2017年09月13日

台湾の泡茶比賽(茶藝コンテスト)に参加

9月9日、台湾で開催された「中華茶藝奬 第十二回全国雙杯式泡茶比賽 総決賽」に参加してきました。
これは、2年に1回開催される台湾の茶藝コンテストです。

yokoyama03
参加顛末は改めて報告するとして、ざっと概要を述べてみます。

このコンテストは、台湾茶の芸術文化を発展させ、茶芸の精神や風格を磨き、ひいては台湾茶業の発展、生活文化の向上に寄与しようというのが、主旨となっています。

總決賽というのは、決勝大会のことで、地元台湾からの参加者は、台北、台中、台南、高雄の各地区の予選会の上位3組に出場資格が与えられ、合計12組が参加します。
組と書いたのは、各組が主泡人(お茶を淹れる人)と茶侶(アシスタント役)の二人から成るからです。
この台湾からの12人(組)のほかに、最大9名までの外国人枠があって、今年は7名が参加しました。
外国人には予選が免除されますが、茶芸関係団体の推薦が必要です。

コンテストなので採点があり、100点満点にどれだけ近いかで競います。得点は、茶湯表現(お茶が上手にはいったか)20点、茶具搭配(茶席デザイン)20点、禮儀風範(お茶入れの儀礼や風格)20点、泡茶技巧(お茶入れの技術)20点、茶藝知識(お茶に関する筆記試験10点、茶席理念を説明し質問に答える問答10点)20点の配分です。

総得点で1位から3名は表彰され、賞金と賞品がもらえます。それ以外に、各採点項目の優秀者と、優秀な茶侶が表彰され賞品がもらえます。

出場者は抽選で3人ずつの組に分けられ、今回は3人の組が5組、2人に組が2組、計7組に分かれました。

kamata01
8時20分から出場者の確認、抽選して組の振り分け
8時50分に、コンテストで使用する茶葉の試飲。ここで初めてコンテストで実際に淹れる茶葉がわかりますが、事前に今回は「焙煎烏龍茶」ということはわかっているので、似た茶葉で練習はできます。
9時から筆記試験。4択式100問ですが、問題は中国語で出題されます。今回は、参加したロシア人、カナダ人には、通訳が付きましたは、日本人は通訳なしです。
そのあと、午前中2組、午後5組の実技のコンテスト
16時45分から評審員の審議
17時15分から結果発表と表彰です。
丸一日の長丁場でした。

yokoyama04
各組の実技試験は、
布置茶席(テーブルセッティング)5分。これには背景の小道具設置なども含まれますが、主泡人と茶侶だけで行います。(大物は会場係が手伝ってくれます)
評審鑑賞2分。ここで、評議員がテーブルセッティングを採点。
泡茶時間20分。実際にお茶を淹れるのは20分。スタートして、3煎のお茶を淹れ、茶具をもとの状態まで片付けるので、かなり窮屈な時間です。オーバーすると減点です。
実技が終わると自己紹介、茶席理念の説明に3分。
茶藝問答に3分。あらかじめ用意された20近い質問項目をくじで引いて、一問答えます。
この自己紹介、理念説明、問答は原則中国語です。
私が一番苦労したのはこれで、通訳を入れたい頼んだのですが、「下手でもいいから中国語でやってください」と強引に言われて、泣く泣く中国語で乗り切りました。
今回は、ロシア人、カナダ人、3人に日本人のうち1人、もう1人アジア系?だけが、通訳付きでした。

私の総合成績は第4位で、入賞は逃しましたが、茶席塔配奬をもらうことができました。
表彰式の時、表彰状を手渡してくれたのは、台南・奉茶の葉さんで、喜んでくれました。
yokoyama06


今回の会場は南投県中興新村にある中興会堂というホールで、ここでは毎年秋に「南投県世界茶業博覧会」というイベントが開催されるので、台湾茶好きの人には、ああ、あそこかと思うかもしれません。
今年は「雙杯式」といって、聞香杯と茶杯の2つを使う茶席が指定されていますが、このような指定は今回が初めてだそうです。
台湾茶藝の特徴である雙杯式を前面に出したかったのだと思います。

今回の總決賽の模様は早くもYouTubeniアップされています。
私の茶藝は18分」ぐらいのところで登場します。

「2017中華茶藝奬 第十二屆全国雙杯式泡茶比賽 総決賽」
  続きを読む
Posted by china_tea1 at 15:03Comments(0)clip!中国茶・台湾茶 | 台湾

2017年08月29日

渋谷の鹿角巷Alley lujiaoxiang

image

最近、やたらと台湾系スイーツやドリンクスタンドが東京に進出していますが、また一つ、渋谷にオープンしました。
出店が多すぎてまったくフォローできていないのですが、今回は行ってみました。

渋谷のAlley lujiaoxiang、鹿角巷というドリンクスタンドです。
台湾に20店近くあるらしいのですが、知りませんでした。
場所は東急文化村のすぐ近くです。

少し行列ができていました。
タピオカミルクティーがメインで、ほかにオーロラという、色の付いたドリンクが人気です。
飲んだのは、鉄観音ベースのタピオカミルクティーと、アッサム紅茶ベースのタピオカミルクティー。
わりと、ミルクっぽい味です。
鉄観音の方は、ちょっとぼけた感じで物足りなかったのですが、アッサム紅茶の方は紅茶の渋みや味がしっかり出ていて、おいしかったです。
アッサムが、台湾の茶葉(台茶8号みたいな台湾のアッサム系大葉種かなにか)なのか、インドの茶葉なのが聞いてみましたが、答えは「現地の茶葉です」でした。  
Posted by china_tea1 at 13:44Comments(0)clip!台湾 | 菓子・点心

2017年08月21日

台湾のドキュメンタリー、日曜日の散歩者

久しぶりの映画。
思いきって、台湾のドキュメンタリー『日曜日の散歩者』を見てきました。

日曜日の散歩者-1日曜日の散歩者-2


チラシや予告編のイメージとはちょっと違ってました。
台湾近代文学史、台湾近代詩史のドキュメンタリー、そのものです。
時代は日本統治から戦後の蔣介石による戒厳令下まで。
日本統治下の台湾詩人たちは、日本で学び、日本語で詩を書いていたんですね。
というより、「日本人」だった、ということです。
なので、このドキュメンタリーのほとんどは、日本近代史のドキュメンタリーでもありました。
ナレーションや朗読される映画はすべて日本語です。
台湾で上映されたときは、中国語の字幕がついたのだろうか?
私は、シュールレアリズム詩などにはまったく疎いのですが、映像がとてもよくできていて、162分があっという間に過ぎました。
終わってみると、長かった、という感じ。
その時代のニュースフィルム、映像作品、絵画などがたくさん登場するので、それを見ているだけでも飽きませんでした。
とはいえ、映画中に紹介される詩作品は、日本語と中国語の併記で画面にたくさん出てきますが、ほとんど読み取る時間がありませんでした。
シュールレアリズム詩だから、それでなくても難解ですからね。
詩が読み取れなくても2時間半以上、見ていられたのは、映像がとてもよくフォローしてくれたからに間違いありません。
ということで、「日曜日の散歩者」とか「風車詩社」の言葉からイメージを膨らませすぎないで、ぜひ見に行ってください!  
Posted by china_tea1 at 20:56Comments(0)clip!台湾 | 映画・演劇

2017年07月25日

2年間の日本茶勉強会に幕

1image
か月か2か月に1回、丸2年間参加させてもらっていた日本茶の勉強会が、終わりになりました。
煎茶が中心ですが、ずいぶんたくさんの日本のお茶を飲みました。
煎茶の淹れ方も少しは上手になったようです。
この2年間に何回か台湾の茶人友達と交流のお茶会を持ったのですが、その時に日本の緑茶を紹介するのに、勉強会での経験がたいへん役に立ちました。
そもそもこの勉強会に参加させてもらった動機が、直前に迫った台湾での交流茶会で茶席を持つことになり、そこで日本茶を紹介するために、付け焼き刃でもいいから緑茶の淹れ方を知っておきたい、というものでした。
image

勉強会では、産地の違い、品種の違い、作り方や等級の違いなどで、7、8種類のお茶を飲むことが多く、ふだん緑茶を飲み比べる機会がほとんどないので、とてもおもしろく思いました。
6月末の最終回でも、今年の新茶の飲み比べをしました。
3回目の新茶飲み比べで、幕を閉じることになったわけです。
image

お茶請けの菓子も順番で用意したりして、ふだんお目にかからない日本各地のお菓子にもたくさん出会うことができました。
ときには、手作りや海外のものも登場したりしました。
image

2年間にわたり、この勉強会を運営してくれたHさん、お忙しい中、毎回指導してくれた早川先生、一緒に勉強を続けてきた茶友の皆さんに感謝いたします。
せっかく覚えたいろいろなこと、忘れてしまわないように、たまにはこのような勉強会を開きたいものです。  
Posted by china_tea1 at 09:45Comments(0)clip!日本茶 

2017年07月10日

簡単氷だしで飲む緑茶

image

暑い日が続くようになりました。
私は仕事帰りが遅いこととが多く、夜は家のことが何もできません。
いきおい、朝出かける前に何や彼やというやるものだから、家を出るのが遅くなってと、悪循環にはまっています。
朝、ゴミ出しなど終わったあと、庭に出て束の間、メダカに餌をやったり、植木に水をまいたり、鉢植えの土を作ったりと、ちょこちょこやってると、あっという間に時間がなくなります。
家に入って出かける前の一休みに、流石にこの暑さだと冷たいものが飲みたくなります。
そこで最近やってるのが、緑茶の簡単冷茶です。
宝瓶に氷をぎっしり入れて、煎茶の茶葉をのっけます。
そこに熱湯を細く注いでいきます。
氷が溶けて熱湯が冷たくなったら飲み頃。
熱湯を使うので適度な渋みもでますが、氷ですぐに冷えるので、過度に渋くなりません。
それでいて香りも立つし、旨味も出るので、とても気に入っています。
いい茶葉を使えば、急なお客様にも喜んでもらえるはずです。
2煎目までは氷は残ってます。
うまくすれば、3煎もいけます。
早川先生に教わったやり方ですが、この時期にぴったりな日本茶の楽しみ方で、気に入っています。  
Posted by china_tea1 at 10:29Comments(0)TrackBack(0)clip!日本茶 

2017年06月26日

茶の実生苗を移植

茶の樹の下に、実生がたくさん芽を出していました。
去年からたくさん出ていたのですが、一冬越して今まで放っておいたら、だいぶ減ってしまいました。
樹の下でもどんどん大きくなるのかと思ったら、そうでもないようです。
水が足りない?虫に食べられた?理由はともかく、減ったのは間違いありません。
このままではそのうち全滅してしまいそうなので、掘りあげてポットに移植しました。

image

掘ってみるとわかるのですが、種から伸びた茶の根は、直根が一本、まっすぐに地中に伸びています。
10センチから長いのだと15センチぐらい。
まだ元のところに、種をくっつけているのもありました。
ポットに移す時には、根はぐるっと丸めて収めます。
22本。このうち何本が大きくなってくれるでしょうか。
先週、2012年の実生から育った苗を植木鉢に移して、お茶仲間に持っていってもらいました。
苗ばかりどんどん増えても困るので、欲しい人に分けてあげることにしました。
まだ10本ぐらいは残っています。
今年の実生が、人にあげられるくらい安定して育つには、また数年かかりそうです。
  
Posted by china_tea1 at 19:14Comments(0)TrackBack(0)clip!茶苗・茶樹 

ジューンベリーが枯れたのには、理由があった

仕事が一段落したので、土日は庭仕事に時間を費やしました。
ウチには、ブルーベリーやブラックベリー、ラズベリー、ボイセンベリーなど、ベリー系の鉢がたくさんあります。
もっともこれらベリー系は妻の守備範囲で、私はときどき手伝うぐらいです。
その中の一鉢、2年目になるジューンベリーが成長することを期待していたのですが、今年は元気がありませんでした。
少しは実もつけたのですが、熟すことなく、しぼんでしまいました。
そのうち葉も落ち、枝もほとんど枯れてしまいました。
どうしたんだろう?病気になったかな?もともと弱い株だったのかな、などと話しながら、ついに諦めて、昨日鉢から抜くことにしました。

image
引き抜くと、力なく根元からズボっと抜けてしまいました。
細根はまったくありません。と、よく見ると根株の中のに何やら褐色の幼虫が見えます。
ありゃ、セミの幼虫?ととっさに思いました。
今度は土の残った鉢をひっくり返しました。
すると、出るは出るは、15匹近くの幼虫がいたのです。

image
イモムシもいれば、脱皮してサナギみたいになっているのもいます。
土はフカフカの培養土みたいに、きれいな土になっていました。
おまけに、ミミズも2匹。
この幼虫が、根を全部食べてしまったのです!
ついでに鉢の土を隅々まで、耕していったようです。
ネットで調べてみると、カナブンの甲虫の幼虫らしく、園芸家には大敵なんですね。
木が弱ってきた時点ですぐ気がつけばよかったのですが、こんなことは初めてなので、完全に後手に回りました。  
Posted by china_tea1 at 18:51Comments(0)TrackBack(0)clip!庭の草木 

2017年06月21日

香菜が芽を出した

2017-06-17-15-50-33

5月の連休明けに台湾に行ったとき、花蓮の市場の種苗屋さんで香菜の種を買ってきました。

2週間ぐらい前に、プランターにその種を蒔いたところ、きれいに双葉が伸びてきました。
もっとも、蒔いたの娘で、「一つ一つ、種を割って、一晩水に浸けてから蒔いた」と言っていました。
(培養土を作って、プランターを用意したのは私です!)

香菜の種は薄茶色で直径5ミリぐらい、固くて真ん丸の殻に包まれていて、これを割ると、中に2つの種が入っているのだそうです。

本葉が出てくるようになったら、少しずつ間引いて大きく育てればいいはず。
楽しみですね。

この話を聞いて、茶の種を蒔くときも、ただ水に浸けてから蒔くのではなく、外の皮を割ってから水に浸け、それを蒔かないといけないのかな、こんな考えがずっと頭の中に残っています。
こんど、ちゃんと調べてみよう。  
Posted by china_tea1 at 10:00Comments(0)TrackBack(0)clip!庭の草木 

2017年06月20日

日本茶の新茶 、今頃初飲み

2017-06-20-15-22-11
なんと、今年になって初めての日本茶の新茶を飲みました。
台湾から届いた烏龍茶の新茶はすでにたくさん飲んでいるのに。
もっとも、お茶屋さんからサンプルで送られてきたものはいくつか飲みましたが、購入したのは初。

いつもなら連休明けぐらいにはお茶屋さんへ出かけて新茶を買うのですが、今年はなんだかんだと落ち着かない日が続いて、買いに行く間がなかったのでした。
ようやく今日、いつもの広尾5丁目にある椿宗前へ行ってきました。
そこで見つけたひとつがこの「はるもえぎ」でした。
袋には鹿児島県田代産とありました。
さっそく試飲させてもらいました。
やわらかい甘みがあります。
鹿児島の品種茶というと「ゆたかみどり」を思い浮かべ、アミノ酸の濃いもったりとした味を予想したのですが、もっとずっとさわやかな甘さです。
渋みはあまり感じません。
水色はきれいな緑色。

買って帰り、事務所の同僚がいれてくれたのをもういちどゆっくり飲みながら、調べてみました。
「やぶきた」の孫にあたるもので、宮崎県で登録された品種でした。
鹿児島の田代は昔の田代町、平成の大合併で錦江町になったようですが、鹿児島県の中では宮崎県よりです。
「やぶきた」よりアミノ酸は多く、タンニンは少ない。
水色がきれいで香味がいい。
「やぶきた」より病気に強い。
などと書いてありました。
なるほど、やわらかな甘みがあり、渋みが少なくすっきりした味わい、きれいなお茶の色。
しかも病気に強いらしいから、これから伸びてくる品種かも知れません。
でも、ちょっときれいにまとまりすぎていて、元の足りないと感じる部分もあります。(ぜいたくな感想!)
こんな、新しい品種を入れてくれた長田茶店のよしこ店長に、感謝しないといけないですね。
  
Posted by china_tea1 at 15:52Comments(0)TrackBack(0)clip!日本茶 

2017年06月15日

痢別腓まえに月)の字

今日、自民党公明党政権の強行採決により「共謀罪」が成立してしまいました。
この法律を運用するには、事前の監視が不可欠です。
犯罪防止の名目で通話やメールの盗聴がまかり通る時代に入ってしまいました。
現在でも、公安組織のだれかがどこかでこのような仕事をしているわけですが、具体的にどういうふうに行われているのか分からないだけに、非常に不気味です。
権力が、「国家の安全のため」「国民の安全のため」といった極めて抽象的な大義名分を掲げて何かをしようとするときは、本当に危険です。

こんなことも考えながら、パソコンを開いていて発見したのが、下記の現象です。、

先日、このブログで上野の涼磧覆んちゃ)をご紹介しました。
この「痢廚了ですが、私のMacのPCでは表示されないことがわかりました。
「門がまえに月」という字です。
同じappleでも、iPhoneでは表示されます。

そもそもこのブログはiPhoneで書いたのですが、日本語変換ではうまく表示できなかったので、「涼磧廚瞭麒源だけは中国語繁体字で入力していました。

パソコンの文字コードのことはよくわからないのですが、これまでも日本語と中国語繁体字を混ぜていても、問題なく表示されていたように思います。

今は、WindowsのPCで入力しています。里了は、IMEパッドの手書きから探して入れています。
これをアップして、Macで開いたらどうなるか、気がかりです。  
Posted by china_tea1 at 19:50Comments(0)TrackBack(0)clip!