今年もつつがなく終わったフジロック。今年は晴天に恵まれ、3日間でほとんど全く雨が降らないという奇跡のような3日間であった。ライブもストーンローゼスやレディオヘッド、ギャラガー兄弟等々が気合の入ったパフォーマンスを繰り広げてくれたことだろう。だが、気になったのは各所で言われている通り、フジロッカー(フジロックに参加する人、の意味。本文中にてこのダサい名称を使うことをどうかご容赦いただきたい)の高齢化である。すでにキャパオーバー気味の苗場の地だが、30代の顔の多いこと多いこと!
そこで今回はフジロックへの新規参戦を促すべく、超初心者に向けた5つの注意点をまとめておこう(ちなみに筆者は9回参加の中堅参加者です)。

  • 正月からカウントダウンを開始せよ


正月。人々がお餅や初詣に興じるこの季節。我々フジロッカーにとっても重要な季節である。それは「フジロックの開催通知」である。実質この日から、宿をめぐる攻防戦の火ぶたが切って落とされるのだ。この宿の確保、これが年々厳しさを増しているフジロック最大の障害である。そして、宿の立地こそがフジロック参加における環境を決める最大の要素だと言ってもいい。宿さえ確保できれば後、我々に必要なのはいもしない友達や親戚の結婚式や法事をでっちあげることだけである。

  • ブッシュ息子もびっくり


一般的に「ラブでピースな」イベントだと思われているフジロック。確かにNGOビレッジなどでは毎年噴飯ものの左翼プロパガンタが垂れ流されている事が多い。だが、その内実はブッシュ息子もびっくりの自己責任社会である。とにかく、怪我しようが、日焼けしようが、見たいアーティストみれなかろうがすべて自己責任。
それゆえ、準備に関しては最新の注意を払おう。特に重要なのが、ゴアテックスなどの雨具と日焼け止め、虫よけである。先にもあげたが、フジロック期間中(の特に金曜・土曜)は全国的に結婚式・法事が非常に多い時期である。だが、そんなときに、結婚式に行っていた部下がいきなり真っ黒に日焼けしていたり、虫さされがトンデモないことになっていたり、風邪をひいたりしたらどう思うだろう。我々に続く後輩たちのためにも、あらぬ疑いは極力持たれないようにすることが肝要である。そのため、自己責任を肝に銘じ、準備には最新の注意を払うべきだ。

  • 一人での行動を前提にせよ


さて、みなさんはフジロックはどんなイベントだと思うだろうか。「どうせリア充がお香とかやって調子にのってんでしょ」と思ったあなた、それは違う。フジロックで一番快適なのは一人参加なのだ。むしろ危険なのは同行者がいた場合。お互い遠慮してみたいライブが見れないなんてのは序の口。雨や長距離の移動で疲れて、険悪なムードに…なんていうこともありうる。かくいう筆者も同行者が風邪をひいて3日間中ほとんど全く会場にいられず近くの病院で介護なんていうこともあった。
そんなことを避けるには、最初から一人で参加する、もしくは宿集合・宿解散を徹底することである。つまり参加期間中は各人一人で好きに生活すること。それがフジロックを楽しむコツである。幸い現在はtwitterなどもあり、友達と現地で合流することもずっと容易になった。グループで一緒に行動するのはよほど熟練したか、ずっとグリーンステージに張り付いて動かない(ちなみに、それは筆者が思う最低の過ごし方である)ような人以外はお勧めできない。

  • 運営を信用するな


運営というのは、フェスティバルの秩序を守る存在である。だが我々はその存在に感謝し、運営を信頼しつつも信用することは厳に慎まなければならない。詳細を語ることはここではやめておくが、その公式サイトで歌われている通り「フジロックは自己責任」なのだ。

  • 「どれみたらいいの?」は禁句


だれもが一度は発するであろう単語「どれみたらいいの?」はっきりいって「わからん」としか答えようのない質問である。twitterでよくあがってくるのはヘッドライナークラスのアーティストだが、それだけ狙うのはつまらない。疲れたしわからんからと一日中グリーンステージに張り付いているのははっきりいって損だ。それよりは、軽装で色々歩き回って楽しもう。twitterの#fujirockなどは感想が定期的に上がっていてとてもいい感じ。メジャーなグリーンステージよりも、苗場の奥深く、オレンジコートのワールド系ミュージシャンや、苗場食堂の突然のセッション、大道芸人があなたをより感動させてくれるのかもしれない。