インドのITを中心に紹介します。中国以外の訪ねた国々も役立つIT情報も積極的に紹介します。中国は必要なときやネタ切れしたときだけ紹介します。

去年書いたインドネタ一覧。

おさらいと整理をかねて去年書いたインドネタの一覧をリストアップ。


【東洋経済オンライン】
急成長するアジアIT市場、同じ巨大新興国でもこんなに違う中国とインド

インドのオンラインショッピングで売れるモノ、中国に次ぐ巨大市場の可能性

【ITMedia:山谷剛史の「アジアン・アイティー」】
Athlon II搭載PCはチキンカレー何杯分?

「大事なのは見た目より機能!」というインドのデジタル&家電事情

【Internet Watch】
インド最新インターネット事情

【ASCII.jp:山谷剛史の「アジアIT小話」】
2700円Androidタブレットでインドのネットデバイスは普及する!?

インドでも「スマートフォン」と「山寨機」の人気が上昇中

加藤嘉一氏に憧れる人へ―ヤマヤ的加藤嘉一論。

なんたらかんたら今年のうちに、ってことで。

加藤嘉一って20代後半の中国絡みの人が台頭している。
テレビやメディアでの露出が著しい。
会ったこともないが、話や彼からの言葉を見るに好きではない。

「中国で一番有名な日本人」と名乗っているが、
AV女優、蒼井そら老師のほうがフォロワーが多く、
山口百恵や高倉健のほうがリアルで知っている日本人は多い。
「勝手にメディアがそう呼んでいる」と最近言い出したがそれは嘘だ。

田舎出身(決してバカにするニュアンスではない)の彼が
その閉鎖的な生活のアンチテーゼで行動力を中国で爆発させ、
中国という注目される話題で台頭したことで
人生うまいこといっている。
今の彼になろうと思っても道筋はわからないだろうが、
最初は「北京大のカリスマ」と自称してうまくいったのだし、
「デリー大のカリスマ」「ホーチミンシティで俺を知らない人はいない」
くらい名乗って成功するかもしれない。

中国についての学習を日々行い、メディアへのアウトプットをしている
中国通の間ではたぶん9:1か8:2の割合で評判が悪い。
これは僕がtwitterでフォローしている人にそういう人が多いからというのもあるかもしれない。

なによりも
「彼は中国を知らなさすぎる上に中国政府の代弁者的行動が多い」
点について中国通は「それおかしいんじゃね?」と思っている。
一方で彼をフォローする人は「がんばっているからいいじゃないか」という。

個人的には、
読者も視聴者もファンでない限り、情報が欲しくて見聞きしようとしてるのだから、
本の1章分や、4ページ記事のうちの2,3ページを自分の自慢話ばかり書いて
読み手の時間というリソースを浪費させるな。
アナタは自慢話がしたいのはわかるが、アナタの自慢話が聞きたいんじゃない。
中国の話が知りたいんだ。
と、思う。


僕は政治ウォッチャーではないが、政治系中国ウォッチャーメインで分析する
加藤論を下に挙げる。(彼の名前で検索すれば出てくるが)

加藤嘉一氏の学歴に関する若干の問題
加藤嘉一氏の北京大学進学に関する若干の問題
加藤嘉一という熱病と中国の駒
加藤嘉一とはなんなのか
加藤嘉一さんについて私が思うこと
黒色中国さんの加藤嘉一について
そんなに「加藤嘉一くん」は悪者か?…から始まったカオス的大討論



さて。

彼は20代後半でポジションをとりあえず確立し、中国で成功して日本に帰国していろんな仕事をつかんだ。
その結果、中国を知らない頭のいい(だろう)人たちが感心し、憧れ、惚れる異性も現れた。

そりゃそうだ。

中国は今日本にとって経済的にも重要で、なおかつ斜めな国・人民で注目の国だ。
お茶の間向け主要メディアじゃオピニオンリーダーだ。
本やブログを書いたって、所詮本屋の中国本棚に行くのは中国マニアだ。

中国クラスタ、中国に片足つっこんでいる皆さんはアメリカを知ってるだろうか。
日本で一番有名であろう外タレのデーブスペクターがどういうスタンスの人か知ってるだろうか。
ラモスがブラジルを語るとき、彼がどういうスタンスで語っているのか考えたことはあるだろうか。
ゾマホンがベナンを(以下略)

中国を遠くから見る日本人は疑いなく、お茶の間の人もテレビ局の人も出版社の人も惚れる。
読み手視聴者のほとんどは中国(外国)のことを知らないから話を疑うこともない。
例えばオカルトに超詳しい人がメディアによく出るようになったら彼の意見を疑う人はいるだろう。
でも中国は基礎知識がないから疑わない。
さらに「若くていいねー」と若さが下駄を履かせる。

思うところがあるんだろう。加藤氏を評価するツイートを集めている人もいる。
だいたい「若いのにすごい」と書いている。目立とうとする行動が評価される。
とにかく褒められる。いいよね。


でも。


だからって彼の後で彼に憧れて彼の真似をしても彼のようなライフワークは勝ち取れないよ。
加藤氏にも自分の生活がある。自分でとった枠はなにかないと外すことはない。
「中国で一番有名」という怪しい肩書きも、メディアとしても視聴者読者に訴えやすいし、
それを別の人に譲るってことはないだろう。

だから彼が「若者よ、中国に行け、世界に行け!」っていったって、
彼を超えられない。安全なステータスについてからそう言ってるんだもの。
彼は全体的に見ればキャリアは少ないけれど、
新しい誰かが加藤氏を追ったときには、それ以上のキャリアが加藤氏にはついてくる。
年齢同様、基本的に未来永劫中国という土俵では彼に勝てないし追いつけない。

中国を知らないで、誰かに中国を語ってもらうとき
加藤氏を呼ぶか、新しい誰かを呼ぶか。ギャラ考えなければ加藤氏を呼ぶよね。有名だもの。

加藤氏に勝てる方法。
10代で高校中退して彼を超えるコネを作って10代のうちに日中のテレビで
一定のステータスができれば彼には勝てる。
加藤氏は20代半ばで日本の表舞台に出た。10代ならインパクトあるっしょ?
(たいしたことじゃない。中国の偉い人の娘と恋に落ちて結婚すればいいだけ)

スキャンダルか嘘がばれて、彼を出す側もかばいきれなくなって、表舞台から消えれば
それなりに若い人でも加藤氏になれるだろう。
中国や香港の局はほしがってるみたいだし。

彼の本を見て憧れて、彼みたいになりたければ、
結局中国という土俵でなく、中国の次に注目を浴びる国で、
彼同様の手法で先に目立っておくのが一番じゃないの?
褒められまくって、収入も安定、おまけにもてるよ。

「デリー大のカリスマ」「ホーチミンシティで俺を知らない人はいない」

といった具合で。でもそのときは向こうの政府の駒にならないでね。
 
 
 
ちゃんとチャイナプラスワンという話題におちついたり。

海外現地調査旅行について

 電車の中で携帯電話であれこれ見るのは、ページデータの読み込み時間とかいろいろモッタイナイので紙でもダウンロードしたオフラインコンテンツのほうがいいよ。オンラインは時間を浪費する。

 なので電車の移動時間の間で何か読むべく、平成13年、つまり10年前に出たインドIT本を購入、読みはじめた。中古でなら時間も経過した本だし1コイン+消費税で買える。



 この本、慶応大教授でグローバルセキュリティリサーチセンター所長と、そのセンターの研究員2名が章ごとに書いている。

 僕自身海外に調査に行くとき、知らない場合は現地のJETROにアポとるか(企業人なら誰でもできる。要予約。)、経済的に規模が小さくJETROのない国では、JICAの熱意ある若い方とお茶をすべくアポをとるかして情報を収集する。現地で働いている人の視点を日本人感性の日本語で聞くことには意味がある。

 JETROが扱いそうな、人口小国でなく経済的に小さな国でもない国だと、その国の団体を紹介してくれるケースがある。たとえばインドのITを知りたいといえばNASSCOMとかを紹介してくれる(…だろうと思う)。

 現地の国の担当者(例えばNASSCOM)からいえば、海外から市場に興味を持ってくれる人が来るのだから、国の魅力を語るなら「インドはどれくらいすごいのか」、都市の魅力を語るなら「バンガロールはどれくらいすごいのか」をプレゼンテーションで紹介する。その後現地の団体とかはニーズにかなったオススメの会社や学校にひっぱっていって、「当社にはどれくらい日本語使いがいて、ISOを取得してるか」とか、そういった会社の定番のプレゼンテーションをやってくれる。
 
 
 「そうした現地調査旅行インド編」を(本を読む限りは)ヒアリング旅行の視点からびっしりと書いているのが実はこの本。インテリな人とインテリな人が会えば、企業的統計的視点、かつ現地のインテリ成功者からの立場で見るから、かろうじてパソコンを持ってるくらいのちょい上ランクの庶民が何を考え、何をしたくて、何が欲しいのかが見えないのだ。(そこで僕の登場ですよ♪とプチアピール)

 もうちょっというと、誘致する外国側はその国その土地のいいことしか言わない。一方でモノ書きとしてはそれでは提灯記事になってしまうと、自分なりに経験則や知識を元にネガティブ要素を考えてバランスをとる。「政情ガー」とか「インフラガー」とか書いてバランスをとる。
 
 
 そこで読み手は満足して知ったと勘違いしちゃだめ。
 
 
 でもこの現地のヒアリングというのはないと困るモノで、数日間の調査旅行は本で代行できる情報だけで終わりそうだし(僕自身経験が浅いときは旅行のかなりの部分を占めていたときもあった)、そういう意味ではこれからインドに行くならこういう本を読むのはすごく大事。

 たとえば中国にしても、はじめて行くならこういう「中国の市場規模は数年前からこれだけ拡大して~」のようなプレゼンの会話さえも録音したような本は大事だろうし、ブラジルだろうとロシアだろうとインドネシアだろうとそういう本は大事だろう。こういう本って、調査旅行の初期段階でがっちりヒアリングして学習して自前の知識を附加して書いていけばいいので、足を棒にする必要はないから比較的書きやすいので本は揃ってるはず。
 
 
 だからこういう本を読んで予習した上で、それだけに満足せず、読んだ上でJETROに行ったときに突っ込んだ質問をして税金で働いているJETRO職員を馬車馬のように走らせて、自らも得た知識を元に町歩きをし、本当に必要な企業と会う、これこそが要領のいい海外現地調査旅行ではないか?と学歴がよろしくなく規模の小さい自営業者が一人語りしてみた。 
 
 
P.S.ヤマヤよ、そんなお前はどうなんだ?という疑問点については

連載コラム年間200本のライター術
IT版深夜特急企画と中国在住という選択
ダメ記事が増えた日本の中国報道に喝!

を自己紹介代わりにさせていただきたく。
どうぞよろしくお願いします。
山谷剛史
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