中国で多発する子供への性犯罪と、中国のセキュリティー市場

（１）中国で多発する子供への性犯罪
ここのところ中国で問題となっているのが、子供に対する性犯罪です。

今年の５月８日には、海南省で小学校の校長ら２人が女子小学生６人をホテルに連れ込み暴行する事件が発生。
そのほか、数年にわたって小学校の教師が児童に対してわいせつ行為をはたらく事件が中国各地で多発しています。

また、福建省の5歳の女の子が建設現場で強姦されたという報道もあります。

「子供の安全」は、中国ではとても大きな社会問題となっています。


（２）中国の「子供のセキュリティー」市場
何でも商売の目線で考えてしまって恐縮なのですが、こうした社会問題の裏側には、大きな需要が存在しているように思います。

たとえば、「ココセコム」のような、ＧＰＳが付いていて、ボタンひとつで通報できるような商品は、ニーズが高いように思います。

あるいは、「ライブカメラ」のように、幼稚園や学校などに監視カメラを設置し、保護者がパソコンなどを使って学校の様子を見ることができるサービスなども、ニーズがあるかも知れません。

性犯罪だけでなく、子供が誘拐される事件も中国では非常に多く起きていますので、子供関係のセキュリティー市場は今後巨大になると考えます。

本ブログ（ライブドア版）は予備のものです。
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中国でヒットの予感。○○型の催涙スプレー

今月の２２日から２４日まで、上海世博展覧館でセキュリティー関連の展示会が開催されていたのですが、その展示会で中国の女性に人気だったのが、口紅型の催涙スプレーとのこと。

関連記事：新浪「口红型防狼喷雾30元一支 常走夜路女性考虑购买」
（↑こちらに画像があります）

資料によると、価格は小サイズで３０元（日本円で約５００円）。大サイズで５０元（日本円で約８２０円）とのこと。（１人民元＝１６．５円で計算）
手ごろな価格設定です。

一般的な護身グッズは、黒などを基調にした物々しいデザインが多く、バッグのなかに入れることに抵抗を感じる女性が多いのかも知れません。

あるいは、おどろおどろしいデザインの護身グッズに触れることに嫌悪感を感じる女性もいるのかも知れません。

そうした女性の心理を汲み取った口紅型の催涙スプレーは、とても良いアイデア商品だと思います。

日本でも、同じような商品が売られているようですね。

防犯・護身グッズの専門ショップ・ＢＯＤＹ-ＧＵＡＲＤ「女性におすすめ　リップスティック型催涙スプレー」

 

ビジネスの基本は、「消費者が抱える問題の解決」であると私は考えています。

今回ご紹介しました「口紅型の催涙スプレー」は、二つの問題を解決していると思います。

ひとつは、「身の安全」の問題です。この問題は、社会問題（強姦など）につながってきます。社会問題として大きければ大きいほど、ビジネスチャンスも巨大になると考えます。

もうひとつは、「美しいものを持ちたい」という女性心理です。（表現を変えると、「おどろおどろしい商品はカバンの中に入れたくない」という心理です）

消費者が感じている問題をひとつひとつ解決していくことが、ヒット商品を生み出すことにつながると感じます。

中国で洗車専門店が大ヒット

本日は、車関連の話題をひとつ。

日本と違い、中国の一般的なガソリンスタンドでは洗車サービスを提供していません。（一部、もしかすると、洗車をするガソリンスタンドがあるのかもしれないですが、私は見たことがないです）

そこで、ここ数年の間に上海でどんどん増えているのが、洗車専門店。

居住エリアなどに店を出している小さな洗車屋さんがけっこうたくさんあります。

このサービスが、上海では大ヒット。
平日の夜や、休日には、お店の前に車が列をなすことがよくあります。
（中国の他都市でもヒットしているのかも知れません）

これらの洗車屋さんでは、数人のお兄さんたちが、手作業で車を洗ってくれます。
車内の拭き掃除や、掃除機掛けもしてくれて、トータルで１５元程度。
（日本円だと、約２２５円ほど）（１人民元＝１５円で計算）

私もいつも、洗車屋さんを利用します。

さて、先日発見したのが、ショッピングモールの地下駐車場に出店している洗車屋さん。

買い物をしている間に、洗車をしてくれるというサービスです。


sensha posted by (C)shm

この洗車屋さんでは、洗車１回２０元。
ただし、最初に２５００元分のチケットを購入をしなければいけません。

こうした洗車屋さんは、洗車以外にも、別料金で、ワックス掛けや、ちょっとした修理などもしてくれます。


中国のガソリンスタンドのサービスは、日本ほど多様ではありません。
そのため、洗車専門店のような、或るサービスに特化した業態が隙間を突いて伸びてくるのでしょうね。

日本では当たり前のサービスでも、中国では珍しかったり、まだ誰も手をつけていないということが十分にあると思います。

そういったサービスを中国で提供すれば、ヒットするかも知れませんね。

韓国の４０代美魔女が中国で人気

（１）韓国の美魔女が中国で人気
昨年あたりから、中国ではフィギュアロビクスが流行り始めているようですね。

フィギュアロビクスとは、韓国人のチョン・ダヨンさんが考案したエクササイズのこと。

※チョン・ダヨンさんとフィギュアロビクスについては、「にゃーのダイエット日記」さんで紹介されていますので、そちらをどうぞ。

チョン・ダヨンさんの凄いところは、４０代なのに素晴らしい体型を作り上げていること。

４０代とはとても思えないスタイルが話題となって、中国では人気が出始めているようです。

日本では、２０１０年頃からテレビ番組「ベストハウス１２３」などで紹介されて話題になっていたようですが、中国で人気が出始めたのは、２０１２年に入ってから。

検索サイト「百度」が公表しているユーザー注目度（中国語：用戸関注度）の推移を見てみると、２０１２年の中ごろあたりからネットで大きく注目され始めていることが分かります。


Jung posted by (C)shm

 

（２）積極的にメディアで露出
２０１２年に入り、チョン・ダヨンさんは中国の様々なメディアで紹介されるようになっています。

たとえば、２０１２年の秋には、中国の人気バラエティー番組「天天向上」や「我是大美人」に出演。これらの番組で、フィギュアロビクスを披露しています。

また、テレビの情報番組や、雑誌「ＥＬＬＥ」などでも詳しく紹介されており、注目されていることが分かります。

そのほか、中国のミニブログ「新浪微博」では自身のアカウントを開設。フォロワー数は、２０１３年２月８日の時点で約９万人です。

中国のテレビ番組に出演したり、ミニブログを開設するなど、中国人消費者と積極的にコミュニケーションを図ろうとする意思がうかがえます。

ちなみに、韓国のタレントや歌手の方たちは、非常に積極的に中国のテレビ番組に出演しています。韓国の芸能界が中国市場を重視していることが分かります。

 

（３）収益源のひとつは書籍販売
中国におけるチョン・ダヨンさんの収益源のひとつは、書籍販売です。

ＤＶＤ付で販売されている書籍は、定価３５元。

どれくらい売れているのかは分からないのですが、中国のオンライン書店「当当網」に書き込まれている同書籍のレビュー数は７３００人を超えています（２０１３年２月８日時点）。

中国でヒットするか、不二家の「ソフトエクレア」

（１）中国でヒットするか、不二家の「ソフトエクレア」
今日、上海のファミリーマートで見つけたのが、不二家のソフトキャンディー「ソフトエクレア」。

思わず買ってしまいました。

スティック上の小さな箱に９粒入っていて、価格は７．９元。
ソフトキャンディーとしては、価格は若干高めです。

私がコンビニ内で見たのはプレーン（ミルク味）だけですが、ほかにもバニラ味、チョコレート味があるようです。

商品の画像はこちら↓
ＴＭＡＬＬ　不二家公式ショップ

パッケージには、日本語で大きく「ソフトエクレア」の文字。
中国人消費者に対し、「日本メーカーであること」「日本のお菓子であること」をアピールしようとしていることが伺えます。

実際に、この商品の存在を私に教えてくれたのは、上海人である私の妻です。
私の妻にとって、日本語が書かれたこのパッケージは、目立っていたのかも知れません。

不二家が新たに中国に投入したこの商品は、はたしてヒットするでしょうか。

観察を続けたいと思います。

 

（２）特徴的な商品を中国で次々に展開するＵＨＡ味覚糖
さて、中国のソフトキャンディー業界において、次々に特徴的な商品を打ち出しているのが、ＵＨＡ味覚糖です。

ＵＨＡ味覚糖は中国において、次のような商品を販売しています。

＜ソフトキャンディー＞
・あずき味
・マンゴー味
・コーラ味

＜特濃ミルクキャンディーシリーズ＞
・特濃ミルク
・特濃抹茶ミルク
・特濃イチゴミルク
・特濃塩ミルク
（上述の商品の名称は、中国語の商品名を基に、筆者が日本語訳したものです）

いずれの商品も、他メーカーとの差別化を見事に実現しており、他にはない商品を販売しています。

なかでも、ソフトキャンディー「あずき味」や「特濃塩ミルク」は、その最たるものではないでしょうか。

正式なデータを持ち合わせているわけではないのですが、ＵＨＡ味覚糖のこれらの商品の中には、ヒット商品も多いのではないかと思います。

ＵＨＡ味覚糖が次にどのような商品を打ち出すのか、非常に楽しみです。