FRIED DRAGON FISHドルフィンブルー

2009年02月18日

クロサギ

2007年作品 石井康晴監督

題名が 「映画 クロサギ」となっているところに
面白くもあり、テレビの違いを言いたいのであろうが
テレビであったら たぶんチャンネルを変られてしまっただろう。
映画とは 拘束されるもので 途中でチャンネルを変えるわけにもいかない。
入場料を取られて 監禁状態にすることで それが詐欺なのかもしれない。
題名からしてブラックジョークである。 

シロ詐欺は 普通の詐欺師 アカ詐欺は 結婚詐欺 
クロサギは 詐欺師を詐欺する。
ふーむ。面白いねぇ。その設定が・・・。

黒崎(山下智久)は 家族が詐欺に会って、一家心中となり
生き残ることになる。詐欺師を恨んでの詐欺師となる。

黒崎はいう
『俺はどこに行きたいんだ。
 俺はどこに向かっているんだ。』と・・・
クロサギであることは 明るい希望があるわけではない。
シロサギを食い尽くすまで、生きるということで・・・
オセロが 暗示的に使われる。

シェークスピアの
『人間は動きまわる影に過ぎぬ』という言葉と
ジュリアスシーザーの信じたことで 幕を閉じざるをえなかった
ことを ベースにするのであるが・・・
脚本家は シェークスピアに 通じているわけでもなく
シェークスピアからの 具体的な言葉を 踏んでいるだけでもない。
いわゆる素養がないということだけなのである。

盗難車のナンバープレートを変えるが みな同じ番号。
ここで 『毎度あり』になる・・・でだしは好調。
マネーロンダリング を 電子マネーでやろうとする。
おいおい。
2億円も電子マネーだったら 操作は同じであるが
犯罪に近い行為だと思われるだろう。

詐欺とは 常識と信用の上に成り立っている。
日本では 振り込み詐欺がはやっているようだが 
日本人はそれほど 信じやすいという美徳を持っていることを
ほめるべきなのかもしれない。

サギ師界のドン 桂木(山崎努)は 山崎にターゲット情報を
あたえる。そして ターゲットは 贈り物詐欺師 石垣(竹中直人)だった。
贈り物とは 高価な印鑑 である。
しかし、ヒトからもらった印鑑使うかよ。
それで、簡単に 女社長 レイコ(飯島直子)は、だまされ詐欺に会う。
レイコには娘がいて、心臓移植をしないと助からない状態だった。
黒崎は 取り戻してやると レイコに言う。

竹中直人は いつものバタ臭さがなく・・・
じっくりと抑えて演じていたのが 好感持てる。
石橋蓮司は 年寄りになったが 相変わらず風格はない。
ヤクザならヤクザらしく もっと重厚な味が出ないのだろうか?
佐分利信みたいな役者は今にはいないのかな。

石垣と黒崎の対決は そんなにスリリングではない。
法律知識を駆使したり、知的なサギテクニックはまったくない。
変装するところがポイントであるがみえ見えなのである。
(そんなことがわからんのか・・・と思ってしまう。
ふーむ。
しょうがないか。黒幕も出てくるが・・・
なぜ黒幕(鶴瓶)が捕まっちゃうのか よくわからない。
そして、最後に本命(岸部シロー)が出るが・・・
それで終わる。ふーむ。
第2作を考えているのだろうが・・・
ちょっと、脚本が荒すぎますね。もっとサギの勉強しないとねぇ。
それに、政治家が絡まないと スケールは小さくなりますね。



chinadvddiary at 19:56│Comments(0)TrackBack(0) 日本映画 

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