CER007

松村拓海 2nd Album「+81」

松村拓海(Flute)
岸淑香(Piano, Melodion)
森永達哉(Guitar)
スズキトモヒサ(Perc)
Jerome Fouquet(Trumpet : Track2)

1.オオルリ鉄道
2.Good day for a drive
3.水と油
4.さざ波に
5.群鳥
6.夕影落ちて
7.白へ
8.月の跡

¥2,000 + tax
2017.5.10(wed)
CEREBRA RECORDS / CER-007
4526180416531

Drawing 霜田直子
Rec&Mix&Master Engineer 平野栄二
Recorded at Studio Happiness 2015, Dec & 2016 Feb

-ところでグループ名の「+81」というのは海外から日本国内へ国際電話をかけるときに必要な日本の国番号である。
ここでその番号をグループ名でありアルバムのタイトル名にしたのは、自らのアイデンティティーが日本人であることを明確に呈示していることになる。
(中略)
しかしこのアルバムを聴いているうちに、聴く人の音楽体験や経験値によってはそのメロディーやリズムに、南米大陸が持つ豊かな色合いや、雄大な自然の匂いのようなものを感じ取ることが出来るし、同時に日本人ならではの繊細な表現も十二分に聴き取ることができる。そこが興味深く面白い。
- (ケペル木村ライナーノーツより抜粋)

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遂にというかやっとというか、僕の2ndアルバムが2017年5月10日にリリースです。
ずっと温めてきた「+81」というバンドでの念願の録音、実は2015年の12月には録音は終わっていて、
その後若干の調整や修正をし2016年の間にはリリースするつもりだったのだけど長らく寝かせることになってしまった。

「+81(プラスハチジュウイチ)」という名前はバンド名としては語呂が悪いし意外と皆意味を分かってくれず寂しい思いをしている。
唯一すぐに分かってくれたのはブラジル大使館にお邪魔したときに話をさせてもらった文化担当のペドロさんだけだ。
彼から「これは日本の番号だね?グッドネーム!」と誉めてもらいそれだけで報われた気もする。

「+81」は日本に海外から国際電話を掛けるときに必要になる日本の国際番号。
海外の音楽から沢山の影響を受けながら自分の感性と技術を積み上げてきたけれどメイドインジャパンと胸を張れるものを、と名前を付けた。

中南米の音楽から沢山の影響を受けた、という音楽家はもはやとっくに珍しくもなく。
ジャズの最先端は現在ニューヨークかもしれないけど最も理想的に音楽が発展したのはブラジルじゃないかな。
テクニックとパッションのそのバランスとサウンドが本当に眩しいし羨ましい。

そんな中で日本人としての佇まいに音楽家は皆頭を抱えている。
日本語はロックのリズムにのらないだとか、ジャズは英語じゃないとスウィングしないだとか。
そんなジャズ親父のようにつべこべ言わずに自分の感性に従うしかないよ、少しだけ頭を使って。

とにかく聴いて。
2017年2月9日のVelvetsunでのライヴ映像です。
撮影と編集は星野泰晴さん。

「オオルリ鉄道」


「Good day for a drive」



アルバムのリリースライヴは5月12日渋谷7th Floor。
対バンには「nouon」お迎えします。

nouonは今回ベーシストを入れた編成となるけれど基本はベースレスであったり、
スタイルや音楽性は違うけど似た者同士なのではと一方的にシンパシーを感じていたバンド。
それと僕がピアノのKevinのバンドで吹いているという事もあり今回お願いしました。
静かでクールな演奏の中、時折一気に燃え上がるような瞬間がたまりません。

「nouon」


今回DJのケペル木村さんにはアルバムのライナーを書いていただきました。
期待はしていたけどそれ以上に濃い内容と長文で最高です。
日本におけるブラジル中南米音楽の伝道師、びっくりするような顔の広さで色々な音楽家の招致などをしているケペルさん。
実はマイルス大好きだったりジョーザヴィヌルの話で盛り上がったり、パーティに誘ってくれたり本当に懐の深い方。
誰よりもディープな音楽を知っているケペルさんのDJが今から楽しみです。

ライヴ会場でお会いしましょう!

20170512front20170512back

松村拓海 2nd Album「+81」Release live.
2017年5月12日(金)
渋谷「7th Floor」
http://7th-floor.net
open 19:00 start 19:30
予約 ¥2,500 当日¥2,800 (ドリンク別)
7th FLOOR 電話予約 : 4/1 (土)〜5/11(木)(15:00〜20:00 Tel:03-3462-4466)
7th FLOOR メール予約: 4/1 (土)〜5/11(木)(nanakaiyoyaku+0310@gmail.com)
件名に公演名、本文にお名前(フリガナ)、予約人数をご記入ください。ご予約の確認がとれましたら返信いたします。

出演

+81
「+81」
松村拓海(Flute, Synth)岸淑香(Piano)森永達哉(Guitar)スズキトモヒサ(Perc)
『1983』『俺はこんなもんじゃない』、菊地雅晃のプロジェクト等で活躍する松村拓海によるユニット『+81』。
ギターとパーカッションから紡がれるリフ。その上空で漂うピアノとフルートの旋律は、南米の風を纏いつつ、東京という都市の甘美さを提示する。
http://www.takumi-info.net

nouon+1
「nouon Trio +1」
山田あずさ(Vibraphone)Kevin McHugh(Fender Rhodes)山本淳平(Drums)Tyler Eaton(Contrabass)
nouonは、2015年よりビブラフォン奏者の山田あずさとフェンダー・ローズを奏でる米国人ピアニストのケビン・マキューのDuo活動を発端とするグループ。
そこに、コントラバス・クラリネットという珍しい楽器を演奏する英国人のヒュー・ロイド、そしてロック畑の辣腕ドラマー 山本淳平が加わり都内を中心に活動中。
ユニークな楽器編成とサウンドの組み合わせ、オリジナル楽曲は独自の音楽世界を表現している。
2015年に1st"KUU"、2016年にLive盤”KUU tour 2016"をリリースした。
今回はヒュー・ロイドに変わり、ベーシストのタイラー・イートンが参加するnouon3 +1バージョンでお届けします。
http://nouon.net

DJ「ケペル木村」