ください。
・納品時の送料については弊社にて負担いたします。返品される場合は恐縮ですが送料をご負担ください
・『奇刊クリルタイ4.0』以降に発行されたものに関しては全てISBNコードを付加済みです。
・ご質問等は以下メールアドレスまでご連絡ください
khuriltai■gn.readymade.jp(■を@に変えて下さい)

何卒よろしくお願いいたします。
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