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恋愛・結婚

アシュレイ・マディソンレビュー:超上級者向けのサイトが見据える先には

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鳴り物入りで日本に上陸した「不倫専門SNS」、「アシュレイ・マディソン」。「ダイヤモンド・オンライン」を始めとする数々のメディアで取り上げられたのでご存知の方も多いだろう。だが、実際の使用感はどんな感じなのだろうか。自分の取材範囲で知りうる限りレビューしてみたいと思う。
なお、本記事では、「不倫の是非」や「サイトとしての訴訟リスク」といった話題については一切触れない。

  • アシュレイ・マディソンの立ち位置


本論に入る前に、そもそも世間で言われている「出会い系サイト」とはどんなサイト群の事を指すのだろうか。「出会い系サイト」は大きく分けて2つに分けられる。


ケータイ型:主にケータイでのアクセスを主体にしたサイト。従量課金制。繁華街にギャル系のモデルを起用して巨大な看板を出して広告していたり、エロ本やオヤジ雑誌に広告を出稿しているのが特徴。代表例:ワクワクメール、YYCなど
PC型:PCでのアクセスをメインにしたサイト。月額定額制。看板などでの告知は少なめだが、ネットではバナー広告などが多い。また、多くはMSNやyahoo!などのポータルサイトと提携していて、「ポータルサイト上の一サービス」として誘導されるのが多いのが特徴。代表例:マッチドットコム、エキサイト恋愛結婚など


最近はomiaiに代表されるfacebookアプリ系のような区別が難しいものもあるが、基本はこの形式に則っているといっていい。ケータイ型とPC型では利用している人の質やサービス形態、もっといえば運営業者が利益を上げている仕組みまでもが全く違っている。では、「アシュレイ・マディソン」はどのサイトに分類されるかというと、両者のいいとこどりをしているような形式である。男性は登録無料の時点ではゲスト会員であり、利用機能が制限されている。一方で課金してフル会員になると、利用ごとに「クレジット」がかかるという従量課金制になる(1クレジットがいくらかは不明)。これはPC型とケータイ型両方の課金システムの特徴を組み合わせた感じである。一方、PCとスマホ両方でアクセス可能で、かつダイヤモンドオンラインやZAKZAK、週プレNEWSといった「オヤジメディア」を中心に続々取り上げられ話題性も十分。日本上陸に向けてそれなりに準備を進めていたことがうかがえる。

  • セキュリティ意識皆無の会員登録制度


では、肝心のアシュレイ・マディソンのサイトはどんな感じなのだろうか。サイトの第一印象は、いわゆる良くある海外製のサイトを無理矢理翻訳したような形式で、婚活業界で言えば「マッチ・ドットコム」のようなややもっさりしたデザインである。「エキサイト恋愛結婚」や「YYC」などに比べると見た目という部分ではかなり見劣りする。一応、スマホアプリ版・PC版の両方が使えるが、スマホアプリ版はしょっちゅう落ちたりするのであまり使い勝手はよくない。
で、どんな人が登録しているのかというと、プロフィールの項目が「私がすごく興奮すること」とか「デートの好み」とかそんなのばかりなので良くわからない。年齢層はやや高めである。全体的に女性よりも男性の方がさらに高い印象。
そして、このサイトの最大の欠点、それは、女性が登録費無料どころか、本人確認すら全くされていないところ。これは凄いことである。日本の出会い系サイトは本人確認書類の提出が義務付けられていたような気がするが、それはまぁいいだろう(良くないけど)。このサイトでは、女性のアカウントがネカマだろうが、詐欺師だろうが全くお構いなしなのだ。その証拠に「ヘルプ」欄を見てみよう。


質問:会員になるためのメンバー審査はありますか?
答:アシュレイ・マディソンのシステムでは、メンバーに対する事前審査や保証は行っていません。常に身の安全にはご注意の上、よく考えて行動して下さい。気を付けていれば、必ずしも不要なリスクをとらなくても楽しむことは可能です。あなたがアシュレイ・マディソンで誰かに始めて会う時、その人は他人なのだということを忘れないようにして下さい。

質問:プロフィールはアシュレイ・マディソンが認証しているのですか?
答:いいえ。わたしたちはメンバーについて審査をしていませんので、プロフィールについて認証を与えてはいません。


なんということでしょう!この開き直りっぷりである。つまり、アシュレイ・マディソンで本当に「不倫相手、ゲットだぜ!」となるには相手のアカウントとメッセージの真贋を読み取る能力が非常に高いレベルで必要であり、これこそがアシュレイ・マディソンが超上級者向けサイトだと思われる理由である。
ところで、このサイトに登録するような「おっさん」がそんな能力を持ち合わせているのだろうか?

古田ラジオ

非モテのための婚活必勝法15イケダハヤトの「ノマド詐欺」について

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古い話で恐縮だが、ネットのヤングでナウでリバタリアンなカリスマアルファブロガー、イケダハヤト氏がこんなブログを書いていた。
既存の婚活サイトの課題を解決するスタートアップ「frigg」
婚活サイトfriggを取り上げているが、いや、素晴らしいサービスですね、と白目で言いたいところである。という事で、今回はfriggの使用感をレポートしてみたいと思う。

  • そもそも、全然メリットじゃない件

イケダハヤトはエントリ中にて、以下のように書いている。
friggの特徴は、ソーシャルランチを彷彿とさせる「マッチングアルゴリズムによって、相性の良い人を毎日ひとり紹介する」という機能。これは従来の婚活サイトにはない仕組みとのこと。
関連して、friggには従来の婚活サイトにみられる「検索機能」は用意されていません。公式ブログには、「婚活サイトに顔写真を登録すると、友達や同僚に見られそうで嫌だ」「大多数の人に見られるのが不安」というユーザーへ配慮した結果であることが記されています。

つまりfriggのメリットは「1日1回相性のいい人が送られてくる」というのがメリットなのだという。だが、実際に使用してみると、利用者にとってそれはそれほどメリットではないことがわかる。そもそも、サービス設計側が配慮した、という写真登録について、写真が登録されていない確率はかなり高い。写真が登録されていても顔写真ではない写真も多い。イケダハヤトが「うさん臭さすら漂う」とまで評した既存の婚活サイトのほうがずっと写真登録されている確率が高いように思える。これはなんでかと言うと、excite恋愛結婚では写真の公開/非公開やメールのやりとりをした人だけに写真を送る、といった事を選べる。まさか、ろくに調べもせずにエントリ書いてんじゃ……という疑念も頭をもたげるが、ここではそれは置いておこう。frigg最大のメリットとされている「1日1回相性のいい人が送られてくる」これがクセ者なのだ。そもそも、friggでは新規でメールを送るには1カ月980円のプレミアム会員(要は有料会員登録)が必要だ。この仕組み自体は他のサービスでも同じなのでこのこと自体はいい。だが、friggの場合、新規でメールを送るのは4人に制限されており(1回メールした後のやりとりは無料)、4人以上に送ろうとしたら1枚300円のチケットを買う必要がある。
普通に考えて、毎日本当に「相性のいい人」が送られてくるとしたら、これ全部にメールを送ろうとしないだろうか。つまり、friggの本当のコストは980円ではなく、6980円になるのではないか(30日サービス980円+6枚チケット1500×4)。これは月額のコストとしてはネット婚活の中でもトップクラスに高い。ここまでして登録するメリットはあるのだろうか。
「いや、でも気に入らなかったらスルーすればいいんだし、全員に送る必要ないんじゃ」
と思う人もいるかもしれない。だが、婚活サイトにおける必勝法はただ一つ、とにかく誰でもいいのでメールを送りまくることなのだ。1日10件メールして1件返信が来ればいい方、その中でさらにメールのやりとりが続くのは数人というシステムが婚活サイトの基本ルールで、スルーしたりするのは婚活サイト攻略の原則に反している。そもそも、それって「相性のいい人を紹介する」っていう仕組みが大したことないっていう前提で話ししてないだろうか。簡単な相性チェックぐらいならexcite恋愛結婚や「あの」マッチドットコムですら導入している。
どうも、friggでは「利用者は来たメールには必ず返事をする」という、婚活を少しでもしたことのある人間にとっては絶対にあり得ない前提でサービスが設計されている気がする。というか、それができていたら他のサービスも困ってない。私にはfrigg「だけ」にそんなに意識の高い人間が集まるとはどうしても思えない。

  • っていうか調べてエントリ書けよ

さて、もうひとつイケダハヤトは以下のように引用している。
・一日に多数の人をまとめて閲覧することができる既存のサイトでは、女性のプロフィールなどを一切見ないでコピペでのスパムメールをする男性が後を絶たず、望んでいない男性からメールが送られてくることもある。
・既存のサイトでは「同い年の方を望んでいます。年齢が違う人からメール来ても迷惑なので送らないでください」「希望条件を全然読まない人がいて困ってます」といったトラブルが起こりやすい。
・初日は検索結果に出る人が皆初めての人なのですごく楽しめたのだけれど、1ヶ月経っても検索結果が全く変わらず飽きてしまう。

これは、friggのブログの内容を転載したものだが、さっき言った「婚活サイトにおける必勝法はただ一つ、とにかく誰でもいいのでメールを送りまくること」に照らし合わせてみると、嫌なことでもなんでもなく、攻略法を忠実に実践しているにすぎないことがわかるだろう。これは男の利用者からしてみたら至極まっとうな行動なのだ(それが迷惑かどうかは人それぞれ)。恐らく、friggの「中の人」は女性なのではないだろうか。この意見は婚活サイトを使った女性の意見としては非常に納得できるものだが、これは婚活サイトに登録した女性が何もしなくても良い、「待ち」の状態でいれば、ほぼ自動的にメールが送られてくる事が原因なのだ。婚活サイトにおけるメールのやり取りはほとんどの場合、男のほうからメールを送ることがほとんどである。だから、女性にとっては送られてきた膨大な量のメールから余計な「ノイズ」を除去することが主眼に置かれる。よってfriggのような女性にとって「ノイズ」のないサービスが考えられたように思われるのだが、男性からしてみるとまどろっこしくてやってられない。だけどそもそも、男性からメールを送らないと話し始まらないですよね?と言いたいところだ。
あと、これがfrigg最大の問題点なのだが、女性無料、男性有料のモデルは1兆歩譲って良しとしよう(本当は、それってレコメンデーション的にダメだろと思うけど)。だが、肝心の本人確認がクレジットカードしかないのだ。これはほとんどの婚活サイトが導入している最低レベルの本人確認しか実施していないという事になる。「あの」マッチドットコムでさえ、任意だが、住所証明、収入証明等の本人確認を実施している。自分はクレジットカードのみの本人確認でも構わないと思うが、肝心のレコメンデーションの内容をどう証明すればいいんだろうか。それで本当に安心なんだろうか。

私は既存の婚活サービス自体に問題が全くないとは言わないし、friggのサービス自体は、着眼点として非常に面白いと思っている。だが、問題は、ちょっと調べれば分かることを調べず、問題点をちゃんと書かず、主観的な主張を垂れ流すイケダハヤトだ。これまで書いてきたことは、婚活サイトにちょっと登録してみればだれでもわかることだし、イケダハヤトが既存サービスの問題点だとしているのはほとんど改善済みだったり、それなりに理由のある事ばかりだ。そういった事情をろくに調べもせず既存のサービスを「手あかにまみれた、うさん臭さすら漂う「婚活サイト」」と評するイケダハヤトにはその根拠はどこにあるんだと聞きたい。まさか送られてきたプレスリリースか飲み屋での与太話をそのままエントリにしてないですよね?と問いたいところだ。そして、「手あかにまみれた、うさん臭さすら漂う「婚活サイト」」を攻撃する前に、自分のエントリが「手あかにまみれた、うさん臭さすら漂う「ノマド詐欺」」になっていないかを是非確認してほしいと思う。

republic1963

クサレ社会論の極致 北原みのり『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記 』

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毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
著者:北原 みのり
販売元:朝日新聞出版
(2012-04-27)
販売元:Amazon.co.jp
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北原みのり『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記 』・・・3点(10点満点中)

本書は力士工こと、木嶋佳苗の裁判傍聴記(というか傍聴エッセイ)である。
木嶋佳苗といえば某超大手婚活サイトを舞台に男4人を殺したとされる、「婚活殺人事件」の容疑者。その特異な風貌や言動、さらに1億近い金を引き出させていたという事もあり、その裁判がどんなものだったのか、というのは興味深い内容という事もあり手に取った。
結論から書くと、この本は極めて不愉快な内容、クソゲーならぬクソ本である。

そもそも、本書はノンフィクションではなく、筆者の感想を書いたエッセイである。裁判傍聴記録なのにエッセイってどーよ、というツッコミはさておき、エッセイなので基本的に筆者の視点から見た裁判の顛末が語られている。まずここで、ノンフィクションだと思って読んでいる人たちは肩透かしを食らうだろう(私を含めて、ほとんどの人が、事件をネタにしたエッセイではなく、ノンフィクションを読もうと思って手に取ったはずだから)。1兆歩ゆずってそれはいいとして、普通、エッセイにおいて重要なのは筆者の視点に共感できる部分があるかどうかである。
で、この本はそれがきわめて難しい。それは、筆者がフェミニズム的な立場の人間だからではない

そうではなく、筆者はある前提の元にエッセイを書いている。それは、「この世で起こる全ての事件は社会の反映である」という一見まともそうで、よくよく考えるとおかしすぎる前提である。要するに、筆者は「木嶋佳苗が4人の男を練炭で殺した(とされている)のは、社会の歪みの反映である」という前提がまずあり、この「社会の歪み」が「男社会」なのだ。確かに、この世で起こる全ての事件は社会を反映させたものだというのは(その影響の大小はあれ)確かに言えることなので、これを否定することは難しい。だが、木嶋佳苗といえば、本書でも書かれている通り、中学校の時点で通帳を盗みだして金を下ろそうとしたり、援助交際の噂が立っていたり、もっといえば、詐欺(ネットオークション詐欺)で刑事告訴されているような人間であり、生まれてからまともに仕事をしたことすらないような人間なのだ。そんな人間に社会の歪みがあるって無理やりすぎないだろうか。しかも、この本はエッセイなので、そうした自分の感想のみが述べられ、その根拠についてはほとんど説明がない(というかできない)。本書の中では木嶋佳苗の裁判を追いかける「佳苗ガールズ」の事が登場しているが、まさかこれが「社会の反映」ってことではないだろう。その理屈が通じるなら一時期一世を風靡した「上祐ギャル(上祐史浩のおっかけ)」は一体どこに行ってしまったんだろうか。彼女らの存在が社会に影響を与えたという事実は寡聞にして聞かない。

つまり、この本の読後感は「魔法少女まどか☆マギカはポストゼロ年代の社会のありようを映す鏡だ」とかいう、はてなブログや3流オタク批評系同人誌を読んだ時に極めて近い。いや、こうした文章ははあくまで架空のコンテンツを批評している分、まだマシかもしれない。本書のように、現実で起こった事件を取り上げ、それを「ネタ」にして消費する行為は、極めて不愉快だ。

republic1963

はてなから非モテが消えた理由

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一部「はてなダイアリー」界隈でこんな記事が話題になっています。要は「昔はみんな若かったねー」式の話ですが、それどころでは済まない内容も一部あるので、今回はあえてここで「はてなの非モテ」について考えてみたいと思います。
さて、私が「はてなの非モテ」が消えたと考える理由は以下の3つです。

おしながき
1:要は、勇気がないんでしょ?
2:「モテ/非モテ」の地盤沈下
3:「非モテを語るふりして別の何かを語る」スタイルの陳腐化
4:それでも意外としぶとい非モテたち


では、順にいってみましょう。

1:要は、勇気がないんでしょ?

「だせぇ」

2:「モテ/非モテ」の地盤沈下

はてなブックマークのコメントなどで「理由」として語られている事の多くがこれに当てはまります。つまり、昔ほど我々は「モテ/非モテ」に一喜一憂しなくなったという事です。
そもそも、非モテとは、

・(自己認識として)モテず
・かつそれをアイデンティティとしている

人の事を指します。つまり、単純にモテないだけでは非モテとは言えず、「モテなさ」を自分のアイデンティティにしてしまう人の事を非モテと呼ぶわけです(このあたりの詳細についてはこちらを参照ください)。こうした非モテ的なありようは実は伊集院光の時代から続く伝統的な童貞芸の一つでしたが、こうした構図は強力な他者としてセカイのどこかに「モテ」がいる、という事を前提としています。つまり、セカイのどこかにいる勝者に対する敗者としての我々。逆にいえば「敗者である」という事を強く意識しなくてもよい社会というのは勝者もそれほど強くない、つまり「モテ」圧力と当時我々が呼んでいたものが弱まったのではないかと推測されます。それが「非モテ」達の活躍によるものかどうかはわかりませんが。

3:「非モテを語るふりして別の何かを語る」スタイルの無効化

ここまでは「非モテ」的な自意識の問題ですが、実は、はてなにおいて非モテというタームが人気を博したのはもう少し別の理由があります。それは、はてなにおいて「非モテを語るふりして別の何かを語る」スタイルが非常に有効だったためです。実は、当時はてなで展開されていた「非モテ論」は非モテそれ自身について語るというよりも、非モテを絡めて貧困問題や雇用問題、オタクの恋愛、脱オタ(服装やコミュニケーションスキルを改善する事)といったものを語りがちでした。ところが、そうした非モテの語られ方は「誰もが俺理論で言いたい事を語る」という事とイコールです。非モテ界隈を称して「議論が無限ループしている」とはよく言われる事ですが、それもそのはず、みな「非モテに付随した自分の話したい事」を話していたわけですから。議論の内容自体はどうでもよくて当たり前です。
これは、いわゆる非モテ批判者(非モテに対して非難してくる人)についてもあてはまります。彼らにとっては「非モテを説教する」事自体が目的なわけですから、議論の内容自体はどうだっていい。「噴き上がっている非モテ」「酸っぱいブドウ状態の非モテ」を定期的に捕捉できる、はてなという場が重要だったのです。
ただ、こうしたファイトスタイルには問題点があります。それは、「飽きる」というものです。
「自分が言いたいこと」というのにはどだい、限度があります。毎回毎回「非モテのミソジニー(女性蔑視)のせいだ」とか「恋愛資本主義のせいだ」といっていても、ぶっちゃけ毎回代わり映えがしないですし、書いてる方も読んでる方も飽きます。これが、「アニメ」や「ゲーム」といったジャンルであれば、中身(コンテンツ)を変えることでジャンル自体に飽きる事はなかなかないかもしれないですが、「非モテ」のような中身とジャンルが極めて近いものにとっては、毎回同じ事を言う事が苦痛になってきます。しかも、先に述べた通り、議論は無限ループするわけですから。そんな事をやるぐらいなら「ペルソナ4でもやってたほうがいいや」となるのは自然の摂理でしょう。

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4:それでも意外としぶとい非モテたち

それでも、私はなんだかんだといって「非モテ」は生き残っていくように思えます。その証拠の一つは今回のような「非モテって消えたよね」というネタが注目を集める事です。そもそも、我々が「非モテ同人誌」として『奇刊クリルタイ』を作った時(2005年ごろ)から「非モテってもうそろそろ終わりでしょ」って言ってたわけですから。ずいぶんしぶとくネット上に残っています。

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「お嬢マンって消えたよね」とか「草食系男子って消えたよね」と言ってもこう注目を集めることはなかったでしょう。「非モテが消えた」ということがトピックになる事自体がまだまだ非モテ、という言葉がなんだかんだいって健在(かもしくは同窓会的な需要がある)であることの証明であるように思います。
思えば、2000年代は恋愛用語の時代でした。様々な恋愛用語や「男子像」「女子像」が発明され、その度に「非モテブックマーカー」にボロクソ言われる事がネット上での日常茶飯事になりました。先程の話とは矛盾しますが、なんだかんだといって我々は恋愛について(否定を含めて)話すのが好きなのです。「恋愛」がネット上の簡単にアクセスを集められるこづかい稼ぎツールとして活躍する以上、それを否定する「非モテ(もしくはその言いかえ)」がなくなる事はおそらくないのではないのでしょうか。「本当に」非モテがネットから消える日、それはインターネットがなくなる日なのかもしれません。

(republic1963)

非モテのための婚活必勝法13「「勘違い婚活女」はなぜ生まれるか」-republic1963

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今、大手小町がアツい…!
「40歳の婚活で私が出した条件は、そんなに高望みですか?」と題したトピにおいて、40歳・派遣社員を名乗る女性の希望条件が「高望みしすぎ」と話題になっており、今回はJ-CASTなどにも延焼し、特に盛り上がっています。
もっともウォッチャー連にとって大手小町がアツいのはいつもの事。『always 大手町三丁目の小町』状態である。なんせ、過去には

1 30歳以下の男性であること。
2 個人資産が1兆5千億円以上あること。
なんていうとんでもない条件を出した女性すらいるのですから。ちなみに、個人資産1兆5千億円というと、日本一の金持ちである孫正義氏ですら81億ドル(約6,500億円)なんだからその要求水準の高さと要求した女性がよほど凄い人なのだろうなと胸が熱くならざるを得ません。

こうした、「勘違い女」が定期的に登場し、歴戦の小町ラーにフルボッコにされる様はネットの風物詩、「よっ!成田屋!」と声をかけたい気分になります。
ただ、今回は個人資産1兆51千億ほど身の程知らずなではなく、本人によると、

・年齢40~46才位
・年収 最低600万以上、できれば800万位希望(税込み・地方都市)サラリーマン希望 自営不可。
・見た目がオッサンっぽく無いこと。
・親と同居不可。田舎暮らし不可。
・バツイチは理由によっては可。子供がいる人は不可。
・話が面白く盛り上げられる人。
・専業主婦希望(妥協して週に3日ほど短時間のパート)
・服(月15,000円位)や化粧品(月10,000円位)友人との交際費(月10,000円位)を生活費でまかなえる程度の生活希望
・(自分の年齢的にもう子供は望んでいない)

とのこと。ただし、恒例のフルボッコによって、

・年収500万以上のサラリーマン
・同居介護不可(病院への送迎程度なら可)
・バツイチは理由によって可。子有りは不可(成人なら検討)。
・40~49才
・田舎暮らし不可
・専業主婦又は週に3日程度のパート
・専業主婦なら月2万円位、足りなければパートでおぎなう。
・見た目は、不潔感が無く、年相応に若々しく見える人
・一般的な会話力がある人
・子どもは年齢的に無理かも知れませんが、授かれば産みます(これは最初からこのつもりでしたが、書き方が悪かったです)

まで要求水準を下げたとのこと。40歳で10年も婚活を続けているという彼女の現状を考えるとそれでもかなり厳しい条件である事は想像に難くありません。
なぜ、こんなことになるんでしょうか。
実は、程度の差こそあれ、こうした要求水準が高すぎるんじゃないかと思われる人は婚活市場においてけっこうな頻度でみかけます。

こうした「勘違い婚活女」には「鏡を見ろ」と言いたくもなりますし、現にこうしたニュースが配信されるたびにネット界隈では「鏡を見ろ」と大合唱が始まります。しかし、事はそれほど単純でもないように思われます。彼女らは別に自分を客観視できないわけではないでしょう。そもそも「自分を客観視しろ」といったところで、RPGでもあるまいし、自分のステータスが数値化されて表示されているわけではありません。つまり、自分を客観視する事は我々が思っている以上に難しい事ですし、そもそも自分を客観視しても結婚できるとは限りません。
そうではなくて、彼女らは単に自分の人生において代打逆転満塁ホームランを打ちたいのではないのでしょうか。つまり、結婚によって人生を変えたいという想いゆえに「勘違い」がおこるのではないのでしょうか。その証拠に、今回のトピにしても最後に以下のようなトピ主のコメントがあります。

とにかく、もうフルタイムでは働きたくないし、昔から結婚して専業主婦になるつもりだったので、一生独身で生きていくだけの十分な貯蓄や準備はしていません。養ってくれる人を見つける事を最優先にし、条件を見直してAにお願いしてみます。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2012/0511/506381.htm?o=2

つまり、トピ主にとっては結婚問題というよりも先に、自分の人生の問題、とにかくフルタイムで働きたくない、専業主婦になりたい、という希望が先に来ているように思われます。
これは私の推測ですが、簡単にいえば、トピ主は結婚したいわけではなく、働きたくない、もしくは、働いていても先の展望が見えないので、自分にとって負担になるような仕事をしたくないと考えているのではないのでしょうか。それを解決するための手段が結婚だということです。
この推測が正しければ、問題は要求水準が高すぎる事ではなく、働かない事、もしくは、結婚のみをこれらの解決策にしている事です。普通に考えると、働きたくないのであれば結婚以外の他の解決策があるように感じます。
こうした結婚によって全てを解決しようとする思考が危険なのは、結婚を人生における他の要素(仕事など)よりも上位に置いている事です。
万が一(というか、トピ主の場合結構な確率なのだが)結婚できなかった場合に、トピ主にとってはそれがそのまま人生終了となりかねない事です。改めて言うまでもない事ですが、結婚の失敗(結婚できなかったり、途中で離婚したり)と人生の失敗はイコールではありません。世の中には結婚には失敗しても人生では成功している人だってたくさんいます。そうした可能性を考えず、結婚だけに拘る事は非常に危険だといえるでしょう。
つまり、婚活において重要なのは、逆説的ですが結婚に多くを期待しすぎないことです。もちろん、これは特に女性にとって非常に難しい事なんですが…。

republic1963

非モテのための婚活必勝法12「オンラインデーティングサイトを使 う」-republic1963

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読者諸賢は出会い系サイトというとどんなものを思い浮かべるでしょうか。日本には無数の出会い系サービスがありますが、一般的に、出会い系サイトと我々が呼んでいるサイト群は以下のような特徴があります。

ケータイ型:主にケータイでのアクセスを主体にしたサイト。繁華街にギャル系のモデルを起用して巨大な看板を出して広告していたりするのが特徴。
PC型:PCでのアクセスをメインにしたサイト。看板などでの告知は少なめだが、ネットではバナー広告などが多い。また、多くはMSNやyahoo!などのポータルサイトと提携していて、「ポータルサイト上の一サービス」として誘導されるのが多いのが特徴。

従量課金制:「メール一件○円」などというように、相手とやりとりするごとに費用がかかるタイプのサービス。
定額制:各サービスで料金体系は多少違うが、月額費用として、所定の金額がかかるタイプのサービス。


※どちらの料金体系でも、登録時は無料だが、やりとりするには費用を払う必要がある

基本的に、「出会い系サイト」はこれらの要素の組み合わせになりますが、大きくわけると二つのパターンに分けられます。一つは「狭義の出会い系サイト」とでも呼ぶべきサイトです。我々が「出会い系サイト」というと一番イメージしやすいのがケータイ型-従量課金制のサービス。雑誌や街角に大量に広告を見かけるのがこのパターン。
もう一つがオンラインデーティングサイトと呼ばれるPC型-従量課金制のサイト。こちらもネット上では大量に広告を見かけます。ちなみに、我々が最もよく見かける(ウザい)バナー広告がオーネットですが、ホームページをみる限り、第三者の紹介が必要なシステムのオーネットは厳密な意味では出会い系サイトではありません。ここでは、ネット上のサイトを使って(第三者の手を介する事なく)異性とデートのアポイントを取ったりするサイトの事を「出会い系サイト」と呼びます。出会い系サイトの流れは基本的には全て以下の通りです。

(一)写真や身長、体重、趣味などの基本情報をサイトにアップする(ほとんどのサイトでは写真はなしでも可)
(二)サイト内を検索して気に入った異性がいればメールを送ってみる。相手から返信が来た場合はやりとりを続ける
(三)実際に会う。もちろん、サイト側から何かあるわけではなく、当事者同士でタイミングを見計らって連絡しなければいけない。これ以降は「リアル」でのデートと同じ流れになる

サイトが提供しているのは(一)と(二)の部分です。
サイト側では利用者同士のやりとりの中身に関しては関知せず、「場」を提供するだけ、というのが基本スタンスです。このあたりに出会い系が「いかがわしい」「犯罪の温床」と言われるボトルネックがあります。で、そうした印象が事実無根かと言われるとそうでもありません。数年前話題となった、婚活詐欺を働いた上、交際相手の複数の男性が不審死を遂げている事件も、容疑者が交際相手を見つけたのが世界最大規模の婚活サイトだったといわれています。サイトの種類に関わらず、こうしたリスクは存在しています。これをもって出会い系サイトを「いかがわしい」として退ける事はもちろん可能でし、賢明です。ですが、よく考えると、程度の差こそあれ、こうした危険な異性にひっかかってしまうリスクは出会い系に限らずあらゆる男女交際について当てはまりはしないでしょうか。でも、「詐欺女にひっかかるのが危険だから男女交際をやめろ」「危険だからやめるわ」という人はあまりいません。多くの人にとって、ヒモにひっかかるリスクは無視できる程度か、異性と交際する事がそれらのリスクよりも大きい、という事になります。
つまり、「ネット恋愛は危険かどうか」について考える事は大した問題ではなく、もっと重要なことは「そこまでして結婚する必要があるのか」ということになります。

(次回に続く)

republic1963

非モテのための婚活必勝法12「マスコミは無視するに限る」-republic1963

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.107(2012/02/07配信分)の原稿を再掲)

2月5日付のゲンダイネットの記事に「震災婚ブームはウソだった」と題した記事が載っていました。
震災婚ってそもそもブームだったのかよ、というツッコミはさておき、この記事の根拠となるのが2011年の人口動態統計。まだ推計値ですが、確かに婚姻数は67万件ということで前年よりも3万件ほど減っています。これを見る限り、震災婚なんて真っ赤なウソという事になります。
以前
もこの連載で取り上げましたが、「圧倒的な質量の取材とデータを元に」書いたんじゃなかったんですか白河大先生!と言いたくなります。ここで、「『震災婚』はツヴァイと楽天(楽天はオーネットの親会社)によるステマだ!」と叫びたい気持ちをこらえて、なぜこんなありもしない「ブーム」が存在することになっているのかという事について少し考えてみたいと思います。
そもそも、婚活についてメディアで語っている人は、どんな人達でしょうか。
まず目立つのがおせっかいおばさん系。彼らは婚活にかこつけて、自身の「ご高説(それは自身の自慢だったりフェミニズムだったりバリエーションは様々ですが)」を開陳する事を目標にしています。中には結婚してない人が『結婚するための○○の方法』なんて本を出しているので結構笑えます。
もう一つは男性向けの本に多いのですが、ナンパ術の延長線上で婚活を語っている人達。今も昔も男性向け書籍で一定の位置をしめる「ナンパ術」と同じ内容を婚活本でも書いている人達です。「遅れてきたナンパ師」こと樋口康彦大先生などがこの典型例です。
そして、もう一つのパターンが少子化問題解決の方法として婚活問題を解決しようとする人たち。社会学の一環として婚活問題を取り上げた本や白河桃子大先生などはこの典型です。
彼らの特徴は、先に述べた通りあくまでも少子化問題を解決する事が主眼であって、結婚問題はあくまでもそのための手段という事になります。
婚外子(婚姻関係にない男女間に生まれた子)が生まれる割合が非常に低い日本社会は事実上「結婚によってしか子供の生まれない社会」です。そういった社会において出生率が上がり、少子化を解決するには、とにかく結婚する数が増えてもらうしか方法がありません。ということはどういう事かというと、あの手この手で皆さんに結婚する気になってもらうしかありません。
ただし、ここで少子化問題が劇的に解決してしまうと、彼ら婚活ライター(実際は少子化ライターなのですが)達の仕事がなくなります。が、もう手の施しようがなかったり、「法律上、婚外子を婚内子と同様に認める」など、ある程度即効性のある手法が判明してしまっても、主張がワンパターンとなり、仕事がなくなります(※1)。つまり、彼らにとってはあくまで現状の範囲内(抜本的な対策が取られない状態)で少子化問題が存在し、定期的に何らかの形での「結婚ブーム」が起こってくれるのが一番いい、という事になります。
つまり、「震災婚」のような「ありもしない結婚ブーム」を作り出されるのはノッツェやアイキューピッドのような婚活サービス企業にとってメリットがあるだけではなく、彼らのような婚活(少子化)ライターにとって一番メリットがあるわけです。それゆえ白河大先生は震災婚だ、藤原紀香結婚だと何かがある度に「○○をきっかけとした結婚がブーム」という記事をリックドムなみに量産する事になるわけです。

ただし、この前提のおかげて、彼らの主張は「結婚しない」という選択肢があらかじめ排除されている非常に歪なものになります。なぜなら、「結婚」は彼らにとって大前提であり(それがないと少子化が解決しない)、それを諦める、ということはあってはならないのです。ですが、以前の原稿でも書いた通り、よくよく考えてみると、結婚しなければいけない理由なんて実は、大して強くはないという事実に私達は気が付きます。でも、結婚について取り上げるメディアにおいて、そうした根本的な問いが発せられる事はありません。もちろん、ライターとしての彼らの生存戦略にケチをつける筋合いは私たちにはありません。そんな私たちができる唯一できる事は、「無視する」以外にないのではないのでしょうか。

※1 その証拠に、白河大先生の口から婚外子の問題が語られた事は私が観測する限り、ない。

(republic1963)

非モテのための婚活必勝法11「お見合いパーティに参加してみる」-republic1963

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.106(2012/01/31配信分)の原稿を再掲)

婚活本の中でかなりの頻度で登場するのが「お見合いパーティ(おみパ)」です。最近では、地方自治体主催のお見合いパーティなども増えてきました。でも、お見合いパーティ、皆が言うほど、本当によいものなんでしょうか。

私自身も参加したものを含めて、お見合いパーティは基本的にこんなシステムです。

・男女20名前後で集まってカップリングする。
・会費制で一回5,000~10,000円程度。男性と女性では会費が違う場合が多い
・基本的にカップルができるまでをサポートするもので、その後についてはノータッチ
・参加条件フリーのものもあるが、年齢限定、収入限定など色々なカテゴリーのお見合いパーティがある。企業主催のお見合いパーティの他にも地方自治体が開催するものもあり、参加するのは比較的簡単。

パーティの流れは、

初回フリートークで全員と会話する→フリートークの間、各人の印象をカードに記入→気になる人をマーク→アプローチカード(気になる人、2人にメッセージ)記入→好きな人だれとでもフリートーク×3回→最終の結果記入→結果発表→男性陣だけ先に帰る。カップル成立してる場合のみ待ち合わせで移動


といったもの。要するに、往年のねるとんパーティと同じようなシステムです。お見合いパーティに来る人たちというのは、いかにも結婚できそうにない人たちが集まっている、というわけでもありません。「これはちょっと・・・」と思うのが全体の2割ぐらいです。もう2割は明らかにいいな、と思える人、で、残り6割ぐらいが「普通」の人達です。これは普段生活している時の感覚とそれほど変わらないのではないのでしょうか。もちろん、このあたりの感覚は参加したパーティによって違ってくるでしょうから、なんとも言えない部分ですが。
お見合いパーティのメリットとしては、とにかく一度に多くの人と出会えるというのと、結果がすぐにわかるということです。ネット婚活などの場合、一人とやり取りするのに1カ月以上かかるのがザラだったりする(結果ダメだったりする)ので、数時間で結果のわかるお見合いパーティはこらえ性のない人や、ナンパ形式の活動に慣れている人にとっては利用しやすいサービスだといえます。

ただし、ここで問題になるのが各自の時間の少なさです。私が参加したお見合いパーティの場合、初回のフリートークが各2分ずつ、カード記入も2分ずつで最後のフリートークのみが4分×3回となっており、あれこれ考えたりする暇はほとんどないので第一印象と少し話してみた印象で決めるしか方法がありません(というかそれ以上時間をかけられない)。
また、途中で記入するアプローチカードなどのカードもみる事はできず、自分の事を相手がどう思っているかも知ることはできず、完全に手探りの状態でトークをしなければなりません。ここで問題になるのが「普通」の人達です。私が参加したお見合いパーティの場合、最終の結果記入というのが上から第5希望ぐらいまで記入できます。しかも例によって記入時間はあまりありません。で、そのデータを集計してある程度希望がマッチングした人同士がカップル成立、となるようですが、普通に考えて「この人がいい」という特別な人がいない」場合(そしてそういう事態は往々にしてあると思う)、この最終希望というのは上位2割の「あきらかにいい人」に集中してしまうのではないのでしょうか。というか、私ならダメもとで上位2割に入れます(というか入れた)。私が参加した時の話ですが、先程も書いた通り、男性は先に帰らされて女性陣を待っているのですが、残った女性陣はそこで次回のおみパの予定などを聞いていたようです。これってつまり「気にいらなかったら次回また来てください」という事なのではないでしょうか。男女ともルックス(第一印象)かトークのスキルさえあれば、相手はかなり選び放題であるように思います。

つまり、このお見合いパーティ、

1:「上位の2割」に入る

2:フリータイムのうちに特別な人(確実に指名してくれそうな人)をみつける 

ゲームだといえます。さらに言うと、お見合いパーティは最初に参加しただけではシステムを全く理解できなくて高難易度のシューティングゲームなみに何もできずに瞬殺されます。つまり、お見合いパーティで活躍するには慣れが必要、という事です。

まとめると、お見合いパーティとは、

・現実と大体同じような割合で同じような感じの人たちが集まる
・一度に多くの人に会えるので、効率は良い。
・ただし、1:ルックス(第一印象)が良いか、2:2~3分で相手に印象付けられるトークのスキルがある、ナンパ慣れした人向け
・じっくり相手と話したり、選んだりする時間はないのでそういう事がしたい人には向かない
・繰り返し参加が前提(男性の場合、結構な財力が必要?)
・サービス側がよく言う「カップル成立率30%」というのは誰でも30%の確率でカップルになれるわけではなく、向いている人は100%に近い確立でなれるが向いていない人は0%に限りなく近く、全体を平均すると30%という意味

というイベントであるように思います。
ただ、参加してぼったくられたような気がするかというとそんなことはなかったです。自分を見つめ直す意味でも、一度は参加してはいかがでしょうか、それだけ新鮮な体験ではありました。

republic1963

キモメンスゴレンVol.1「相変わらず俺非モテだな」と再確認する5つの瞬間

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.83(2011/05/19配信分)の原稿を再掲)

非モテなんて、ナンパでもして彼女作ればなんとでもなる、そんな妄想を抱いていた時が、私にもありました。彼女ができようが、風俗行こうが、ラブプラスやろうが非モテは非モテ。北斗の拳の「山のフドウ」のごとく我々の「非モテらしさ」はまったくゆるぎもしないのでした…。


1.ネットの「スイーツ(笑)」にマジギレする

ネットにあまた存在する「スイーツ(笑)」と彼女らに向けたニュースサイトの記事の数々。オムライスが食えないのか、女子力アップだかなんだか知りませんが、そうした「スイーツ(笑)提灯持ち記事」や白河桃子の婚活記事を「こやつめ!ハハハ」とネタとして受け流す事ができず、マジギレしてしまう。あまつさえ、「はてなダイアリー」に反論記事でも書こうものなら・・・。「白河桃子だって婚活ネタで一生食っていくのは大変なんだぞ」と広い心で受け流したいものです。

2.居酒屋での「理想の文化系女子」談義

居酒屋。それは男のワンダーランド。居酒屋の醍醐味、それは雑然とした店内で安酒を好敵手(とも)と時を忘れて飲む事。その際の酒の肴はみなが盛り上がれるモノが良いでしょう。通常、「巨人の今シーズン」「会社内のゴシップ」等、当たり障りのないものが選ばれるものですが、そこは非モテ。真正面から「理想の文化系女子」についての考察に入ります。栗山千明なのか、緒川たまきなのか、川上未映子なのか、議論の結末はわかりませんが、ともかく今は、そんな話題を語りあえる好敵手(とも)がいる事を喜びましょう。

3. 会社の「ワークライフバランス」を鼻で笑う

会社勤めしていると最近よく目撃するのが「ワークライフバランス」。「イクメン」「イケダン」だのと仕事とプライベートを両立させているというのが彼らのお題目ですが、彼らの「明日は仕事休んでボランティア」だの「息子を送り迎えする」等の「ワークライフバランス自慢」に「一番のプライベート充実はお前が派遣社員との不倫を辞める事だろ」と心の中で毒づいてはいけません。せいぜい「『Very』でもよんで「ミセスオーガニックさん」でも探してろ!」程度にしてください。彼らだって大変なんですから。たとえ非モテの我々が家族を作る事がないといっても、正論ほど世の中で不要とされているものはないのですから…。

4.DMMからログアウト

TUTAYA。DVDやCD、ゲーム、マンガが山と積まれた我らのワンダーランドです。非モテライフには必要不可欠のライフラインたる我らがTUTAYA。そんなTUTAYAの奥地には暖簾をくぐった先にさらなるワンダーランドが待つことを我々は皆、知っています。最近、そんなTUTAYAに並びかける気鋭のワンダーランドが現れました。その名はDMM。DMMの何がすごいって、あらゆる作品がワンクリックでダウンロードできることです。その品揃えたるや、生まれて初めてTUTAYAの暖簾をくぐった感動に等しいものがあります。あまりに感動しすぎて検索しまくり、サンプル動画の観すぎで、いざダウンロードする段になってみたらログアウトしてしまうことも。一人でいるとはいえ避けたい事態です。

5.「KO-KO-U 孤高」の何が面白いかわからない

TBSラジオで好評放送中の『ライムスター宇多丸 ウィークエンドシャッフル』。番組内の人気コーナーが「アメリカからやってきたまったく新しい概念」こと「KO-KO-U 孤高」です。要は「今年も一人でフジロックへ行き一言も話さなかった」「ひとりでUSJに行った」などの孤高な体験を綴るものですが、これが何が面白いのかわからない! なぜならあまりにも普通の事だから!「え・・・これそんなおかしい事かな・・・俺は毎日やってるけど・・・」と思ったあなた、あなたはまったくおかしくない!

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アンケートは別にやっていませんが、多分賛否両論でハッキリ別れているような気がします。こういった意見を持っている非モテもいるようです。ほかにも、「「相変わらず俺非モテだな」と再確認する瞬間」があれば、ぜひ教えてください。みなさんのご意見をお待ちしております。

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非モテのための婚活必勝法10 「良い婚活サービス」とは何か‐republic1963

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(「週刊メルマガクリルタイ」Vol.015(2010年1月23日配信分)の原稿を再掲)

私もたまには飲み会などに出席します。私の婚活の話になると決まって言われるのが「で、○○(サービス名)っていいの?」とか「どこがいい会社なの?」という質問です。こうした質問は質問した人からして飲み会での話題作りという以上の意味はないのでしょうが、今回は「良いサービスとは何か」という問題について考えてみたいと思います。
結論から先に書くと、「どれを使っても一緒」「そんなの考えるだけ無駄」という事になります。そもそも、「どこがいいの?」という人は「良いサービスには「いい人」がいる」という前提があります。ですが、「いい人」とは一体誰なんでしょうか。恋愛市場においてはある条件がAさんにとっては最優先の条件でもBさんにとっては全く重視しない条件である、ということはままあります。以前とりあげた「主観的な条件」です。評価する人によって評価がコロコロ変わるのに、その条件に適合する人だけを集める事なんていうのはどだい不可能です。それでも婚活サービス企業が他社と差別化しようとした時には、考えられる対策はサンプル数をとにかく増やしてあらゆる条件の人をそろえる事で色々なニーズにもこたえる、もしくは、誰もが「あるにこしたことはない」と考える、年収や勤務先などの「客観的な条件」をもって「いい人」だということにするというのも一つの方法です。つまり、「年収○円以下の人は入れない婚活サービス」「医者や弁護士限定のサービス」の誕生です。もっとも、こうしたサービスには入会に条件がある場合が多く、自分の市場価値も厳しく査定されている事は言うまでもないですが。
ところで、より根本的な問題として、婚活サービス企業が我々の望み通りの相手をそろえる事はメリットになるのでしょうか。婚活サービス企業では費用を月額費用ないし1回ずつの参加費という形で取るのが一般的です。つまり、会員の数が増えれば増えるほど儲かるという仕組みですね。一方でその「質」に関してはこだわる必要はありません(※1)。事実、入会時に年収証明を出したりする場合はありますが、それが低いからといってに入会を断られるという事はほとんどありません。年収100万でも1000万でも入会はできる、ただ、その市場価値は天と地ほど違いますが。これをサービスを受ける側から考えると、最初から「年収○円以上限定」などとうたっているサービス以外はどのサービスに入会しようが同じように年収にしてもその他の条件にしてももピンからキリまで色々いるということになります。そこでも、会員が多いサービスのほうが有利というのは言うまでもないでしょう。よって、自分のニーズに合う人に出会う確率が高くなりそう、という意味であらゆる婚活サービスは根本的には会員数によってしか評価しようがない、という事になります。

では、そうした「客観的な条件」があてにならないとして、「主観的な条件」を元に探す場合mどんなサービスを利用すればよいのでしょうか。例えば、巨人ファンのAさんがいたとして、彼の婚活における第一の条件が自分と理想を共有してくれる、つまり巨人ファンである、だということだとします(この条件は中日ファンやプロ野球に興味のない人にとってはどうでもいいかむしろマイナスの条件、つまり「主観的な条件」となる)。そんなAさんはどんなサービスを使えばよいのでしょうか。簡単な話、会う人全てに人に「巨人ファンかどうか」を確かめる必要がある分、婚活サービスを使ってる暇があったらmixiのコミュかfacebookのファンページでも使って巨人ファンの女性を探したほうがよほど効率的です。ただ、「それができないから困ってるんだろ」というツッコミは当然成り立ちますし、これでも、例えば「男らしい」みたいな主観的な条件を優先したい場合どうすればいいのか、という問題は残りますが。
話をまとめると、まず婚活サービスはその評価基準は原則的には登録者数によってしか評価のしようがありません。
年収や職業に拘りたい場合は「○○限定」みたいなサービスに入る事をお勧めします。また、「巨人ファン」みたいなニッチで主観的な条件を最優先にしたい場合はmixiなどを使った趣味の集まりなども有力な選択肢になる、という事になります。

では、具体的に婚活の現場って何をしているんでしょうか。次回から具体例をいくつか挙げてみたいと思います。

※1 お見合いサービスの中には成功報酬で支払うという形式もあることはある。

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